at 20:25│ブータンのお祭り 

2011年08月04日

まだ間に合う、秋のブータン旅行!

黄金色の棚田、軒先に干されるトウガラシ、秋晴れの空などブータンの秋の風物詩は多くありますが、ブータンの秋といえば何といってもティン プー・ツェチュです。
ツェチュとは「10日」という意味で、ブータンで広く信奉されているチベット密教の祖・パドマサンバヴァの生涯に起きた12の重要な出来事 は、すべて10日に起きたと信じられています。

会場は国王のオフィスがあり、普段は厳粛な雰囲気の漂うタシチョ・ゾン横の広場です。
ティンプーの街中はお祭りに向かう車で溢れていて、敷地内を歩くとお祭りムードが漂っています。

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タシチョ・ゾン横が会場

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人でにぎわう会場

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ツェチュの様子はテレビ中継されます

神聖なお祭りの中でも特に見ごたえがあるのはラクシャ・マンチャムです。
閻魔大王の裁きの場面を表現し、因果応報の教えを説くチャム(仮面舞踊)です。
善人と悪人が閻魔大王の裁きを受け、死後の行き先を決められる様子がダイナミックに繰り広げられ、見ごたえ抜群です。

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閻魔大王に触れようと群がる人々

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人々の中心で舞踊が執り行われる

見どころは舞踊だけではありません。おめかしをして来ている地元の人々の立派なゴ(男性の民族衣装)・キラ(女性の民族衣装)や
特別な瞬間を楽しんでいる一人一人の表情、家族ぐるみで来てピクニックをしている和やかさなど、
目を向ければたくさんの光景が広がっています。

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会場を見渡すと色とりどりの民族衣装

是非この秋ブータンに、ティンプーツェチュが行われるタイミングで訪れてみては いかがでしょうか。

ティンプー・ツェチュ祭とウォンディポダン・ツェチュ祭 

秋のブータン大横断 

皆様のご参加お待ちしています。

「ブータンの秋祭り」特集ページ

at 16:00│ブータン現地情報 

2011年07月11日

7年ぶりのブータン

こんにちは。大阪支社の米谷です。

普段は中東・アフリカ・南米を主に担当していますが、先月7年ぶりに添乗でブータンを訪問しました。7年という歳月の間には、ブータンの様々なところで変化を目にすることができたと思います。前回訪問した時はまだ先代の第4代国王ジグメ・センゲ・ワンチュックの時代でしたが、2008年に国王も第5代ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュックに変わっています。

現在、ブータンの玄関口パロにはインドのデリー、タイのバンコク、ネパールのカトマンズ、バングラデッシュのダッカなどから飛行機が飛んでいます。ブータン国営航空ドゥック航空のみが唯一ブータンに乗り入れする航空会社で、現在ではエアバス319が乗り入れ、以前と比べると運航状況も非常に良くなりました。

ドゥック航空
≪ドゥック航空のエアバス319機材≫

前回訪問した2004年当時はまだパロの滑走路が拡張される以前であったために、エアバスは着陸できず、ブリティッシュエアロスペース(現BAEシステムズ)の4発ジェット旅客機BAe146という機材で運航していました。

パロの空港は相変わらず非常にのどかな空港です。滑走路は拡張されたものの、雰囲気はあまり変わっていない印象でした。しかし、山間にあるパロ空港への着陸は迫力があります。山の間にパイロットが雲の隙間をみつけ、そこから一気に滑走路めがけて降下していきます。空港から近い山肌の大きな木が切り倒されていましたが、ガイドのウゲン氏曰く「離発着の際、危ないので切り倒した」とのことでした。

入国審査にも以前と比べて大きな変化がありました。
以前はコンピューターシステムが導入されておらず、入国時には係員に入国許可書のリストを提示し、その順番に並んで手続きをしていました。現在ではコンピューター管理されているため、このリストをださなくても個人個人がパスポートを出すと、入国許可番号がリンクされ、表示されるようになっているようです。しかし、今回1つの列だけはコンピューターが動いておらず、マニュアル対応していたので、入国許可書の提示を求められ、なんともブータンらしいなと感じました。

また、2004年12月以降、禁煙国となったブータン。外国人であれどタバコの喫煙が許可されるのはホテルの部屋の中のみ。持ち込みには200%の関税がかけられるという大きな変化もありました。

そうこうしているうちにブータンに無事全員入国。両替を済ませ、パロの町にて昼食をとり、観光をスタート。国立博物館の見学へ向かいました。国立博物館はパロ・ゾンの見張り塔として建てられたタ・ゾンを改築して博物館に改造したものです。

国立博物館パロ谷の眺望
≪国立博物館≫                 ≪パロ谷の眺望≫


博物館に到着するやいなや、パロの町全体が停電のため、「現在内部は真っ暗で見学できない」と言われてしまいました。止むを得ず、外観の写真撮影を済ませて、先にパロゾンの見学へ。

パロ・ゾンは正式にはリンプン・ゾンと呼ばれます。ゾンという建物はブータン各地に点在していますが17世紀、群雄割拠の時代にブータンを統一したンガワン・ナムゲルが重要な拠点に建てたお城の様な建物です。現在では行政及び宗教(仏教)の中心的な機関が事務所を置いており、ブータン内の各県にはこのゾンが設けられています。

パロゾンパロゾン(四天王の壁画)
≪パロゾン≫                 ≪パロゾンの四天王の壁画≫

パロゾンにかかる橋
≪パロゾンにかかる橋≫

パロ・ゾンに入る際にも前回訪れたときにはなかったルールができていました。
観光客であっても「長袖の襟付き」着用が義務付けられているのです。ブータン人はゾンに入る際は正装の必要があり、男性は民族衣装のゴにカムネ 、女性はラチュといわれるスカーフのような布を肩からかけなければなりません。観光客も現地で民族衣装を着て観光する場合、このカムネとラチュを着用しなくてはなりません。男性は足元も黒色のハイソックスに黒っぽい色の靴を着用する必要があるので注意が必要です。
※実際には観光客は白のスニーカー以外なら入場可能だそうです。

パロゾンを見学し、そろそろ停電も終わるかと思い再度、国立博物館へ足を運んだ所、「停電で見学ができないので係員は博物館を閉めて帰ってしまった」というのです。こういうブータン人ののんびりとした気質はあまり変わっていない様でした。博物館の見学は5日目に回すことにし、首都ティンプーへ向けて出発。

ティンプーへの道も新しくなっており、以前は2時間以上かかった道も、現在では1時間半ほどで到着できました。2008年の第5代国王の戴冠式のために海外から来賓を迎えるにあたって道を整備したそうです。

まだまだ様々な変化がありましたが、残りは次回の記事で報告したいと思います。

大阪支社・米谷健吾

at 17:36│説明会 

2011年06月30日

ブータン説明会〈大阪〉終了いたしました。

皆様、こんにちは。大阪支社の川口です。

東京、大阪と1日違いで行いました「ブータンの秋祭りと東ブータン説明会」
昨日、大阪も無事に終了いたしました。

梅雨明けしたの?と確認したくなるほどの猛暑の中、ご来社いただきまして本当にありがとうございます。

和気あいあいとした雰囲気のなか、質問も飛び交いながら皆様の疑問点も解消できたのではないかと思います。
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説明会の抽選会でプレゼントさせていただいた「キシュタラ」
白地に色とりどりの模様糸を施したキシュタラは古くから晴れ着として女性を美しく着飾ってきました。

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ブータンのお祭りでは、見学しに来る人々のよそ行きのキラやゴを見るのも楽しみの一つ。
一年を通じて多くのツェチュ祭が行われるブータン。
中でも首都・ティンプーで行われるツェチュは春のパロ・ツェチュと並んでブータン最大のお祭りです。

おかげ様で、今年も催行が決定しております。
「ティンプー・ツェチュ祭とウォンディポダン・ツェチュ祭」

コースご参加の皆様、ご希望の方にはブータン滞在中、ブータンの民族衣装を貸し出しています。
是非、晴れ着に身を包んでお祭り見学に出かけましょう!



at 20:11│説明会 

2011年06月28日

ブータン説明会ご参加いただきありがとうございます

クズザンポーラ

毎日じめじめとした天気が続いていますね。
今日はさんさんと太陽が照りつける真夏日。暑い中、説明会ご参加のためにご来社いただき
ありがとうございました。

今回は東京本社5階会議室にて開催。13名様のご参加をいただきました。
この説明会ではブータン再訪を考えられている方、一度に西から東へ大横断されたい方、織物の里へ
訪れてみたい方、様々なご興味の方がご参加されていました。

今回ご紹介させていただいたツアーの設定は10月から11月が中心。
11月は冬に近づくため3000M近くの峠を越える時や標高が高い場所では肌寒い時期ではありますが
空気が澄んで天候が安定する時期でお勧めです。

今年新発表の東ブータン「ブロクパの里を歩く」コースも冬は峠に雪が積もってしまうため、
ツアーができるのは春か秋だけ。天候が安定している秋はベストシーズンです。

今年を逃すともう来年!是非、ご検討ください。
お陰様でツアーでの申込みもいただき、10/4発「ブータン大横断」のコースは間もなく催行決定です。
人数限定のコースですのでお早めにお申込みください。
10/15発「ヒマラヤ織の里・東ブータン探訪」ももう間もなく催行決定いたします!

改めてご来社いただきまして誠にありがとうございました。


at 19:13│ブータンの食事 | ソバ

2011年06月22日

ブータンで食すソバ

ブータンの食事。続きましてソバのお話を。

IMG_5716ブータンの主食は日本と同じくお米。標高2,700mあたりまで、棚田でお米を作っています。ツアーでの食事でもお米がたっぷりと出てきます。お米の種類は白米と赤米。赤米は見た目はインディカ米のような長細いお米ではなく日本のお米に近いですが、粘り気が少し少ないです。食べてみるとぱさぱさですが、ブータンの食事には欠かせないエマ・ダツィ(チーズと唐辛子)、ケワ・ダツィ(ジャガイモと唐辛子)を混ぜて食べると、そのぱさぱさ感も気になりません。リゾットテイストで召し上がっていただけます。その他、黄色いご飯を見ますがこれはトウモロコシライス。お米の獲れない東部ではトウモロコシの栽培が盛んで、乾いた乾燥トウモロコシを炊き込んだご飯です。

10月ともなると、パロ、ティンプー、プナカあたりは収穫を迎えた稲穂が黄金色に輝き、しっかりと実った実をつけて頭を垂れている様子をご覧いただけます。更にバスを走らせ中央ブータンの中心地ブムタンへ近づくと、その景色も変わります。
タ・ゾンから黄金のパロ谷をのぞむ
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<国立博物館からパロ谷をのぞむ>          <黄金色に輝く棚田>

今までは黄金色に輝く稲穂が目を楽しませてくれていましたが、少しずつピンク色の花が目に飛び込んでくるのです。
この花は実は「ソバの花」。ソバの花といえば白い花を連想する方が多いと思いますが、ここブータンではピンク色の花です。標高の高いブムタン谷はお米を育てることができずソバを栽培しています。そしてソバ料理が名物。また中国との国境に近いハでもソバ料理を楽しむことができます。
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<ピンク色の花はソバの花 ジャカルにて>      <ちょうど脱穀をしている場面に遭遇>

ブータンのソバ料理で最も有名なのはプタ。これはソバ粉で作った焼きそばのようなものです。唐辛子と卵と一緒に炒めて食べることがポピュラー。ちょっと味が薄い場合は醤油をちょっぴりたらすといいお味。
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<卵と炒めたポピュラーなプタ>            <レストランで出てきた唐辛子たっぷりのプタ>

P1010858またソバ粉の皮でカブの葉などの野菜を包んで焼いたヒュンテ。ブータン風焼き餃子とも言うべき食べ物です。写真はないのですが、ブムタン谷を訪れた際にホテルの朝食で並んでいたのはパンケーキ・クレ。蜂蜜をつけて食べると絶品です。






ツアーでは実際に伝統器具を使ってプタ作りを体験します。
プタはつなぎなしの100%ソバ粉で作ります。作り方はいたって簡単。
まずはソバ粉に水を入れてしっかりとこねていきます。ドライバーさんは自分の感覚で水を入れていきます。これも普段から作りなれているからでしょうね。
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<一生懸命こねます>                     <後は押し出す!>

こねた後は、伝統器具”プタ製造機”に少しずつ入れて”ところてん式”に押し出して麺を作るのです。これがなかなか重労働。付加をかけるために、器具に座って押し出すことになります。
今では電動の機械があるようですが、ツアーでは昔ながらのプタ製造機を使います。
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プタ体験

<意外と重労働で座って体重をかけます>         <伝統的なプタ製造機>

前回は出来上がった麺をそのまま湯がいて、日本のソバのようにして食べてみました。つなぎなしといってもぱさぱさした粉っぽさは気にならず、日本のそばつゆで召し上がっていただきましたが、風味豊かな味が口いっぱいに広がります。
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<茹で上がったソバ 日本のそばつゆと共に>       <伝統の漆塗りの器と共に>

ブータンを訪れた際には、是非お召し上がりください。

※ブータンツアー↓
行って・見て・感じるブータン

at 10:30│ブータンの食事 

2011年06月20日

肉無し月

クズザンポーラ!!

先日の「ブータンの松茸」の記事、ご覧いただけましたでしょうか。
では、私も(数回にわたり?)食に関するお話をさせていただきます。

今日は、現在進行形で行われている「肉無し月」についてです。

ブータンでは、年に2回「肉無し月」があります。殺生を戒めるという宗教的な理由で導入された「肉無し月」。ブータン暦の1月(西暦の2月ごろ)と、4月(西暦の6月ごろ)がそれにあたり、その1ヶ月間は、お肉屋さんは営業停止になり、肉の販売が禁止されています。今年は、6/2~7/1がブータン暦の4の月に当たりますので、今まさに真っ只中です。

「肉無し月」の期間中は、肉の販売は禁止されていますが、食べることは禁止されていません。ですので、ブータン人はお肉屋さんが閉まる前に大量の肉を買い込むそうです。そして「肉無し月」の時も、冷蔵・冷凍保存した肉や、乾燥する冬に干し肉にした肉を食します。

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 <パクシャパー(干し肉使用)>

自ら殺生はしないけれども、お肉大好きブータン人・・・
「肉無し月」の前に、お肉を買い込むブータン人・・・
なんだか矛盾があるような気がしますが、そういうところがブータンの良いところなのかもしれません・・・。


ちなみに、ドゥック航空では「肉無し月」期間中は、機内食がベジタリアンメニューになるとホームページに記載されています。通常時は、「ベジ or ノンベジ?」と客室乗務員の方が聞いて回ることが多いのですが、私が乗った前回の「肉無し月」では「オムレツ or ヌードル?」などと聞かれ、ベジミールのみでした。

観光客のメニューは、通常時と「肉無し月」とでは、大きな違いはありません。いつでもブータン料理をご堪能いただけますので、ご心配なく。

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<干し肉:冬のパロにて>

at 10:16│ブータン現地情報 

2011年06月16日

ブータン国王の結婚式

クズザンポーラ!

前回の記事で「ブータン国王ご成婚!」を掲載いたしましたが、ご覧いただけましたか?
社内で「一体いつなんだろうね?」「どこでやるんだろー」といろいろ話をしていましたが、
先週、ブータンの手配会社の人からメールが届きました。

ブータン5代目国王様の結婚式は10月13日に執り行われるそうです。
まだどこで行われるか、どういった人が招待されるのかといった詳細はまだのようです。
またまた社内では「首都のティンプーであるのかな?それとも別なところ?」といった話に華がさいています。
ちょうどこの時期は、ティンプー・ツェチュ祭という秋の一大祭りが終わった後にもあたりますので
ティンプーのお祭りの準備、結婚式と忙しい日々が続きそうですね。

10月といえば斜面に広がる棚田が黄金色に染まるとても美しい時期。
チベットへの勝利を意味し、いまは廃墟のドゥゲ・ゾンの周囲や、ボンデと呼ばれる地域は棚田が
とても美しい場所です。
10月は天候も安定しブータンヒマラヤを望むことができるシーズンでもあります。
是非、お勧めの時期です。

また国王様の結婚式の情報が入りましたらご報告させていただきます。