at 07:00│いにしえの遺跡・石窟 | シルクロード

2015年04月10日

もう一つのシルクロード 仏教美術を求めて

皆様、こんにちは。

待ちわびていた春到来。
ちょうど季節の変わり目で、出掛ける服装に迷う時期ですね。

今回は3月に行ってきた中国、黄土高原の仏教美術を訪ねる旅についてご紹介します。

そもそも黄土高原とはどのあたりを指すのかというと・・・
黄河中流部流域を通る山西省、陝西省、寧夏回族自治区、甘粛省、内モンゴル自治区などの行政区域をまたぐ高原地帯です。地図上で指せば、ちょうど中国の真ん中の内陸のところ。

これまで弊社では観光オフシーズンの12月~3月にあたる冬場のみツアーを設定していました。今年は通年でツアーを設定しております。寒いのが苦手という方でも大丈夫。
もう一つのコアなシルクロードをたどりに、是非ご参加ください。

ツアーの魅力を伝えるべく、中でも、昨年2014年に「シルクロード 長安=天山回廊の交易路網」として世界遺産にも登録された3つの石窟たちをご紹介いたします。
 

①『彬県大仏寺石窟』

西安からバスに乗って約2時間の彬県にあるスポットです。
古来のシルクロードの道がここにあっただけでなく、現在に至っても、さらに西方のウルムチへと続く、国道312号線上のシルクロードの主幹線上沿いに位置しています。唐の時代、2代皇帝・李世民が戦死した将兵を弔うため、628年に建てました。

入口をくぐると、目前には400メートルの長さがある立体岩が寺院と一体化しています。ここにはなんと洞窟が合計130個、仏像を安置する石室446所、仏像が1,980個あるそうです。

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石窟には説明してくれる専門ガイドさんもいるので、詳しい話が聞けます。

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ここ一番の見どころは何と言っても中央の大仏窟にある、高さ23.5mの阿弥陀如来像。甘粛省では一番大きなもので、唐代に特徴的なふくよかな体つきをしています。

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阿弥陀如来の左に立つ、観世音菩薩。右側には実は大勢至菩薩が立っています。

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「明鏡台」と呼ばれる楼閣は清代に建て直されたもの。全部で5層ありますが、第一層には「覚路(悟りへの道)」と記されています。

明鏡台



いかがでしたでしょうか。
さて、次回は甘粛省の天水にある麦積山をご紹介します。


そんな仏教美術を訪れるツアーはこちら
↓ ↓ ↓
「黄土高原と仏教美術の旅 8日間」







at 20:00│チベット 

2014年12月11日

2014年 午年のカイラス山巡礼 その1 タルチェンへ

2014年はカイラス山の年となる午年でした。一回の巡礼で12回巡礼した功徳がつめる特別な年です。

特別な年に巡礼するカイラス山巡礼。例年よりも多くの巡礼者で賑わうことが予想され複雑な手続きとなりましたが9月に出発した2グループは無事に4日間の巡礼を終え、帰国の途につきました。

今年の巡礼の様子をご紹介します。

1)カイラス巡礼の拠点となる町タルチェンへ
標高4,675m。富士山よりも高いこの地へは十分に日数をかけて、徐々に標高をあげながらしっかりと高度順応をしながら向かいます。

マユム・ラ(峠:5,211m)を越えると間もなく到着です。
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タルチェンの町に入る前にマナサロワール湖とナムナニ峰を遠望します。
マナサロワール湖は、ナムツォ、ヤムドク湖と共にチベット三大聖湖とされる湖です。北をカラコルム山脈、南をヒマラヤ山脈に囲まれたヤルンツァンポ川(ブラマプトラ川)の最上流にあり、サンスクリット語から名付けられていて、「マナ」=宝、「サロワール」=湖の意味です。チベット名は「マパム・ユンツォ」と呼ばれます。
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マナサロワール湖からはカイラス山の南面を遠望することができます。雲に覆われがちな一日でしたが、一瞬の晴れ間からカイラス山の全容を望むことができました。
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そしていよいよタルチェンの町に到着。小さな町に例年よりも多くの人が集まっていました。
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翌日から一周52㎞のカイラス山巡礼が始まります。


***2015年 カイラス山巡礼コース掲載 「チベットの旅」パンフレットは間もなく発表です***

at 20:00│貴州 | お祭り

2014年10月17日

トン族の大宴会・百家宴

中国・広西チワン族自治区に暮らすトン族。釘を使わずに木造の建築物「鼓楼」や「風雨橋」を村につくることでも有名ですが、その村で行われる季節ごとのお祭りもとても賑やかで有名です。
今回はお祭りの際の踊りや食事を特別手配した「百家宴」を紹介します。

村の入り口でトン族の女性の唄のお出迎え。トン族は声調が8つもあるトン語を使うことからも唄がとても上手。
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続いて鼓楼の前で歓迎の踊り。女性は傘をもち、男性は大きな芦笙を演奏します。
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唄と踊りが終わると食事の準備が始まります。村人総出で、家庭ごとに自慢の料理を持ち寄ります。
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野菜たくさん、肉料理もあります。
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テーブルにたくさんの料理が並びます。
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村の人々と一緒に踊ることもできます。
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トン族のお祭り体験「百家宴」をぜひ体験してみませんか。


***「百家宴」を体験、さらにミャオ族の恋愛のお祭り「姉妹飯節」も見学するコース***
4/29発『ミャオ族・トン族の里めぐりと春の恋愛祭り 姉妹飯節見学』
今年の姉妹飯節はゴールデンウィークのお休みぴったりです。



at 20:00│チベット 

2014年09月09日

冬・巡礼シーズンを迎えるチベットへ

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秋から冬にかけてチベットは晴天率が高く、澄み渡るチベタンブルーの空が見られます。
朝晩は少し冷えこみますが、日中は太陽のおかげで暖かく過ごしやすく、日焼け対策が必要なくらい。そしてこの時期、農閑期に入ったチベット仏教徒たちが、ラサを目指します。

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ラサでは、ラサの心臓部である大昭寺、ゲルク派六大寺のデプン寺やセラ寺、そしてこの聖なる都の象徴ともいえるポタラ宮と、巡礼者たちの恋い焦がれる場所は、ごった返していました。念願かなってこの地を訪れた人たちは、一心不乱に五体投地を繰り返します。

冬は観光客が少なくなり、チベット仏教を信仰する人たちで溢れ、この神秘の世界にどっぷりとはまれるおすすめの時期です。ぜひ冬のチベットに足を運んでみてください。


***西遊旅行で行くチベット
添乗員同行コース 青蔵鉄道で行くチベットの旅
個人旅行 

at 18:00

2014年08月22日

【番外編】ミャンマー精霊信仰の聖地ポッパ山へ

ミンガラーバ!夏も佳境を迎えていますが、お盆を終えミャンマーから帰 国すると、日本の方が暑く感じるくらいでした。これからの季節、ミャンマーをはじめ、アジア方面の旅行は乾季のベストシーズンを迎えま す。

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ただ、雨季だからといってせっかくのお休みにご旅行を諦めるのはもった いない。5月下旬から10月中旬と、雨季は長いですが、暑季の4月、5月に比 べ暑さが少しましになります。また場所によって気候も異なります。バガンやマンダレーといった内陸は砂漠地帯にあたり、雨に降られること は雨季であれ比較的少ないです。(日本の梅雨の時期より雨は少ない)とはいっても雨具は必須。突然雨に降られることもございます。一年のうちの半分近くを占める雨季の一面を体験すれば、 ミャンマーをより理解できること間違いなしです。ともあれ9月以降は雨季も落ち着く頃。本格的な乾季が近づいています。

今回はそんなミャンマーの見逃せない観光地の一つ、ポッパ山とその麓の 岩峰タウン・カラッについてご紹介します。バガン空港から車で約1時間の田 舎道を進むと遠くに見えるポッパ山は標高1518mの死火山、その麓のタウン・カラッは737m。デベソのような不思議な外観のタウン・カラッの頂き には寺院があります。
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大部分のミャンマー人が信仰する仏教ですが、それが全土に広まる10~11世紀以前から信仰されてきた土着信仰がミャンマーにはあります。その神々、ナッ神は今でもこの国の人々に信仰され、拝 められています。ポッパ山はそんなナッ信仰の総本山とされます。

またボーミンガウンというミャンマー人に大人気の大僧正が 20世紀中頃、ここで15年間瞑想修行を行ったことから、大切な仏教徒の聖地の一つでもあります。

そんな霊験あらたかな場所に行くには一筋縄ではいきません。タウン・カラッを登る参道の入り口から、てっぺんのお寺まで行くには777段の急な階段を上がる必要があります。
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注意したいのはここに住むたくさんの猿たち。訪れる人を気にも留めず、 我が物顔で走り回っています。入口で売っている紙包みの猿の餌を与える人の姿もちらほら。子猿もいて可愛いですが、開いたカバンやペット ボトルの水まで狙ってきますから注意が必要です。
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途中から裸足になり、頂上まで約30分。自分のスピードでゆっくり登ります。てっぺんはもちろん途中、見下ろす景色も美しく、吹き抜ける風もとても心地良 いものです。
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サンスクリット語で「ポッパ」は「花に溢れた」という意味です。ここは 一年を通して快適な気候のおかげでその名の通り、周辺は花と緑に覆われ、美しい姿が見渡せます。
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またこの場所だけでなく、ミャンマーでは観光地をまわる時、たいがい裸 足になる必要があります。個人的にはミャンマーの裸足観光は好きです。脱いだり履いたりと面倒なこともありますが、何より現地人に混じっ て裸足で床の感触を楽しむのも楽しいし、慣れてしまえばこっちのもの。木造であったり、大理石であったりと素材を肌で感じることができる のも観光する上で忘れられないことでしょう。

さて、てっぺんに到着。そこで聖人ボーミンガウンや仏像、ナッの神々、 上からの景色を見て20分程かけて、階段を下ります。

ツアーでもこの場所は見過ごせません。このパワースポット、ポッパ山の 麓タウン・カラッを訪れに是非ミャンマーへのご旅行にご参加下さい。

大阪支社 米田藍

at 20:00│高山植物 | 大自然

2014年07月14日

アムネマチン山麓でブルーポピーを観察

花の開花時期はその種類や年によって変わりますが、7月初旬から中旬は各地で 最も多くの花が見られる高山植物観察のベストシーズン。
昨年に引き続き今年も幻の花ブルーポピーを求めて青海省アムネマチンの山麓を訪れるツアーに同行させていただきました。例年よりも寒い日が続いたとのことで開花状況が心配されましたが、多種の花々の観察を楽しむことができました。今年観られた花々をご紹介します。

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黄河源流域のオリン湖湖畔にてブルーポピー(メコノプシス・ホリドゥラ)

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マチンへの道中にて赤のポピー(メコノプシス・ブニケア)

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マトゥへの道中にてブルーポピー(ふちは紫、中心に向かって青色、2色の花弁)

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マトゥへの道中にてイエローポピー(メコノプシス・インテグリフォリア)

それぞれの高山植物の観察ポイントは道路のすぐ脇の斜面にあるため、この地域では、歩かずに道中で高山植物観察が出来るのが大きな特徴です。
長い時間のハイキングが少し苦手という方にもぜひおすすめしたい高山植物の宝庫です。
来年の7月ベストシーズンに訪れてみませんか。

2014年のツアー「花のアムネマチン山麓と黄河源流域を訪ねて」

at 18:00

2014年06月25日

憧れの青蔵鉄道で崑崙(こんろん)山脈を越える!

こんにちは!
先週は「青蔵鉄道で行くチベットの旅」に同行させて頂きました、原川です。
梅雨真っ盛りの日本はじめじめした暑さが続きますが、
チベットでは幸いにもお天気に恵まれ、からっとした晴天続きの日々でした。
今回は、青蔵鉄道から見た風景をご紹介したいと思います。

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 黒い車体に黄色いラインが特徴の青蔵鉄道

私たちが乗車したのは西寧西駅。
現在西寧駅が改修工事中の為、プレハブの西寧西駅が使われています。
西寧駅は2015年に完成するとのこと。もうすぐです!

西寧西駅を出発すると、しばらく荒涼とした大地が続きます。
よく見ると、放牧された羊の群れもいます。
そして1時間程進んだところで、中国最大の青海湖が一面に広がります。

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 放牧された羊の大群                     中国最大の青海湖


中国最大の大きさを誇るだけあり、約1時間程、車窓より青海湖を眺めることができます。

その後、雪をかぶった山脈が見えると、標高があがってきたことを実感し、胸が高鳴ります。

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 山々の景色も少しずつかわってきます


西寧西駅から終点ラサ駅までの乗車時間は約24時間。
その間の停車駅は5駅しかなく、その中でも降車できる駅は限られています。
降車できる駅の直前には車両のドアの前に待機し、列車がホームに止まると
ばっと飛び出して、わずか5分ほどの間にホームに写真を撮りに行きました。

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 夕方停車した徳令哈(デリンハ)駅のホームより    深夜に停車した格爾木(ゴルムド)駅

車内で一晩眠り、朝目を覚ますと標高がぐっとあがっていました。
車窓からは幻想的な雪山の姿。

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 独特な形の雪山が連なります

そしてお待ちかねの青蔵鉄道のハイライトに近づいていきます。
列車で到達できる世界最高地点、海抜5,072 m の唐古拉峠(タングラ)と、
そのすぐ先には唐古拉(タングラ)駅が待ち構えています!
この駅は停車しないので、通過する瞬間をねらってカメラのシャッターを切ります。

IMG_3986IMG_7194 青蔵鉄道最高到達地点唐古拉峠(タングラ)        一瞬のうちに通過した唐古拉(タングラ)駅

タングラを通り過ぎた後も、世界で最も高所にある湖の一つ、ツォナ湖(海抜4594m)や
純白の雪を頂く壮大なニェンチェンタンラ山脈等、まだまだ列車の旅の楽しみは終わりません。

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 周囲の山がツォナ湖の表面に映り込みます       ニェンチェンタンラ山(7,162m)

標高の高い所にしか住むことのできない「ヤク」もたくさん見ることができました。
そして列車はだんだんと標高を下げ、チベットの聖地ラサに近づいていきます。
さらに今回はちょうど菜の花の咲き始めの時期にあたり、畑の緑と菜の花の黄色が
色鮮やかに車窓に広がります。

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 放牧されたヤク                              眼前に広がる菜の花畑

約24時間の車窓からの眺めを満喫し、列車はついにラサに到着です。

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 ラサ駅のホームより                    ラサ駅外観

列車での長旅、お疲れ様でした!
・・・と言いたいところですが、ここからがチベットの旅スタート。
聖地ラサでの滞在に、期待に胸を膨らませてラサ駅を後にしました。

ぜひ、皆様も青蔵鉄道に乗車してみてはいかがですか。


■青蔵鉄道に乗車できるコース■

「青蔵鉄道で行くチベットの旅」
・8月10日発・・・催行決定
・8月23日発・・・間もなく催行 ※ラサのショトン祭見学
・9月13日発・・・間もなく催行

「チベット大縦断」
・9月17日発・・・間もなく催行
・10月9日発・・・間もなく催行