シルクロード

2016年05月27日

もう一つのシルクロード 仏教美術を求めて③

「黄土高原の仏教美術を訪ねる旅」、
最終回は3つ目のシルクロード世界遺産、『炳霊寺石窟』をご紹介いたします。

③『炳霊寺石窟』
甘粛省の省都・蘭州の黄河北岸にこの石窟はあります。

ここへ行くには、劉家峡水ダムからモーターボートで約1時間。
小さなボートで風を切って走ります。

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全長200mにわたる石窟は一六国時代の西秦420年から隋、唐、明、清時代まで造営され、
最盛期の唐代には3,000人もの僧侶が居住していたと言われます。

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険しい渓谷にあり、他宗教からの破壊や外国人探検家による持ち出しを逃れたため、
貴重な仏像が多く残されています。

「炳霊」とはチベット語で「十万仏」を意味しているそうです。

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高さ27mの磨崖仏、唐代作の弥勒仏。

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対岸より、巨大な磨崖仏を眺めながらの青空ランチ。

ここでも一般開放窟だけでなく、
特別拝観窟へツアーへはご案内いたします。
急な木造階段を上って見る価値は十分にあります。

「黄土高原と仏教美術の旅」、いかがでしたでしょうか。

黄土高原に華開いた仏教芸術を訪ねて、
ぜひ興味のある方はお申し込みください。

そんな仏教美術を訪れるツアーはこちら
↓ ↓ ↓
「黄土高原と仏教美術の旅 8日間」


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2016年03月15日

もう一つのシルクロード 仏教美術を求めて②

皆様、こんにちは。

前回、「黄土高原の仏教美術を訪ねる旅」について書かせていただきましたが、その延長です。
今回は2つ目のシルクロード世界遺産、中国四大石窟の一つ『麦積山石窟』をご紹介いたします。

②『麦積山石窟』
甘粛省2番目の大都市、天水にあるスポットです。 
麦積山はその形状が収穫した麦束を積み上げた様の孤丘なので、そう名付けられました。

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高さ200mの断崖絶壁に、194窟(東崖に54、西崖に140)、塑像・石像約7200体、
壁画約1300㎡が現存しています。

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造営は後秦(384-417年)から清に至るまで千数百年、絶え間なく続けられました。
実際、訪れてみると、その価値、迫力には驚き、「東方彫塑館」と呼ばれる所以も十分納得できます。

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各石窟の崖は、幅狭い桟道で結ばれており、観光客は桟道と階段を上り下りしながら、
石窟巡りをします。高所恐怖症の方は少し苦手かもしれません・・・

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特別拝観窟も、見学いたします。
鍵がかけられており、係員さんに鍵を開けてもらわなければいけません。

いかがでしたでしょうか。
さて、次回は最終回。蘭州、炳霊寺についてご紹介いたします。


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「黄土高原と仏教美術の旅 8日間」





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2015年04月10日

もう一つのシルクロード 仏教美術を求めて

皆様、こんにちは。

待ちわびていた春到来。
ちょうど季節の変わり目で、出掛ける服装に迷う時期ですね。

今回は3月に行ってきた中国、黄土高原の仏教美術を訪ねる旅についてご紹介します。

そもそも黄土高原とはどのあたりを指すのかというと・・・
黄河中流部流域を通る山西省、陝西省、寧夏回族自治区、甘粛省、内モンゴル自治区などの行政区域をまたぐ高原地帯です。地図上で指せば、ちょうど中国の真ん中の内陸のところ。

これまで弊社では観光オフシーズンの12月~3月にあたる冬場のみツアーを設定していました。今年は通年でツアーを設定しております。寒いのが苦手という方でも大丈夫。
もう一つのコアなシルクロードをたどりに、是非ご参加ください。

ツアーの魅力を伝えるべく、中でも、昨年2014年に「シルクロード 長安=天山回廊の交易路網」として世界遺産にも登録された3つの石窟たちをご紹介いたします。
 

①『彬県大仏寺石窟』

西安からバスに乗って約2時間の彬県にあるスポットです。
古来のシルクロードの道がここにあっただけでなく、現在に至っても、さらに西方のウルムチへと続く、国道312号線上のシルクロードの主幹線上沿いに位置しています。唐の時代、2代皇帝・李世民が戦死した将兵を弔うため、628年に建てました。

入口をくぐると、目前には400メートルの長さがある立体岩が寺院と一体化しています。ここにはなんと洞窟が合計130個、仏像を安置する石室446所、仏像が1,980個あるそうです。

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石窟には説明してくれる専門ガイドさんもいるので、詳しい話が聞けます。

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ここ一番の見どころは何と言っても中央の大仏窟にある、高さ23.5mの阿弥陀如来像。甘粛省では一番大きなもので、唐代に特徴的なふくよかな体つきをしています。

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阿弥陀如来の左に立つ、観世音菩薩。右側には実は大勢至菩薩が立っています。

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「明鏡台」と呼ばれる楼閣は清代に建て直されたもの。全部で5層ありますが、第一層には「覚路(悟りへの道)」と記されています。

明鏡台



いかがでしたでしょうか。
さて、次回は甘粛省の天水にある麦積山をご紹介します。


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「黄土高原と仏教美術の旅 8日間」







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2013年08月26日

黄金色のシルクロードへ

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いよいよ夏も終わり、9月中旬から10月にかけてシルクロードのベストシーズンでもある秋がやってきます。気候的には朝晩は冷え込むことがありますが、日中は暑さも和らぎとても過ごしやすい時期です。

西域南道のポプラが黄葉し、タクラマカン砂漠周辺の胡楊は黄金色に色づきます。
胡楊はヤナギ科の落葉高木。ポプラの仲間で和名を「コトカケヤナギ」と言います。胡楊の葉は他の植物と違い、「針のような細い葉」と「卵円形」のものと成長過程で、その形態を変えるおもしろい植物です。
中国では新疆が主要な自生地で、乾燥や塩分、強風にも強く、建築材・家具や紙の原料としても利用されています。 黄色に色ずいた胡楊に砂漠の景観はまるで絵画の様です。

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特に民豊から輪台までの第一砂漠公路、尼豊からチェルチェンの道中、車窓からも美しい景観をお楽しみいただけます。

美しい秋を迎えるシルクロードへぜひお出かけください。


~秋・シルクロードへの旅~
10/10発「タクラマカン砂漠完全一周」 催行決定/残席僅かです

10/12発「古都・西安から敦煌へ」 間もなく催行決定

10/12発「幻の黒水城と西夏王国」 間もなく催行決定

10/14発「新疆シルクロードの旅 12日間」 間もなく催行決定






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2012年08月07日

天山からの甘い贈り物

草原の町・ナラティからバインブルク草原までは国道217、218号線を通って行きます。だんだん山に近づくにつれて、道の左右にオレンジ色の瓶が並んだ棚が、道路の両脇に次々と現れはじめました。さらにその周辺には、30cm四方の木箱がいくつも置かれています。一体何でしょうか、少し立ち寄ってみましょう。
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これはカザフ族のハチミツ売りのお店です。採れたてのハチミツがたっぷり入った大きなバケツから、小分けの瓶に詰めてそのまま販売しているのです。何の花から採れた蜜ですか?と聞くと、「そのあたりに咲いている花だよ」との答えが。なるほど道すがら、山の斜面には高山植物が色とりどりの花を咲かせていました。ハチミツは花の種類もさることながら、採取する時期などによって風味が異なります。DSCF3198色々な花の蜜が混ざり合ったハチミツは、独特のクセもなく鼻に抜ける香りも軽やかでテクスチャーもさらっとしており、何より取れたてで新鮮です(採れたて新鮮すぎて、中にはハチがそのままの姿で入ってしまっている瓶も・・・)。お値段も500gで30元からと、とってもお手頃。
日本のNHKでも、天山のハチミツによって一獲千金を夢見た親子のドキュメンタリーとして特集された事もあるほど、天山のハチミツは高品質で中国国内でも大変人気があります。

天山をはさんで反対側、キルギスのイシク・クル湖周辺でも同じように養蜂家からハチミツを購入する事が出来ます。天山のハチミツは、気候の中、短い夏の時期にだけもたらされる黄金色の恵みですなのですね。
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天山からの甘い贈り物に出会う・天山北路を行くツアーはこちら!
幻のシルクロード・シャーテ古道と緑の草原ハイキング


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2012年07月31日

こんな風景に出会いたかった!草原の天山北路

7/20発「天山北路・ステップルートを行く」から帰国しました。
シルクロードという言葉からは、果てしなく広がるタクラマカン砂漠やラクダの群れ、オアシス都市・・・茶色の大地をイメージしますが、天山山脈を隔てた北側の地域は降水量も多く、緑豊かな草原地帯です。放牧を営むカザフ族やモンゴル族が多く暮らし、いわゆる「シルクロード」のイメージとはかけ離れた風景が広がっています。その中から、中国第二の広さを誇る草原・バインブルクでの一コマをご紹介。

草原保護の為、入口からは域内専用の混載のバスへ乗り換えます。草原の中をバスに揺られる事小一時間、絶景ポイント「九曲十八湾」麓に到着です。麓から、絶景めざして丘の上のビューポイントを目指して登って行きます!
周りには高山植物がたくさん咲いていて、河の景観そっちのけでフラワーウォッチングをする人の姿も多くみられました。初夏の北新疆は、高山植物の宝庫でもあるのです。

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丘を登ること30分・・・眼前にはこんな光景が!
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傾斜がほとんど無い草原を流れる河は左右に大きく蛇行しながらゆったりと流れていきます。広角で撮ってくればよかった・・・写真ではダイナミックな景色が伝わらないのがとっても残念です・・・

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       河の反対側の風景も美しいです。鮮やかな緑の草原がまるで模型のようです。

バインブルクは天山山脈の中に位置し、標高が2000mを越える地域のため、夏でも天候が悪い日や朝晩はかなり肌寒く感じます。5月から9月中旬と一年のうちに限られた時期しかご案内する事の出来ない地域、また次回のツアーでご紹介させて頂きたいと思っています!来年1月、2013年度シルクロードパンフレットの発表をお待ち下さい。次回は、観光地ではない道中の一コマをご紹介させて頂きたいと思います。

天山北路を行くツアーはこちら!
幻のシルクロード・シャーテ古道と緑の草原ハイキング

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2012年05月08日

新疆シルクロードの旅より帰国しました

前回の更新は、なんと2月の添乗帰国報告でした・・・。
だいぶ間が空いてしまいましたね。今回は再度、ツアーからの帰国報告レポートです!

4/28発「新疆シルクロードの旅9日間」コースの添乗より先日帰国しました。新疆へはツアーで何度も足を運んでおりますが、実は9日間のハイライトコースにご一緒させて頂いたのは今回が初めて。このコースならではの見どころを、ご紹介したいと思います。

まずはウルムチ/カシュガル・ウルムチ/北京天山山脈越えフライトです(北京/ウルムチフライトは夜の為外の景色は見えません)。

ウルムチ/カシュガル 天山山脈越えフライト
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ウルムチ/北京 天山山脈越えフライト(今回は日程変更のため夜の便でした。夕焼け!)
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いかがですか?この景観!ただの移動では終わりません。天候に左右されますが、飛行機のフライトは雲の上。今回も地上は曇り空でしたので、ご覧頂ける確率は高いと思います!


そして何と言ってもイチバンのこだわり活気溢れる田舎のバザール訪問。バザールの代名詞:カシュガルの日曜バザールも良いけれど、西遊旅行ならではの訪問地、自信を持ってお勧めできます。

◆ハンディ月曜市◆
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帽子屋さんの一家。現地の言葉で話しかけたらとても喜んでくれました。そして右はバザールの内部の様子。写真では広さが伝わらないですね。テントの下にたくさんのお店が並び、その外側には飲食店が並び、さらにその外では動物の取引も行われています。

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飲食店の様子です。ここはゆでた羊肉の量り売り。その他、ナン、サムサ、ラグメン屋など・・・昼前にバザールでやって来て、小腹を満たしているところです。新疆はイスラムの地域、敬虔なムスリムはバザールの一角で礼拝を行います。

◆チマン水曜市◆
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ロバ車、馬車が次々と通り過ぎます。大通り沿いに長く市がたつチマンのバザール。その羊はいくら?と話しかけたらこの笑顔。結局値段は分からず仕舞・・・


その他、予定外にご案内させて頂いたところもあり毎日が大充実の9日間でした。
いよいよ本格的なシルクロードシーズンの始まりです。9日間コースは8月9月、お勤めの方にもご参加頂きやすい日程です。
カラクリ湖訪問・南新疆鉄道乗車の12日間コースは6月が催行決定しています。

憧れのシルクロードへ、一歩踏み出してみませんか?

新疆シルクロードの旅9日間はこちら
新疆シルクロードの旅12日間はこちら


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2011年06月22日

シルクロードのオアシス都市 敦煌 

皆様、こんにちは。大阪支社の清水です。
今回、中国方面のブログを書く機会をいただきました。

先日、「古都・西安から敦煌へ」のツアーから帰国いたしました。敦煌―。かつて河西四郡のひとつとして栄えたこの都市は、歴史的にいくつもの王朝の興亡を経験しながら、シルクロードの西と東を結ぶ交差点の要地として栄えてきた都市です。敦煌には、中国三大石窟のひとつであり、ユネスコから世界文化遺産にも登録されている莫高窟をはじめとし、多くの見所があります。弊社のツアーではその敦煌にゆったり3連泊していただく日程をご用意。ホテルも、鳴沙山からわずか2kmに位置する、シルクロードの建築と内装を意識した雰囲気たっぷりの敦煌山荘をご用意させていただいております。

それでは、敦煌の魅力、そして弊社企画「古都・西安から敦煌へ」のツアーの魅力を、ひとつずつご紹介させていただきましょう。

●莫高窟
鳴沙山(めいさざん)の断崖に穿たれた石窟の数、実に734窟。1000に上る石窟内部に描かれた壁画の総面積は、なんと4万5000㎡。創作された塑像の数は2000体にものぼります。『砂漠の大画廊』の異名を持つこの壮大な仏教芸術は、1987年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。紀元後366年、五胡十六国時代に仏教僧の楽僔が、夕陽を浴び金色に輝く三危山に千仏の威厳を感じたのを発端に、向かいに聳え立つ鳴沙山の崖に石窟を掘り始めたことがこの石窟の始まりだと言われています。弊社ツアーでは、一般公開窟とともに、特別拝観窟にもご案内。莫高窟に精通する専門の日本語研究員がガイドを担当しますので、とても分かりやすいとご好評をいただいております。

莫高窟入口 


●鳴沙山
 シルクロードと言えば、駱駝に乗って砂漠をいくキャラバン達の姿の光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ホテル敦煌山荘からも眺望できる鳴沙山では、そんなキャラバン達の気分を味わっていただくにふさわしい、駱駝乗り体験ができます。鳴沙山を駱駝に乗って、かつてシルクロードの交易を支えたキャラバン達に、是非想いを馳せてみてください。写真は鳴沙山の駱駝達と、月牙泉の風景です。

らくだ 


鳴沙山


敦煌では、地元のローカルマーケットの雰囲気をたっぷりの沙州市場で、敦煌名物・砂鍋も召し上がっていただきます。砂鍋を召し上がった後は、沙州市場を散策。地元の人もよく利用する市場で、ローカルな雰囲気を満喫していただけます。

『古都・西安から敦煌へ』のツアーは、現時点で7月23日発のコースが既に催行決定しております。
8月20日発のコースにつきましては、催行間近となっております。

ツアーの詳細につきましては、こちらのページをご確認ください。
       ↓↓ 
古都・西安から敦煌へ

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2011年06月09日

装飾が語る、シルクロードの謎

突然ですが、こちらの写真をご覧下さい。

イスマイール・サーマーニー



ウズベキスタンの古都・ブハラにある、イスマイール・サーマーニ廟という墓廟です。
※ブハラに関しての詳細は、中近東スタッフブログ「西域浪漫飛行」へどうぞ


なぜ、中国ブログでウズベキスタン?
注目して頂きたいのは、入口の装飾。

イスマイール・サーマーニー廟
拡大



門の上にあるこちらの模様。
敦煌・莫高窟の天井画のいくつかと、全く同じ模様をしているのです。

仏教寺院の天井(木造)をドーム状に組み上げていく段階で用いられた形状から派生した模様とも、簡略化された蓮の花とも言われているこの模様。
どちらにせよ、古代中国の仏教的環境から伝わった装飾文様という事は間違いなさそうです。


なぜ、遠く離れた中国とウズベキスタン(当時はサーマーン朝という、中央アジア初のイスラム王朝でした)、ましてや造られた年代も異なる二つの建築において同じ意匠が見受けられるのでしょうか?

長い時間をかけて、模様の持つ宗教的な意味合いが薄れていき、単純な「パターン」としてかの地へ伝わった、とも考えられますが、はっきりした事は解らず、全ては憶測にすぎません。


シルクロードのロマンを感じる謎のひとつだと思いませんか?



敦煌・莫高窟を訪問するツアーはこちら
古都・西安から敦煌へ
タクラマカン砂漠完全一周

ブハラを訪問するツアーはこちら
中央アジア・五ヶ国の旅






nomoto_saiyu at 13:00|Permalink

2011年06月06日

遥かなる西域へ 別れの地・陽関

「西の方、陽関を出ずれば故人なからん」

唐代の有名な詩人・王維による「送玄二使安西」の有名な一説です。
古代中国と西域を繋ぐ地であった陽関は、今も敦煌郊外に残されています。

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敦煌市内から陽関へは70km程。
立派な入口の奥に残る丘に、かつての陽関の一部であるといわれるのろし台が残っています。
のろし台は高台に位置しているため、眼下には延々と広がるゴビ灘を望むことが出来ます。
その他には何も残されていません。ただただ、乾いた大地が広がるのみです。

タクラマカン砂漠完全一周 018


当時における砂漠への旅は、どれほど過酷だった事でしょうか、全く想像もつきません。
せっかくなので、現地ガイドさんに「送玄二使安西」の詩を漢文で朗読してもらいました。


~ひとたび陽関を出て西へ向かえば、杯を交わせる知り合いはいないのだから~


遥か昔、詩に詠まれた場面に立ち、かつての旅人に思いを馳せる。
何とも贅沢な時間だとは思いませんか?
派手さはありませんが、陽関は敦煌の中で最も好きな場所の一つです。


7/23発 古都・西安から敦煌へ間もなく催行決定です!ご検討中の方、是非こちらの出発日へどうぞ!
玄奘三蔵ゆかりの玉門関、嘉峪関も訪問します!

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2011年05月27日

夏のシルクロードを楽しむコツ

日本は大部分の地域が梅雨入りしましたね。
ぐずついた空模様が続くと、青空が待ち遠しく感じます。

中国シルクロード地域は、短い春が過ぎさりまもなく暑い夏を迎えます。
典型的な大陸性気候なので、年間を通じて雨が少なく乾燥し、夏と冬、朝晩と日中の気温差が大きいことが特徴です。一日、そして一年の寒暖の差が大きい気候が、糖度の高い果物を育むのですね。
さくさくとした甘いメロン・ハミ瓜を筆頭に、トルファンの葡萄、カシュガルのざくろなど・・・

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7月から9月にかけての時期が最も暑く、日中の気温は35度以上になります。日差しは強いですが乾燥しているため日本のような蒸し暑さはなく、朝晩や屋内では涼しく感じられることもあります。
服装は日本の夏と基本的に変わりませんが、日差しが強いため、ゆったりとした長袖のシャツをお勧めしております。
帽子、サングラス、日傘といった日よけの対策もお忘れなく。


暑さは思わぬところにも影響を及ぼします。
冷たい飲み物を多く飲みすぎてしまい、胃腸の調子を悪くしてしまう方が比較的多いのが夏の時期。
また、ハミ瓜、スイカといったシルクロードを代表するフルーツが旬の季節なので、お食事の際などに口にする機会も多いことから、知らず知らずのうちに胃腸を冷やしてしまいます。
生野菜を食べる習慣がほとんどない為、現地の人々は果物をよく食べます。しかし、食事の際に必ずといっていいほど口にするのは冷たい水ではなく、「暖かいお茶」なのです。
この話を聞いてから、私も現地では常に水筒を持ち歩き、現地では夏でもほとんど冷たい水を飲まないようにしています。
現地の人にならい、水分補給の際は出来るだけ暖かいお茶を召し上がって下さいね。


夏はシルクロードに最も活気がある季節。
バザールでは色とりどりの果物が並び、屋台が連なる夜市は遅くまで賑わいをみせる文句なしのベストシーズンです。
快適に過ごすコツを抑え、夏ならではの魅力を是非、楽しんで頂きたいと思っています。


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nomoto_saiyu at 20:17|Permalink

2011年05月24日

シルクロードのバザール

皆様こんにちわ、大上です。

今日は、地元の人たちの生活を知るには一番の新疆ウイグル自治区のバザールのお話です。

これから夏になってくるとなんと言っても果物。
バザールには所狭しと果物が並びます。
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スイカやハミウリは、間違いなく新疆に行く楽しみを倍増させてくれます。
夏は暑さが厳しいですが、果物がおいしくなるので、やはりシルクロードのベストシーズンは夏だと思います。
時期により異なりますが、スイカやハミウリはバザールで10元前後(約140円)で買うことが出来ます。

カシュガルの、地域最大規模を誇る日曜バザールでは、地元のウイグル人たちが、商いを行います。ここでは、豊富な果物を生かしたドライフルーツから、日用品、衣服など、様々なものがそろいます。
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また、田舎のバザールには、田舎の風情があります。
西域南道に位置するケリヤでは、簡単なテントを建てただけの所に人々はロバ車で売り物を積んで遠路はるばるやってきます。
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このような田舎の風景は、西域南道ではどこでも見ることが出来ますが、ここケリヤのバザールには、一つ特徴があります。それは、世界一小さい帽子としてギネスブックに登録されているケリヤ帽です。これはここの村にしかありません。
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昔の伝統が少しずつ薄れていき、若い人は被りませんし、おばあちゃんも被っている人も少ないのですが、見つけることが出来ると嬉しくなります。

そんな魅力あふれるバザールを、弊社のツアーでは多数訪れます。
ケリヤを訪れるのは、タクラマカン砂漠完全一周新疆シルクロードの旅12日間
新疆シルクロードの旅 9日間では、ハンディやチマンの素朴なバザールを訪れます。
是非ご検討ください!



ohue_saiyu at 11:00|Permalink

2011年04月19日

シルクロード基本情報ページができました!

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シルクロード旅行のベストシーズンは?
現地での食事はどんなもの?
どのような服装で行けばよい?

中国シルクロードへのご旅行に関心をお持ちの皆様をお手伝いさせていただくべく、シルクロード基本情報ページをアップいたしました。
ご旅行の時期や、観光内容等をご検討いただく際の参考材料にしていただければ幸いです。
さらに詳しい事を知りたい!という方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

基本情報ページはこちら
シルクロード基本情報

中国シルクロードを訪問するツアーはこちら
シルクロードの旅

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2011年04月15日

おいしいウイグル

ウイグル料理とは、どんな料理?
本日は、イメージのつかみ辛いウイグルのお食事を少しだけご紹介します。
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タクラマカン砂漠完全一周 312


ラグメン
まずはウイグル料理人気ナンバーワンといっても過言ではない、ラグメン。

「ラグメン」という食べ物自体は新疆~中央アジアで広く食べられていますが、地域によって見た目はかなり異なります。
新疆のお隣・キルギスでは、トマトベースのスープの中に麺、にんじん、じゃが芋、香草がたっぷり。
さながら風味はロシア料理のようです。
新疆のラグメンは、たっぷりの具と麺が別のお皿に別れて出てくる事が多いです。
お皿の上に具を載せて、しっかり混ぜて食べましょう。
コシのある麺はうどんの様でおいしいですが、油を使って打っているので食べすぎは禁物です。

※ラグメンの亜種では、丁丁炒麺(ディンディンチャオメン)が私のお気に入りです。
麺を細かく切って(その様子が丁丁)炒めているので味がしっかり混ざっており本当においしいです。

ナン
KHG職人街


ナン
続いては、メインにもおやつにも、そして盛り付けのお皿にもなる万能選手、ナン。
イースト菌を使わずに焼いたパンのようなもので、種類も色々。ウイグル族の主食です。
本当においしいナンは、焼きたてもさることながら翌日になってもカチコチにならず、サクサクとした感触でおいしいのです。
ナンといえば、ウズベキスタンのサマルカンドが有名ですね。新疆のナンは、サマルカンドのナンよりも若干小ぶりですが、味は負けていません。

タクラマカン砂漠完全一周 306
ポロ


ポロ
黄色いご飯はポロといいます。ポロはピラフが語源といわれる、ウイグル式炒めご飯です。こちらも中央アジア全域で一般的な料理です。各地域や、家庭によって違いがあり、冠婚葬祭などで必ず振舞われるウイグル料理の横綱です。にんじんの甘い風味が食欲をそそりますが、日本人の私たちには油っぽく感じられますのであまり食べ過ぎないように気をつけて下さい。
シシカバブ
お隣のシシカバブ。羊肉に、香辛料をたっぷりつけて食べます。夏の夜は、屋台からもうもうとシシカバブを焼く煙があがる中、漢族もウイグル族も、ビール片手にシシカバブ。新疆・夏の風物詩です。安いものは1~2元、お肉がしっかりしたものは5元ほど。
ヨーグルト
そして、ヨーグルト。タクラマカン砂漠のイメージとは異なりますが、新疆には広大な牧草地帯があります。
このため、乳製品も豊富であり、ヨーグルトもよく食べられています。
比較的小柄な人が多いウイグル族ですが、北新疆の人は乳製品を多く取るので長身な人が多いとの話!?



日本に比べると油を多く使った料理が多いウイグル料理ですが、これは乾燥地帯に発達した食文化だからこそ。腹八分目で楽しんでみてはいかがでしょうか。


~西遊旅行の新疆への旅はこちら~
9日間コース
12日間コース

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2011年03月31日

ウイグル 踊りの風景

ラマダン明けで賑わいを見せる、いつかのウルムチの街にて。

道端にはあちこちに多くのテーブルが出され、通りすがりの人に振舞うナンと葡萄が置かれていました。
広場では常設のステージの下で、ダップと呼ばれるタンバリンのような太鼓のリズムに合わせ、男性たちが輪を作り、掛け声をかけ楽しそうに踊っていました。お膳立てされたイベントではなく(その証拠にステージの上には誰もおらず、ラマダン明けを祝う横断幕がかかっているだけ)自然発生的に始まった踊りの輪だったのでしょう。

道端では露店を営むおじさんの子供も、ダップのリズムにあわせて嬉しそうに体を揺らしていました。



「ウイグルの子供は、歩き出したら踊りはじめ、言葉を話し出したら歌いはじめる」

ウイグルの人々の生活に、音楽と踊りが深く深く根付いていることをよく表現しており、強く印象に残っている言葉です。
とにかく、ウイグルの人々は歌、音楽、踊りが大好き。人が集まるところでは、必ずといっていいほど場の後半では歌と踊りが始まります。
一般的には、男性は静かにどっしりと構え、肩を張ってリズムを刻みます。女性は指先まで柔らかく、どちらかというと流れるようにリズムをとっているように感じます。

同じリズムを刻んでいても、踊り手や踊り方一つで受ける印象は全く異なります。ダイナミックであり扇情的でもあるウイグルの民間舞踊。本来ならばもっと詳しくご紹介したいのですが、言葉では説明することが出来ません。

百聞は一見にしかず。是非、新疆でご覧になって下さい。


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~西遊旅行の新疆への旅はこちら~
9日間コース
12日間コース

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2011年03月10日

シルクロードのコトバ

新疆ウイグル自治区に暮らすウイグル族は、母語としてウイグル語を話します。

ウイグル語は中央ユーラシア全域で話されるテュルク諸語(トルコ語系)の一つであり、新疆内では漢語と並んで公用語としての位置づけです。
(いわゆる「北京語」は漢語ではありません。日本でも、江戸っ子言葉が標準語と異なるように、北京語をベースとした「標準語」を漢語と表現します。中国国内にはこの漢語の検定も存在しており教職やアナウンサーなどの言葉を扱う職業の人は、高いレベルが要求されます。)
先に記したとおり、中央アジア全域で話される言葉は一部を除いて親戚関係にあるため、多少の違いはありますがウイグル語を覚えておくと中央アジア全域で大方通じます。中でもウズベク語とウイグル語は95%同じ、とウズベキスタンで聞きました。

ウイグル語はシルクロードの旅をさらに楽しむツール。現地の言葉で挨拶すれば、きっと笑顔でこたえてもらえます。是非覚えて現地で使ってみて下さい!
タクラマカン砂漠完全一周 254


こんにちは:アッサラーム アレイクム
(イスラム圏共通の挨拶ですね)

ご機嫌いかがですか?:ヤクシム スィズ?
(ヤクシーがgood、スィズはあなた)

私は・・・を好きです:メン ・・・ニ ヤクシ キョルメン
(・・・をあなた=スィズに変えると、、、I LOVE YOU)

ありがとう:ラフマット

おいしい:レズィズ

ごめんなさい:ケチュルン

さようなら:ホシュ!

※カタカナ表記の為、若干の発音の違いはご容赦下さい。


nomoto_saiyu at 18:54|Permalink