2016年04月12日
絶景!パンゴン・ツォへの道
最近、世界の絶景に関する本やテレビ番組で度々取り上げられるようになった、
インド北西部・ラダック。
中でも、荒涼とした風景の中に紺碧の水面が美しく輝く湖「パンゴン・ツォ」は、
一度は行ってみたい絶景として人気です。
「天空の湖」パンゴン・ツォ。
インドの人々にとっても、パンゴン・ツォは今や憧れの旅行先。
1998年、映画「Dil Se(ディルセ 心から)」の挿入歌のロケ地となったことから
インド中南部の人々にも知られるところとなり、
2000年代を代表する映画「3idiots(きっと、うまくいく)」や「Jab Tak Hai Jaan(命ある限り)」で
カリーナ・カプールがスクーターに跨り爆走するシーンや、アヌシュカ・シャルマが飛び込むシーンから
人気が爆発しました。
今回は、そんなパンゴン・ツォについてご紹介いたします。
レーを出発して約2時間、荒涼とした山々を背景にそびえるチェムレ僧院。
パンゴン・ツォは、ラダックの中心地・レーから片道約150km。
ゆっくり休憩をはさみながら、車で約5~6時間の距離です。
湖に到着する前にも、美しい景色が次々と出迎えてくれます。
2015年8月13日に訪れたサクティ谷。このときは青々としていますが、2週間のうちに大麦の収穫が始まります。
本日の最難関(?)、チャン・ラ(峠:5,360m)。
ティクセ僧院やチェムレ僧院などを通り過ぎ、標高5,360mの峠、チャン・ラを越えます。
レーで夏服を着ていても、ここでは上着が必要です…。
可愛いマーモットが出迎えてくれることも。
そして、荒涼とした風景の中に、ついに天空の湖、パンゴン・ツォが現れます!
標高は4,250m。
水に塩気が含まれるため、藻が生えず、魚も生息しないこの湖は、
天気によって、青緑、紺碧、青…様々な姿を見せてくれます。
ついに姿を現した…
パンゴン・ツォ!!!
場所や天気によって、色が変わります。
パンゴン・ツォは全長134㎞、幅は最大5㎞。
中国・チベット自治区との国境に位置し、60%はチベット自治区内にあります。
かつてはシャヨク川やインダス川の支流に流れ込んでいましたが、
自然にその流れが堰き止められ、完全に独立。
周囲には、国境をまたぐ「越境湿地」が形成されています。
この湿地帯は、夏の間インドガンやアカツクシガモなど渡り鳥の重要な飛来地となっていることもあり、
ラムサール条約において、国際的に重要な湿地だとみなされています。
青と青緑のグラデーションも…。
冬は峠が雪で閉ざされるため、夏の間だけ行くことができる絶景パンゴン・ツォ。
この夏、訪れてみてはいかがでしょうか???
photo : Rieko Ueno
text : Megumi Nakatani
パンゴン・ツォを訪れるツアーはこちら
インド最北の祈りの大地 ラダック
インド北西部・ラダック。
中でも、荒涼とした風景の中に紺碧の水面が美しく輝く湖「パンゴン・ツォ」は、
一度は行ってみたい絶景として人気です。
「天空の湖」パンゴン・ツォ。
インドの人々にとっても、パンゴン・ツォは今や憧れの旅行先。
1998年、映画「Dil Se(ディルセ 心から)」の挿入歌のロケ地となったことから
インド中南部の人々にも知られるところとなり、
2000年代を代表する映画「3idiots(きっと、うまくいく)」や「Jab Tak Hai Jaan(命ある限り)」で
カリーナ・カプールがスクーターに跨り爆走するシーンや、アヌシュカ・シャルマが飛び込むシーンから
人気が爆発しました。
今回は、そんなパンゴン・ツォについてご紹介いたします。
レーを出発して約2時間、荒涼とした山々を背景にそびえるチェムレ僧院。
パンゴン・ツォは、ラダックの中心地・レーから片道約150km。
ゆっくり休憩をはさみながら、車で約5~6時間の距離です。
湖に到着する前にも、美しい景色が次々と出迎えてくれます。
2015年8月13日に訪れたサクティ谷。このときは青々としていますが、2週間のうちに大麦の収穫が始まります。
本日の最難関(?)、チャン・ラ(峠:5,360m)。
ティクセ僧院やチェムレ僧院などを通り過ぎ、標高5,360mの峠、チャン・ラを越えます。
レーで夏服を着ていても、ここでは上着が必要です…。
可愛いマーモットが出迎えてくれることも。
そして、荒涼とした風景の中に、ついに天空の湖、パンゴン・ツォが現れます!
標高は4,250m。
水に塩気が含まれるため、藻が生えず、魚も生息しないこの湖は、
天気によって、青緑、紺碧、青…様々な姿を見せてくれます。
ついに姿を現した…
パンゴン・ツォ!!!
場所や天気によって、色が変わります。
パンゴン・ツォは全長134㎞、幅は最大5㎞。
中国・チベット自治区との国境に位置し、60%はチベット自治区内にあります。
かつてはシャヨク川やインダス川の支流に流れ込んでいましたが、
自然にその流れが堰き止められ、完全に独立。
周囲には、国境をまたぐ「越境湿地」が形成されています。
この湿地帯は、夏の間インドガンやアカツクシガモなど渡り鳥の重要な飛来地となっていることもあり、
ラムサール条約において、国際的に重要な湿地だとみなされています。
青と青緑のグラデーションも…。
冬は峠が雪で閉ざされるため、夏の間だけ行くことができる絶景パンゴン・ツォ。
この夏、訪れてみてはいかがでしょうか???
photo : Rieko Ueno
text : Megumi Nakatani
パンゴン・ツォを訪れるツアーはこちら
インド最北の祈りの大地 ラダック
※ツアーを一部離団してオプショナルツアーにてパンゴン・ツォを訪れることができます。
nakatani_saiyu at 12:51│
│ラダック