ヒマーチャル・プラデーシュ州

2014年04月18日

花咲くロータン・パスへ

インド好きの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日本もやっと春がやってきて、今年も桜がきれいに咲きました。
これからは、新緑の季節の到来です。

新緑の季節と言えば、北部インドも緑の美しい季節がやってきます。
これからインド平野は暑い暑い季節を迎えます。
しかし、インドは広い国です。少し北に上がると、山岳エリアがあります。

インドに山岳エリアがあることを意外に思われる方もおられるかも知れません。
6月、7月以降、緑や花の美しいインドがそこにはあります。
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7月はブルーポピーやエーデルワイスなど、多種多様な高山植物が咲く美しい季節です。インドヒマラヤを背景に、色とりどりの花々の観察を存分にお楽しみいただけます。

西遊旅行では、高山植物が咲き乱れる7月のベストシーズンに限定し、ツアーを設定しています。

ヒマーチャル・プラデーシュ州には昔からインドのハネムーンとして人気のマナリという風光明媚な街があります。
そのマナリからラダックのレーへ抜ける峠がロータン・パスです。
標高は3,980メートル。冬は閉ざされており、丁度日本のゴールデンウィークくらいに再開されます。

ロータン・パス付近では、幻の花・ブルーポピーなどの花々が咲きます。
勾配のきつい箇所はありませんので、ゆっくりと散策を楽しむことができるのです。


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お寺やガンジス河ばかりがインドではありません。
花と緑が溢れるインドを是非体験してみて下さい。

リピーターの方はもちろん、初めての方も新しいインドとの出会いがそこには待っています。


****ロータン・パスへ行く西遊旅行のツアー****
ロータンパス・パスとダラムサラ
インドヒマラヤ冒険行
チャンタン高原 天空の湖パンゴン・ツォとツォ・モリリ

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2013年08月17日

リトル・ラサ-ダラムサラ ~ヒマーチャル、旅の途中②~

「花のロータン・パスとダラムサラ」の見所をもう一つご紹介、ダラムサラです。


訪れたのは、「リトル・サラ」と呼ばれるダラムサラ(ヒマーチャル・プラデーシュ州)です。
ここは、1959年にダライラマが亡命して以来、チベット亡命政権が置かれている都市です。
当時インドの首相だったネルー氏が、閑静なこの町をチベットの人々の為に用意しました。
もともとは、イギリス人たちが避暑地として住んでいた町です。
チベットの人々は、ダライラマに謁見する為、そしてチベット人としてのアイデンティティを持ちながら
生きる為にこの地を目指します。

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ダラムサラの中心・マクロードガンジ

その逃避行は、国境警備の手が薄くなる厳冬期に集中するそうです。
凍傷により手足を失ったり、命の危険を冒してでもヒマラヤ山脈を越えてやってくるのです。

中には小さな子供もいます。
彼らは、もう二度と両親と会えないかも知れないのです。
そんな子供たちの暮らす場所、チベット子供村があります。
そこには、乳幼児~18歳くらいまでの子供たちが、約2,000人も暮らしています。
ホームと呼ばれる宿舎で、男女5歳~18歳までの子供たちが、
お互いの面倒をみながら家族のように暮らしています。

またベビーホームには、5歳以下の子供たちが暮らしています。

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あどけない笑顔を見せてくれる彼らが、辛い越境を経験し、ここへやってきたなんて信じられません。
少しでも力になることができれば・・・
そう思いました。

また、ダラムサラにはノルブリンカ芸術文化研究所があり、チベットの精神的・文化的遺産、伝統芸術・技術を保存し発展させる為の取り組みが行われています。
ここでは、タンカを描いたり、刺繍をしたりする作業を見ることができ、チベット人のこれからの希望の光を感じることもできます。

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タンカを描く青年

また今回、このノルブリンカのワークショップでは、チベットの精神的指導者として、
ダライ・ラマ、パンチェン・ラマに次いで重要な人物とされているカルマパにも謁見することができました。
彼は、私たちを見て、軽く会釈をして下さいました。
残念ながら写真を撮ることは許されませんでしたが、忘れることはないでしょう…


「チベット」と聞くと辛い歴史を思い浮かべがちですが、
ここダラムサラへ来ると、その歴史もさることながら、前を向いて歩んでいるチベット人の強い精神力を感じます。

リトル・サラ「ダラムサラ」。チベット本土に行かれた方もそうでない方も、ぜひ一度足を運んでみて下さい。私たちに、チベットのことを知る機会を与えてくれます。



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2013年08月05日

印パ国境アムリトサル ~ヒマーチャル、旅の途中①~

今回は、「花のロータン・パスとダラムサラ」番外編その1、ということで、
お花以外の見所をご紹介します。


毎年催行されているこのコース。今年はいつもと少し違いました。

まずはじめに訪れたのは、シク教徒の聖地・アムリトサル(パンジャーブ州)です。
ここには、シク教の総本山、ハリマンディル(黄金寺院)があり、不死の池と呼ばれる水の真ん中で輝いています。

シク教徒というのは、一般的に頭にターバンを巻いた方が多くいます。
私たちのインド人のイメージと言えば、「ターバンに髭」ではないでしょうか。
そのイメージを植え付けているのは、恐らく海外で活躍することが多い彼らです。
ただこのターバンは、ラジャスタンなどの民族衣装のものとは異なります。
年頃になると、ターバンの巻方も自分なりに工夫し、こだわりがあるそうです。

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本堂の黄金寺院

この宗教は、カーストを否定するという精神のもとに成り立っているところがあり、
そういった場面を随所で見ることができます。

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シク教のお寺には、必ず食堂(ランガ)があり、全ての人が同じ所で同じ食事を一緒にとります。それは、階級によって一緒に食事をしないカーストを否定する精神の表れです。
ちなみにこの食堂、私たち旅行者でも食事を頂くことが可能です。

その他には、靴を預ける所がありますが、ここで靴の番をしているのも、身分が低い人たちではありません。
カーストの社会では、自分よりも身分の低い人の足を触る、ということは究極の侮辱です。
しかし、そんなことの意味をなさないシク教の社会では、階級に関わらず、靴番をするのです。

お寺の中では、お経とも言える音楽が流れており、とても心地良いです。


黄金寺院の後は、パキスタンとの国境・アタリーでのフラッグセレモニーを見学しました。
印・パの賑やかさをお互いに競い合うようにパフォーマンスが繰り広げられる様は、
なかなか見ごたえ有りです。

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大いに賑わうインド側の観覧席

インド側では、ボリウッド音楽が流れていてインドの方々が踊っていたり、
衛兵隊が脚を高くあげて行進をしたり。
こちらからは確認できませんでしたが、恐らくパキスタン側でも同じようなことが繰り広げられていたのでしょう。

インドとパキスタン、色々と問題を抱えていますが、
この光景を見ている限りでは、平和を感じることができました。



さて次は、リトル・ラサ「ダラムサラ」編です。

幻の花・ブルーポピーを求めてハイキング!「花のロータン・パスとダラムサラ」ツアー情報はこちら

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2013年07月22日

花咲くインド、ヒマーチャルの旅 ~ロータン・パス編~

皆様、こんにちは。
梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。

さて、この7月11日から「花のロータン・パスとダラムサラ」に添乗で同行させて頂きました。

訪れたのはインドの避暑地としても人気のあるマナリ(ヒマーチャル・プラデーシュ州)です。
ここから約50km 北へ行った所にはロータン・パスという峠(標高3,980m)があり、レーへ行くにはこの峠を越える必要があります。
今回の旅の目的は、このロータン・パス周辺で高山植物を見ることです。


1日目、マナリからロータンパスに向けて出発。
少し不安な曇り空でしたが、晴れてくれることを願いながら峠の頂を目指しました。

すると・・・3,980mの峠に着いたあたりから、お天気に回復の兆しが。
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ロータン・パス 最高到達地点

そして、峠を越えるとだんだんと雲が減り、青空と太陽もお顔を見せてくれるようになりました。
晴れてくると、インドヒマラヤの壮大な景色も見られます。

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晴れた峠の景色

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インドヒマヤラ


いざ、車を停めてフラワーウォッチングです。

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アネモネ

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トラノオ

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アズマギク

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サクラソウ

そして、お目当てのブルーポピーも・・・
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お天気に恵まれ、お花を悠々と楽しむことができました。

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お花の上でくつろぐヤク


道中移動の長い日もありますが、渓谷が多く緑豊かなこのヒマーチャルは、
景色を眺めるのも、楽しみの一つです。

来年はまたどんな花たちに出会うことができるでしょうか。
ぜひ、従来のイメージとは違った、花咲くインドを体験しにいらしてください。



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2011年05月13日

花咲くロータンパスでブルーポピーと出会う

皆様こんにちは。
東京本社の橋本です。

前回「インド・ヒマラヤのお花見街道 Rohtang La ロータン・ラを越えて」でご紹介したインドのブルーポピーですが、お花見が楽しめるコース「花のロータンパスとダラムサラ 幻の花・ブルーポピーを求めてハイキング」でのハイキングの様子をご紹介いたします。

ヒマーチャル・プラデーシュ州のマナリ(2,050m)から専用車に乗り換えてロータン・ラ(3,980m)を目指します(ラとは峠という意味です)。
峠には北面と南面があり、ブルーポピーは南面で見られます。南面をハイキングする時は、山の中腹で車を降り、そのまま高い所から山の斜面をじぐざぐに降りて行きます。途中、所々足場の悪い所もありますが、みなさんでゆっくり進みますので問題ありません。お花や風景の写真を撮ってただく時間もたっぷりとあります。

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 南面をハイキングしている様子

ハイキング中の服装ですが、天気が良ければ薄手の長袖と長ズボンで大丈夫ですが、峠は風が強く吹き、気温がぐっと下がります。また雨が降る可能性もありますので、ゴアテックスなど防水素材の上下が分かれる雨具をお持ち下さい。
靴は、くるぶしまである軽登山靴もしくは底がしっかりとした運動靴が良いです。

ブルーポピーは岩場の影や、小道から少し外れた、人目にはぱっと目につかないような所に咲いています。ぜひ恥ずかしがりやのブルーポピーを見つけて下さい。


ロータンパス北面には高所特有の小振りな花々が咲いています。北面までは専用車で一気に行き、峠周辺を自由に散策していただきます。こちらは平地なので体力的には全くきつくありません。

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ロータンパス北面に咲く花々と湖

今年の夏は気軽に、幻のブルーポピーと峠の緑豊かな景色を見に行きませんか!

ロータン・ラのお花を観察できる西遊旅行インドの旅2011
「花のロータンパスとダラムサラ 幻の花・ブルーポピーを求めてハイキング」
「インドヒマラヤ冒険行 キナール・スピティ・ラホール、3つの谷からレーを目指す」


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2011年03月21日

インド・ヒマラヤのお花見街道 Rohtang La ロータン・ラを越えて

インド・ヒマラヤのお花見街道 Rohtang La ロータン・ラを越えて

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スピティ谷からクンザン・ラを越えてグランポーに近づくと、左手の山の斜面は”ロータン・ラ北面”。マナリからラダックのレーを向かうとき、最初に越えるのもこの「ローラン・ラ(パス)」3,978m、マナリから51Kmにあるピール・パンジャル山脈にある峠です。

ロータン・ラの低い南面部はお花はあるものの、マナリから訪れるインド国内観光客が多く、自然破壊・ゴミの問題が顕著になってきていますが、頂上から北面にかけては歩く人も少なく、時期によってはゆっくり散策ができるポイント。


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ロータン・ラ南面の斜面、眼下にはマナリから峠への九十九折の道。カシミールに通じる重要道路でもあり、インド軍のトラック移動も頻繁に行なわれています。

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ロータン・ラ頂上付近の花。ピンク色のビストルタ・アフィニスは時には山肌一面を赤く染めます。


ロータン・ラのブルーポピー
rhotang06ロータン・ラで観察されるブルーポピーの種類はメコノプシス・アクレアタ。インドのカシミールからヒマーチャル・プラデーシュに至る山地に分布し、花が咲く時期は標高によって6月~9月。観察しやすいのは6月末~8月初旬といわれますが、年によっては8月一杯観察することもできます。花の大きさは20~40センチメートル。薄い紫・青色の花びらをした可憐な花です。元々、高山帯・岩轢質の草地や岩の割れ目に生える習性があり、ここロータン・ラでも岩陰にひっそりと咲いています。







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ロータン・ラ頂上付近の岩陰で見つけたブルーポピー。季節ももう終りに向かう8月初めでしたが、まだつぼみをつけているものもありました。

レーを目指して
jinjinbar01マナリからレーに向かう道を北上する途中、いくつもの峠を越えていきます。ヒマーチャル・プラデーシュからジャンムー・カシミールに入る手前の峠バララチャ・ラ手前でもたくさんのブルーポピーと出会うことができました。マナリからレーへ、車を止めたときに岩陰をよく観察すると、あちこちにブルーポピーを見つけることができる、お花見街道なのです。


文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

ロータン・ラのお花を観察できる西遊旅行インドの旅2012
「花のロータン・パスとダラムサラ 幻の花・ブルーポピーを求めてハイキング」
「インドヒマラヤ冒険行 キナール・スピティ・ラホール、3つの谷からレーを目指す」

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2011年03月17日

インド・ヒマラヤのお花見街道 Kunzum-la クンザン・ラを越えて

インド・ヒマラヤの花の峠へ ~クンザン・ラ~

ヒマーチャル・プラデーシュ州のスピティ谷とラホール谷を分ける峠でもあり、スピティ川とチャンドラ川の分水嶺になっているのがクンザン・ラ。雨の多かった2010年の7月、峠は一面の花畑に覆われていました。

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カザからクンズン・ラへ
ki_monastery01雨上がりの朝、スピティ谷のカザを出発。間もなくスピティ川の橋を渡るとラングリック村の対岸にキー・ゴンパが現われます。いくつかのチベット住居とゴンパのある村を通過し、ロサール村(4,079m)の手前から街道沿いのお花がどんどん増え始めいよいよクンザン・ラ(4,551m)の登りへ。ロサール村から峠を越えたグランポーというマナリ・ロードとのジャンクションまでは未舗装の上、道路に流れ込むいくつもの小川を渡るアドベンチャーロード。ひとたび雨が降ると、土砂が崩れて道が閉鎖されたり、小川が増水して渡れなくなるような道です。それが、タイミングが合えば山の斜面が一面の野花と高山植物に覆われる「お花見街道」となるのです。

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峠の麓付近の野花、ワイルド・ローズも満開

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峠の手前、4,200m付近ではバターカップと呼ばれる黄色い花、エーデルワイスが一面に。

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クンザン・ラ(4,551m)からはチャンダル・バハーガ山群とその氷河の景色が広がります。

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ラホールの谷への下り。お花畑の中の羊たち、なんて幸せな光景。

峠を下り終えた場所がバタル。ここには知る人ぞ知る”チャンドラ・ダーバー”という食堂があります。カンパ族のご主人がダル・チャワル、手作りのチャツネで峠を越える旅人をもてなしてくれます。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子



”クンザン・ラ”を越える西遊旅行のインドの旅2012
「インド・ヒマラヤ冒険行 キナール・スピティ・ラホール、3つの谷からレーを目指す」

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