カジュラホ

2011年06月20日

カジュラホ寺院群の魅力

 皆様こんにちは。大阪支社の清水です。
 今回もインドの見所についてご紹介します。今回は、官能的な彫刻で有名なカジュラホについてご紹介いたします。

 インドでユネスコの世界文化遺産に指定されている遺跡の中でも、とりわけ官能的なミトゥナ像(男女混合像)で有名なのが、カジュラホの寺院群です。1986年に世界遺産に登録されたこの寺院群は、10~13世紀に栄えたチャンデラ王朝によって建設されました。わたしは今年3月に『ナマステ・インディア大周遊』のコースに添乗させていただきましたが、青空の下、照りつける太陽の日差しを受けながら、堂々と聳える寺院群の姿には圧倒されるものがありました。カジュラホの寺院群は西群、東群、南群と3つのグループに分かれています。その中でも特に有名で規模も大きな西群を中心にご紹介させていただきます。

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 カジュラホの西群の寺院の中でも、ミトゥナ像(男女混合像)の規模が最大であるカンダ―リヤ・マハデヴァ寺院。この寺院だけで、ミトゥナ像の彫像の数は外壁に646体、建物内部には226体にまで上ります。

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 このミトゥナ像(男女混合像)、一体なぜ創作されたのでしょうか。この像は、実はインドのタントリズムという思想を反映したものであると言われています。タントリズムとは「自己と絶対者との完全な同一性(不二一元論)」の思想。その霊的な意識を獲得するためのひとつの方法として、性的儀礼がとらえられていたのです。ミトゥナ像を見ていると、それらが俗的な行為を描いていながらも、どこか俗的枠組みを越えた神聖な凄みを感じて圧倒されるのは、そのためかもしれません。遠くで見てみてもその細かに仕上げられた彫刻に目を奪われますが、そばに近寄って見てみるとその彫刻のあまりに精緻で丁寧な作り込みに、ただただ圧倒されずにはいわれません。

 西群はヒンドゥー教の寺院のみですが、東群はジャイナ教の寺院が主流です。究極のアヒンサー(不殺生)の思想で有名なジャイナ教。東群は西群とは対照的に訪れる人も少なく、静かに観光することができます。壁面には、預言者、インドラ(雷神)、アグニ(火神)などの神様が彫られています。他方、南群は、西群や東群に比べ、規模としては最もこじんまりとしています。周囲には一面に畑の風景が広がり、夕方にもなると車の通りもほとんどありません。周りに視界を遮る高い建物がないため、ここから見る夕陽は絶景です。また、オレンジ色の夕陽の色に照らし出される寺院は、何ともたとえ様のない美しい影と光が作り出す芸術です。

 カジュラホとオルチャに訪問できるツアーは次の通りです。是非ページをのぞいてみてください。
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ナマステ・インディア大周遊
悠久の北インド周遊

shimizu_saiyu at 08:53|Permalink