仏跡 仏陀の道

2011年08月12日

仏教の始まりはベナレスから

皆様こんにちは。大阪支社の川口です。

今日は老若男女問わず、各国の旅人が行き交うベナレスのご紹介。
あの、混沌とした雰囲気は『THE INDIA』といった印象を受けます。

ガンジス河の畔で夜に行われるプジャも多くの観光客であふれています。

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そして、朝のガンジス河。
早朝、ボートに乗りながら河の上からガートを眺めると、沐浴をする人、ヨガをする人、洗濯をする人と、様々な生活を一度に垣間見ることができます。

もちろんボートに乗っていてもモノ売りはやってきます。
なんと、ボート横付。

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そんなベナレス郊外には、釈尊が初めて説法をした地サールナートがあります。
仏教はここから各地に広まっていきました。

ブッダガヤで悟りを開いた釈尊はかつて苦行を共にした5人の修行者に会い行きます。乳粥の供養を受けた釈尊を「苦行を捨てた者」とし、口をきかないようにしていましたが、近づいてきた釈尊の威厳に打たれ説法を願い出ます。
この5人がのちに阿羅漢となりますが、釈尊の最初の弟子になるのです。
またここは『鹿野苑』という名でも知られていますが、これは当時ここにたくさんの鹿が住んでいたことに由来します。
仏陀の最初の説法もこの森に住む鹿に対して行われました。

きれいな公園のように整備されていますが、中心には仏舎利を収めたダメーク・ストゥーパが堂々とそびえます。
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ここも以前ご紹介したルンビニやブッダガヤと同じく、仏教の聖地。
世界各国からの参拝者でいつでも賑わっています。

ここで、是非ご覧いただきたいのが、すぐ隣にあるサールナート博物館の『初転法輪像』
最高傑作とも呼ばれるこの像ですが、残念ながら写真に収めることができません。
私も、初めて訪れた際はついつい見入ってしまいました。

是非、現地を訪れてその目でご覧ください。

仏教、ヒンドゥー教と様々な文化が入り混じるベナレス。
釈尊の歩んだ道に思いを馳せながら、一味違った角度から観光地ベナレスを訪れてみませんか?

サールナートを訪れるツアーはこちら
↓ ↓ ↓
『仏陀の道』
『ナマステ・インディア大周遊』

また、東京・大阪それぞれで「インドの旅」パンフレットに掲載されているツアーの旅行説明会を開催します。
コースの内容、気候や食事など、スライドを使って、実際に現地を訪れている私たちからご案内させていただきますので、気になるコースがある方は是非この機会にご参加ください!
皆様のご参加、心よりお待ちしております。












kawaguchi_saiyu at 19:43|Permalink

2011年07月09日

「ブッダ」はどうして仏陀になった?

「仏陀」とは目覚めた人という意味。
仏陀は80歳で涅槃に入るまで教えを説き続けたのだから、当時としてはかなりの長寿です。
29歳で出家した後は様々な仙者を訪ね、教えを請いながら修行を続けるも、なかなか悟りを開くまでに至らない仏陀。
そこから苦行が始まりますが、苦行像はインドではあまり創られなかったようです。
やはり、パキスタンのラホール博物館にあるものが有名ですね。

これが仏陀が苦行を行ったといわれる前正覚山。
前正覚山


車で近くまで行き、坂道を上がること15分。(籠屋もいます)洞窟の入り口に到着です。
3人入ればいっぱいの小さな小さな洞窟。
前正覚山2


どのくらいの期間苦行をしていたかは定かではありませんが、苦行だけでは悟りの境地に至らないと判断したシッダールタ。尼連禅河で沐浴をし、すぐ近くの村でスジャータから乳粥の供養を受けたといわれています。

スジャータ村にもストゥーパがあります。
スジャータ村


少しずつ体力を戻しながら、成道の境地に達し「仏陀」となったのが35歳のこと。
そう、出家をしてからわずか6年の修業期間なのです。

仏陀が成道されたのは、生涯の中でもかなりの重要事項です。
もちろん、ルンビニ同様、ブッダガヤも世界各国から多くの参拝者が絶え間なくやってくる場所。
観光客が多いインドの中でも、デリーやベナレスとはまた違った雰囲気を味わえます。

世界遺産にも登録されている、ブッダガヤのマハーボディ寺院
マハーボディ寺院


夜、訪れるとライトアップされていてまた違った美しさがあります。。。。が!
これは、停電で見られないことが結構あります。

こうして「仏陀」となったシッダールタ。
仏教が今のように広く流布されるのはまだまだ先のお話です。



kawaguchi_saiyu at 16:03|Permalink

2011年06月30日

ザンスカールの写真展・仏陀展に行ってきました

お久しぶりです。インドチームの野津です。
まだまだじめじめした日々が続いていますね。

先週土曜日・日曜日にじめっとした暑さの中、早稲田奉仕園で行われている「ザンスカール写真展」と
上野・国立博物館で行われていた「仏陀展」を見に行ってきました。

●ザンスカール写真展
写真家の方と話をする機会があったのですが、この方がザンスカールの写真を撮られたのは20年近く前とのこと。今、ラダックの中心地レーには飛行場がありたくさんの航空会社がシーズンの夏ともなると国内線を飛ばしているのですが、当時レーの空港も軍事用の空港で滑走路しかなく、デリーから陸路で14日間の道のりだったそうです。

私は昨年7月ザンスカールのツアーに行く際、この方の写真集を見た後、現地へと向かいましたが、写真を撮ったその当時とほぼ姿を変えることない町の様子に非常に驚いたことを思い出しました。
同じように会場に来ていらしていた方で、すでにザンスカールへと訪れた方もいらっしゃいましたが、私と同じような感想をお持ちでした。何十年と変わらない伝統・生活文化がそこには残っているということですね。

しかし今、インド政府によりザンスカールまでの近道が建設中で、数年以内に道が完成すると言われています。この道ができると道路事情はよくなりますが、人々の生活・価値観も劇的に変わっていってしまうでしょう。それがいいことなのかどうなのかということは、私は判断することはできませんが、景色が一変してしまうことは否めません。”ザンスカール”は、是非お早めに訪れていただきたい場所です。

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<会場入口>                   <会場外観>





7/10発「ザンスカール トンデ僧院のグストール祭」 残席わずか!
7/10発「花のザンスカール プクタル・ゴンパへの道」 残席わずか!
8/7発「ザンスカール サニ僧院のナロジャ祭」 残席わずか!

●仏陀展
今年、手塚治虫の漫画「ブッダ」を元に全3部作で映画が製作され、その公開と合わせて行われていた
仏陀展。先週日曜日が最終日でした。
会場内には親子連れから若者たち、年配の方まで老若男女、様々な世代の方で混雑。
関心の高さがうかがえます。

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<会場の上野・国立博物館>                   <仏陀展の資料と公式本>

この「仏陀展」は漫画とパキスタンで発見されたガンダーラ仏や、日本の飛鳥時代の仏像とコラボレーションするという斬新な企画。
漫画とパキスタンの各地から出土した仏伝図のレリーフを使って、お釈迦様の一生を前世・誕生・出家・苦行・悟り・説法・伝道・涅槃といった重大な出来事に併せてわかりやすく解説されていました。

その中でも、興味を持ったのは仏陀の誕生を表す場面で使われていた摩邪夫人と天人像という7世紀に作られた銅像。かつては摩邪夫人を中心として、棒で支えられた3人の天女が舞っていたそうです。
仏陀は地球上のあらゆるものから誕生を祝われたという話がありますが、まさにその状態の一部を表現している像ではないでしょうか。またガンダーラ美術の作品では登場人物がギリシャ風のドレープを身にまとった姿で描かれていますが、日本のこの仏像の摩邪夫人はその当時の宮廷衣装を身にまとい、お釈迦様は裾の入り口から合掌のポーズをとって出てきており非常にユニーク。新鮮な驚きでした。

またパキスタン・ラホール博物館でご覧いただくこともできる”苦悩する仏陀”というレリーフ。ここで使われていたのは、7世紀・飛鳥時代に作られた菩薩半跏思惟像という銅像。右足のくるぶしを左の太ももにのせる座り方(半跏)をし、右手を頭に添える形(思いをめぐらす)をしています。奈良などのお寺で見かけるこの仏像。
皆さんも目にされたことあるかと思います。

全体を通して、”お釈迦様の一生”だけでなく、ガンダーラ仏の特徴、日本の仏像美術の流れや作風といったことまで織り交ぜながら簡単な言葉でわかりやすく説明されていましたので、改めて非常に勉強なったと共に、パキスタン生まれのレリーフや日本の銅像が同じようにお釈迦様の一生を描いていることから、仏教が遥か遠くインドからこの日本まで伝わったんだなと改めて実感しました。

そんな仏教が生まれた地インドは、仏教自体は廃れてしまいましたが、今でも多くの場所にお釈迦様ゆかりの地を見ることができます。また毎年、乾季のベストシーズンになるとタイや韓国、スリランカの仏教徒がこぞって、訪問する地なのです。
弊社ではインドのベストシーズンに合わせてそんなお釈迦様ゆかりの地を巡る「仏陀の道」というコースを設定しています。連泊重視のゆったり14日間。毎年非常に人気のコースです。
今年も現在パンフレットを作成しているところで、7月中旬にはみなさんのお手元にお届けできる予定です。
是非、お楽しみに!

仏陀展は終わってしまいましたが、漫画「ブッダ」でお釈迦様の一生にふれることはできます。
これはよりお釈迦様の一生がわかりやすいように、その当時の時代背景がわかりやすくなるようにと、手塚治虫さんが書き加えたオリジナルの人物も登場し、手軽に読めるものです。
インドの仏跡を訪ねる前に一度、読まれてみてはいかがでしょうか?










notsu_saiyu at 10:06|Permalink

2011年06月23日

「ブッダ」はどこで生まれた?

皆様お久しぶりです。大阪支社の川口です。

インドといえば皆さんご存知「ヒンドゥー教の国」
いたる所に牛がいます。神様も数えきれない程たくさんいます。

しかし、私たちに馴染み深い仏教が生まれたのもここインド。
ちょうど今、映画「ブッダ」も公開中なので、タイムリーなお話ですね。

仏教の開祖 釈尊。
お釈迦様、釈迦牟尼、仏陀など様々な呼び名を聞きます。

まだまだ分かっていないことの多い釈尊ですが、もともとは王子様だというのは有名なお話。
生まれた時の名前はゴーダマ・シッダールタ。
釈迦族の王子として、今から約2500年前(諸説あります)コーリヤ族出身のマヤ夫人(シッダールタの母)がお産で実家に帰る途中に立ち寄ったルンビニ(ネパール)で生まれました。

なので、「釈迦」とは日本人の名字のようなもの。
当時は「お釈迦様」と呼ばれる人はたくさんいたのかもしれません。

シッダールタの生まれた場所は、ルンビニ園として少し整備され
今も仏教の聖地として数多くの参拝者が訪れる場所でもあります。
ルンビニ園


色んな所で釈尊の象を目にしますが、そのほとんどは釈迦族の王子だった頃の少しふくよかな姿。
そして、瞑想していたり、右手を前に出し「施無畏印」のポーズをしているものがほとんど。

しかし、ルンビニで見かける釈尊は少し違います。

そのほとんどが幼少期の姿。
そして腕を上げ、人差し指を突き出して、まさに「天上天下唯我独尊」と言わんとせんばかりの格好。

見慣れたはずの釈尊の像やイラストなのに、何かが違う・・・。
さすが釈尊生誕の地・ルンビニならではです。
これは是非現地で実感してください。

インドからは陸路で国境を越えていくのも面白いルンビニ。
スノウリでパスポートに出国スタンプを押してもらい、国境を越えてネパールへ。
こんな感じの国境です。
インド・ネパール国境


5分後には入国スタンプがポンッと押されています。

でも、ルンビニだけ行くのは何だかもったいないという方も多いはず!

そんな皆様にぴったりのコース「仏陀の道」
釈尊ゆかりの地を訪ねる定番コースです。
更に改良を加え7月下旬に発表予定。

お楽しみに!!

kawaguchi_saiyu at 22:54|Permalink