ジャイプール

2014年03月07日

世界遺産 アンベール城

ナマステ!
2月はインドの世界遺産を巡るツアーに同行させていただきました。
今回は、2013年に「ラージャスターンの丘陵要塞群」として新たに世界遺産に加えられたアンベール城についてご紹介いたします。
アンベール城はジャイプルの町から北東11㎞の丘の上にあります。
もともと砦があった場所に1592年、ムガール帝国のアクバル皇帝の軍司令官であったラージプート族の、マハラジャ・マン・スィン1世によって大規模な増改築が始まりました。その後も150年増改築は続き、現状の形になったのは1727年にマハラジャ・サワーイ・ジャイ・シン2世の治世になった時です。
外観は非常に堂々とした印象ですが、内部の宮殿は当時勢力を誇ったムガール帝国のイスラム様式とラジャスタンの伝統様式が融合した独自の建築や細かな装飾が素晴らしく、隆盛を極めた王朝の栄華を偲ぶことができます。
AMBER9

AMBER4

アンベール城へは、名物「象のタクシー」にて向かいます。
AMBER5

アンベール城には100頭余りの象がおり、1日4往復(もしくは3往復)しかできません。
絶対象のタクシーに乗りたい! という方は、午前中の早めの時間に行かれることをおすすめします。
象の背中にベットが乗っかっており、2人乗りです。横乗りですので、浅く腰掛けると象の上のバランスが悪くなり象使いに怒られます。深く腰掛けましょう。
なかには可愛くお化粧している象もちらほらいます。
AMBER6


世界で一番美しい門といわれているガネーシャ・ポール(ガネーシャ門)。
細かいモザイク装飾と見事な透かし彫りが施されています。僅かな風でも吹き抜け、夏は涼しく過ごせます。
AMBER1

内部で特に必見なのが、シーシュ・マハル(鏡の間)。
AMBER7

AMBER3

壁、天井どこを見ても一面に施された鏡の装飾は、まさに贅の極み。基本が幾何学模様なのはイスラームの影響です。今のパキスタン・ラホールにもムガール時代の建築であるラホール城に見事な装飾のシーシャ・マハルが造られています。ここアンベール城では、それがラジャスタン地方独特のデザインにアレンジされています。
AMBER10

宮殿内のあちこちに残る見事な装飾。ステンドグラスも一部残っています。
城内はとても広く、装飾をじっくり見ながらの見学となると大分時間がかかります。

ちなみにユネスコのHPをみると、「ラジャスタンの丘陵城砦群」として登録されたのは、チッタウルガル、クンバルガー、ランタンボール、ガグロン、アンバー、ジャイサルメールの6城砦です。
ヒンドゥー教を主体とした独自の文化にイスラーム等その他の要素を見事に混ぜ込んで出来上がった、オアシス都市群。写真だけで見るにもとても優美ですが、ぜひ現地でご覧いただきたいと思います。

アンベール城を訪問するツアーはこちら
ゴールデン・トライアングルと聖地バラナシ

アマール・ヴィラスに泊まる ゆったり巡るインド


hashimoto_saiyu at 18:40|Permalink

2013年05月14日

インド ゴールデン・トライアングルの魅力

タージマハル 西遊旅行 (1)
インドにおいて、外国人観光客に一番人気の旅行地は何といってもゴールデン・トライアングル。
ゴールデン・トライアングルとは、インド北部に位置するデリー、ジャイプール、アグラの3都市を指します。この3都市がなすトライアングル地帯に、ユネスコに指定されている世界文化遺産が5つあります。
ゴールデントライアングルは世界遺産だけでなく、食もショッピングも宿もインドの魅力を凝縮した場所なのです。

(1)デリー DELHI
インドの首都として政治の中心地であり、外国人観光客のインド旅行の起点にもなっている町。古くから栄え、特にムガール帝国時代の壮大な遺跡が残ることでも有名な大都市です。
市の中心には、大統領官邸や国会議事堂など、政府官公庁の建物が軒並み建ち並び、各国の大使館もこの都市に密集しています。官庁街から程なくして姿を現すインド門は、第一次世界大戦で戦死したイギリス領インド帝国時代のインド兵士の慰霊碑。戦没者1万3500名の名前が刻まれています。

中心から少し外れたところには、過ぎ去った歴史を語る遺跡がいまも変わらずに残されています。1993年に世界遺産に登録されたクトゥブ・ミナールもそのひとつ。いまから約1200年頃に建設されたこのミナレットは高さ72.5mもあります。

クトゥブミナール1
高さ72.5mのミナレット。写真に収めるのもなかなか大変です。

クトゥブミナール
赤砂岩に刻まれた植物模様、幾何学模様とにコーランの言葉。

また、もうひとつの世界遺産フマユーン廟は、ムガール帝国2代皇帝フユマーンのお墓で、この建築スタイルはタージ・マハルに影響を与えたと言われています。インド・イスラム建築の最高傑作のひとつ言われており、1993年に世界遺産に登録されました。


(2)ジャイプール JAIPUR
デリーから約250kmのところに位置する、ジャイプール。別名ピンク・シティと呼ばれているこの街は、ピンク色に塗られた独特の美しい街並みで有名です。タール砂漠の入口にあたるこの地域では、夏は40℃以上、冬は5℃近くまで冷え込む砂漠気候。荷物を引く駱駝がゆったりと優雅に道を行く姿を見ることができるのも、ジャイプールならでは。18世紀にラージプート族のマハラジャによって作られたこの街は、いまなお鮮やかなサリーに身を纏った女性が行き交う美しい街です。

風の宮殿 西遊旅行
風の宮殿ハワ・マハル

 2010年、ユネスコはこの街のジャンタル・マンタル天文台を新しく世界遺産に登録しました。ジャイプールの街を築いたジャイ・シン2世の天文学に対する強い興味を発端に、ペルシャやヨーロッパなど世界各地の天文台を参考にして建設されたのがこの天文台。280年経った現在でも現役で利用されています。どこか近未来を思わせる不思議な場所です。

ジャンタルマンタル 西遊旅行
日時計

 他にも、象のタクシー体験ができるアンベール城や彫刻の施されたテラスの美しい「風の宮殿」、湖の中に浮かぶ「水の宮殿」など、見所たっぷりのジャイプールです。

アンベール城 (1)
朝の光を受けて美しいアンベール城。「象のタクシーは人気のアトラクションで朝からたくさんの人が並びます。

(3)アグラ AGRA
訪れたい世界遺産ランキングで上位に上がるタージ・マハルを訪問できるのがアグラ。アグラは、タージ・マハルだけでなくアグラ城やモスク、廟が点在するムガール帝国時代の栄華を物語る街です。

タージ・マハルはムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、愛妃ムムターズ・マハルの死を悼んで建設した霊廟。1653年に完成されたこの霊廟は、ペルシャなどから2万人もの職人を集め、22年の歳月をかけて作られました。インド・イスラム文化の代表建築物と呼ばれるこの霊廟は、1983年に世界遺産に登録。白大理石から作られたその姿は、早朝は朝焼け色、昼間は真っ白、日の入りには夕陽色に変化し、訪問する人々を魅了し続けています。

タージマハル 西遊旅行 (2)
白大理石の壁面は赤サンゴやオニキス、ひすいなどを用いてに装飾されています。息をのむ美しさです。

また、ムガール帝国第三代皇帝アクバルによって建設され、赤砂岩で築かれた姿の印象的なアグラ城も1983年に世界遺産に登録されています。

 インドの旅のハイライトともいえる観光地めぐりがこのゴールデン・トライアングル。
古くから観光が盛んな地域のためホテルの設備も良く、中には宮殿を改装したパレスホテルやいまどきのインドらしいブティックホテルまであります。また、北インドは食事がおいしことでも有名。食でも観光客を魅了すべく、さまざまなカレーが楽しめる「ターリーセット」や「タンドール料理」など工夫をこらしています。
最近ではインド雑貨やインド発のブランドも注目を集めています。その中心地となるジャイプールでは観光の後に雑貨店やANOKI、SOMAといったジャイプールから始まったブランド店に立ち寄る観光客も多くなってきました。
 
インドに初めて来た人、インドに駐在赴任した人も、まずはゴールデン・トライアングルを旅してみてください。
インドの壮大な歴史とスケールの大きな世界遺産が迎えてくれます。

タージマハル 西遊旅行 (3)
夕陽に染まるタージ・マハル マターブ・バーグより 

西遊旅行 印度チーム



西遊旅行の添乗員同行のゴールデントライアングルの旅
アマール・ヴィラスに泊まる ゆったり巡るインド
ゴールデン・トライアングルと聖地バラナシ
ゆったり巡るインド 13の世界遺産訪問



日本発着のインド個人旅行ツアー一覧
現地発着インド個人旅行ツアー一覧

shimizu_saiyu at 12:37|Permalink