インドの野鳥

2013年12月21日

週末はバードウォッチング!野鳥の楽園 ケオラディオ国立公園

ケオラディオ国立公園Keoladeo (1)
アジア最大のPainted Stork(インドトキコウ)の営巣地 

ケオラディオ国立公園 Keoladeo National Park
ケオラディオ国立公園はラジャスタン州のバラトプルの町の中にある国立公園。わずか29平方キロメートルの公園内に入ると、外の喧騒とは異なる美しい湖、湿地、草地にサンバーやチータルなどの野生動物、多くの野鳥が暮らしています。

ケオラディオ国立公園のある場所はもともとヤムナー水系の氾濫原のくぼ地でした。18世紀半ばに当時のマハラジャにより堤防が築かれ湖が誕生し、より多くの水鳥が飛来するようになりました。19世紀半ばから1965年までカモの狩猟がおこなわれ、2時間で4000羽ものカモが狩猟された記録も残っています。その後、この場所はラジャスタン州の管理となり1971年に鳥類保護区に、1982年に国立公園となり、1985年にはユネスコの世界遺産に登録されました。2004~2007年に旱魃と公園への水の流入を止める事態が起き、生態系がひどく崩れた時期がありましたが、その後再び水がひかれ2013年時点では水量も豊かで多くの水鳥が戻ってきています。
現在、375種確認されている野鳥の他、サンバーやチータル、ニルガイなど34種の哺乳類も暮らしているとのこと。
公園内は自由に巡ることができますが、お勧めはやはりネイチャーガイドとともにリキシャと徒歩でめぐり、早朝にはボートからの観察。野鳥の名前や、生息域、フクロウのいる木などを効率よく案内してくれます。

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リキシャに乗り換えて公園内へ。29平方キロメートルの園内には、リキシャで巡ることができる道の他、歩いて巡る複数のトレイルがあります。

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公園内は水にあふれ、木々を映し出すきれいな光景を見ることができました。

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Darter(ヘビウ)が水に潜ったあと、翼を乾かしている様子

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ラダックから飛来するLesser Whistling Duck(リュウキュウガモ)

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アジア最大のPainted Stork(インドトキコウ)の営巣地では大人と同じくらい大きくなった子供たちが。

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巣で翼を広げ、飛ぶ練習をするインドトキコウのこども。

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身体がどんどん大きくなる子供たち。お母さんは巣を大きくするために木の枝を運び、食料を運び大忙しです。日没前になると巣に餌を運ぶお母さんに、泣き叫ぶ子供たちの声で営巣地が一番にぎやかな時間を迎えます。

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日没後、水の中を移動するサンバーのお父さんを発見。サンバーは漢字で書くと「水鹿(すいろく)」。そばにいるのはGrey Heron(アオサギ)。

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翌朝、ボートにて湖を巡ってみました。

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湖面に映る森の影、そして朝もやの中の日の出。

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木陰からGrey Heron(アオサギ)が飛び出しました。

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ボートを降りて、堤防にできている小路を散策。猿たちが迎えてくれます。

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名残惜しく公園を去る前に、素敵な出会いがありました!Spotted Owlet インドコキンメフクロウの子供たち!かわいい~

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振り返ったらまだ見てる!たまりません。

ケオラディオ国立公園はネイチャー志向のインド人観光客にも人気で、週末を自然の中で過ごしたい家族や恋人たち、そして最近では望遠レンズをかかえたアマチュア・カメラマンさんたちもやってきます。

週末、気分を変えてデリーから遠出してみてはいかがでしょうか・・・
まさか、の野鳥たちとの出会いです。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

★デリーからの週末プランを間もなく発表します。お気軽にお問い合わせください・・・
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