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2013年06月06日

ラダックのブッダ・プルニマ祭

ブッダプルニマ2
西遊インディアの以頭祐志です。先日、ラダックより帰国。2013年5月下旬のブッダ・プルニマ祭をレーとアルチにて迎えることができました。

到着したレーは快晴、気温15度。ラダックの名峰ストック・カンリ(6,153m)の雄姿が迎えてくれました。
ストックカンリ

2013年5月25日はこの日はお釈迦様の誕生・涅槃・入滅を祝うブッダ・プルニマ祭がレーの町中で祝われていました。

ブッダ・プルニマ祭
仏教の伝わる各地で「ウェーサーカ祭」として祝われるもの。日本では「灌仏会」と呼ばれます。釈迦の誕生・悟り・入滅の3つがこの同じ日に起こったとされ、ラダックではチベット歴の4月の満月の日に当たります。「プルニマ」とは満月のこと。レーではラダックにおける仏教組織(ラダック・ブッディスト・アソシエーション)が主催し、ピース・マーチの行進と、ポロ・グラウンドでの見世物が行われました。ピース・マーチは市中心部にあるレー・ジョカンを出発してシャンティ・ストゥーパ、ツェモ僧院の順で回り、ポロ・グラウンドをゴールとして行われました。今年は釈迦の誕生から2557年目に当たります。

まずは市民たちが行進するピース・マーチ。シャンティ・ストゥーパから降りてくる行進の列を待ちうけました。
ブッダプルニマ1

僧侶たちの列の後には誕生日を迎えたお釈迦様がトラックに乗って移動してきます。
仏陀 ブッダプルニマ

お経を持った人々の列が通り過ぎる時、頭を下げると手に持つお経を軽く叩くように頭に乗せて行ってくれました。その後、たくさんの子供たちに混ざり行進に加わりました。
次にはレーの町の広場、ポロ・グラウンドでの見世物を見学しました。広場の真ん中に作られた壇上で、市民やお坊さんが踊りを披露しました
ブッダプルニマ

ブッダプルニマ3

ブッダプルニマ4

レーでのブッダ・プルニマ祭を楽しんだ後はアルチへ。名刹アルチ・チョスコル僧院を訪問すると、今日はたくさんの地元の人々が参拝に訪れお祈りをしていました。僧院外でもピクニックをしている人がいたり、ビンゴ大会のようなことをしている人がいたりと、日本の縁日のようなお祭り気分で賑やかでした。

いつもよりも明るい雰囲気に包まれたブッダ・プルニマ祭のラダック。これから、お祭りのシーズン、本格的な旅行シーズンを迎えます。

西遊インディア 以頭祐志(いとう・ゆうし)

西遊旅行で行くラダックの旅2013
インド最北の祈りの大地ラダック
ラダック 暮らしと伝統にふれる旅
上記のパッケージツアーの他、西遊インディアではラダックの個人旅行、デリーからレーの国内線手配など旅のパーツ手配のお手伝いもしています。



ito_saiyu at 16:32|Permalink

2012年08月31日

インドの駅と列車の風景

暑さもだいぶ和らいできました、デリーの西遊インディアからお届けします。

鉄道王国、インド。路線の総延長は60,000kmを上回り、そのネットワークはインドの隅々にまで張り巡らされています。西遊インディアの事務所のあるグルガオンにも路線が通っているので、今回はグルガオンからデリーまで乗ってみました。

乗車駅はグルガオン駅。グルガオンというと新興都市のイメージが強いですが、大規模な開発が行われる前から存在する旧市街があり、駅はその旧市街の中にあります。

インドの鉄道 (1)
グルガオン駅

入口から中へ入ると、まず切符売り場があります。切符売り場の窓口には人だかりができており、20分並んでようやく買えました。

インドの鉄道 (2)
切符売り場

切符を手に入れると、そのままプラットホームに向かいます。改札などはありません。切符売り場の反対側のホームに行くので跨線橋を渡りましたが、悠然と線路上を横切っている人も多いです。中には線路に座って列車を待っている人もいました。線路への立ち入りは相当自由なようです。

インドの鉄道 (3)
デリー方面を望む

ホームで待っていると列車がやってきました。車内がかなりの込み具合であろうことは、車両の屋根を見てわかりました。あんなところに好き好んで座る人がいるとは思えません。

インドの鉄道 (4)

列車は1分ほど停車したのち、突然動き出しました。ドアは走行中も開いたままなので、ドア付近の人は多少外にはみ出ます。それにより車内の混雑が少しだけ緩和されます。

40分ほど走りデリー市内のPatel Nagar駅に着いたところで下車しました。辺りはすでに暗くなっておりましたが、すぐそばにあるメトロ(近年建設されている市内を走る電車)の駅が明々と光っているのに対し、こちら側の鉄道駅の暗さは際立っていました。

インドの鉄道 (6)

今回乗った列車は予約不要の通勤列車でした。予約もなく短い時間で乗れるので、「インドの鉄道」を気軽に体験したい方はデリーに来られた際に「体験」してみてはいかがでしょうか。近代化すすむデリーで、昔ながらの「デリー」の雰囲気を味わえるかもしれません。

文・写真 西遊インディア 以頭祐志 Ito Yushi



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2012年06月28日

南インドの田園風景をゆくハウスボート ~ケララ州の水郷地帯の旅

ケララ ハウスボート (1)
皆様こんにちは。西遊インディアの以頭です。
今日は南インド、ケララ州の水郷地帯をめぐるハウスボートをご紹介いたします。

ケララ州の「ハウスボート」というのは、「バックウォーター(水郷地帯)」を移動する宿泊できるボートのことです。現地で話されているマラヤーラム語では「ケットゥヴァラム」と呼ばれており、もともとは「(ロープで)縛られたボート」という意味だそうで、ケララ州のハウスボートの場合は、一つのボートに客室が2~3室(もちろんトイレ、シャワー付き)、ダイニングが付いています。
この船は地元の人々は伝統的に暮らしていたわけではなく、観光客向けに発達させた「バックウォーター・クルーズ」を楽しむ「動くプライベートホテル」なのです。

ケララ ハウスボート (4)
船の外観は伝統的な作りで、小さいものは1部屋+ダイニングというハウスボートもありますが、通常は2~3部屋+ダイニングになります。食事をするだけなく、テラスになっているサロンはバックウォーター・クルーズを満喫するのに一番の空間です。

ケララ ハウスボート (5)
客室例です。船によって内装は様々ですが、ツインベッドルームもダブルベッドルームがあり、エアコン、トイレ・シャワーも完備。

ダイニングでは船専属のコックさんが、ココナッツで甘い味付けがなされた南インド料理をつくってくれます。事前にリクエストすれば、このバックウォーターでとれた魚料理、ケララ家庭料理も。ケララ ハウスボート (6)
バックウォーターで捕れた魚とケララ料理(左)、洋風と南インド料理の朝食。南インドの朝ごはんにイドリ、サンバールは欠かせません。

ケララ ハウスボート (2)そしてこのハウスボートの魅力は、ただ単に水上で宿泊するだけのものではなく「バックウォーター」の景色にあります。ケララ州には南北に総延長1,500kmの運河が広がっており、それがバックウォーターと呼ばれています。この辺りは米作地帯ですので、運河の左右には青々と稲穂の育つ水田が広がっており、日本人には懐かしい風景です。
ただ日本と違うのは、田んぼだけではなく、ところどころバナナやヤシの木が生えているところでしょうか。また、運河沿いに暮らす人々の暮らしが見られるのも楽しいものです。
自動車や鉄道が普及する以前は、この地方ではケットゥヴァラムが物資の運搬に活躍しておりましたが、現在ではおもに観光用となりました。ただ、バックウォーターの水路は現在でも地元の人に利用されており、船乗り場で通学するための船を待つ子供たちなども見かけることができます。

ケララ ハウスボート (8)
バックウォーターで漁をする人々(左)、学校へ行く船を待つ子供たち(右)

モンスーンの始まった6月、ハウスボートでこの水郷地帯を巡りました。夕方のスコール、そして夕焼け。デリーの乾燥した空気の中で暮らしていると南インドの湿度と時間の流れが大変に心地よいものです。

ケララ ハウスボート (3)

田園風景や南インド料理など、この地をゆったりと満喫できるハウスボートに一度乗ってみてはいかがでしょうか。

西遊インディア 以頭祐志
写真:西遊旅行、西遊インディア

西遊旅行で行く南インドの旅
楽園の南インド周遊 絢爛なるドラヴィダ建築と緑豊かな水郷地帯



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