バンダウガル

2017年08月15日

美しきインドの森へ

ナマステ!
こんにちは。大阪支社の杉本です。

皆さんはインドの森に足を踏み入れたことはありますか?
インドには、私たち日本人がまだまだ知らない豊かで美しい森があることをご存知でしょうか。
 
今回は、4つの国立公園を巡るツアーの一部をご紹介させていただきます。
 
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バンダウガルにて

トラは食物連鎖のトップに君臨する森の王者。9つの亜種がある動物ですが、既にその内の3亜種が絶滅しており、残る6亜種も全てがレッドリストに掲載されている絶滅危惧種です。
 

20世紀初頭、世界に約10万頭のトラがいたと言われています。しかし、今日では3000~5000頭までに減ってしまっています。中でもインドは約1700頭の野生のトラ(ベンガルタイガー)が生息しており、世界一のトラの生息国です。
 

この100年の間でこれほどまでに野生のトラの生息数が減ってしまった大きな原因の一つは、生息地の約9割が失われてしまったこと。人口の増加に伴い森の開発が広がり、トラやその他の森の動物たちの住む場所がなくなってしまいました。トラは、縄張りを持つ動物です。その広さはオスは約30~40㎢、メスで約20㎢と言われます。人里が森の奥まで広がると、住む世界の境界が近くなり、トラと人間の間で衝突が起こってしまいます。人間にとって大切な家畜を襲うトラは、害獣として殺されてきました。

また、その美しい縞模様は、イギリス統治時代の官僚たちやインドのマハラジャたちの標的となり、「トラ狩り」が行われてきました。

更に、トラを原材料として使った漢方薬も作られ、当時は日本もその最大の市場でした。
 

その結果、トラは今絶滅の危機を迎えることとなってしまったのです。
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草むらで休むトラ
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ツアーでは、バンダウガル国立公園、カーナ国立公園、ペンチ国立公園とタドバ国立公園の4つの公園で
タイガーサファリを楽しみます。
 

バンダウガルは、世界でも有数のトラの遭遇率を誇るタイガーリザーブです。また、トラの保護にも成功をしていることでも有名な公園です。カーナとペンチは、キップリングの「ジャングルブック」の舞台になったことで知られています。そして、タドバはここ約5年で20頭程トラの生息数が増えたことで、タイガーサファリの人気が出てきた公園です。
 
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 カーナにて

ここ数年、あいにく良い雨に恵まれなかったMP州。水場の美しい森は、今シーズンは乾いた印象を受けました。それでも、新しい命の誕生という嬉しい知らせもあり、森ではアラームコール(捕食される動物が鳴らす警戒音)や鳥のさえずりが響いていました。
 

個人的に一番印象に残っているのはタドバでの出会いです。
 

モハリエリアには、ソナムという名のメスが縄張りを持っていました。
彼女には、4頭の子供たちがいます。また、タドバエリアには、マヤというメスがおり、彼女もまた3頭の子供たちがいます。私はマヤファミリー(通常トラは単独行動をとり、またオスは子育てには関わりません)と、ソナムの子供たちの父親であるバジェランガに出会うことができました。
 

タドバはMH州にありますが、昼間はまるで灼熱です。暑さが苦手なトラは木陰や水場にいます。この日、マヤファミリーはお気に入りの水場に来ていました。マヤの隣で3頭の子供たちはじゃれあったり、マヤに甘えたり。本当に美しいといしか言いようのない光景でした。

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マヤと子供たち
 

翌日早朝、この日は少し気温が低く清々しい気候でした。森に入ると右から左からアラームコールが聞こえてきます。なんと素晴らしい響きでしょうか。まるで森が息づいているようでした。森の中でトラたちが闊歩していることが想像されました。それだけで胸が高鳴ります。すると、藪の中から物音が。静の中で動くトラの姿が目に入りました。バジェランガです。大きな体の立派なオス。彼は悠然と森の中を歩き、私たちのジープの前を横切り、また森の奥へと姿を消していきました。
 
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バジェランガ
 

先にも言いましたが、トラは食物連鎖のトップに君臨する動物です。トラが森にいるということは、森が豊かである証拠です。
 

一度野生のトラを見ると、その魅力を感じない人はいないのではないでしょうか。しなやかな筋肉、美しい毛並、鋭い眼光。これほど美しい動物は他にはいません。
 

3年前、野生のトラとの出会いを果たして以来、私はすっかりその虜になってしまいました。そして、守らなくてはならない動物であるというこを、改めて知ることとなりました。
 

皆様にも是非、この感動を味わっていただきたいと思っています。
そして、インドの奥深さも知っていただければ・・・と思います。
 

※トラとの遭遇は100%ではありません。自然のことですので、サファリをしてもトラに出会えないこともあります。


インドでサファリを楽しむツアーはこちら
↓↓↓


ベンガルタイガーを求めて タドバとバンダウガル

インド中央部の四大国立公園  ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部・3つの国立公園を訪ねて

コルベット・コアゾーンサファリとランタンボール国立公園

チトワン国立公園とコルベット・コアゾーンサファリ

アッサム・カジランガサファリ





sugimoto_saiyu at 19:36|Permalink

2016年10月14日

【発表!】ベンガルタイガーと出会う、こだわりのインドの森パンフレット

毎年ご好評をいただいている、インドの森・ベンガルタイガーを訪ねる旅
2017年の新コースを発表致しました!

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ベンガルタイガー Bengal Tiger

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インドクジャク India peacock

今年お届けするコースは以下の5本!
2009年の視察以降、述べ250名を超えるお客様をインドの森へご案内した西遊旅行。
毎年のツアーの積み重ねから学んだとらの習性や出生数、自然現象、
そしてインドの国立公園特有の予約システムなどを考慮し、
ベンガルタイガーとの出会いに徹底的にこだわったサファリツアーです。

ポイント①「カーナとバンダウガル」では8日間で計9回のサファリ!

今年復活したカーナとバンダウガルを訪れるコースでは、全日空を利用することで、8日間で計9回のサファリをお楽しみいただけるようになりました。
中でも、世界一のトラ生息密度を誇るバンダウガルで計6回のサファリを満喫します。

対象コース: ベンガルタイガーを求めて カーナとバンダウガル

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バンダウガル国立公園にて

ポイント② 新企画「バルディアとコルベット」では希少なネパールのトラを狙う!

西ネパールから国境を越えインドへ、ネパールとインドの「タイガーベルト」を行く新企画「バルディアとコルベット・コアゾーンサファリ」では、これまで観察が難しいとされてきたネパールのトラを狙います。また、インドでは、最古の国立公園コルベットの中でも、フォトグラファーに人気の「コア(中核)・ゾーン」になんと宿泊!宿の前を野生の象が通過する・・なんてことも!


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ジム・コルベット国立公園のベンガルタイガー

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バルディア国立公園の湿地とインドサイ

ポイント③ 新企画「西部インド・3大サファリ」ではインドのネコ科ビッグ3トラ・ライオン・レオパードと出会う!

「西部インド・3大サファリ」のコースでは、ベンガルタイガーに加え、インドのネコ科動物を代表するライオン(アジアライオン)、レオパード(インドヒョウ)の生息地も訪問。アジアライオンは世界でもササン・ギル国立公園にしか生息しておらず、貴重な出会いとなります。また、レオパードと出会うため、近年インド人カメラマンの間で話題になっているラジャスタン州・ウダイプル近くの渓谷・ベラへ。岩山をテリトリーとして、35〜40頭が暮らしています。 


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アジアライオンの赤ちゃん

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ベラのレオパード(インドヒョウ)

こちらのコースが掲載されたパンフレット「インドの森サファリ」は本日より順次発送。10月15日ごろからお手元に届きます。手元に届いていないという方、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください

Text by Megumi Nakatani 

nakatani_saiyu at 18:57|Permalink

2014年09月23日

ランタンボール国立公園のベンガルタイガー T-25 Dollar(Zalim)    子育てをしたオスのトラ

ランタンボール T-25 ベンガルタイガー Ranthambore (4)

ランタンボール国立公園のベンガルタイガー、T-25 Dollar(Zalim)の話です。
T-25は2007年か2008年ごろにT-20の3匹の子トラの一匹として産まれました。母トラを離れ自分のなわばりを持って独り立ちしたころ、、T-25は人間が嫌いで、ご機嫌が悪いと車を追いかけたりしていたといいます。また、縄張りを拡張するために他のトラのテリトリーまで奪いにいく獰猛さでしられ、ヒンディ語で「ひどく悪い」という意味のZalim ザリームという名前がつけられていました。

そんなT-25のトラの研究者を驚かせる行動がありました。
2011年、T-25が2匹の子トラを連れて歩いている光景が見られました。T-25の2匹の子供 Bina-1とBina-2です。母トラのT-5が病気のために死んで後、父トラのT-25が2匹の子供を育てていたのです。他のトラから子供たちを守るだけではなく、しとめた獲物を与え、訓練をし、母親としての役割をしているのが観察されました。このころから、T-25は以前のように獰猛ではなくなったといいます。彼の呼び名も ZalimからDollarにかわりました。なぜDollar?それは体の横の模様にドルマーク$のようなものがあるからなんだそうです。父トラが2匹の子トラを連れて歩く姿は多くのカメラマンやインドのタイガーファンを夢中にさせました。

2013年4月のサファリで出会あったT-25のSightingサイティングの様子です。この日は気温が高く、午後のサファリがスタートしてもアラームコール(鹿やサルの警戒音)もなく、トラを見つけることができませんでした。サファリガイドのヴィッキーと相談し、朝のサファリのときにT-25が最後に目撃された場所に一番近い水場でT-25を待とう、ということになりました。
この季節、トラは朝8時くらいには活動をやめ、寝る場所を探し、夕方5時ころの気温が下がり始めたころに起きて水場にやってきます。水も飲みますし、体を水に浸して涼みます。

この日のサイティングはまさにシナリオ通りでした。5時過ぎ、気温が下がり始め森の鳥たちも活動を開始。そしてアクシスジカのアラーム・コール、鹿の群れの逃げる足音・・・・、木々の向こうからT-25が現れました。

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私のサファリカー以外にも3台ほどが同様に待っており、大きなレンズのカメラマンさんたちが。響き渡るシャッター音。

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T-25の登場です。

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木にオシッコかけて縄張りを主張。 ユーリン・マーク Urine Mark 。

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T-25はまっすぐサファリ道の真横にある水場へ入ってきました。かつては人間が嫌いで・・・とは思えないほどの至近距離で。

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水場にやってきたT-25。ここからは Tiger Show。この角度でトラを見ることはあまりありません。「トラの模様ってこうなってるんだ・・・」 力強い前足、トラ好きにはたまりません!

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今度は水の中に入って体を冷やします。

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この角度から見るベンガルトラの美しいこと!

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カメラマンさんたちのシャッター音が気になるか、お耳がくりくり動きます。

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ひとしきりの水浴びを楽しむとゆっくり歩き始めました。

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T-25が動くとツーリストとカメラマンさんをのせたサファリカーも一斉にスタート。このころにはサファリーカーの数は20台近くにになっていました。

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やがて山の斜面へと移り、T-25の姿は見えなくなりました。

なんてステキなベンガルタイガーとの時間だったことでしょう!このサイティングに導いてくれたガイドのヴィッキーとハイタッチ。何度もタイガー・サファリをしてきましたが、これまでで最高のサイティングといえるT-25との遭遇でした。これだからサファリはやめられません・・・。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子
参考:Face to Face the Tiger of Ranthambore

西遊旅行のベンガルタイガーに出会う旅
ベンガルタイガーを求めて 沙羅双樹が美しいジャングルブックの森カーナと世界一のトラ生息密度バンダウガル国立公園
インド二大国立公園サファリ 最後のアジアライオンが暮らす森ササン・ギルとベンガルタイガーが暮らす森ランタンボール

★ベンガルタイガーの撮影を目的とされている方は弊社のインド・サファリ担当スタッフまでお問い合わせください。



sawada_saiyu at 22:07|Permalink