パキスタン

2018年01月25日

【旅の本】インド・道の文化史

シルクロード(中国ほか)」「茶馬古道(中国)」「インカ道(ペルー)」「グランド・トランク・ロード(インド、パキスタンほか)」・・・古来、物や人、文化が行き交った「道」は、そのものにロマンがあり、旅心を掻き立てるものです。

今回は、「道」と「南アジア」という2つのキーワードを元に、日本が誇る南アジア研究者たち多種多彩な文章を寄せた一冊をご紹介します。

3DA7417D-185C-422F-864B-A109BDDD48BD


「道」をキーワードに様々な側面から語られる南アジア

むらをゆく かの 赤土のみち
ひたぶるに わがこころ 魅せらるる

ベンガルの詩人・タゴールの美しい詩からこの本は始まります。

目次を読むと、まずその執筆陣の豪華さに驚いてしまいます。例えば

死者の丘からー先史以来の道の動態ー小西正捷先生(立教大学名誉教授)

香料・ビーズ・陶器を運んだ海の道辛島昇先生(東京大学名誉教授・大正大学名誉教授)

デリーへ!インド大反乱長崎暢子先生(東京大学名誉教授)

(南アジア業界のレジェンドが揃い踏み

どの文章も20ページ前後でまとめられていますので、自分の気になるテーマ以外の文章も簡単に読むことができます(そして関連書籍が各文末に書かれていますので好きなテーマをどんどん掘り下げることも可能)。

編者は小西正捷先生と宮本久義先生。小西先生には2015年西遊旅行のイベント「パキスタンを知ろう!」東京会場にてご講演いただきました

西遊旅行南アジアツアーの予習・復習にも!

この本の中で扱われているテーマは、西遊旅行で訪れる南アジアの旅で登場するものも少なくありません。例えば、

モヘンジョ=ダロとインダス文明について書かれた「死者の丘から」は「シンド・パンジャーブ紀行

ゴータマ・ブッダの求道・伝道について書かれた「犀の角のようにただ独り歩め」や、法顕や玄奘の辿った道について書かれた「天竺への道」は「仏陀の道

コラム「シャトルンジャヤへの道」は「美しきグジャラート 階段井戸とシャトルンジャヤ巡礼」などなど。。

他にもスリランカの山岳信仰について、パキスタンの聖者廟について(聖者廟を見学する際、ここに書かれているシャハバーズ・カランダルをテーマにした歌を聞かれるかもしれません)、カイラス山〜バラナシに続く巡礼路について、海のシルクロードについて、ガーンディの辿った道について。。

知っていれば必ずどこかで役に立つ、「道」に関する話題が満載の一冊です!

39
釈尊入滅の地クシナガルの大涅槃堂

30
ジャイナ教の聖地シャトルンジャヤ

*** 今回ご紹介した本 ***


*** 関連ツアー ***

砂漠と遺跡のパキスタン。パキスタンをカラチからイスラマバードまで陸路で走破。南部・中部のみどころを網羅。モヘンジョダロ、ハラッパ、インダス文明の遺跡をじっくり見学。

仏陀の道
八大仏跡を全て訪問、釈尊ゆかりの地を訪ねるインド・ネパールの旅

金子貴一氏同行シリーズ 拡大版 仏陀の道 〜インド仏教の始まりと終わり〜
釈尊の仏跡群とインド仏教滅亡時の三大山を訪ねるインド・ネパールの旅

その他、西遊旅行の南アジア方面行きのツアーはこちらからご覧ください。






nakatani_saiyu at 17:45|Permalink