西遊旅行

2018年05月26日

【イベント情報】インドの手仕事の宝庫「カッチの布」展@阪急うめだ本店

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インドの手仕事の宝庫「カッチの布」展
(阪急うめだ本店9階)
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6月13日~18日まで、大阪の阪急うめだ本店にて、インドの北西部・グジャラート州のさらに西・カッチ地方にて今も息づく手仕事について紹介・展示・ワークショップ・雑貨販売・レクチャーなどたくさんのイベントが詰まった催し物が行われます。

カッチ地方の手仕事は緻密で繊細なものが多く、必ず手に取りたくなる素敵なものばかりです。
カッチ地方の文化・手工芸品について気軽に触れることのできる機会ですので、お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

また、西遊旅行では、先週、グジャラート州・カッチ地方の中心地ブジに3連泊する人気のツアー

グジャラート テキスタイル紀行

を発表しました!

5月現在、カッチ地方は日中50度近くになる酷暑ですので観光のオフシーズンですが、ベストシーズンの10月に2コースをご用意しています。

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染め、織り、刺繍などの工房や職人宅を直接訪れ、ワークショップを行う
体験型のツアーです。3000点以上のテキスタイルを収集している個人宅も訪れます。

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美しい手仕事が生まれたグジャラート州へ。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

尚、このツアーのもう一つの楽しみ方として、、ワークショップに参加せず、各村や工房周辺で写真撮影やスケッチをゆっくりと楽しまれるお客様も毎年いらっしゃいます

ナレンドラ・モディ首相やマハトマ・ガンディーの出身地であるグジャラート州。近年は工業化が進み、日本企業も多数進出しています。変わりゆくグジャラート州にあって、昔と変わらない手仕事を守るカッチの人々。今後、グジャラート州はどんな風に発展していくのでしょうか?ぜひ、グジャラート州の「今」を体感してみてください




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2018年05月08日

【旅の本】ガンディー 平和を紡ぐ人

ガンディー暗殺からちょうど70年の節目を迎える2018年1月19日、新たな評伝が発売されました!岩波新書からです。

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書かれたのは、竹中千春先生。立教大学政治学部教授で、ご専門は国際政治、比較政治、南アジア政治などです。

“誰が平和をつくるのか。その人はどこから来るのか。(「はじめに」より)。”

ガンディーといえば、誰でも知っている有名人で、今までに評伝を含め膨大な量の関連書籍が出版されています(巻末には「読書案内」として、竹中先生ご自身がたくさんの本や論文を紹介されています)。

このブログを読まれている方の中にも、昔、ガンディーの偉人伝を読んだことがある!という方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、今までガンディーについて書かれた評伝は、しばしば事実が美化されていたり、偉人としての側面が強調されたものになっていました。

そんな中、竹中先生は、できるだけ「人間としてのガンディー」を描きたいと、今回筆を取られたそうです。

イギリスに行ったばかりのころ服装にやたらと気をつかったり、奥さんをほったらかしてアフリカに行ってしまったり、行動が突飛すぎて兄を困らせたり。。

本書では、生き生きと人間らしいガンディーの姿が描かれます。

裕福な家に育った少年時代、イギリス留学をへて南アフリカに渡った青年時代、インドに戻ってからの壮年時代をどんな風に過ごし、「モーハンダース・ガンディー」が、「マハートマ=偉大なる魂」となっていったかが、丁寧に綴られています。

ガンディーゆかりの地を訪ねるチャンスがあれば、その前にぜひお読みください!

西遊旅行のツアーでは、2018年5月現在、ガンディーの足跡を辿るツアー。。という商品はありませんが(そんなツアーがあれば参加したい!という方はぜひリクエストをお送りください 塩の行進の足跡を歩くとか。。ガンディーは3週間かかったそうですが。。 実際に歩いて論文を書かれた学者さんもいらっしゃるそうです!)、

グジャラート州を訪れるツアーでは塩の行進の出発点となったガンディーアシュラムを訪れたり、デリーで時間ができた時には暗殺の地・ガンジー記念博物館(Gandhi Smriti)を訪れたりと、所々でガンディーゆかりの地を訪れるチャンスがあります。

ガンディーの出身地・グジャラート州では、今も州全体が禁酒を守っていて、外国人も特別許可を取らないとお酒を飲むことができません。

私自身も、このようなガンディーゆかりの地を何度か訪れたことがありますが、「あの有名なガンディーの。。ふーん。。」という気持ちで、なんとなくガイドさんの説明を聞いておりました。

けれど、この本を読んだあとならば、それらのゆかりの地を、もっと違った、熱い気持ちで訪れることができただろうと残念に思います。もっと早く、この本に出会っていたかった。。!!

というわけで、今回この本をブログでご紹介しました。インド方面へのツアーに行かれる方は、ぜひその前にご一読ください。

また、岩波書店の特設サイト「B面の岩波新書」にて、執筆直後の竹中先生へのインタビュー記事も掲載されています。こちらも面白いので、ぜひ合わせてお読みください

余談ですが、この本を読んでいて、学生時代にガンディーのそっくりさんが出てくるインド映画「 Lage Raho Munnabhai(2006)」を見て衝撃を受けたことを思い出しました。現代のマフィアのボスがガンディーのアドバイスによって問題を解決していく。。というストーリーです。こちらもチャンスがあればぜひご覧になってみてください(以下は映画の挿入歌。オレンジシャツのマフィアのボスが、図書館で、一生懸命ガンディーについて学んでいます。ガンディーの思想は老若男女、国籍、職業の差を越えて、多くの人に今も影響を与え続けています)。



*** 今回ご紹介した本 ***
*** 関連ツアー ***

西遊旅行で行く、インドのツアーはこちら!!
個人旅行の手配も受け付けております!

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2017年05月25日

【発表!】インド・バングラデシュのこだわりの旅6選

2017年10月〜2018年2月に出発する、
インド・バングラデシュの新コースを発表いたしました!
お手元に届きましたでしょうか?
(まだ届いてない!という方は、無料でお送りしますのでこちらまでご連絡ください^^)

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ラインナップは以下です!


【インド・こだわりの旅4コース】


ラジャスタン Rajasthan


グジャラート テキスタイル紀行


原インドを撮る ソンプール・メーラと聖地バラナシ


ナガランド ホーンビル・フェスティバル見学


【バングラデシュ・こだわりの旅2コース】

黄金のベンガル バングラデシュ

 シュンドルボンの祭りドゥブラ・ラッシュ・メーラ見学


バングラデシュ テキスタイル紀行


さて、こんなにバラエティに富んだラインナップ、どれを選べばいいかわからない。。
ということで、ツアー担当者に「オススメコース」を聞いてみましたら、ズバリ

「グジャラート テキスタイル紀行」8日間 298000円


とのこと!

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・インド最西部、マハトマガンディーとモディ首相の出身地、最近は日本からのビジネス進出でも注目されるグジャラート州
・その中でも最も西部にあり、豊かな染織文化が息づくカッチ地方を巡ります
・カッチ地方の中心にある街ブジに3連泊し、染織で名高い村々や工房を巡りカッチの大自然も堪能
・最終日、デリーに戻ってからも各州の手工芸品が一堂に集まる施設ディリーハットクラフトミュージアムを訪問

などなどテキスタイルファン必見のコースです。また、タイトルに「テキスタイル」とついてはいますが、
実はテキスタイル以外の目的で訪れる方が必ずいらっしゃるのもこのコース。

・ブジに3連泊する→のんびり滞在型の旅がお好きな方。
・素朴な村々を巡り、各村で染織のワークショップなど滞在時間も長い→スケッチや写真撮影がお好きな方。他のツアーと比べてゆっくりとスケッチ、お写真に時間がとれます!

個人的には、何度訪れても様々な発見があり、また行きたくなるのがグジャラートです。
今までにもいくつかブログを書きましたので、よかったら読んでみてください

※過去のブログの内容には、今回訪れない観光地が紹介されている可能性があります。

そしてそして。。もちろん「グジャラートテキスタイル紀行」以外のコースも魅力たっぷり
ですので、次回以降、ご紹介していきたいと思います^^

Text by Megumi NAKATANI

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2016年07月12日

【イベント報告】美味しいコーヒーとともに聞く グジャラートテキスタイルの魅力

すこし時間が経ってしまいましたが、 6月19日(日)、 サザコーヒー会長の鈴木誉志男氏をお招きし、
ミニイベント「美味しいコーヒーとともに聞く グジャラートテキスタイルの魅力」を開催させていただきました。今回は、その簡単なご報告をさせていただきます。

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鈴木氏の貴重なコレクションを西遊旅行・東京本社5階の会議室に展示させていただきました。

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アヒール族のミラー刺繍。家の入口に飾り、魔除けにするものだということです。今回も会場の入り口に展示させていただきました。

鈴木氏は茨城県ひたちなか市に本社を置くサザコーヒー会長で、日本コーヒー文化学会常任理事。
コロンビアに自社農園を持ち、現地を訪れる機会も多く、
 その豊富な経験から、NHK文化センターの講師としても活躍されています。 

どうして南米、そしてコーヒー関係の方がインド・グジャラートのお話を??と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。鈴木氏がテキスタイル収集を始めるきっかけとなったのは、仕事で訪れた南米で出会った、
インディオの女性たちが作る「モラ」という刺繍布でした。モラ刺繍にすっかり魅了された鈴木氏は、南米では飽き足らず、手仕事を求めて世界中を旅するようになり、インドネシアの絣、そしてインドのミラー刺繍などをコレクションしてこられたそうです。

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絞りやミラー刺繍の新作&アンティーク…


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今はもう作る人がいなくなってしまったモチ刺繍(左の白い布に花の刺繍)や、インドの人間国宝ソフィアさんのミラー刺繍など、貴重なコレクションをお借りしました。

インドだけでなく世界の様々な国の歴史や文化を交えたユーモアたっぷりのお話しと、お持ちいただいた美味しいコーヒーのおかげで、2時間の講演はあっと言う間に終了。来てくださったお客様からは、「コレクターの方からの話を聞くチャンスが少ないので、来てよかった!」「コーヒーも美味しかった!」とのお声を頂戴しました。

いつもは会場を別にレンタルして講演会・説明会を開催することが多い西遊旅行。たまには少人数でのアットホームな会もいいですね!また企画したいと思います。こんなイベントをやってほしい!というご意見がございましたら、ぜひこちらからお問い合わせください



西遊旅行こだわりのテキスタイルの旅。インド・グジャラートバングラデシュは発表済。
ラオス・染織の里サムヌアを訪れる改定コースは7月後半発表予定です! 



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2015年01月16日

インド家庭料理体験 in デリー(グルガオン)

Saiyu residency インド家庭料理 (19)

西遊インディアから、インド家庭料理体験のご紹介です。

インドのグルガオン(ニューデリー空港から25分)にあるカンパニーゲストハス、Saiyu residency MG Road では、ゲストハウス・スタッフによる「インド家庭料理を作る」体験を行っています。

費用は材料費の実費+300ルピー(約600円)
材料は歩いて5分ほどの距離にある巨大スーパーマーケットAuchanでスタッフと一緒に買出しができます。買ったスパイス類はもちろんお持ち帰りいただきますので、ご自宅でも是非、試してみてください。

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Saiyu Residencyのキッチン、清潔に保たれています。

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スーパーで買出してきた材料。このスパイス・豆類すべてで280ルピー(約540円)ほどでした。
今日はダル・スープを作ります。ダルはその地方、家によって味、水加減が異なりますが、Saiyu Residencyのダルはスープ状で、ニンニクと玉ねぎが香ばしく、日本人のお客様に好評をいただいています。

では、クッキング・スタートです!

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玉ねぎ、トマト、ニンニク、ショウガ、そして仕上げに入れるコリアンダー。基本はすべてみじん切りです。

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インドの家庭ではスパイスはこのような「マサラ・ボックス」で管理します。

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たっぷりの油にニンニクをいためて、玉ねぎ、トマト、そしてスパイスが入っていきます。この時点ですでにおいしそう。

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水に浸しておいた豆(今日は2種類)を鍋へ。

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水をいれてふたをして圧力を加えます。そして3回吹いたら完成です。

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できあがったダル・スープ。これにコリアンダーリーフを散らして器へ。

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豆を煮込み始めるころにはチャパティ作りもはじめます。アタ粉と水を混ぜ合わせます。

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やわらかくこね上がると小さなボール状にまるめます。

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打ち粉をして伸ばしてチャパティの形を作ります。

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チャパティ専用のパンで両面を焼きます。

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仕上げは直接火にかけて膨らませ、間に空気を入れます。いい感じに焦げ目もつけます。

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出来上がったダル・スープとチャパティ。器に盛り付けます。この日の盛り付けの食器はfabindiaのもの。

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では、ダイニングでお召し上がりください。

ダルだけでなく、カレー類は当然のこと、マサラ・チャイ、そしてパコラやモモなどのスナック作りも可能です。スーパーで材料を見て買って、実際に作って、「インドで暮らす」を経験はいかがでしょうか。

皆様のお越しをお待ちしております。
Saiyu Residency MG Road スタッフ一同

Saiyu Residency MG Road のご案内





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2014年12月08日

西遊インディア 新オフィスにて営業開始しました

●西遊インディアP2880545

西遊インディアは11月24日から新オフィスでの営業を開始しました。
場所はグルガオンのメトロステーションMGロード駅徒歩1分のモールの中。

2006年より「デリー連絡事務所」としてインド現地にオフィスを設け、2009年12月にインド現地法人「西遊インディア」を設立。2012年4月、西遊インディアは拠点をデリーからグルガオンSouth Cityに移転。
そしてこの度、店舗・オフィスおよびカンパニーゲストハウスをグルガオンMGロードに移転拡張しました。

●西遊インディアP2880551

小さいけれど機能的なオフィスです!

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店舗・オフィスはMGロード駅前のDLF CIty Center Mall 3階(2nd Floor)、レストランやショップも充実した人気のモール内です。

<住所>
243, 2nd Floor, DLF City Center Mall, MG Road,Gurgaon, Haryana, India [MAP]
メトロ・MGロード駅徒歩1分 DLF CIty Center Mall内 3階(2nd Floor)
※コンノートプレースまでメトロで40分、ニューデリー国際空港から車で約25分。

●西遊インディアP2880552

社員一同、グルガオンにてお待ちしております!

西遊インディア  Saiyu India
ホームページ >>www.saiyuindia.com



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2014年10月27日

ランタンボール国立公園のベンガルトラ 木陰でお昼寝・・・T-72 (Sultan)

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (1)

ランタンボール国立公園のベンガルトラ、T-72 Sultan のサイティングの様子です。
2014年の4月のサファリのこと。この日は珍しく朝から「嵐」。オープンスタイルのサファリカーのためツーリストはみんなびしょぬれに。幸いなことに私たちがこの日訪れていたRoute-1には公園係員の小屋がありそこに避難しました。
「こんな天気だとトラは出てこないよね?」の質問に、ガイドさんも「そのとおり」。
他の公園でも聞いた話ですが、トラはあんまり塗れているところを歩くのは好きじゃないんだそうです。

気を取り直して午後のサファリへ。朝の嵐がうそのように晴れ渡りました。Route-2を走り始めました。雨上がりの森では、いろんな動物が活動。いつもの暑い乾燥した午後とはちょっと様子が違いました。
「あ、あしあと」

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (2)

朝の雨で地面がやわらかくなっていたところに、ビッグなパグ・マーク(あしあと)。しかもまだしめってるのでそんなに時間は経っていません。トラの歩いた方向に車を走らせると、木陰にねそべるT-72 スルタンがいました。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (3)
ビミョーな木陰に寝るスルタン。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (4)
ネコですね~ たらふく食べた後なのか、おなかも大きいスルタン。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (5)
カメラマンさんのシャッター音が響き渡る中どうどうのお昼寝。

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イノシシ Wild Boarがそばを通ると反応しました。それはさすがに気になるようです・・イノシシおいかけはじめて草むらに。

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そしてスルタンの後をおって全サファリカーが移動を開始、大混乱。この週末はインドの「グッドフライデー」の連休と言うこともあり、入場サファリカーの数が制限されているにもかかわらず、コントロールができておらず、身動きできないほどの車が公園内に入っていました。

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草むらに隠れて狩をしようにも、どうも失敗したみたい・・・。トラの狩は20回に1度くらいしか成功しないといいます。

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ほかのサファリカーもスルタンを探してレンズを覗き込んでいます。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (10)
どこにいったのかと思うと、サファリカーの真横から現れたスルタン。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (11)
もう、近すぎて写真は撮れません。せっかくこんなに近いので、レンズを通さず、目でトラを感じて楽しむに限ります。力強いトラの姿に感動。

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スルタンはそんなツーリストの車の間をスイスイと歩き、水場へ。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (13)
途中、すりすりマーキング。

ベンガルタイガー ランタンボール T-72 (14)
スルタン、至福のひととき。

スルタンT-72は、T-22の子供で母親から独立し、縄張りを持ち始めたばかりの若いオスでこのとき3歳。まだ、動きに子供っぽさが残っている感じでした。


Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子


西遊旅行のベンガルタイガーに出会う旅
ベンガルタイガーを求めて 沙羅双樹が美しいジャングルブックの森カーナと世界一のトラ生息密度バンダウガル国立公園
インド二大国立公園サファリ 最後のアジアライオンが暮らす森ササン・ギルとベンガルタイガーが暮らす森ランタンボール

★ベンガルタイガーの撮影を目的とされている方は弊社のインド・サファリ担当スタッフまでお問い合わせください。


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2014年10月08日

ランタンボール国立公園のベンガルタイガー                     Lake areaに暮らすT-19クリシュナ、マチュリーの子

ランタンボール ベンガルタイガー T-19 Ranthambore (7)

ランタンボール国立公園にはいくつかのサファリ・エリアがありますが、最も豊かで美しい環境をもつのが「レイク・エリア」。公園の入り口から中世の遺跡が続き、再生した森が覆い映画のセットのような景色が始まります。湖畔にはたくさんの動物が集まります。サンバーにアクシスジカ、たくさんの水鳥、そしてヌマワニ。ベンガルタイガーの存在がなくても、その光景の美しさに、訪れるたびに感動させられる場所です。

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かつての藩主の狩猟小屋。今は森に飲み込まれています。

ランタンボール ベンガルタイガー T-19 Ranthambore (4)
湖畔にはアクシスジカやサンバーの群れが集まります。広いランランボール国立公園の中でもこのレイク・エリアを縄張りに持つトラは一番幸せかもしれません。

長い間、このレイク・エリアをテリトリーとし「ランタンボールの女王」と呼ばれたT-16マチュリーというメスのトラがいます。マチュリーはその強さでオストラから子供たちを守り、たくさんの子孫を残し、そしてツーリストを嫌うことなくその姿を現し、多くのドキュメンタリーや写真集に登場したトラです。彼女は2014年の今年、17歳になると言われ(野生のトラの寿命は15年ほど)、もうすべての歯を失いながらも小動物を捕まえレイク・エリアの片隅に暮らしています。

現在のレイク・エリアはマチュリーの子供たちの縄張りです。
2013年の4月、レイク・エリアを中心とするサファリルートNo.3 でT-19 クリシュナの姿を見ました。T-19クリシュナは2006年の夏に生まれたマチュリーの3匹のメスの子供のうちの一匹。姉妹のT-17,T-18にくらべとてもシャイだったそうですが、今ではマチュリーのテリトリーをひきつぐ「レイク・エリアの女王」になりました。

ランタンボール ベンガルタイガー T-19 Ranthambore (8)
水の中で涼むT-19を発見。4月の午後4時頃でした。

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美しいT-19 まさにクリシュナ。

ランタンボール ベンガルタイガー T-19 Ranthambore (3)
水から出たら草陰へ。

ランタンボール ベンガルタイガー T-19 Ranthambore (5)
まだ暑い時間帯です、眠りについてしまいました。

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湖の反対側から見ると・・・カンター(大型のオープン・サファリカー)のツーリストにはトラは見えないけど、T-19は見ていました。

2014年の春、T-19は4匹の子供に恵まれました。ランタンボールのレイク・エリアはその親子の姿を追うテレビ取材やカメラマンさんでいっぱい。あまりにもの人気ぶりに、「トラの子育てによくない」ということで一時このゾーンの入域制限が設けられたほどです。

まずは、子トラたちの無事な成長を祈り、次のシーズンには成長した姿が見られますように・・・

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のベンガルタイガーに出会う旅
ベンガルタイガーを求めて 沙羅双樹が美しいジャングルブックの森カーナと世界一のトラ生息密度バンダウガル国立公園
インド二大国立公園サファリ 最後のアジアライオンが暮らす森ササン・ギルとベンガルタイガーが暮らす森ランタンボール

★ベンガルタイガーの撮影を目的とされている方は弊社のインド・サファリ担当スタッフまでお問い合わせください。


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2014年09月23日

ランタンボール国立公園のベンガルタイガー T-25 Dollar(Zalim)    子育てをしたオスのトラ

ランタンボール T-25 ベンガルタイガー Ranthambore (4)

ランタンボール国立公園のベンガルタイガー、T-25 Dollar(Zalim)の話です。
T-25は2007年か2008年ごろにT-20の3匹の子トラの一匹として産まれました。母トラを離れ自分のなわばりを持って独り立ちしたころ、、T-25は人間が嫌いで、ご機嫌が悪いと車を追いかけたりしていたといいます。また、縄張りを拡張するために他のトラのテリトリーまで奪いにいく獰猛さでしられ、ヒンディ語で「ひどく悪い」という意味のZalim ザリームという名前がつけられていました。

そんなT-25のトラの研究者を驚かせる行動がありました。
2011年、T-25が2匹の子トラを連れて歩いている光景が見られました。T-25の2匹の子供 Bina-1とBina-2です。母トラのT-5が病気のために死んで後、父トラのT-25が2匹の子供を育てていたのです。他のトラから子供たちを守るだけではなく、しとめた獲物を与え、訓練をし、母親としての役割をしているのが観察されました。このころから、T-25は以前のように獰猛ではなくなったといいます。彼の呼び名も ZalimからDollarにかわりました。なぜDollar?それは体の横の模様にドルマーク$のようなものがあるからなんだそうです。父トラが2匹の子トラを連れて歩く姿は多くのカメラマンやインドのタイガーファンを夢中にさせました。

2013年4月のサファリで出会あったT-25のSightingサイティングの様子です。この日は気温が高く、午後のサファリがスタートしてもアラームコール(鹿やサルの警戒音)もなく、トラを見つけることができませんでした。サファリガイドのヴィッキーと相談し、朝のサファリのときにT-25が最後に目撃された場所に一番近い水場でT-25を待とう、ということになりました。
この季節、トラは朝8時くらいには活動をやめ、寝る場所を探し、夕方5時ころの気温が下がり始めたころに起きて水場にやってきます。水も飲みますし、体を水に浸して涼みます。

この日のサイティングはまさにシナリオ通りでした。5時過ぎ、気温が下がり始め森の鳥たちも活動を開始。そしてアクシスジカのアラーム・コール、鹿の群れの逃げる足音・・・・、木々の向こうからT-25が現れました。

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私のサファリカー以外にも3台ほどが同様に待っており、大きなレンズのカメラマンさんたちが。響き渡るシャッター音。

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T-25の登場です。

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木にオシッコかけて縄張りを主張。 ユーリン・マーク Urine Mark 。

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T-25はまっすぐサファリ道の真横にある水場へ入ってきました。かつては人間が嫌いで・・・とは思えないほどの至近距離で。

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水場にやってきたT-25。ここからは Tiger Show。この角度でトラを見ることはあまりありません。「トラの模様ってこうなってるんだ・・・」 力強い前足、トラ好きにはたまりません!

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今度は水の中に入って体を冷やします。

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この角度から見るベンガルトラの美しいこと!

ランタンボール T-25 ベンガルタイガー Ranthambore (10)

カメラマンさんたちのシャッター音が気になるか、お耳がくりくり動きます。

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ひとしきりの水浴びを楽しむとゆっくり歩き始めました。

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T-25が動くとツーリストとカメラマンさんをのせたサファリカーも一斉にスタート。このころにはサファリーカーの数は20台近くにになっていました。

ランタンボール T-25 ベンガルタイガー Ranthambore (13)

やがて山の斜面へと移り、T-25の姿は見えなくなりました。

なんてステキなベンガルタイガーとの時間だったことでしょう!このサイティングに導いてくれたガイドのヴィッキーとハイタッチ。何度もタイガー・サファリをしてきましたが、これまでで最高のサイティングといえるT-25との遭遇でした。これだからサファリはやめられません・・・。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子
参考:Face to Face the Tiger of Ranthambore

西遊旅行のベンガルタイガーに出会う旅
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インド二大国立公園サファリ 最後のアジアライオンが暮らす森ササン・ギルとベンガルタイガーが暮らす森ランタンボール

★ベンガルタイガーの撮影を目的とされている方は弊社のインド・サファリ担当スタッフまでお問い合わせください。



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2014年09月21日

グジャラートの世界遺産 Rani Ki Vav ラニ・キ・ヴァヴ 女王の階段井戸

ラニ・キ・ヴァヴ (3)

2014年6月に新たに世界遺産に登録された階段井戸がパタンの郊外にあります。この井戸は11世紀のソランキ王朝の未亡人となった女王が、王の追憶と名声のために建設したと言われている階段井戸です。

「階段井戸」とは水が慢性的に不足するグジャラート州やラジャスタン州で多く見られる井戸で、貴重な水を人々に供給するだけでなく、水の蒸発熱を利用した天然のクーラーとしても利用されました。井戸の壁面にはヒンドゥーの神々や説話をモチーフにした精緻な彫刻が施されており、ひとつの芸術作品として涼をとりにくる人々の目を楽しませていました。

「ラニ・キ・ヴァヴ」はグジャラート最古の階段井戸で、奥行き64m、幅20m、深さ27mの長方形の形をした階段井戸は7層の階からなり、その壁面は800を越えるヒンドゥーの神々の像で覆われています。特にヴィシュヌ神の化身のレリーフの美しさ、精巧さには素晴らしいものがあります。

「ラニ・キ・ヴァヴ」はその後、サラスワティ川の氾濫により砂に埋もれ、忘れられていましたが、1958年以降、インド考古局 Archeological Survey of India により発掘・修復が行われ、その全貌を現しました。

世界遺産に登録される直前の4月、ラニ・キ・ヴァヴを訪問したときの様子です。

ラニ・キ・ヴァヴ (1)
遺跡の入り口にはインド考古局が発掘・修復を始めた当時の昔の写真を展示していました。

ラニ・キ・ヴァヴ (2)
遺跡公園内を歩いていて、突然現れる地下建造物、階段井戸。

ラニ・キ・ヴァヴ (5)
7層のテラスがあり、中央の壁龕にはヒンドゥー神話のモティーフが。

ラニ・キ・ヴァヴ (6)
壁龕を正面にのぞみます。

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階段の岩と岩を木のくいでつないでいます。

ラニ・キ・ヴァヴ (7)
階段を下ると、周囲をヒンドゥーの神々に囲まれます。

ラニ・キ・ヴァヴ (11)
当時の装飾、暮らしぶりが伺える彫刻。

ラニ・キ・ヴァヴ (8)
参拝に来ているグジャラートの観光客に出会いました。グジャラートらしい鮮やかなサリーの女性。

ラニ・キ・ヴァヴ (10)
テラスの天井も彫刻が施されています。

ラニ・キ・ヴァヴ (9)
こんなにかわいらしいモチーフも。

ラニ・キ・ヴァヴ (12)
壁面には幾何学的な模様も見られます。

ラニ・キ・ヴァヴ (13)
美しい、神々の姿。ここはたんなる「井戸」ではなく、「神殿」なのです。

ラニ・キ・ヴァヴ (15)
ラニ・キ・ヴァヴにはヴィシュヌ神とその化身の姿の彫刻がたくさん施されています。ヴィシュヌの化身のひとつ、イノシシ。

ラニ・キ・ヴァヴ (14)
井戸という日常の中に作られたヒンドゥー神話の世界と、精緻な建築美。

砂に埋まり忘れられていたことが、往時のままの美しい彫刻残る階段井戸の姿を残してくれたのです。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子


西遊旅行のグジャラートの旅
グジャラート 魅惑のインド最西端の地をめぐる
グジャラート テキスタイル紀行

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2014年06月16日

ベンガルタイガーを求めて

bengal tiger

皆さまこんにちは。
今回は、ベンガルタイガーについてご紹介したいと思います。

私は、5月に2回「ベンガルタイガーを求めて」のツアーに行かせていただきました。

このコースでは、マッディア・プラデーシュ州にあるカーナ国立公園とバンダウガル国立公園にて、
タイガーサファリを楽しむ内容です。

カーナ国立公園とは、インドで最も大きな公園のひとつで、サルの木(沙羅双樹)が美しく、キップリングの「ジャングルブック」の舞台になっています。

P5026840
カーナ国立公園入口

また、バンダウガル国立公園は、世界で最もトラの密度が濃く、遭遇率はインドナンバーワンとも言われています。

さて、皆さまは世界に野生のトラは何頭いるかご存知ですか?
20世紀初頭、10万頭いたとされるトラは、現在3000~5000頭までに減ってしまっています。インドに関しては、4万頭いたといわれていますが、現在は約1600頭と言われています。(※WWFより)
それでも、インドは世界一のトラの生息国です。

ベンガルタイガー 杉本 (3)
草むらから現れたトラ

トラは生態系のトップに君臨する動物で、そのバランスがとれていてこそ豊かな森といえるのです。

ベンガルタイガー 杉本 (1)
草むらの中で捕えたイノシシを食べるトラ

ベンガルタイガー 杉本 (2)
食後に水場で休憩するトラ

トラは、漢方薬としての需要も高く、密猟の大きな原因となっていました(かつて日本はトラを使った漢方薬を売る最も大きな市場だったそうです)。その他、1930年代までは、イギリス人や上流階級の人々により、トラ狩り(スポーツ)が盛んに行われていました。こういったことが原因でトラの数が激減してしまったのです。
また、農地開発、植林の為の広大な森林伐採が行われ、その結果、動植物が減りトラが食べ物を見つけにくい環境になったのです。すると、人間の住む世界とトラの住む世界が近くなり、家畜や人を襲うようになり、トラと人間の衝突が起き、害獣として殺されてしまうという事態も起こっていました。
更に、生息地が失われ分断されると、少ないトラの間で交配が繰り返され、遺伝子の多様性が失われ、生まれる子の数が減ったり、生き残る確率の低下につながるのです。

ベンガルタイガー 杉本 (8)
正面から現れたトラ

1972年、ベンガルタイガー最大の生息国インドの時の首相インディラ・ガンディー女史は「このインドで最も美しい動物、トラを犠牲にしてまで我々は利益を追求しようとはしない」と、プロジェクト・タイガー(トラ保護活動)に取り組みました。まず、トラの保護区を設定し、保護区にコア・エリアとバッファ・ゾーンを設置しました。最終的に、23か所の保護区を新設しました。これはインドにとって大きな痛みを伴うものとなりました(森林産業収入は年間1400万ドル減)。しかし、大きな価値のあるものでした。
1983年、プロジェクト開始時2000頭だったトラの数が3000頭にまで回復したのです。しかし、成功ばかりが強調され、失敗や残された課題に目が向けられず、また数は減少してしまったのです。
保護区の設立は、水源となる流域を保全し、土壌の浸食が止まり、その恩恵を受けた人もいますが、森の利用を制限され、野生動物が農作物を荒らすなどの被害を受けた人もいるのです。こういったプロジェクトを成功させるには、地域社会の利益を確保することが不可欠なのです。保護区や近隣に住み、昔からトラの生息地を利用していた住民のことを考慮しなくてはなりません。関係者と森の資源で生計を立てている住民の努力と関与が必要なのです。地域社会のトラ保護の関心を持たせ、また、生活を支える報酬も必要です。特に、都会を含めた地域全体への教育も大切です。

バンダウガル国立公園などでは、タイガーサファリの関係者のガイドやドライバーは、近隣の住民たちに理解を求める活動もしているそうです。

ベンガルタイガー 杉本 (9)
森を闊歩するトラ

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今回訪れた公園の一つ、バンダウガル国立公園。
私たちはターラ・ゾーンでサファリを楽しみました。
実は今、ターラでは、トラの世代交代という時期を迎えています。
もともとターラ・ゾーンの大部分を支配していたトラが、他のゾーンからやってきた若いオストラにテリトリーを奪われてしまったのです。

トラはテリトリーを持つ動物です。オスのトラのテリトリーには何頭かのメスを囲います。
縄張り争いに勝ったトラは、そのテリトリーにいるメスの子供を殺してしまうという習性があります。これは、メスを発情させるための習性です。

ベンガルタイガー 杉本 (4)
こちらはカーナにいるメスのトラですが、尻尾をあげて尿をまいてマーキングしています

ベンガルタイガー 杉本 (5)
こちらも木の幹にマーキング

この春、ターラ・ゾーンでも新しい支配トラが子供を殺し、メストラたちが警戒し、身を隠すという事態が起こっていました。
いつになく静かな森だったバンダウガルですが、時間と共に落ち着きを取り戻しつつあります。
5月18日からのツアーでは、なんとその新しいトラの赤ちゃんまで姿を現してくれたのです。ベンガルタイガー 杉本 (7)
お母さんの周りで戯れる赤ちゃんトラ

母トラの名前はカンカティ。彼女は3頭の赤ちゃんを産みました。
子供たちを引き連れて道を横断する姿は、本当に微笑ましいものでした。
まず、お母さんが道を渡り、その後を追うようにチョコチョコと3匹の赤ちゃんトラたちが道を渡りました。まるで人間の子供のように、左右の安全確認をしていました。

ベンガルタイガー 杉本 (12)

せっかくの赤ちゃんトラをうまく撮影できず非常に残念でした・・・

今回、西遊旅行では4本のツアーが出ましたが、3月、4月のツアーでは、新しい支配トラが前の支配トラとの子供を殺してしまった直後に当たり、非常にトラの観察は難しいものとなりました。
しかし、5月の初旬には少し落ち着き、更に下旬にはかなり平穏な森が戻っているように感じました。
せっかくのタイガーサファリで、トラが見られないのは本当に悲しいことですが、これも自然界のルール。
厳しい自然で生きる彼らを静かに見守りたいですね。

ベンガルタイガー 杉本 (10)
ケンカで左目を失ったカンカティ

ベンガルタイガー 杉本 (11)
水場で涼むカンカティ


大切に育てて、その成長をまた来年の楽しみに、
そしていつか、豊かな森が戻って来る日がくることを祈ります。
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バンダウガル国立公園の出口の看板
”もし僕を見られなくても落ち込まないで。僕はみているよ”

Text & Photo - Haruko SUGIMOTO 杉本治子


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2013年12月31日

「世界の秘境40」で紹介したインド

世界の秘境40 インド (1)
西遊インディアの事務所にて インド記事担当者のひとり 川口佳代

西遊旅行が40周年を記念して出版した「世界の秘境40」。
この40のうち、6つがインドからの記事。西遊旅行のインドに対する気持ち、です。

世界の秘境40 インド (2)
「マナリからレーへ、チャンタン高原を越えて」 夏のインドを飾るデスティネーション。
6月下旬から7月半ばがベストシーズンです。

世界の秘境40 インド (3)
「乾いた大地に咲く色彩 グジャラート」 カッチの人々が作り出す染織工芸の世界。
西遊旅行のスタッフが得意とする分野のひとつです。

世界の秘境40 インド (4)
インドと言えば、「ガンジス」なしに語れません。
「ガンジス聖地巡礼 源流ヒマラヤからガンガー・サガル」

その他、「ラダックからザンスカールのチベット世界」、「アルナチャール・プラデーシュの精霊信仰」、「ベンガルタイガーと美しきインドの森」を掲載しています。こちらのサイトでもさらに詳しくご紹介。

弊社の社員による、記事・写真満載で1500円にしてはお得感のある本です。
是非、ご一読ください。

西遊旅行 印度チーム


インド添乗員同行ツアーこちら
インド個人旅行・フリープランこちら
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2013年11月21日

最後のアジア・ライオンの暮らす森、ササン・ギル国立公園

ササンギル インドの森 (1)

Gir Forest National Park & Wildlife Sanctuary

ササンギル国立公園は1965年に設立されたグジャラート南部の国立公園で広さは1,412平方キロ。そのうちの258平方キロは国立公園として完全保護下にあり、1,153平方キロは保護区となっています。 ギル野生動物保護区は最後のアジア・ライオンが生息することで知られています。学術名Panthera leo percicaと呼ばれるライオンは、古くはメソポタミア、古代ペルシャ文明のレリーフにも登場し、現在のイラン・イラク・パキスタン・インドの南部地方に広く生息していましたが、現在はこのギル野生動物保護区にのみに残る貴重な存在となってしまいました。

ギルの森林は1900年代初頭にジュナーガルの王族が保護区とされ、そのころにはトロフィー・ハンティングによる乱獲のためアジア・ライオンの数は15頭にまで激減していました。その後の政府の森林局やNGOの人々の努力により、このギルの多様性ある落葉樹の森でアジア・ライオンはその数を増やし、2010年の調査では411頭(雄200頭、雌180頭、子供100頭)にまで回復しています。

ギル国立公園は乾燥したチークと広葉樹林の森、東部にはアカシアの林とサバンナが広がり、その中を7つの川が流れ4つの貯水池を作っています。300カ所ほどの動物の水場となる場所があり、暑気にはこの水が野生動物たちの命をつないでいます。国立公園の東部と西部でも気候・降水量が大きく異なり、アカシアの林やサバンナの広がる東部では年間降水量が650ミリですが、西部では1000ミリを超えます。


では、ササン・ギルで観察できる主な野生動物をご紹介します。

アジア・ライオン Asiatic Lion、キンイロ・ジャッカル Golden Jackal、インド・マングース Indian Mongoose、チータル Chital、ニルガイ Nirgai(Bluebull)、サンバー Sambar、ワイルド・ボアー Wild Boar、マーシュ・クロコダイル Marsh Crocodile そのほか、たくさんの野鳥。

観察のベストシーズン、というとやはり2月下旬~5月でしょうか。乾期は水場に動物が集まるので観察しやすいですが、暑すぎてライオンがだらけていることも(もともと夜行性の動物ですから、日中は寝ていますね)。

ササンギル インドの森 (3)
寝ているお母さんライオン

ササンギル インドの森 (2)
起きた!

ササンギル インドの森 (4)
眠~い子供たち。運よく子供連れのライオンに合うことができると観察のチャンス。子供は早く動くことができないので一カ所に長くいてくれます。

ササンギル インドの森 (7)
Tickell’s Blue Fly Catcher ティックルズ・ブルー・フライキャッチャー(ヒタキの一種)

ササンギル インドの森 (6)
Brahmany Myna ブラフニー・マイナ(九官鳥の一種)

ササンギル インドの森 (5)
Spotted Owlet インドコキンメフクロウ 
インドの森は「野鳥の楽園」と言われますが、それでも写真に収めようとおもうと結構苦労しますが、フクロウたちはあまり動かないので、しっかりと被写体になってくれます。

ササンギル インドの森 (8)
Chital(Spotted Deer)アクシスジカ  
インドの森で最も一般的な鹿

ササンギル インドの森 (9)
Nilgai ニルガイ 
体の大きな鹿でBluebullと呼ばれ、オスはグレー色の大きな体をしています(この写真は雌)。鹿とはおもえないほど大きな子もいます。

ササンギル インドの森 (10)
Sambar サンバー 
水場に多く集まり「水鹿」とも呼ばれます。丸い耳が特徴的。

ササンギル インドの森 (11)
Marsh Crocodile マーシュ・クロコダイル 
そして水場にはワニも。乾期の水の少ない時期には観察しやすいです。

現在のインドはサファリ・ブーム。
是非、アジア最後の貴重な存在であるライオンたちの住む森を訪問してみてください。

文・写真 Mariko SAWADA  澤田真理子

ササン・ギルへのアクセス
アーメダ―バードから車で7~8時間。ディゥなどその他のグジャラートの都市からもアクセス可能です。
サファリはジープの事前予約が必要です。国立公園内に入ることが許されるジープの数に制限がありますのでインドの祝祭日が重なる時期など早めの予約が必要です。


添乗員同行、日本から出発するササン・ギルのアジア・ライオンに出会うサファリツアー
インド二大国立公園サファリ最後のアジアライオンが暮らす森ササン・ギルとベンガルタイガーが暮らす森ランタンボール

西遊インディアのインド発着現地ツアー 
インド・サファリ 最後のアジア・ライオンの暮らす森、ササン・ギル国立公園2泊3日
 



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2013年11月19日

南インド ラーメーシュワラムへの旅

ワナッカム!
皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
私は、10月に少し休暇をとり、大好きな南インドへ旅に行ってきました。
今回は、その旅の一部をご紹介致します。

目指したのは、南インドはタミル・ナードゥ州にあるインド屈指の聖地、ラーメーシュワラム。
屈指と言っても、知っている人は少ないのではないでしょうか。

このラーメーシュワラムとは、「四大神領(インドの東西南北を護る聖地)」の一つにあたり、南を護っています。
また、「12の光輝くリンガ(ジョーティリンガ)」の一つでもあり、ヒンドゥー教徒なら誰もが一度は巡礼に行きたいと思う所です。

マリンブルーに光るマンナール湾に突き出た半島の先にあり、海を隔てたその向こうにはスリランカがあります。
海峡には、アダムス・ブリッジと呼ばれる7つの小さな島がスリランカへと連なっています。

このラーメーシュワラムは、インド二大叙事詩「ラーマーヤナ」ゆかりの地です。主人公ラーマ王は、魔王ラーヴァナに誘拐されたシータ姫を救うために、猿の神ハヌマーンの力を借り、ラーメーシュワラムからランカー島(スリランカ)へと橋を掛けて渡ったとされています。
魔王ラーヴァナを倒し、シータ姫を救ったラーマ王が、穢れを浄めて神に感謝し祈った場所にラーメーシュワラム最大の寺院、ラーマナータスワミ寺院があります。

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ラーマナータスワミ寺院の東の門搭

とても立派なお寺で、南北に約200メートル、東西に約350メートルという大寺院です。また、素晴らしいのは中の回廊。高さは9メートル、全長は1220メートルにも及び、合計1200本の柱には3000以上もの力溢れる彫刻が刻まれ、天井には極彩色のヤントラ(宇宙の神秘を象徴するデザイン画)が描かれています。
また、中には22の聖なる井戸があり、禊の場として機能しています。

P1161838
寺院の中の回廊

そんなラーメーシュワラムへの道のりは、タミル・ナードゥ州第二の都市、マドゥライから始まります。バスも列車も出ていますが、今回は列車を使いました。
朝6:25頃、少し明るくなった中を出発した列車は、快調にラーメーシュワラムへと進みます。インド本土から島には、パーンバン橋と言う長さ2キロに及ぶ、インドで最初にできた閘門式の橋が掛かっており、美しい海の上わずか3メートルの所をゆっくりと進んで行きます。目の前に広がる海のその美しさには目を奪われます。
インド人の乗客たちも携帯のカメラで嬉しそうに写真を撮っていました。

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列車の中の様子

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車窓から

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閘門式のパーンバン橋

島に到着した後、宿に荷物を置き、直ぐに島の終わりに位置するダヌシュコディと言う村を目指しました。
オートリキシャで約40分。着いたのは、真っ青なインド洋とベンガル湾に挟まれたムーンラムチャッティラムと言う漁村。ここから先は、オートは立ち入り禁止です。1964年のサイクロン以降、ジープかテンポでしか入域できなくなったそうです。テンポは20人集まらなければ出発しません。

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ムーンラムチャッティラムから見るインド洋

インド洋の壮大な波を見ながら待つこと約30分。20人が集まりやっと出発です。体の大きなインド人たちと寿司詰め状態で浅瀬の海をガタガタと進むこと30分。遂にダヌシュコディに到着です。

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浅瀬をテンポで進みます

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テンポの中の様子

もともとは、活気のある村だったダヌシュコディ。1964年、サイクロンに襲われてから廃墟のようになってしまいました。今は、古い列車の駅や珊瑚でできたキリスト教会の残骸と、小さな集落がある程度です。

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珊瑚でできた教会

その先4キロ進んだ所が、インドの終わりです。残念ながら、テンポの停車時間は30分だけ。全く影のない炎天下、気温38度の中を歩いて4キロ進むのは危険です。別手配をしたジープでなければ行くことができません。
今回は、本当の端まで行くことはできませんでしたが、いつかまた訪れたいと思います。

南の端にある小さな島、ラーメーシュワラム。そこは、伝説と篤い信仰が今も息づく聖なる島。
どこまでも美しく広がり、のどかで静かな海に心が癒される素敵な場所です。

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夕日に染まるラーメーシュワラム

PA314767
朝日


▼西遊旅行の南インドの旅
「楽園の南インド周遊」 

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2013年08月17日

リトル・ラサ-ダラムサラ ~ヒマーチャル、旅の途中②~

「花のロータン・パスとダラムサラ」の見所をもう一つご紹介、ダラムサラです。


訪れたのは、「リトル・サラ」と呼ばれるダラムサラ(ヒマーチャル・プラデーシュ州)です。
ここは、1959年にダライラマが亡命して以来、チベット亡命政権が置かれている都市です。
当時インドの首相だったネルー氏が、閑静なこの町をチベットの人々の為に用意しました。
もともとは、イギリス人たちが避暑地として住んでいた町です。
チベットの人々は、ダライラマに謁見する為、そしてチベット人としてのアイデンティティを持ちながら
生きる為にこの地を目指します。

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ダラムサラの中心・マクロードガンジ

その逃避行は、国境警備の手が薄くなる厳冬期に集中するそうです。
凍傷により手足を失ったり、命の危険を冒してでもヒマラヤ山脈を越えてやってくるのです。

中には小さな子供もいます。
彼らは、もう二度と両親と会えないかも知れないのです。
そんな子供たちの暮らす場所、チベット子供村があります。
そこには、乳幼児~18歳くらいまでの子供たちが、約2,000人も暮らしています。
ホームと呼ばれる宿舎で、男女5歳~18歳までの子供たちが、
お互いの面倒をみながら家族のように暮らしています。

またベビーホームには、5歳以下の子供たちが暮らしています。

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あどけない笑顔を見せてくれる彼らが、辛い越境を経験し、ここへやってきたなんて信じられません。
少しでも力になることができれば・・・
そう思いました。

また、ダラムサラにはノルブリンカ芸術文化研究所があり、チベットの精神的・文化的遺産、伝統芸術・技術を保存し発展させる為の取り組みが行われています。
ここでは、タンカを描いたり、刺繍をしたりする作業を見ることができ、チベット人のこれからの希望の光を感じることもできます。

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タンカを描く青年

また今回、このノルブリンカのワークショップでは、チベットの精神的指導者として、
ダライ・ラマ、パンチェン・ラマに次いで重要な人物とされているカルマパにも謁見することができました。
彼は、私たちを見て、軽く会釈をして下さいました。
残念ながら写真を撮ることは許されませんでしたが、忘れることはないでしょう…


「チベット」と聞くと辛い歴史を思い浮かべがちですが、
ここダラムサラへ来ると、その歴史もさることながら、前を向いて歩んでいるチベット人の強い精神力を感じます。

リトル・サラ「ダラムサラ」。チベット本土に行かれた方もそうでない方も、ぜひ一度足を運んでみて下さい。私たちに、チベットのことを知る機会を与えてくれます。



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2013年08月05日

印パ国境アムリトサル ~ヒマーチャル、旅の途中①~

今回は、「花のロータン・パスとダラムサラ」番外編その1、ということで、
お花以外の見所をご紹介します。


毎年催行されているこのコース。今年はいつもと少し違いました。

まずはじめに訪れたのは、シク教徒の聖地・アムリトサル(パンジャーブ州)です。
ここには、シク教の総本山、ハリマンディル(黄金寺院)があり、不死の池と呼ばれる水の真ん中で輝いています。

シク教徒というのは、一般的に頭にターバンを巻いた方が多くいます。
私たちのインド人のイメージと言えば、「ターバンに髭」ではないでしょうか。
そのイメージを植え付けているのは、恐らく海外で活躍することが多い彼らです。
ただこのターバンは、ラジャスタンなどの民族衣装のものとは異なります。
年頃になると、ターバンの巻方も自分なりに工夫し、こだわりがあるそうです。

P7123316
本堂の黄金寺院

この宗教は、カーストを否定するという精神のもとに成り立っているところがあり、
そういった場面を随所で見ることができます。

P7123329
シク教のお寺には、必ず食堂(ランガ)があり、全ての人が同じ所で同じ食事を一緒にとります。それは、階級によって一緒に食事をしないカーストを否定する精神の表れです。
ちなみにこの食堂、私たち旅行者でも食事を頂くことが可能です。

その他には、靴を預ける所がありますが、ここで靴の番をしているのも、身分が低い人たちではありません。
カーストの社会では、自分よりも身分の低い人の足を触る、ということは究極の侮辱です。
しかし、そんなことの意味をなさないシク教の社会では、階級に関わらず、靴番をするのです。

お寺の中では、お経とも言える音楽が流れており、とても心地良いです。


黄金寺院の後は、パキスタンとの国境・アタリーでのフラッグセレモニーを見学しました。
印・パの賑やかさをお互いに競い合うようにパフォーマンスが繰り広げられる様は、
なかなか見ごたえ有りです。

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大いに賑わうインド側の観覧席

インド側では、ボリウッド音楽が流れていてインドの方々が踊っていたり、
衛兵隊が脚を高くあげて行進をしたり。
こちらからは確認できませんでしたが、恐らくパキスタン側でも同じようなことが繰り広げられていたのでしょう。

インドとパキスタン、色々と問題を抱えていますが、
この光景を見ている限りでは、平和を感じることができました。



さて次は、リトル・ラサ「ダラムサラ」編です。

幻の花・ブルーポピーを求めてハイキング!「花のロータン・パスとダラムサラ」ツアー情報はこちら

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2013年07月22日

花咲くインド、ヒマーチャルの旅 ~ロータン・パス編~

皆様、こんにちは。
梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。

さて、この7月11日から「花のロータン・パスとダラムサラ」に添乗で同行させて頂きました。

訪れたのはインドの避暑地としても人気のあるマナリ(ヒマーチャル・プラデーシュ州)です。
ここから約50km 北へ行った所にはロータン・パスという峠(標高3,980m)があり、レーへ行くにはこの峠を越える必要があります。
今回の旅の目的は、このロータン・パス周辺で高山植物を見ることです。


1日目、マナリからロータンパスに向けて出発。
少し不安な曇り空でしたが、晴れてくれることを願いながら峠の頂を目指しました。

すると・・・3,980mの峠に着いたあたりから、お天気に回復の兆しが。
P7163457
ロータン・パス 最高到達地点

そして、峠を越えるとだんだんと雲が減り、青空と太陽もお顔を見せてくれるようになりました。
晴れてくると、インドヒマラヤの壮大な景色も見られます。

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晴れた峠の景色

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インドヒマヤラ


いざ、車を停めてフラワーウォッチングです。

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アネモネ

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トラノオ

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アズマギク

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サクラソウ

そして、お目当てのブルーポピーも・・・
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お天気に恵まれ、お花を悠々と楽しむことができました。

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お花の上でくつろぐヤク


道中移動の長い日もありますが、渓谷が多く緑豊かなこのヒマーチャルは、
景色を眺めるのも、楽しみの一つです。

来年はまたどんな花たちに出会うことができるでしょうか。
ぜひ、従来のイメージとは違った、花咲くインドを体験しにいらしてください。



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2013年07月21日

インド年末年始ハイライトコース 元旦2014 in INDIA

元旦企画 (1)
ガンジスの夜明けに祈る(バラナシ)

早くも年末年始のインドの旅の発表になりました。
今年は全日空デリー線利用の元旦 in INDIA3コースを特別に設定。
お勤めの方にもご参加いただきやすい日付、価格も重視したコースです。

元旦企画 (2)元日を聖地バラナシで迎える
聖地バラナシとインドの至宝タージ・マハル
12月29日(日)~1月2日(木)5日間 東京発着(大阪・名古屋接続) 258,000円





元旦企画 (3)元日にタージ・マハル
ゴールデン・トライアングルと聖地バラナシ
12月29日(日)~1月3日(金)6日間 東京発着(大阪・名古屋接続) 278,000円






元旦企画 (4)
元日をリシケシのアシュラムで。
瞑想とヨガで迎えるお正月

リシケシでのヨガ体験
12月29日(日)~1月3日(金)6日間 東京発着(大阪・名古屋接続) 238,000円



一緒に2014年のお正月をインドで!

西遊旅行 印度チーム

2013年10月以降のコースも続々UP中 西遊旅行のインドツアーはこちら

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2013年07月03日

ラダックのヘミス・ツェチュ祭 2013

ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (5)

西遊インディアの川口です。
6月18日、ラダックのレーで行われたヘミス僧院のツェチュ祭の様子のレポートです。
この日の午前中はあいにくの雨。午後には天気も持ち直し、地元の人たちに混ざってツェチュを楽しみました。

ツェチュとは・・・
チベット文化圏の寺院での祭りのことですが、本来は「(月の)十日」を意味します。
これは、紀元後八百年前後にチベット仏教をヒマラヤ一帯に流布した、ニンマ派の祖師グル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)にちなんでいます。彼の生涯には十二の重大な出来事が起きたといわれ、各月の十日に、その月に該当する出来事の法要を行います。
また、「月の十日にツェチュ祭のあるところには必ず戻ってくる」という言葉を残したとも言われています。ツェチュ祭とは、グル・リンポチェを再び目の前に拝み、法要を行う、一年のうちでも大切な日です。

チャムとは・・・
ツェチュ祭には、必ずチャムと呼ばれる躍動的で色鮮やかな仮面舞踊があります。娯楽を目的とした舞踊ではなく、宗教教義に基づく儀式や法要を表し、踊り手の動きは一挙手一投足まで書に記されています。チャムは舞踊によって、難しい宗教の教えを一般の人々にもよりわかりやすく、親しみやすい形で伝えています。墓場の守り神・骸骨(ドゥルダ)の舞、黒帽の舞・シャナ、鬼神八部衆の舞・デゲー、忿怒尊の舞・トゥンガム、太鼓をもったギン・タン・ツォリンの舞などが挙げられます。

へミス・ツェチュ プログラム
ヘミス僧院タンカ3日間にわたって行われるツェチュ祭り。私たちは祭りのハイライトとなる2日目を見学しました。まずは現在のカギュ系ドゥク・パのへッドラマ、ドゥクチェン・リンポチェ12世の写真が運ばれてきます。
その後、僧院の壁にペマ・ギャルポの大タンカがご開帳されます。(今年のタンカは毎年見ることができるタンカ。へミス僧院には12年に一度お目見えするグル・リンポチェのタンカも存在します。次回ご開帳は2016年)



(1)13黒帽の舞
13名の僧侶によって舞われるもの。広場全体を清める意味を持ちます。口元のマスクは悪霊を吸い込まない為。彼ら黒帽の僧侶たちはシャナクと呼ばれ、ダオ(仏教における悪の象徴を表す人形)にまつわる儀式など、チャムの中でも重要な役割を果たします。
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (1)


(2)祝福の儀
16名の銅製のマスクをつけた踊り手たちの舞。
会場に来ている人たちに、祭りの開始を告げ、邪気をとりはらいます。
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (2)


(3)パドマ・サンバヴァ八変化
グル・リンポチェは8つの化身の姿を持っていたと言われています。いろいろな姿がありますが、その中でもブータンの聖地・タクツァン僧院はグル・リンポチェがグル・ツェンゲの一つ「グル・ドルジドロ」という姿で虎に乗ってやって来たという伝説が残っています。
祭りでは、お坊さん達に連れられて八変化相が次から次へと登場しますが、パドマサンバヴァは金色の傘が掲げられ人一倍大きな仮面として表現されているので、一目で判別をつけることができます。用意されたイスに座っているパドマサンバヴァの前で、八変化相が次々と舞いを披露していきます。
パドマサンババ


(4)12守護尊の舞
各僧院に描かれていたプロテクターの舞です。マハカーラ(大黒)やヤマ、パルデン・ラモなど。

(5)The four Sgoma
赤、白、黄、緑と4色の門番たち。幸福や豊かさの為に動く神のような存在です。フック(白)で邪気を捕まえ、ロープ(黄)でそれらを縛り付けます。鉄鎖(赤)で固定し、ベル(緑)で惑わせて逃げられなくするといったように持ち物それぞれに意味があります。
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (3)


(6)チティパティの舞
チティパティ(屍陀林王)と呼ばれる骸骨の仮面です。「墓場の主」という意味を持つこの仮面は、かつては苦行僧だったそうで、祭りの時に悪霊を退散させる重要な役割を担うとされています。
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (7)


(7)パドマサンバヴァの忿怒の舞

(8)ダーキニーの舞
守護尊の一つヘールカの妃であるダーキニーの舞。赤、白、黄、赤、青色の5体のチャムです。祭り会場の中央にある、邪気を吸収させたトルマを破壊していきます。
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (6)


(9)勇士の舞
ラダック ヘミスツェチュ祭2013 (8)


ヘミス僧院はラダック最大の僧院であり、17世紀の創建以来、ラダック王家の援助の下で大きな力を持ってきました。ツェチュは、このヘミス僧院が一年で最もにぎわう日。ラダックの人々の信仰を感じる貴重な機会となりました。

文・写真 Kayo KAWAGUCHI 川口佳代 @西遊インディア 

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2013年06月06日

ラダックのブッダ・プルニマ祭

ブッダプルニマ2
西遊インディアの以頭祐志です。先日、ラダックより帰国。2013年5月下旬のブッダ・プルニマ祭をレーとアルチにて迎えることができました。

到着したレーは快晴、気温15度。ラダックの名峰ストック・カンリ(6,153m)の雄姿が迎えてくれました。
ストックカンリ

2013年5月25日はこの日はお釈迦様の誕生・涅槃・入滅を祝うブッダ・プルニマ祭がレーの町中で祝われていました。

ブッダ・プルニマ祭
仏教の伝わる各地で「ウェーサーカ祭」として祝われるもの。日本では「灌仏会」と呼ばれます。釈迦の誕生・悟り・入滅の3つがこの同じ日に起こったとされ、ラダックではチベット歴の4月の満月の日に当たります。「プルニマ」とは満月のこと。レーではラダックにおける仏教組織(ラダック・ブッディスト・アソシエーション)が主催し、ピース・マーチの行進と、ポロ・グラウンドでの見世物が行われました。ピース・マーチは市中心部にあるレー・ジョカンを出発してシャンティ・ストゥーパ、ツェモ僧院の順で回り、ポロ・グラウンドをゴールとして行われました。今年は釈迦の誕生から2557年目に当たります。

まずは市民たちが行進するピース・マーチ。シャンティ・ストゥーパから降りてくる行進の列を待ちうけました。
ブッダプルニマ1

僧侶たちの列の後には誕生日を迎えたお釈迦様がトラックに乗って移動してきます。
仏陀 ブッダプルニマ

お経を持った人々の列が通り過ぎる時、頭を下げると手に持つお経を軽く叩くように頭に乗せて行ってくれました。その後、たくさんの子供たちに混ざり行進に加わりました。
次にはレーの町の広場、ポロ・グラウンドでの見世物を見学しました。広場の真ん中に作られた壇上で、市民やお坊さんが踊りを披露しました
ブッダプルニマ

ブッダプルニマ3

ブッダプルニマ4

レーでのブッダ・プルニマ祭を楽しんだ後はアルチへ。名刹アルチ・チョスコル僧院を訪問すると、今日はたくさんの地元の人々が参拝に訪れお祈りをしていました。僧院外でもピクニックをしている人がいたり、ビンゴ大会のようなことをしている人がいたりと、日本の縁日のようなお祭り気分で賑やかでした。

いつもよりも明るい雰囲気に包まれたブッダ・プルニマ祭のラダック。これから、お祭りのシーズン、本格的な旅行シーズンを迎えます。

西遊インディア 以頭祐志(いとう・ゆうし)

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