at 08:00│震災後のネパール 

2015年06月03日

震災後のチソパニ

ナマステ!ネパールより堤です。

出来るだけポジティブな情報をレポートしたいのですが、今回は悲しいお知らせです。

今回の地震で特に被害が大きかったのがカトマンズ郊外北側のシンドパルチョーク郡とヌワコット郡。ちょうど、その郡境に位置するチソパニは尾根上にあり、カトマンズ郊外でも有名なヒマラヤの展望スポットです。ここもやはり地震被害が大きかったとのことで、訪れてみました。

カトマンズよりジープに揺られること2時間半、チソパニのホテル群が見えてきた時、唖然としました。遠くから見ても分かるほど、建物がめちゃくちゃに・・・。

到着し、歩いてみると更にその惨状が分かりました。全てのホテルが全壊。居合わせたホテルBBCのオーナーに聞くと、2人の子供を含む6名の命が犠牲になってしまったとのことでした。

ホテル・シャンボラのオーナーは、まだ借金もあるし、先日アルコール販売のライセンスも取ったばかりだったのに、チャンスがあれば、次は地震に強いコテージタイプのホテルを建てたいけれど、それもいつ実現できるかね・・・と、肩を落として語ってくれました。

西遊旅行では9月に実際にチソパニに泊まる予定のツアーがあります。ホテル・シャンボラのオーナーはもし来てくれるなら、街の横のキャンプサイトを使って欲しい、食事も用意するよと言ってくれました。
チソパニにはしばらく旅行者は訪れないことになりそうです。しかし、9月の宿泊の予定は変更せずにここに泊まってあげたいと思います。

震災後のチソパニ1
現在のチソパニの様子。

震災後のチソパニ2
全てのホテルが壊れてしまった。

震災後のチソパニ3
このホテルは新しく、営業して28日めだったそう。

震災後のチソパニ4
このホテルは5階建てでしたが、下2階が潰れてしまった。

震災後のチソパニ5
ホテルBBCとそのオーナー。

震災後のチソパニ6
全てが完全に壊れてしまった・・・。

震災後のチソパニ7
ホテル・シャンボラのオーナーと後ろのピンクのホテルが彼のホテル。

チソパニキャンプサイト
9月にはこのキャンプサイトを利用してあげたい。

at 20:00│震災後のネパール 

2015年06月02日

震災後のエベレスト街道 総括

ナマステ!ネパールより堤です。

エベレスト街道について、最後のレポートです。

今回訪れることの出来なかった、上部の宿泊地についても、ロッジのご主人や、戻ってきたエベレスト遠征隊、外国人トレッカーやガイドより詳細な情報を得てきています。

・タンボチェ
西遊旅行でいつも利用するTENGBOUCHE G/Hは無事です。1軒は全壊。他4軒は壊れていますが10月までに直せると思うとのこと。ゴンパも損傷が目立ち、現在は中に僧はおらずデボチェに泊まっています。
・ディンボチェ
古い建物は壊れていますが、ロッジはだいたい大丈夫です。
・チュクン
大丈夫です。
・ロブチェ
2軒ロッジが壊れていますが、他は大丈夫です。
・ゴラクシェップ
大丈夫です。
・ペリチェ
ここは被害が大きく、現状営業可能なロッジはありませんが、10月までにもし間に合わなければ、ディンボチェに泊まれば大丈夫です。

ゴーキョ方面についても、被害が多くみられましたが、宿泊可能です。

・モンラ
大丈夫です。
・ドーレ
壊れた家屋が多いですが、2軒のロッジは現状営業可能です。
・マッチェルモ
壊れた家屋が多いですが、2軒のロッジは現状営業可能です。
・ゴーキョ
大丈夫です。
・ランデン
大丈夫です。

エベレスト方面、10月からのトレッキングは全く問題ありません!
被災地のイメージが先行し、トレッキング客が減ってしまうのは住民たちにとって、それこそ二次災害です。
むしろ、皆が復興に向けてがんばっている今だからこそ、是非訪れてあげてください。


at 12:00│震災後のネパール 

2015年06月01日

震災後のエベレスト街道 ルクラ~ナムチェバザール間

ナマステ!ネパールより堤です。

エベレスト街道、ルクラ~ナムチェバザール間の様子をレポートします。

ルクラのメインバザール周辺のほとんどのロッジはダメージが少ないです。被害が大きかったのはいつも歩き始め初日に昼食を食べるタドコシのバッティ。壊れていないバッティもありますが、よく利用するバッティの一つEVEREST SUMMITER LODGEは完全に崩壊してしまいました。その向かいのロッジも酷い状況で、胸が痛みます。

初日の宿泊場所パクディンはほとんどのロッジの壁が壊れていたりと被害が出ています。いつも利用するSUNRISE LODGEも損傷が特に酷いロッジの一つ。それでも、ここのサウニー(女将)は本館を一回壊すが、必ずトレッキングシーズンの始まる10月までには直しますと力強く語ってくれました。

パクディンを出るとすぐに土砂が崩れた箇所があり、エベレスト街道で唯一道が寸断された箇所となりました。これから雨期の間に更に崩れる可能性はありますが、迂回路があるので、心配はいりません。

更に進み国立公園の入り口となるモンジョは被害は少ないです。しかし、ここから川まで下った2日目の昼食場所となるジョサレのバッティの多くが壊れてしまい、ほとんどの住民がモンジョに一時移住しています。いつも利用するRIVER VIEW TERRACE RESTAURANTは最も被害が大きく完全に壊れてしまいました。ここのサウジー(主人)に偶然会うことが出来ましたが、私のバッティが一番ひどく壊れてしまった…とさすがに落胆している様子でした。それでも、完全にでは無いけど、グループが食事を出来るぐらいの簡単な小屋ぐらいには回復させるから10月からシーズンが始まったらまた利用して欲しいと語ってくれました。

エベレスト街道、問題なくトレッキング可能です!
皆さんが泊まる場所も食事を食べる場所も頑張って準備して私たちを待ってくれている人たちがいます!
5月30日ルクラにて

ルクラ
いつもと変わらぬルクラのメインバザールの様子

タドコシの壊れたバッティ1
タドコシの崖側のバッティは崖崩れと共に崩壊してしまった。

タドコシの壊れたバッティ2
タドコシにて、よく利用するEVEREST SUMMITER LODGEも全壊してしまった。

パクディンのサンライズロッジ1
パクディンのSUNRISE LODGE本館もダメージが大きい

パクディンのサンライズロッジ2
それでも、SUNRISE LODGEのサウニーは10月までに必ず本館を立て直すと強く語ってくれた。

パクディンの土砂崩れ
パクディン過ぎの土砂崩れ。現在はロバが通過できるほどに。しかし、これからの雨季で更に崩れ無いか心配だ。ツアーでは山側に迂回するルートもあるので安心。

ジョサレのバッティ
ジョサレのRIVER VIEW TERRACE RESTAURANTは完全に壊れてしまった。

ジョサレの壊れたバッティのサウジー
RIVER VIEW TERRACE RESTAURANTのサウジー。今後、特に応援してあげたい人の一人だ。

at 20:00│震災後のネパール 

2015年05月30日

震災後のエベレスト街道 ターメ村

ナマステ!ネパールより堤です。

本日はエベレスト街道を離れ、地震被害の最も大きかったターメ村を訪れました。
覚悟していましたが、全壊家屋が多く胸が痛みます。1名が地震の際に亡くなり、もう1名が地震のショックでその後亡くなったそうです。

政府からの支援は一切届いていません。住民たちは揃って政府への不満を語っています。
ロッジは修理を始めていますが、金銭的余裕の無い小さいバッティや民家は支援を待つしかない状況です。先日はドイツ赤十字から立派な作りの70張のテントが届きましたが、力の強い人、声の大きな人が優先的に持って行き、金銭的余裕が本当に無い民家には届いておらず、支援の不公平さも見て取れます。モノを送るだけではなく、支援者も実際に訪れ見届けなければ本当の支援とは言えないと実感しました。

小さなバッティが全壊したミンマ・ヌルさんもテントが届いていない家の1人。話を伺ったところ、震災後1カ月経って届いた外国からの支援物資はブルーシート2枚のみとの事。各国の各団体より支援は始まっていますが、まだまだ現地には届いていません。ターメより上部の村も同様で、ターメまで支援物資がきても、自分たちの村までは届かないと、ヒラジュン村とマルルン村から来た女性も語っていました。

こんな状況ですが、明るい話題が一つ。本日は偶然にも毎年ゴンパにて行われるお祭りマニリンドゥの日。ゴンパも壊れてしまったので、開催するかどうか是非が問われたそうですが、村の横の広場に仮設会場を作り、予定通り行われました。村人たちが楽しみにしている1年に一度のお祭り。周りの村からも見物客が多く訪れ、ひと時の楽しい時間を過ごすことができたようです。

ターメ村は西遊旅行の「ゴーキョピーク登頂とレンジョパス越え」のツアーで訪れる村。ロッジの修理は始まっており、10月までに必ず直すとのこと。
ツアーは予定通りやります!実際に訪れてあげてお金を落とす。これが私たちが出来る支援の一つです!
5月29日ナムチェバザールにて

ターメ村倒壊家屋
 ターメ村、全壊した家屋。

ターメ村倒壊家屋2
 この家もひどく壊れてしまった。

ターメ村サンシャインロッジ
 西遊旅行旅行でいつも利用するサンシャインロッジ。修理し10月までには再開するとのこと。

ターメ村のミンマさん
 小さなバッティを経営するミンマさん。支援の不公平さを語った。

ターメ村祭りに来た女性
 お祭りを見に来たヒラジュン村とマルルン村の女性。

ターメ村マニリンドゥ1
 本日は偶然にもマニリンドゥ祭の日。

ターメ村マニリンドゥ2
 僧たちによる仮面舞踊が行われます。

ターメ村マニリンドゥ4
 バッティも仮設されました。

ターメ村マニリンドゥ3
 祭りに集まった村人たち。

ターメ村マニリンドゥ5
 ひと時の楽しい時間だった。

at 20:00│震災後のネパール 

2015年05月29日

震災後のエベレスト街道 クムジュン村

ナマステ!ネパールより堤です。

雨期前ですが、朝から晴天!本日は、シャンボチェの丘から今回の地震被害の大きかったクムジュン、クンデを歩いてきました。

シャンボチェの丘シェルパリゾートは一部破損していますが、9月までには復旧出来る予定です。既に修理の段取りも全てたっており頼もしいです!

シャンボチェの丘を越え、クムジュンの街並みが目に入った時、一先ずほっとしました。ニュースだけでは、ほとんどの家屋が倒壊してしまったかのような印象を受けてしまいますが、まずは見た目はいつもと変わりません。しかし、村内を歩くと、クムジュン、クンデ共に一度解体は避けられない損傷の家屋もいくつかあり、胸が痛みました。それでも亡くなった方がいなくてよかった・・・。

壊れていない家屋の住民も、やはり今は余震を怖れてテントで夜を過ごしています。雨期が始まる前に少しでも早く不安が無くなれば・・・と思います。どこかの星占い師や偉いお坊さんが後3か月は家に入らない方が良いと言ったとか、変な噂が広まるのは困ったものです・・・。

そんな中でもヒラリースクールはこの1カ月の間にほとんどの壊れた箇所の修理を終え、日曜日(5月31日)から再開するとのこと。壊れたロッジやゴンパの修理も既に始まっています。

帰り道はキャンジュマ経由でナムチェバザールへと戻りました。キャンジュマの2軒のロッジも少し破損しましたが、急ピッチで修理を進めていました。

少しずつですが着実に復興に向け歩き始めています。皆さん、是非訪れてあげてください!
5月28日ナムチェバザールにて

シェルパリゾート震災後
 シャンボチェの丘エベレストシェルパリゾートの様子 次シーズンまでに必ず修復すると力強く語ってくれた。

クムジュン村震災後
 クムジュン村が見えてきた。

クムジュン村震災後2
 クムジュン村の様子。ほとんどの家屋が倒壊というわけでは無いようだ。

クムジュン村家屋
 このように一部損壊した家屋が目立つ。

ヒラリースクール震災後
 ヒラリースクール。5月31日より再開します。

クムジュンゴンパ震災後
 クムジュン村のゴンパ。外壁が壊れ工事していました。

クムジュン村テントの様子
 住民は余震を恐れ、まだまだ外で寝る日が続きそうです。

at 20:00│震災後のネパール 

2015年05月28日

震災後のエベレスト街道 ナムチェバザール

ナマステ!ネパールより堤です。

早朝カトマンズよりルクラに飛び一気にナムチェバザールまで歩いてきました。

心配していたパクディン過ぎの土砂崩れですが、迂回ルートが出来ており難なく通過。

ナムチェバザールは、古い建物など少々壊れているところもありますが、ほとんどの建物が無事です。亡くなった方もいません。余震が怖いのでまだ外のテントで夜を過ごす日が続いていますが、皆さん明るいです。

テント場では、みんなでお金を出し合って、一緒の食事を作って食べています。たまたま2人の子供の誕生日のお祝いも兼ねていました。

ご近所の皆さんでキャンプファイヤーを囲んで、笑顔での会話が絶えません。

ナムチェバザール大丈夫です!!
5月27日ナムチェバザールにて

ナムチェバザール到着
 いつもと変わらないナムチェバザール

ナムチェでキャンプファイヤー
 テント場でキャンプファイヤー

アンドルジさん
 みなさん元気です!!

at 17:45

2015年05月21日

ネパールを歩こう!!

ネパールを愛する皆様へ

初めに、2015年4月25日、ネパール中部で発生した地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

この度、お送りさせていただいた「世界の山旅2015.9~2016.5」パンフレットにて、10月からのネパールトレッキングツアーを発表しておりますが丁度、地震とパンフレット発行の時期が重なり、パンフレットの発行中止も検討いたしましたが、1日も早いネパールの復興を願い、当初予定した通りの形でお送りさせていただいております。

スタッフたちからも現地の情報が入ってきますが、カトマンズの多くの家庭では通常の生活に戻りつつあり、カトマンズ市内のほとんどのホテルが営業を再開し、国際線・国内線も平常通り運航しております。

地震の影響を心配される方もおりますが、今年こそネパールに行ってみてはいかがでしょうか。
観光産業で成り立つネパールですので、訪れることで貢献できる復興支援があります。

10月より観光シーズンを迎えるネパールに、皆様がお越しいただけるのを、
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

staff


5月下旬に日本人スタッフによる現地調査を行い、実際の現地状況を十分に確認した上で、ネパール各コースのツアー内容を吟味し、改めてご案内させていただきます。

トレッキング担当一同



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