KUSUNOKI

2015年04月16日

聖域とよばれる内院:アンナプルナ・ベースキャンプ(A.B.C.)

ナマステ!
今回は、私が先日添乗した「アンナプルナ内院トレッキング 二大ベースキャンプを訪ねて」のツアーにおいて、2連泊するアンナプルナ・ベースキャンプ(A.B.C.)から見える山々を、改めてご紹介します。

①アンナプルナⅠ峰(8,091m)
いわずとしれた世界第10位の巨峰。サンスクリット語で「豊穣の女神」。山頂部には3つのこぶがあり、主峰である南峰(8,091m)、中央峰(8,060m)、東峰(8,020m)とされるが、それぞれを独立峰とはみなせない。1950年6月3日、フランス隊のモーリス・エルゾーグとルイ・ラシュナルにより8,000m峰世界初登頂が果たされた。南北両側に氷河が流下し、初登頂はアンナプルナ北氷河のルートより。
★当ツアーでは大迫力の南壁が朝日に染まります!
アンナプルナⅠ
アンナプルナⅠ峰の南壁

アンナプルナⅠズーム
朝に燃ゆる主峰(南峰)部

②ファング(バラハ・シカール)(7,647m)
山容が牙(ファング)に似ている。アンナプルナⅠ峰の衛星峰的な存在。バラハ(ヴィシュヌ神の十化身のうちの1つでイノシシの姿)・シカール(頂上)とも呼ばれる。

③アンナプルナ・サウス(7,219m)
頂上には3つの突起があり、最高点は南端の南峰。1964年秋、京都大学山岳部隊がアンナプルナ南氷河から入り、10月15日初登頂。
★当ツアーでは、序盤から終盤までじっくりと見ることができます!
サウス&ファング
アンナプルナ・サウス(左)とファング(右のガスの中)

アンナプルナサウル
アンナプルナ・サウス(昼)

アンナプルナサウス朝焼け
アンナプルナ・サウス(朝)

④ヒウン・チュリ(6,441m)
山名はネパール語で「平たい雪の峰」。初登頂は1971年10月10日。アンナプルナ南峰を象の頭とすると、ヒウン・チュリは鼻の部分にあたる。
ヒウンチュリ
ヒウン・チュリ

⑤マチャプチャレ(6,993m)
ネパールのマッターホルンの異名をもち、ポカラから一際尖ってみえる山。ネパール語ではマチャ(魚)プチャレ(しっぽ)となり、東西の方向から見ると南峰と北峰が魚の尾びれの様に見える。高度の側点は南峰に与えられているが、1km北の北峰もほぼ同じ高さである。日本人でこの山を初めて記録に残したのは河口慧海で、チベットへの潜入の途中、1899年ポカラに6日間滞在したという。1957年春、イギリス隊はエベレスト初登頂隊のメンバーなどを集め、登攀に挑む。頂上まであと50mにも満たないポイントで満足して引き返したという。これには山頂を踏まないという地元民との約束があったのかもしれないといわれている。聖山を登山したという記録は、これ以降では一切残されていない。
★A.B.C.からは夕焼けに染まる姿をお楽しみください!アンナプルナ・サウス同様に序盤から終盤までじっくりとご堪能いただくことができ、角度を変えるにつれ表情が変わっていきます。尖峰の真髄をとくとご覧あれ!!
マチャプチャレ
マチャプチャレ(昼)

マチャプチャレと満月
マチャプチャレ(夜;約満月)

⑥ガーベルホルン(ガンダルヴァ・チュリ)(6,248m)
形状よりガ-ベル(熊手)ホルン(角)と名付けられた。
ガ-ベルホルン
ガ-ベルホルン

⑦アンナプルナⅢ峰(7,555m)
1961年5月6日にインド隊により初登頂。第2登は1970年春の日本女子登攀クラブにより、アンナプルナ東氷河からのルートで達成された。
アンナプルナⅢ
アンナプルナⅢ峰

⑧フリューテッド・ピーク(シング・チュリ)(6,501m)
フリュートとは英語で縦溝、すなわち氷のヒマラヤひだを指し、その美しいひだがついた山。シング・チュリは近くのカルカ(放牧地)からとった名前だそう。
フリューテッドピーク&テントピーク(5,663m)
フリューテッド・ピーク(左)とテントピーク(右:5,663m)


ここは内院と呼ばれ360度名峰に囲まれ、聖域とされています。ここまで来て、感動を覚えない方はいないでしょう。エベレスト街道とはまた一味違う山容や雰囲気をお楽しみいただくことができます。
マチャプチャレ山群
A.B.C.よりマチャプチャレからの連山を望む

最後に、、、最近のネパールでのマイブームはイラ草のスープです。モロヘイヤのような濃緑色とネバネバ感があり、大変ヘルシーです。醤油を数滴たらすとより一層美味しく召し上がっていただくことができるでしょう。ネパールを訪れた際には、是非一度お試しあれ!!
DSC_0956
とても美味しいイラ草のスープ


※参考資料
ヒマラヤ名峰事典(MOUNTAINS OF THE HIMALAYA)  ~平凡社~




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2014年03月11日

世界最高峰エベレスト(8,848m)

ナマステ!
大阪支社の山班、楠です。

地球上で一番高い地点はどこでしょうか。いわずと知れたエベレスト(8,848m)の頂です。
昨年(2013年5月23日)、80歳で最高齢登頂者となった三浦雄一郎さんのニュースもまだ記憶に新しいのではないでしょうか。
今日はそんな憧れの山エベレストを少し紹介したいと思います。

▲エベレスト(8,848m)
・英名で“エベレスト”
(1930年~43年にインド測量局長官として業績のあったジョージ・エベレストの名前から命名。当時<1850年~60年代>はチベットもネパールも鎖国状態だったため、現地調査もままならず、現地名も分からなかったため)
・チベット名で“チョモランマ”
(チョモ…女神、ランマ…地域 ⇒大地の女神)
・ネパール名で“サガルマータ”
(サガル…世界、マータ…頂上 ⇒世界の頂上)

カトマンズの東北東160km、ラサの西南西450km、ナムチェ・バザールの北東29kmに位置しています。
山姿は三角錐のピラミッド形をなし、北壁はロンボク氷河、東壁はカンシュン氷河、南西壁は約2,000mの高度差でクーンブ氷河へと落ちています。

第1次世界大戦後(1921年)、イギリス隊はチベット政府から念願の入山許可を得て、最初の偵察隊をダージリンから送り出します。
以来、数多の挑戦者を退け続けます。
中には、「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか?そこに山があるから。」の逸話で知られるジョージ・マロリーもいました。3時偵察隊(1924年)で時の人となってしまい、世界初登頂が果たされたか否かという論議を呼ぶこととなります。

第2次世界大戦後を境にヒマラヤの国際情勢は一変。
ネパールは鎖国を解き(1949年)、チベットは中国にカーテンで仕切られてしまいます。

舞台はチベット側からネパール側へ…

イギリス隊、スイス隊、旧ソ連隊が各々挑戦を続ける中、ついに、イギリス隊に属するニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリーとチベット出身のテンジン・ノルゲイにより初登頂がサウス・コル経由の南方ルート<南東稜>より成されました(1953年5月29日)。

以来、各国隊が次々と登頂を果たします。スイス隊による同ルートからの第2登(1956年)、インド隊による第3登(1960年)、さらにはノース・コル経由の北方ルート<北稜~北東稜>からの初登頂は中国隊(1960年)。1959年にダライ・ラマが亡命したことにより山行が中止となり、1年延びたとも云われています。

そして更なる舞台は1960年代、より困難なルートをとるバリエーション時代へ…

無酸素、単独(ソロ)、冬期、アルパイン・スタイル等々。
たくさんの記録が打ち出されていきます。
うちもお世話になっている田部井淳子さんは、世界初の女性登頂者となりました(1975年)。


様々なドラマを産み出してきたエベレスト。
そんな山をネパール側(南側)から拝むことができるハイキングのご紹介。

■エベレスト展望ハイキングと山上ホテル■ <催行決定>
 4月27日(日)~5月7日(水) 11日間 東京発着(全日空利用予定)

シャンボチェの丘を散策
エベレストを見ながらシャンボチェの丘(3,800m付近)を散策

エベレスト街道の終着点カラパタールより
エベレスト街道の終着点カラパタール(5,545m)より望むエベレスト

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夕日時、もう少しズーム

チベット側(北側)からは、歩かずに拝むこともできます。
■歩かずに行く 8,000m峰五座大展望■ <催行間近>
 5月12日(月)~5月23日(金) 12日間 東京/大阪発着(中国国際航空利用予定)

■チベット大縦断■ <催行間近>
 4月24日(木)~5月  6日(火) 13日間 東京/大阪発着(中国南方航空利用予定)
 5月16日(金)~5月28日(水) 13日間 東京/大阪発着(中国南方航空利用予定)

110529
ロンボク(4,900m)より拝むチョモランマ

120504
朝日時、もう少しズーム


世界最高峰を仰いで何を想うか…
人生観さえも変えてしまう何かに出逢えるかもしれません。





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2011年03月08日

UMA (ウマ!…ではありません。)

 ヒマラヤ山脈にはこんな伝説があります。全身毛むくじゃらで人間の様に直立歩行する雪男、イエティ(YETI)がいると。UMA(Unidentified Mysterious Animal)、即ちネス湖のネッシーの様な未確認動物です。イエティは、エベレスト(8848m)初登頂者のエドモンド・ヒラリー氏をはじめ、数々の探検家や研究家を虜にしてきました。目撃証言、泣き声、足跡、、、謎は深まるばかりです。金銭苦に悩まされた登山家達がイエティを創り上げ、資金源に利用したという話も・・・。

 そんなイエティ。実はエベレスト街道の途中、ナムチェバザールの先にある聖山クンビラ(5761m)の麓の村、クムジュンにある僧院にイエティの頭皮が納められています。果たしてこれは本物なのか・・・。是非訪れてみて下さい。想像にお任せします!ちなみにこういう伝説は疑ってかかるよりも、信じてみた方が楽しい気分になれる気がします♪

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(クンビラ山麓の村クムジュン)

 今でも尚、新種生物がどんどん発見されているこの時代。これからイエティが発見される可能性は0%とは言えないのかもしれないですね。皆様、夢をもって生きていきましょうね!!

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(我が家のイエティ)

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2011年02月03日

ヤクのご利益(ヤク)

登山をする際、必然的に荷持が発生します。装備や食糧など、人数、行程の長さ、登山スタイルによって量は変わってきますが、いずれにせよその荷物を運び上げなければなりません。理想を言えば自身で運びたいところですが、ポーターを雇ったり、動物に載せて運ぶなどの方法もあります。ちなみに弊社では、お客様自身に重い荷物を持っていただくことはございません。

そんな時、エベレスト街道ではヤク(高所に住むウシ科)やゾッキョ(牛とヤクの交配種)が活躍してくれます(参照:堤さんの前投稿)。細い道や高所感抜群の吊り橋ですれ違う時には細心の注意が必要にはなりますが、彼らは逞しく我々の荷物を運んでくれます。しかし、感謝を捧げたい彼等にも実は困った点があります。それは道中にある糞の多さです。昨年私が添乗したツアーでも糞を踏んでしまい、運(ウン)を得たお客様がいました。

ヤク

そんな一見迷惑な糞ですが、現地の人々はその糞を乾かして火を焚く際の燃料として使います。是則ヤクのご利益。私の眼の前でストーブの中にガンガン乾いた糞を手掴みで入れていきます。勿論その後手を洗うようなことはしてないと思いますが、、、しかしこれがまた温もりと癒しの一時を我々に提供してくれるのです。

ヤクのご利益、天日干し中

(ヤクのご利益、天日干し中)

人生におけるどんな経験にも同じことがいえるように、無駄なものはないのかもしれませんね。そしてそういうエコな生き方をしていく事で、今進行している環境破壊を防ぎ、保全にも繋がっていくような気がします。…と極論でしょうが、ついついそんなことを考えさせられるエベレスト街道。色んな想いが馳せること間違いなしです!今シーズンはもうまもなく終了となりますが(まだ間に合うコースも勿論ございます!)、また10月からシーズンが明けるので、是非是非お越し下さいませ!!

エべレスト、ローツェ、アマダブラムをバックにヤクのご利益

(エべレスト、ローツェ、アマダブラムをバックにヤクのご利益)

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