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2016年09月23日

氷の洞窟 冬のアイスランド

今日は近年大きな注目を集めるアイスランドの氷の洞窟をご紹介します。
アイスランド南部に広がるヨーロッパ最大規模の氷河ヴァトナヨークトル。
その中に毎年出現するのがBlue Ice Cave(青い氷の洞窟)とか
スーパーブルーなどと形容される氷の洞窟です。

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神秘的な氷の洞窟(写真提供:アイスランド航空)


■Ice Cave in Vatnajokull (22)
冬の間のみにその姿を現します。(写真提供:アイスランド航空)


ヴァトナヨークトル氷河の名前となっているヴァトナヨークトル(Vatnajökull)とは「湖の氷河」という意味があり、アイスランドで最大の氷河です。8,100 km²の広さがあり、体積ではヨーロッパ最大で、アイスランドの国土の8%を占めています。平均の厚さが400mで、最大の厚さも1000mに及ぶのだとか。

そんなヴァトナヨークトル氷河の中にできる氷の洞窟は冬の間しか出現しないため、毎年10月頃に現地に調査団が入り、場所を確認します。そのため、実際にどれくらい車を降りて歩くのか、どの位の規模の洞窟に入ることができるのかというのはその調査が終わらないとはっきりとは分かりません。

通常はスカフタフェットルから車に乗り、氷の洞窟の近くまで移動、そこから徒歩で洞窟へと向かいます。氷の上を歩くためアイゼンを装着します。氷の洞窟が最大の見所ですが、ヴァトナヨークトル氷河を歩くというのも大きな魅力と言えるでしょう。

スーパーブルーの世界。長い年月をかけて圧縮された密度の高いヴァトナヨークトル氷河。その氷の中には空気の気泡があまり含まれていないため、透明度が高いのが特徴です。そこに太陽の光があたると赤い光を多くを吸収し、波長の短い青い光だけを反射させるため、この様な神秘的なブルーの世界が生まれるのだそうです。

Ice Cave in Vatnajokull (24)
素晴らしいスーパーブルーの世界へ(写真提供:アイスランド航空)

既に年末年始のコースはキャンセル待ちとなってしまいましたが、1月以降のコースはまだまだこれからです。
是非、この冬はアイスランドの氷の洞窟へ!

冬のアイスランド ←ツアーの詳細はこちらをクリック
冬の間だけ造りだされる大自然の芸術 "氷の洞窟"と神秘のオーロラを求めて








at 20:30│ツアー紹介 | オマーン

2016年08月12日

様々な魅力溢れる国 オマーン

 先月発表いたしました今シーズンの西遊旅行のオマーンのツアー。ハイキング、トレッキング、キャニオニング、キャンプなど、様々なアクティビティーに富んだ4つのツアーを発表いたしました。

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                     【ルブ・アル・ハーリーの大砂丘】 

 オマーンは南北に広がる国のため、同じ国でも地域によって様々な異なる風景が広がります。
北部にはハジャール山地が連なり、麓には緑溢れるオアシスを持つ村々が点在します。ツアーでは、緑溢れるナツメヤシ畑や果樹園の中をウォーキングします。

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                     【緑溢れるハジャール山地の麓を歩く】

 この豊かな緑を培っているのが、ファラジという感慨システム。世界遺産にも登録されたオマーンの灌漑システムの歴史は古く、紀元前3000 年(5000 年前)にイラン系住⺠の⽂化から来たと考えられています。

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                【ミスファット・アル・アブリーン村に巡らされた水路】

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                        【貯水池で泳ぐ子供達】

 イランと地理的にも近いため、イラン本土のザグロスやエルブルース山脈の灌漑システムであるカナートの文化が伝わったのだと思われます。
 オマーンではオマーン海からの湿気が⻄ハジャル⼭脈にあたって⾬を降らせ、ファラジと呼ばれる独特の灌漑システムが生まれました。
ファラジは何を⽔源とし、どのような供給路で⽔を運ぶのかによって3 つに分類されます。
Ghaili :ワディを⽔源とするもので、ファラジの約半分(48%)を占めます。
Aini :⼭中の涌き⽔を⽔源とする。ファラジの28%が該当。
Daoudi:地下⽔を⽔源とする。ファラジの24%が該当。

今でも引き継がれているファラジの文化を垣間見ながら、緑溢れる村々での散策をお楽しみ下さい。

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              【左:水路から流れる豊かな水       右:巨大なナツメヤシの木が茂る村の中】


  第二の都市・サラーラを擁する南部は、インド洋の影響を強く受けた気候のため、竜血樹やボトルツリーの植生が点在する珍しい自然体系を持ちます。
そしてオマーンで何と言ってもルブ・アル・ハーリー砂漠です。アラビア半島南部の3分の1を占める世界最大級の砂砂漠で、サウジアラビア南部、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンの4カ国に広がります。アラビア語では、アッ=ルブア=ル=ハーリーと呼ばれ、英語では「空虚な4分の1(一角)」(the Empty Quarter) と訳され、「何も無い所」というのが本来の意味。長さ1000キロメートル、幅500キロメートル。最近まで大部分が探検されてきませんでした。1931年にバートラム・トマス(Bertram Thomas)が、史料に残る最初の西洋人としてこの砂漠を横断しています。


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                【ルブ・アル・ハリーの砂丘の上から見る光景】

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                         【砂丘に昇る朝日】


   砂漠化は、この1000年間に進行したと考えられ、3世紀頃までは乳香交易のキャラバンがこの地を横断していましたが、砂漠化がこの地をキャラバン交易路が横切るのを困難にしたといいます。
西遊旅行の4つのツアー全て、このルブ・アル・ハーリーで2泊のキャンプ泊をお楽しみいただきます。
昨今、治安の関係でサハラのツアーが少なくなっていますが、サハラ以外で本物の大砂丘をお楽しみいただけるのは、このルブ・アル・ハーリーだと思います。

  さて、キャラバンの衰退の原因は砂漠化だけでなく「季節風の発見により海洋航路の発達」により、過酷な砂漠のキャラバンをしなくても良くなったことのほうが大きな要因だと考えられます。海のシルクロードの発達です。かつては、ツアーで訪れる「失われた都市」ウバル (Ubar) もこのような砂漠の中の交易都市でしたが、海のシルクロードの発達により、アラビア海沿いのホール・リーリのような都市国家が発展したのでした。これらの交易都市は、オマーン特産の乳香を各地に輸出して益を成していました。乳香は現在のオマーンの家庭でも、香として広く使われています。

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                 【活気溢れるムトラスークの中の乳香屋さん】

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                【このような台に炭をともし、その上で乳香を熱します】



 最後は、オマーンで産出される神秘のオイルのお話しです。ハジャール山地の麓にあるアル・ハムラ村。ここでは「モリンガ」という木の実から作るモリンガ・オイルの製造過程を見ることができます。

 
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           【左上から、抽出されたオイル、瓶に詰めたオイル、モリンガの実】


  モリンガから取れるオイルは、カルダモンのような実をつぶして抽出していました。ある化粧品サイトによると “モリンガは、インドの伝承医学アーユルヴェーダで300の病気を予防すると言われる栄養価の高い木で、古代ローマやギリシャ、エジプトでも珍重されてきました。モリンガシードオイルは、世界3大美女の呼び名が高いクレオパトラが愛用していたオイルとしても知られています。モリンガの種から抽出されたモリンガシードオイルは、ヨーロッパの化粧品で昔から美容クリームの材料として使われてきた、隠れた高級オイルでもあります。“とのことです。

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       【マカダミア・ナッツに似たモリンガの実】


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                   【両手で実をこねて、右にオイルを溜めます】


  オマーンでは今なお伝わる素朴な製造方法により作られていて、小瓶が1本3リアル(約1,000円)で売られていました。


  自然、文化、歴史、たくさんの魅力に溢れたオマーン。すでに催行決定、満席のツアーも出ています。この秋から冬にかけて、皆様のお越しをお待ちしています。

魅力溢れる4つのオマーンのツアーはこちら  ↓ ↓ ↓ ↓

オマーンアドベンチャー 砂漠と海と緑のアラビア
オマーン南北縦断
南部オマーン・ドファールをゆく
オマーン最高峰ジュベル・シャムス登頂とルブ・アル・ハーリー大砂丘


at 09:30│カザフスタン 

2016年08月02日

不思議なカザフスタンの首都アスタナ

今日はカザフスタンの首都アスタナをご紹介したいと思います。
1997年にアルマトイから遷都され、カザフスタン共和国の首都となったアスタナ。アスタナと呼ばれる前はアクモリンスク、ツェリノグラード、アクモラなどという地名でした。「アスタナ」とはカザフ語で「首都」という意味があります。人口はカザフスタンではアルマトイに次いで2番目に多く、首都となってからの発展が目覚ましい。何よりも奇抜な建築物が建て並ぶ町並みは訪れる人々に不思議な印象を与え、中央アジアにいる事を忘れてしまうほどです。このアスタナの都市計画は、1998年のカザフスタン政府主催の国際コンペで1位に選ばれた日本の建築家・黒川紀章の計画案に基づいており、現在も開発が続けられています。

まずは町のシンボルともいえるバイテレクタワーです。
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このタワーはナザルバエフ大統領の発案で、この町のシンボルとして建設されました。高さ105mの塔は展望塔になっており、展望台までエレベーターで上がることができます。バイテレクとは古代サカ族の神話などに登場する「生命の木」の事だそうです。展望台にはナザルバエフ大統領の手形があり、カザフ人がたくさん記念撮影していました。

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少し離れた場所から見るとこのように見えます。どこかSF映画の未来都市の様な印象さえ受けます。

続いては大統領府です。両脇にある黄金のタワーではなく、正面の青いドームの建物が大統領府です。バイテレクから大統領府までの間は広い公園通りの様になっており、奇抜な金色の塔とその奥に大統領府という眺められます。残念ながら大統領府には入る事はできませんが、公園通りから写真をとる事ができます。
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このピラミッドの様な建物は“平和と調和の宮殿”と呼ばれるコンベンションセンターです。イギリス人の建築家によって建てられ、会議などがない日には内部を見学することもできます。
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ハズィレット・スルタン・モスクは2012年に建てられたばかりの新しいモスクですが、内部の装飾が素晴らしい荘厳なモスクです。敷地は11ヘクタール、ミナレットは高さ77m。5000人の礼拝者を収容できます。一般の観光客も内部への入場が可能です。礼拝ホールは男性と女性用にロープで仕切られていて、ミフラーブのある所までは男性しか行くことができません。歴史のあるモスクではありませんが、、豪華絢爛な雰囲気は一見の価値があります。
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ハズィレット・スルタン・モスク外観

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荘厳なモスクの内部

カザフスタン国立博物館は2014年に開館した巨大な博物館です。展示面積が1万4000平方メートルあり中央アジアで最大の博物館です。
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4階建てで、大きく次のセクションに分かれています。黄金のホール(Hall of Gold)、古代から中世の歴史ホール(Hall of Ancient and Medieval History)、民俗学のホール(Hall of Ethonography)、独立のホール(Hall of Independent)、アスタナのホール(Hall of Astana)、近代美術のホール(Hall of Modern Art)。メインとなるのは黄金のホール、古代から中世の歴史ホール、民俗学のホールとなり、特に黄金のホールはサカ族の古墳(クルガン)から発掘されたゴールデンマン他、多くの金の埋葬品の展示があり一番の見どころ。2階にはクルガンを発掘した際の様子が再現されています。

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黄金のホールに展示されているゴールデンマン

その他にも奇抜な建物が新市街の中心部にはたくさんあります。一番西の端にあるショッピングセンター・ハーンシャティールからバイテレク、大統領府手前まで歩くと、途中に様々な面白いビルがみることができます。歩くところはずっと公園になっており、日中は治安も良く安心です。

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奇抜な建物が並ぶアスタナの中心地。どこかドバイの町並みを思わせる雰囲気です。

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波打った形のビル。

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オペラ劇場

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ハンシャティール・ショッピングセンター

アスタナという町は首都でありながらツアーで訪れることは非常に少ない都市です。弊社のツアーでは「近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園」のツアーで訪れます。昨年からアシアナ航空がソウル/アスタナ間に週一便ですが就航。まだまだ知られざる首都アスタナも是非訪れてみてください。

ツアーの詳細はこちらをクリック↓
近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園

10月04日(火) ~ 10月09日(日) 6日間 298,000円 催行間近です!


at 09:30│コーカサス 

2016年07月26日

コーカサス料理

東京本社 寺阪です。

旅の目的といったら、名所旧跡や博物館、美しい自然や動物を見るなどいろいろあると思いますが、やはり食事も外せません。

コーカサスの料理というと日本では縁がなく、ピンとこないですが、美味しいものがたくさんあります。そしてこの地域はワインの発祥の地とも言われ、ワインも楽しんでいただけます。(ジョージアあたりが一番古いワインの発祥地とも言われていますが、アルメニア側ではそうは思っていないようです)。

それではツアーでもご賞味いただけるお料理の一部をご紹介いたしましょう。

ケバブ
中近東の代表的な牛や羊などの肉料理。
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サジイチ
鉄板のボウルに肉や野菜を炒めたものが載っている。
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ホロヴァッツ
アルメニア版の豚肉の串焼きバーベキュー。
バーベキューの大会があるくらいアルメニアではポピュラーな料理。
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ハチャプリ
ジョージアのチーズを挟んだパイのようなパン。焼き立てが特に美味しい。
家庭やお店によって味も違うのでそれも楽しめる。
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ヒンカリ
ジョージア版餃子。
日本の餃子よりもかなり大きく、上部を持って手づかみで食べるのが現地風。
つかんだところは皮の固まりなので食べない。
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ナスの炒めたもの(右下)
コーカサス3国のどこでも出てくる前菜。日本人の口にも合い、とても美味しい(お酒が進む味)。
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料理以外にワイナリーも訪れますので、そこでのワインの様子もご紹介します。


ワイン工場の近代的な設備
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昔ながらの手法(甕)でも作っています
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甕から取り出しているワイン
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漏斗を使ってボトルへ量り売り
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工場ではワインのテイスティングも
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これらの料理などが体験できるコーカサスの2つのツアーは次の2つがございます。
もちろん料理やお酒だけではなく、教会や分化、自然など3ヶ国を楽しんでいただける内容となっております。
是非、9月のご旅行のご検討の一つとしてみてはいかがでしょうか?


民族の十字路 大コーカサス紀行
9/1発(間もなく催行)
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GEAZ13/index.html

コーカサス3ヶ国周遊
9/16発(募集中)
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GEAZ12/index.html


at 09:55│イラン 

2016年07月19日

イランの文化・その一

今回はイランの娯楽に関してご紹介いたします。

イランではイスラームの教えに忠実に、日本でいうカラオケ、ボーリング場、バーなどの娯楽が禁止されています。その代り、首都テヘランを中心に大都市には映画館が多くあります。家族みんなで、友達と、時には恋人と、話題の映画が出る度に映画館はお客さんでいっぱいになります。日本と同様、売店もしっかりあり、ポテトチップスからアイスまでメニューは所によってさまざまです。

イランの映画というと、想像がつきにくいかもしれませんが、近年あるイラン人映画監督が先手を切り、イラン映画は世界の注目を集めています。その監督というのが、アスカル・ファルハーディー氏(Mr. Asghar Farhadi)です。彼は、1972年にイランのエスファハン州にあるホメイニーシャフルという町で生まれました。現在はイランやフランスを中心に脚本家・映画監督として活躍しています。

彼の代表作に、「別離」があります。英語では「Separation」、ペルシア語では「Jodai-ye Nader az Simin」の名で呼ばれています。イランで非常に有名な俳優ペイマーン・モアーディー氏と女優レイラー・ハータミー氏が夫婦役で主役を演じました。イランが抱える社会的・宗教的な問題をメインテーマとし、現代イランで日常的に起こるトラブル・事象をいくつも取り扱っていることで、“イランを識る”には打ってつけの作品です。これは2011年の作品ですが、第61回ベルリン国際映画祭でいくつもの賞を受賞し、更には第84回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。上述のように日本でも「別離」の名で日本語訳バージョンが発売されたため、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

別離


彼の2009年のヒット作に「彼女が消えた浜辺」があります。英語では「About Elly」、ペルシア語では「Darbare-ye Ellyの名で発表されています。若者の友人グループで海へ遊びに行った先で、主人公エリーが行方不明になるところからストーリーが始まっていきます。エリーを演じたのは、タラーネ・アリードゥースティー氏。彼女もまた数々の映画やドラマ作品に出演する人気の演技派女優です。また、近年ではフランスで活躍中の女優ゴルシーフテ・ファラーハーニー氏と、「別離」にも出演した俳優ペイマーン・モアーディー氏、そしてイランで最も人気のあると言っても過言ではない俳優シャハーブ・ホセイニー氏が出演するある種のミステリー作品です。

彼女が消えた浜辺


そして、アスカル・ファルハーディー氏が初めて本格的にフランスで、フランス語の映画を作ったのが2013年に発表された「ある過去の行方」(英語では「The Past」、ペルシア語では「Gozashte」)です。あるイラン人男性が妻であるフランス人女性と離婚をするために、そして娘に一目会うために、飛行機に乗りフランスへ向かうところから始まります。夫婦と、夫婦を取り巻く家族との人間関係がテーマの作品です。第66回カンヌ国際映画祭でフランス人妻を演じたベレニス・ベジョ氏が女優賞を受賞しました。

ある過去の行方


彼の最新作に「The Salesman」(ペルシア語で「Forushande」)があります。主演を務めたのは、イランで一番人気、俳優シャハーブ・ホセイニー氏と女優タラーネ・アリードゥースティー氏です。つい先月の2016年5月に第69回カンヌ国際映画祭が開催されました。アスカル・ファルハーディー氏は見事この作品で脚本賞を受賞し、シャハーブ・ホセイニー氏は男優賞を受賞しました。イラン国内でもこの知らせはトップ・ニュースとして大きな注目を集めました。

SALESMAN



脚本家・映画監督アスカル・ファルハーディー氏の作品はイラン国内のみならず、世界でも刻々とその意義や価値を認められ始めています。日本では考えられないような社会的・宗教的な問題から、日本人にも通じる人間関係を取り巻くトラブルまで、さまざまな観点から非常に興味深い作品ばかりです。

彼のいくつかの脚本は書籍となり購入することができます。写真はテヘランで手に入れた、映画脚本7本が1冊になったもの。
映画脚本



皆さんもぜひイラン文化に触れるべく、イラン映画をご覧になってみてはいかがでしょうか。


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2016年07月04日

パミールハイウェイとワハーン渓谷

こんにちは、大阪支社の前川です。

6月に「パミールハイウェイとワハーン渓谷」の旅に同行させていただきました。
アフガニスタンとの国境を流れるパンジ川沿いを走り、またゴルノバダフシャン自治州からキルギスへと続く道中でご覧いただける景色をご紹介したいと思います。

タジキスタンは中央アジアに位置し、東は中国、西はウズベキスタン、南はアフガニスタン、北はキルギスと国境を接しています。
山岳国家と言われるタジキスタン、国土のほとんどが山岳地帯で、標高1000m未満の山から7000m級の山まで、様々な山があります。

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【パンジ川に架かるアフガニスタンとの橋】

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【パンジ川沿いの道を走ります】

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【川の対岸にはアフガニスタンの人々の様子も】
ハルゴッシュ峠(標高4344m)を越えると様々な高山湖もご覧いただけます。
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【ヤシル・クル湖】 ヤシル・クルとは「緑色の湖」という意味です。

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【ブルン・クル湖】 ブルン・クルは「離れた場所の湖」という意味です。

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【オク・バリク】
ここは湖ではなく、雪解け水が地下から湧き出る泉です。周りには雪を抱いたパミールの山脈群と透明度の高い泉との素晴らしい景観を見せてくれます。

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【カラ・クル湖】
カラ・クル湖は「黒い湖」という意味です。タジキスタンで最も大きな湖であり、中央アジアではカスピ海、アラル海、イシ・クル湖に次いで4番目に大きな湖です。

カラ・クル湖を最後に、キルギスとの国境へと向かいます。
キルギスに入ると夏の間は高地で放牧生活をする人々の住むユルトをたくさん見かけます。
一軒のユルトを訪問し、手作りヨーグルトや馬乳酒をごちそうになりました。地元の方とのふれあいもこの旅の大きな魅力の一つです。
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【馬乳酒】

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羊の肺を水洗いしミルクを入れてから蒸すそうです。美味しい料理になるとの事です。

8月と9月出発のコースは催行決定しております。
この機会に是非、タジキスタンへ行ってみませんか。
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ツアーの詳細はこちら↓
知られざる山岳国家タジキスタンを巡る パミールハイウェイとワハーン渓谷  

at 20:39│トルクメニスタン | トルクメニスタン 地獄の門

2016年06月20日

奇跡の大地「ヤンギ・カラ」を目指して

こんにちは、東京本社の寺岡です。

早くも、秋のコースが催行決定してくる時期になりました。
春・秋は中央アジアのベストシーズン。次の秋のお出掛け先に、「トルクメニスタン」はいかがでしょう?

今回はトルクメニスタンの西部にある、「ヤンギ・カラ」へ行くまでの経路とその絶景をご紹介いたします。

ヤンギ・カラを臨む

【ヤンギ・カラの大地を臨む】


ヤンギ・カラに行くための最寄りの町は、トルクメンバシ。
(英語:Turkmenbashi/ロシア語:Türkmenbaşy)
カスピ海北東岸に位置する、人口約15万人の石油精製が盛んな都市です。
ツアーではヤンギ・カラの台地上にてキャンプ泊をするので、まずはこの町のバザールで食料調達です。
ドライバーたちが食料を購入し、車に積み込む間、私たちはバザールを散策。

カスピ海とトルクメンバシの町

【カスピ海のほとりにある街・トルクメンバシ】


トルクメンバシのバザール

【トルクメンバシのバザール内部】


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【カスピ海の魚や、キャビアを売るお店も】


アシガバードのロシアン・バザールと比べると小規模でしたが、野菜・果物・魚やお肉・お菓子・日用品
など、種類豊富な取り揃えでした。魚コーナーにはキャビアもあり、さすがカスピ海のほとりの町です。
内陸のバルカナバード油田から石油パイプラインが引かれてからは、製油や石油化学工業が発達し、
今や成長真っ盛りの町なのだそうです。

さぁ、食料調達後は、4WDに乗りこみ、砂漠の大地へ向かいます!
パイプラインとトルクメンバシ

【町を出てすぐ、目立つ石油パイプライン】


カスピ海沿いにある石油関連施設の建物・パイプラインを眺めながら東へ。
ヤンギ・カラの比較的近くまで、舗装道路が続きます。
が、舗装道路の外側の地面は、土砂漠・砂砂漠とコロコロ移り変わります。
トルクメンバシからヤンギカラへ_舗装道路

【ずっと続く舗装道路】


ヤンギ・カラまでの道のり_4WD

【9月中旬、外の気温は30℃を超える】


途中、周囲の景色で木々がまばらになってきたら、薪拾いストップ。
今晩はキャンプ泊で、周りに木々も何もない台地上に寝るという事もあり、ここで燃料を調達するのです。
スタッフたちは薪の選定も慣れたもので、どこから拾ってきたのか、かなり太い枝を見つけて(折って?)
持ってきました。十分な薪を確保して、再出発です。
ヤンギ・カラまでの道のり_薪拾い

【大胆に、4WDの車の屋根に積み込む】


トルクメンバシの町を出て、約2時間半。ヤンギ・カラの入口へと近づいてきました!
下の方に、遠くに、ヤンギ・カラの層を成した台地が見えてきます。
ヤンギ・カラ_エリア入口

【どんな景色が広がるのか、ヤンギ・カラ入口にてその先を眺める】


4WDにて下の方に下がっていくと、両脇にゴツンゴツンと、ピンク・赤・白・深緑などの色が層を重ねる
台形状の所謂「台地」が、塊で近づいてくる錯覚に陥ります。その規模はあまりにも大きいので、写真
ではなかなか伝えられません・・・
ヤンギ・カラは、古代の海テチス海の海底が隆起し、長い時間をかけて浸食されて形成された大地。
赤やピンクの色は岩石に含まれるヨード、白色は石灰質の色からできています。
現在進行形で形を変える広大な大地を前に、私達人間は、本当に小さく感じました。
ヤンギ・カラ_きれいな層

【ヤンギ・カラの層は、様々な色が重ねられている】


ヤンギ・カラ_台地からの展望1

【台地上に登って、東側の大地を眺める】


いつもキャンプ泊をする高台に4WDで登ると、景色はぐっと良くなります。
自分たちが、広大な大地の中で、おもちゃのような車で一生懸命走っている・・・そんな感覚に陥ります。
台地上の東側に見える景色が、上の写真。
西側には、よく皆さんがポーズを取られるスポットがあります。
テーブルマウンテンを上から眺めているような、そしてここに他には誰もいないような写真が撮れます。
※ただし、この写真スポットはいつポキッと折れてもおかしくない場所です。
  行かれる際は十分にご注意下さい!!
ヤンギ・カラ_写真スポット

【台地上に登って、西側の景色を満喫】


西側の景色は、夕日と一緒にも楽しめます。
皆さんが行くときには、晴れるといいですね。天気は運次第。私が行った時は曇りで、強風でした。

ヤンギ・カラ_台地上テント泊の様子

【台地上でのテント泊の様子】


風があまりにも強い場合、台地上にはテントを張れません。
当日の天候によりますが、テントが張れる場合は上の写真のような感じになります。車でテント場まで
行き、一人一張、テントを設置。設営はスタッフが手伝ってくれます。地面にペグを打って、テントやフライ
が飛ばないように固定させます。
夕食のメインは、スパゲティだったり、シチューのような煮込みだったり、お魚のグリルだったり。
夜は真っ暗になるので、足元は要注意。あまり端の方に行くと、台地上から落ちてしまいますからね。
(そんなに細い場所に泊まるわけではないので、ご安心ください)

朝は、東の大地から朝日が昇ります。
時間が経つにつれて色味が変わってくるヤンギ・カラ。本当にきれいです。
ヤンギ・カラ_西側大地を臨む

【台地上からの西側の景色】


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が、最寄りの町トルクメンバシからヤンギ・カラまでの流れです。
「奇跡の大地」と命名された「ヤンギ・カラ」。
この絶景は、個人旅行でも行けます。また、添乗員付のコースですと、2コースが該当します。
時期は春か秋がオススメです!
秋は果物が美味しい時期でもあるので、より楽しめます。

トルクメニスタンの絶景を確かめに、ご計画されてはいかがでしょうか?


■地獄の門と奇跡の大地 9日間<エミレーツ航空+フライドバイ利用で再設定!>
09月03日発 催行間近・あと2名様のお申し込みで催行決定
09月17日発 催行決定・キャンセル待ち

■トルクメニスタン完全周遊
08月08日発 催行決定・残席あり
09月05日発 催行決定・キャンセル待ち
09月19日発 催行間近・あと3名様のお申し込みで催行決定