at 18:41│世界遺産 | イエメン ソコトラ島

2011年02月09日

インド洋に浮かぶ不思議な島・ソコトラ島

こんにちは。大阪支社の米谷です。この度新企画として大好評いただきておりますイエメンのソコトラ島へ行ってきました。昨年の視察に続き2度目の訪問でしたが、何度訪れても飽きることのない不思議な魅力を秘めた島です。
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≪写真上:ディクサム高地の竜血樹の森≫

ソコトラ島にはこの島にしかない数多くの固有植物が存在しますが、その中でも一際存在感を放っているのが竜血樹です。ディクサム高地のシェバホン村周辺にはこの不思議な植物・竜血樹がいたる所に!まさにソコトラ島でしか見ることができない奇観に感動させられました。この植物はリュウゼツラン科なので、本来は木というより草の仲間、そのため枯れた木も繊維の様になってしまい、焚き木にはならないそうです。竜血樹の大木は樹齢200年~300年位になるといいます。逆に放牧されているヤギが苗木を食べてしまうため、自然には竜血樹の苗木を見ることが全くできなっているのです。村の人たちがフェンスを作って、竜血樹の苗木を育てている所を見ることもできました。竜血樹の苗木は、その成木からはなかなか想像がつきにくいものでした。是非、現地で確かめてみて下さい。

DSC_2821続いてユニークな形のボトルツリーを紹介します。この植物は英語名がデザート・ローズ(砂漠の薔薇)といい、2月~4月頃にピンク色の綺麗な花を咲かせます。アフリカにも同じ種類の植物がありますが、ソコトラ島には固有種が観察できます。また、島の北東部に位置するホムヒル自然保護区では2本として同じ形のないボトルツリーがたくさん観察できます。岩場の隙間に種を落とし、そこにたまった雨水を糧に芽を出す姿には驚かされるばかりです。2つとして同じ形がないので、見ていて本当に楽しい植物です。
また、自然界ではなかなか見ることができない固有植物を苗木から育てている苗育場を訪れることができました。竜血樹やボトルツリーをはじめ、様々な種類の乳香の木の苗木も観察することができる貴重な体験でした。
≪写真左:ピンクの花を咲かせるボトルツリー
 左下:ホムヒル自然保護区のボトルツリー
 右下:ボトルツリーの苗木≫

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旅の最後は島でもっとも美しい場所とされる「デトワ・ラグーン」を訪れました。私個人的にもこの島で一番好きな場所といえます。まさに天国のビーチとでも言うべき美しさ。泳ぐことももちろん可能ですし、泳がずともその景色には誰もが目を奪われることでしょう。チャンスがあれば是非、この美しい海で泳いでみて下さい。

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≪写真上デトワラグーン≫
また、今週日曜日からソコトラ島のツアーへ同行します。
何か新しい発見を次回のブログでお届けしたいと思います。

at 19:22│シルクロード英雄列伝 | ウズベキスタン

2011年01月27日

悲劇の王子・ジャラルッディーン:ウズベキスタン

1219年と20年は、中央アジアの人々にとってまさに厄年でした。
友人のウズベキスタンのガイドの表現で、「悪魔」と呼ばれるモンゴル軍が、東の草原の彼方からやって来たのです。

サマルカンド、ブハラ、メルブ、当時の主要な都市は徹底的に破壊されました。
中央アジアを添乗すると、「モンゴル」という言葉の出てこない町や遺跡が無いほど、モンゴルは中央アジアを蹂躙して行きました。

当時、中央アジアの覇権を握っていたのは、ホラズム・シャーという強国でした。中央アジアのみならず、ペルシャやアフガニスタンまでも治めた強大な国でした。
しかし王のムハンマド・シャーは、モンゴルの到来を知ると一目散に逃げ出して、カスピ海の孤島で病死してしまいます。

そんな強国でしたから、軍隊も大きく、推定20万人と言われるモンゴル軍よりも大きな軍隊を持っていました。どこかの草原で、ホラズム・シャー対モンゴル軍の一騎打ちがあれば、モンゴルは敗退したのではないかと言われています。

しかし、一騎打ちできない事情が当時のホラズム・シャーにはあったのです。
理由は、ムハンマド・シャーのお母さんの民族・カンクリにありました。

カンクリ族は、現在のアラル海の南に住んでいたと言われていますが、詳しいことはわかっていません。

ウズベキスタンのガイドの答え「?。カンクリ?。知らない」
カザフスタンのガイドの答え「それは歴史の中の民族です」

カンクリ族は、「おらが国から后が出た」ということで高慢になり、ホラズム・シャーの政治まで口出しをするようになってしまい、クーデターまで起こりそうな気配でした。そんな状況下で軍を一つに集めると、カンクリ率いる反政府派に国を乗っ取られる危険性があったため、王は軍を各都市に分散してモンゴルを迎え撃つしかできなかったのです。しかし作戦は失敗に終わり、今の世界史があります。

今は名もないカンクリ族、ここから王妃が出なければ、世界の歴史は変わっていたのかも知れません。

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【写真】クニャ・ウルゲンチのチュラベグ・ハニム廟


このホラズム・シャーが都としたクニャ・ウルゲンチは、トルクメニスタンにあります。ウズベキスタンの町の建物のような壮麗さはなく、荒れたままですが、
それがかえって、敗れたホラズム・シャーという国の哀愁を漂わせます。そして添乗で行くと、謎の民族カンクリを思い出すのです。

王は逃げ、内政はボロボロというような中で、勇ましくモンゴル軍を迎え撃った人物がいました。それがムハンマド・シャーの王子・ジャラルッディーンです。

彼の本題は、また次回。









at 16:55│シルクロード英雄列伝 | ウズベキスタン

2011年01月24日

ティムール:ウズベキスタン

こんにちは。
今日から、シルクロードを闊歩した英雄と、彼らにまつわるお話をしていきたいと思います。

ソビエトから独立した中央アジア5ヵ国ですが、ソビエト時代は町の広場にはレーニンやスターリンの銅像が建っていました。
独立後、ソビエト時代の負の遺産を街中に立てていても仕方ないとのことで、それぞれの国の英雄の像を建てました。

そんな五ヶ国のうち、今日はウズベキスタンから。

ウズベキスタンには、14世紀にサマルカンドを首都としたティムール帝国が興りました。独立後、ウズベキスタンの生んだ英雄ということで3つの町に大きなティムールの像が立てられました。
タシケントには馬にまたがったティムール、サマルカンドには王座に座ったティムール、そして生まれ故郷のシャフリサブスには、彼の立像があります。

シルクロード大走破☆ 068アクサライ (3)_2



私の友人でもある、ウズベキスタンのホラズム出身のガイドに「君もティムールはウズベキスタンの英雄だと思う?」と質問したところ、「ティムールはホラズムを何度も征服した人間だ。ホラズムの人は誰も英雄とは思っていない」との答え。
確かにティムールは、チンギス・ハーンの制服の後、今残っている美しいサマルカンドを復興しました。しかし、近隣のペルシャなど、征服した国々も数知れず。人によっては、英雄とは見れないかも知れません。
そんな理由で、ホラズム州のウルゲンチには彼の像がないのかも知れません。

しかし、彼が復興したサマルカンドは、当時の栄華が残り、訪れる人々の心を引き付けて、やみません。

では次回は、そんなホラズム出身の英雄のお話をします。






at 14:14│地中海沿岸 

2011年01月21日

春の地中海沿岸は野花の美しい季節を迎えます。

ジェラシュ(4月)P4040263


日本は本当に寒い毎日が続いています。
あと数ヶ月もすると日本も春を迎えますが、3月~4月になると地中海沿岸の国々も
初春を向かえ、気候も穏やかになり、野花が咲き始めます。
以外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、12月~2月まで冬の
間は気温が低く、すこしどんよりした天気が続くのです。

中東の3ヶ国シリア・ヨルダン・レバノンにもそんな春がやってきます。
この季節は気温も穏やか、旅をするのには最適なシーズン。
十字軍の要塞クラックデシュバリエやジェラシ遺跡など様々な場所で
野花が彩りを加えてくれます。
ヨーロッパ諸国からの観光客も増え、賑わいを見せる春は私も自信をもって
お勧めできる季節です。

大阪支社・米谷健吾
(写真左:春のジェラシ遺跡(ヨルダン))
(写真右:十字軍の城クラックデシュバリエ(シリア))








at 21:02

2011年01月20日

浪漫溢れる西域へ

毎日寒い日が続きますが、皆様お元気ですか。
東京本社の山田 宏治です。

人、文化、宗教が西に東に運ばれ、様々な歴史の舞台となった所。
そんな浪漫溢れるシルクロードの、現在の顔、隠れた見所など面白い情報をこれから配信していきます。

シルクロードを闊歩したいろいろな英雄のエピソードや、日本まで伝わったシルクロードの文化なども紹介していきます。

皆様が足を運びたくなるような情報が満載です。

乞うご期待!



at 22:11

2011年01月19日

中近東&中央アジアの魅力をお届けします!いよいよブログスタート

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「アッサラーム・アレイクム」
みなさんこんにちは。
西遊旅行 中近東・中央アジア担当の米谷です。

これから春にかけてベストシーズンを迎える中近東・中央アジア
のブログがいよいよスタート。

アラブ・イスラム文化の以外な一面やツアー中のこぼれ話、
お勧めのお土産など、添乗員が実際に見て、聞いて、体験してきた
ガイドブックだけでは知りえない現地の情報をお伝えしていきたいと思います。

是非、お気軽に覗いて見て下さい。