at 09:00│キルギス | キルギス天山山脈

2016年03月31日

夏のキルギスへ ~③ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊

 大阪支社 高橋です。

 2016年、早くも4月を迎えました。我が家の近所でも、春の訪れを知らせる花々が咲き始めました。
 先日、長期の添乗より帰国し、我が家までの道中で「こぶしの花」が一輪、大きな木に咲いているのを発見しました。
 私も大阪の、現在住んでいる地域に住み始めて15年以上経ちますが、この時期が来るのが毎年の楽しみとなっております。

 本日も前回に引き続き、夏のキルギスを訪れる「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のコースをご紹介します。

 第3回目の今回は「ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊」についてご紹介します。

 ツアー6日目、前日に宿泊したカザールマン村(ここでは民家風ゲストハウスで宿泊します)を出発し、2つの峠を越えて、ソン・クル湖を目指すドライブとなります。

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 1つ目の峠は、正式な名称はなく、標高約2,800mの峠であります。
 この峠は、キルギス共和国のジャララバード州からナリン州に入る境界線であり、周囲は特に目立った名峰などの景観はありませんが、峠全体の景観は非常に心惹かれるものであります。
 この「名無し峠」にも、前回ご紹介した「キルギス遊牧民のユルト」が点在しており、ドライブの合間の小休止の際にはキルギス族の遊牧生活をされている方々とお話などを楽しんでいると、1人の男の子が馬に乗ってこちらへと近寄ってきて、彼が持っていた馬乳酒を少し分けていただきました。

①馬乳酒を売りに来た少年KW2A2086
【馬乳酒を売りに来た少年】

②ユルトでは女性が洗い物をKW2A2089
【ユルトでは女性が洗い物をされていました】


 この名無し峠を越えると1つの川が展望できます。それが州の名前にもなっている「ナリン川」です。
 このナリン川は、キルギス最大の河川で、天山山脈が水源であり、国土の中央を東から西へと流れるキルギスの主要な河川の1つであり、キルギス内の長さは535km、流域面積は53.7平方kmを誇る河川です。
 キルギスの国土中央に流れるナリン川は、綿花を中心とした耕作のためにソ連時代に大規模な灌漑施設が施設されており、下流方面には発電のためのダムも建設されているとの事でした。
 ナリン川を展望するポイントでは、たくさんの高山植物が咲き誇り、峠を下りながらも幾度かの花々の観賞時間をお取りしながら、のんびりとソン・クル湖を目指します。
 ※ちなみにウズベキスタンの国土に入ると名前が「シルダリア川」へと変わります。

③ナリン川が展望KW2A2095
【ナリン川が展望】


④フウロソウKW2A2100
【フウロソウ】

⑤キク科の一種KW2A2101
【キク科の一種】


 昼食の時間を挟んで、いろは坂のような道を進みながら徐々に標高を上げていき、日程6日目の最高到達点である「モルド峠(Moldo Pass/標高3660m)」を目指します。
⑥モルド峠へ続く道KW2A2110
【モルド峠へ続く道】


 このモルド峠の周辺でもたくさんの高山植物が咲き誇り、峠での小休止の際には皆さん花々の観賞を楽しまれていました。
 私が訪れた2015年7月初旬には、峠一面に「ネギの花(ネギボウズ)」が咲いており、周囲のネギを思わずネギをたくさん摘み集め、この日の夕食はキルギスねぎ入りお好み焼きを召し上がっていただきました。
 ※キルギスねぎ入りお好み焼きの材料、ネギボウズの花の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

⑦【キキョウ科の花】KW2A2113
【キキョウ科の花】

⑧【ファエニキウム アブラナ科】KW2A2115
【ファエニキウム アブラナ科】


 このモルド峠からも遠望ながら展望できますが、峠を越えると「ソン・クル湖」が徐々に近づいてきます。

 ソン・クル湖は水(湖面)と空が一続きとなっているとして水天一碧(すいてんいっぺき)とも称されるほど美しい湖です。

 キルギス共和国の首都ビシュケクの南東約120km、標高3016mに位置します。
 外周は278km東西29km南北18kmという大きさで、キルギス共和国内第2の湖で、淡水湖では最大の大きさを誇ります。
 ソン・クル湖の冬は1m以上の氷が張り、深い雪で覆われます。ガイドさんの情報では、ソン・クル湖の周辺は年間200日近く雪で覆われているそうです。
 安全にソン・クル湖へ訪れることができるのは6月~9月までのため、キルギス遊牧民の方々も、短い夏にはソン・クル湖へ移住し、家畜を放牧させているようです。

【ソン・クル湖の風景を楽しむ】
⑨【ソン・クル湖】KW2A2131

⑩【ソン・クル湖】KW2A2132


※ここがツアーのポイント!!
 短い夏に時期にしか訪れることができないソン・クル湖へ訪れ、水天一碧の景観をお楽しみいただくだけでなく、伝統的なユルトへご宿泊いただき、心ゆくまでソン・クル湖の景観をお楽しみいただきます。


 ツアー6日目は、キャンプ地「Yurt Camp in Son Kul Lake」にて、伝統的なユルトにお泊りいただきます。

 キルギス族の伝統的な移動式住居ユルトは、古来からキルギス族の言葉で「ユルト、あるいはユルタ」と呼ばれていました。現在でもキルギス遊牧民や、カザフ人が使用する移動式住居です。
 ※中国では「パオ」、モンゴルでは「ゲル」と呼ばれています。

 キルギスのユルト(ボズ・ウィ)は「灰色の家」という意味で、この「灰色」はフェルトのことを指します。

 ユルトの形状は円形で、内部は2本ある中心の柱によって支えられ、屋根部分には中心から放射状に梁が渡されています。壁の外周部分の骨組みは木材を利用しており、菱格子に組み、接合部はピン構造になっているので蛇腹式に折り畳むことができます。

 これらユルトの骨組みを羊毛で作ったフェルトを屋根、壁の部分に覆います。ユルトを覆った羊毛のフェルトは非常に丈夫で、5~10年は使用されるそうです。
 寒さが厳しいときは、フェルトを二重張りにしたりし、逆に、夏の日中暑いときはフェルトの床部分をめくり、簡単に風通しをよくすることができます。

 内部は、直径4~6mほどの空間があり、入口のある正面を南向きにして立てられ、一般的には入って左手の西側が男性の居住空間、向かって右手の東側が女性の居住空間とされています。

 中央にストーブを兼ねた炉を置かれ、寒い日は暖を取り、日常では料理をするのに使います。炉は東側を正面にするように置かれ、女性の側から扱いやすいようになっています。

 向かって正面はもっとも神聖な場所で、宗教関係の物が置かれたりしています。
 伝統的にはユルトの屋根は天と同一視され、その中心にある炉(現在はストーブ)も神聖な場所とされていたそうです。 
 ユルトの頂点部の天窓は開閉することができは換気や採光、ストーブの煙突を出すことができます。

 ここ「Yurt Camp in Son Kul Lake」のユルトは、観光客が快適に宿泊してもらうために、内部には2~4つのベッドが並べられ、中央には薪ストーブがセットされています。
 お手洗いは共同となりますが、キャンプ内に設置されており、さらにはシャワーまで設置されています。

 夜のユルトの冷え込みをご心配される方も多いですが、ベッドには寝具、さらには寝袋も準備されており、防寒のための十分な寝具は揃っており、夜には係員が薪ストーブに火を入れてくれるので、安心してお休みいただけます。

⑪【たくさんのユルトが並ぶYurt Camp in Son Kul Lake】KW2A2143
【たくさんのユルトが並ぶ「Yurt Camp in Son Kul Lake」】


⑫【宿泊用ユルトの内部】KW2A2142
【宿泊用ユルトの内部】


 到着後は、目の前に広がるソン・クル湖湖畔までお出かけになる方、撮影や周囲に咲く高山植物の観賞を楽しまれる方、思い思いの時間をお過ごしいただきます。 
 
 レーニン峰ベースキャンプ同様、ここソン・クル湖で滞在できる事で、時間の経過により刻一刻と変化する景観も堪能していただけ、伝統的なユルトも夕焼けに染まり、景観が映えるアクセントとなります。
 是非、夕焼けに染まる景観から、夜の景観もお楽しみください。
 おすすめは「夜明けのソン・クル湖の景観」です。時間の経過とともに刻一刻と変化する景観をご紹介します。

⑬トリミング要【ソン・クル湖に夕日が沈む】KW2A2161
【ソン・クル湖に夕日が沈む】

⑭【ユルトも夕陽に染まる】KW2A2166
【ユルトも夕陽に染まる】

⑮【ソン・クル湖に夕日が沈む】KW2A2181
【ソン・クル湖に夕日が沈む】

⑯トリミング要【朝日前のソン・クル湖】KW2A2276
【朝日前のソン・クル湖】

⑰【夜明け前のユルト】KW2A2292
【夜明け前のユルト】

KW2A2296
【「Yurt Camp in Son Kul Lake」のスタッフたち】


 国土全体の40%が標高3000mを超える山岳国家で、広大な山岳地帯と草原を持つキルギス共和国を、南から北へと縦断していく中で突如として姿を現す水天一碧の湖「ソン・クル湖」。
 短い夏にしか訪れることのできないソン・クル湖の景観は、忘れることのできない素晴らしい景観が広がっており、当ツアーへご参加いただいた方々だけの特典とも言える景観であります。

 次回は、ツアー後半のハイライトである「天山山脈の絶景が広がる南イニルチェク氷河ベースキャンプ」についてご紹介したいと思います。

続く・・・。

■夏のキルギスへ訪れるツアーのご紹介
「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」

■ブログ「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のご紹介
・【ブログ】夏のキルギスへ ~①レーニン峰ベースキャンプ
・【ブログ】夏のキルギスへ ~②パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統

■春のキルギスもお勧め!!
春のキルギスへ ワイルドチューリップを求めて
※野生のチューリップを求めて、私が添乗することとなりました!!!


at 09:00│イラン 

2016年02月23日

「詩の都」 シーラーズ

 毎年変わらずのご好評をいただいておりますイランのツアーは、今年もベスト・シーズンを迎えようとしています。春のイランは花に囲まれ、気候も良く、非常に過ごしやすい季節です。

 今回はイラン南西部に在るイラン第2の都市・シーラーズでおすすめの観光地をご紹介いたします。

 日本で「イラン」・「ペルシャ」といえば、絨毯や猫、時に青いモスクや羊のお料理を思い浮かべる方が多いかと思いますが、イラン文化の重要なものの一つに「詩」があります。シーラーズはイラン随一の「詩の都」として有名であり、文学を愛するイラン人学生のみならず世界中からもペルシャ語の詩に触れるべく人々が集まる地です。

 イランで最も名を馳せた詩人のひとりに、ハーフェズがいます。14世紀にイランで活躍したハーフェズは、本名をハージェ・シャムスッディン・ムハンマド・ハーフェゼ・スィーラーズィーといいます。イランの人々の名前には生まれた土地の名などが入り込み長くなることがありますが、彼の名前にもまた生まれ故郷のシーラーズの名が入っています。彼の詩集は日本語にも訳されており、世界中に愛読する方がいらっしゃいますが、彼の詩はその成り立ちやことばの意味の深さ等から非常に難解な詩とされています。同時に、彼が詩に込める「神の意義や女性の美しさ」の表現は、読む者を圧倒させ感動させる力で溢れています。
 シーラーズにある彼の廟には世界中から観光客が訪れ、また現地イラン人の憩いの場となっています。夜には廟とその周辺がライトアップされ、時には伝統音楽の生演奏もされます。

ハーフェズ廟ハーフェズ廟ライトアップ


 ハーフェズと共に有名な詩人に、サアディーがいます。彼もまた13世紀にイランで活躍し、多くの愛読ファンを持つ偉大な詩人です。特に、詩集「ブースターン(果樹園)」と「ゴレスターン(薔薇園)」は彼の代表作として、「愛」をテーマに巧みな詩が並んでいます。彼の廟もまたシーラーズに在り、美しい庭園としても今もなお人々が集まります。

サアディー廟庭園サアディー廟



 弊社「早春のペルシャ」のパンフレットでご紹介させて頂いておりますツアーでは、シーラーズに訪れるツアーを2つご用意させて頂いております。皆様も「詩の都」シーラーズへ訪れ、絨毯やモスク以外の文化にも触れてみませんか。


at 21:48│キルギス 

2016年02月01日

夏のキルギスへ ~②パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統

 大阪支社 高橋です。
 
 先日、久々に日本の国内旅行へ、飛騨高山、世界遺産の白川郷、奥飛騨温泉郷を巡る旅を楽しんできました。改めて日本の良さを感じた3日間でした。 

 本日は前回に引き続き、夏のキルギスを訪れる「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のコースをご紹介します。

 第2回目の今回は「パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統」についてご紹介します。

 キルギス族(キルギス人)とは、主にキルギス共和国を中心に、中央アジアに分布するテュルク系民族の事を指し、キルギス共和国の他、周辺の旧ソビエト連邦諸国や中国の新疆ウイグル自治区などにも数十万人が住み、中国では55少数民族のひとつに数えられています。
 キルギス語による自称はクルグズといいます。
 帝政時代のロシア人はカザフ人のことを誤ってキルギスと呼んでいたため、本来のキルギスはカラ・キルギス(「黒いキルギス人」の意)と呼ばれていました。
 言語としては、キルギス語(テュルク諸語のひとつ)を話し、宗教はほとんどがイスラム教を信仰しております。ただ、イスラム化した時期が17世紀頃と遅かったため、地域によってはシャーマニズムなどの自然信仰の要素も残されています。

 キルギス人の多くは,日本人とキルギス人が同じルーツを持っていると考えており、日本人と同様に蒙古斑があります。また、キルギスの方々の間では「大昔、キルギス人と日本人が兄弟で、肉が好きな者はキルギス人となり、魚を好きな者は東に渡って日本人となった」と言われているそうです。

①サリモゴル村に住むキルギス族の家族KW2A2010
【サリモゴル村に住むキルギス族の家族】

 キルギス族の人々は、ソビエト時代に行われたコルホーズ・ソフホーズ主導の大規模な社会主義的機械化農業経営の結果、村に定住・自活するようになり、伝統的なユルトで生活するのは夏の間だけとの事でした。

②ユルトのある風景KW2A1817
【伝統的なユルトのある風景(レーニン峰ベースキャンプ近辺)】

 ツアー5日目、私たちはレーニン峰ベースキャンプを出発し、中国~キルギス~タジキスタンへと延びる幹線道路に合流した直後「サリモゴル村」を訪れ、「アライ・キルギス族のユルト」を訪問しました。

 ここサリモゴル村のユルトでは、アライ・キルギス族の方々が「伝統的な儀式や文化」を紹介してくれました。

 まず初めに紹介してくれた伝統的な儀式は「お嫁さんとして家を出る際の儀式」でした。
 この儀式は、親戚である4人の女性が我が家から嫁ぎ先の家へ向かう1人の若いお嫁さんに対して行う儀式で、お話を聞かせてくれながらその儀式を順序立てて再現してくれました。

<順序としては以下の通りでした>
③髪を結うKW2A1983
①お嫁さんの髪を整え、耳に銀のイヤリングをつける。


④カラックを付けるKW2A1984

⑤カラックを付けるKW2A1992
②「カラック」という婚礼用の帽子や装飾品を頭に飾り付ける。

※これら装飾品は、お嫁さんのために事前に準備をしたり、おばあちゃんやお母さんなどから代々受け継がれた品々の場合もあるとの事でした。

⑥祈りを捧げるKW2A1985

⑦祈りを捧げるKW2A1988
③4人の女性が交互に「幸せになれ」「子供をたくさん産んで」「何があってもこの家に帰ってくるな」
などと唱え(願い)、お嫁さんの頭にスカーフを巻く。


 次にユルトの外に出て、「歩き出しの儀式」をご覧いただきました。
 この儀式は新たな家族となった子供が1歳を迎えた際に行う儀式との事で、昨年訪れた際には1歳の子供はいなかったので、村で一番小さな子供を1歳に見立てて実演してくれました。

<順序としては以下の通りでした>
⑧足を縛るKW2A2003
①1歳になる子供の両足を羊の毛のひもで縛る。
⑨走り出すKW2A2005
②数人の子供が数10m離れた場所から、合図とともに一斉に1歳の子供のもとへ駆け出す。
③最初に辿り着いた子供が、大人からハサミ(昔はナイフだったとの事)を受け取り、1歳の子供のひもを切る。
④その後、母親の補助のもと、1歳の子供が数歩歩く。
⑩祈りを捧げるKW2A2007
⑤最後は皆で祈りを捧げて儀式が終了。

 この儀式をご覧いただいた際、ガイドさんへ「こういった子供の儀式は田舎や小さな村だけで行われるものですか?」と質問をしたところ、都会で生活するガイドさんの回答が「私の子供が1歳になったときも行い、大人も参加してもらいました」というものでした。
 
 「歩き出しの儀式」は、日本でいうところの「お宮参り」や、古くから日本各地で受け継がれている風習の1つである「一升餅」(1歳の誕生日に一升のお米をついて作ったお餅を担がせるという風習。九州では餅を踏ませるというのが多いと九州のバスガイドさん聞いた事があります)にあたる儀式のようでした。

※ここがツアーのポイント
 ただ単にキルギス族の方々が暮らすユルトへ訪問するのではなく、このツアーでは、その土地に住むキルギス族(遊牧民)の方々から直接お話を伺い、キルギス族(遊牧民)の暮らしや生活習慣、さらには伝統的文化・儀式にもふれていただくことができるのです。


 2つの儀式を見学させていただいた後は、ユルト内でお茶や自家製のパンをご馳走になりながら、キルギス族の家族とともに楽しいひとときをお過ごしいただきます。

 その他のキルギス族の方々の生活もいくつか簡単にご紹介します。
(以下はレーニン峰ベースキャンプ付近のユルトで生活する家族を訪問したときのものです)

■自家製のパン作り 
 フェルトで作られた移動式住居のユルト、入口に近い場所に薪ストーブがあり、その薪ストーブの煙は、天窓を兼ねる天井の穴から外へと出すという構造になっています。
 伝統的に「ユルトの屋根は天(空)と同一視」され、その中心にある炉(現在は薪ストーブ)も神聖な場所とされていたそうです。
 この神聖な場所ある薪ストーブを利用して、各家庭ではパン作りを行います。
 毎日作る訳ではなく、家庭ごとに異なるようですが、私たちが訪れた家庭では一回で8日分焼くとの事でした。ちょうど私たちが訪れた日がパンを焼く日で、お茶と一緒に「できたてのパン」をご馳走になりました。
⑪パンを焼くKW2A1818


■乾燥チーズ「クルット」を作る
 キルギス族の方々にとって、馬は移動手段としてだけではなく,馬乳酒(クムズ)や乾燥チーズ(クルット)を作るためにも馬は欠かせない家畜です。
 私たちが訪れたユルトでも、乾燥チーズを作っており、これらは保存食として一回でたくさん作るようです。
 旅人を歓迎するキルギス族の伝統から、私たちにも振舞ってくれましたが…独特の味のため、意見は分かれてしまいます。
⑫チーズを作るKW2A1826


■絨毯を織る
 レーニン峰ベースキャンプ近辺で訪問したユルトには女性しかいませんでした。
 これは男性がどこか遊びに行っている訳ではなく、男性は放牧へ出掛けていたため不在だったのです。
 女性は家で出来る仕事という事で、今回の家庭では外で絨毯を織っていました。長い絨毯は約3ヶ月、この地に滞在する夏の間に織り上げるという事でした。
⑬絨毯を織るKW2A1833


 前回ご紹介した「パミール・アライ山脈・レーニン峰ベースキャンプ」、そして今回ご紹介した「パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統」
 これらはキルギスの雄大な自然と遊牧民の暮らしや文化にふれるツアーにおける序盤のハイライトです。
 
 ツアー中盤では、キルギス南部からいくつもの峠を越えながら、徐々に北上していきます。

 その道中では、「高山植物の宝庫キルギス」と呼ぶに相応しいほど色とりどりの高山植物が観賞でき、その他、キルギス最大の淡水湖であるソン・クル湖ではユルトでの宿泊もお楽しみいただきます。

 次回からはツアーの中盤でご覧いただける名所の数々を順にご紹介していきますので、是非お楽しみを。

続く・・・。

■夏のキルギスへ訪れるツアーのご紹介
「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」

■ブログ「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のご紹介
・【ブログ】夏のキルギスへ ~①レーニン峰ベースキャンプ

■春のキルギスもお勧め!!
春のキルギスへ ワイルドチューリップを求めて
※野生のチューリップを求めて、春のキルギスへ訪れてみませんか。


at 21:00│タジキスタン | タキスタン パミール高原とワハーン渓谷

2016年01月29日

パミールのアリー

 毎年ご好評をいただいているタジキスタンの「パミール・ハイウェイとワハーン渓谷」のツアー。昨年から、「パミール高原とワハーン回廊を望むゾルクル湖への旅」を加え、パミールに行くツアーのシーズンが間もなくやってきます。

 今日は、パミールに残るアリーの伝説をご紹介します。

 ゴルノバダフシャン自治州の州都・ホルグからヤン村に向かう途中、パンジ川の対岸のアフガニスタンとヒンドゥークシュ山脈を望む辺りに、一つのさびれた祠(ほこら)が残っています。オストン・シャーヒ・マルドンという名のこの祠は、かつて預言者ムハマンドの従弟、アリーがこの地にやって来たことを記念するものと言われています。

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                  【パミールに残るオストン・シャーヒ・マルドン】

 この祠のすぐ近くに、5世紀の要塞跡・カライ・カハカが残っているのですが、この要塞を治めながら、行き交うキャラバンから税金を搾り取った悪い王様を退治したという伝説が残っています。

 祠の内部は、パミールの伝統建築であるラテンネル・デッケの屋根で覆われていますが、興味深いのが中に残る祭壇です。まずこの祭壇は、沢山のマルコポーロ・シープの角が乗っています。マルコポーロ・シープは、山の高い地域に生息しているので、それだけ天上の神に近い聖なる動物と言われています。また、狩猟で仕留めたマルコポーロ・シープを、人が生きていくために、ありがたくいただいたという感謝の表れでここに置くのだそうです。

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             【マルコポーロ・シープの角が置かれた祭壇とラテンネル・デッケ】

 次に興味深いのが、この祭壇の作りに、かつてこの地で信仰されたゾロアスター教の名残が残っていることです。火を聖なるものとして仰いだゾロアスター教と同じく、今でもお参りに来た人は、この祭壇の上で綿花の油や動物の油で火を付けています。そして、この祭壇の四隅に4つの円形の石がありますが、これはゾロアスター教の4つの聖なる要素「火・水・空気・大地」を表しているとのことです。

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                     【四隅に石が置かれ、火がともされる祭壇】

 パミールにアリーが来たという伝説は、ツアーで訪れる「アリ・チュール」という村にもの残っています。「アリ・チュール」とは「アリーの怒り」という意味で、かつて多夫多妻で暮らしていたこの辺りの不道徳な人々が、アリーの怒りに触れて滅ぼされてしまったとう伝説が残っています。この町の近くには、「アク・バリク」という聖なる泉があり、この泉の魚は食べてはいけないというお触れもあります。

 
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                      【綺麗な水をたたえたアク・バリク】

 アリーの伝説が残るパミールですが、その絶景は美しいの一言につきます。雪をいただいたヒンドゥークシュを始めとするパミールの山々を眺め、対岸にアフガニスタンを望みながらパミール諸語族の人々の暮らしに触れる旅です。アフガニスタンとの国境をなすパンジ川は、アムダリヤ川となり遙かアラル海まで流れてゆきます。そのパンジ川のさらに上流を流れるパミール川の水源の湖・ゾル・クルが、アムダリヤの源流となります。


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                   【雪をいただいた大パミール山脈】

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                      【アムダリヤの源・ゾル・クル】

 また、イスラム教の聖者アリーの伝説が残る一方、パミールには仏教遺跡も残っています。写真は、ヴァンに残る仏塔の基礎です。シルクロード上にあるパミールは、様々な宗教も行き交った所です。

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                        【ヴァンに残る仏塔の基礎】

 自然、文化、歴史、様々な見どころがあるパミール、写真のワヒ族の少女のような人々が、皆様をお待ちしています。

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関連ツアーはこちら↓↓↓
パミールハイウェイとワハーン渓谷

パミール高原とワハーン回廊を望む ゾルクル湖への旅


at 09:30│シルクロード | キルギス

2016年01月22日

夏のキルギスへ ~①パミール・アライ山脈「レーニン峰ベースキャンプ」

 
 大阪支社 高橋です。

 少し遅くなりましたが、皆さま新年あけましておめでとうございます。
 2016年となり、まもなく1ヶ月が過ぎようとしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 昨年12月に弊社も新しいパンフレットを、既存のコースから新企画のコースまで、たくさんのコースを発表させていただきましたが、ご興味あるコースはございましたでしょうか。

 ここ数年、中央アジアへのお問い合わせが非常に多くなってきております。
 そんな中央アジア「シルクロードの旅」の中から、キルギス共和国への旅の1つ、キルギス共和国の夏の魅力を網羅したアドベンチャー企画「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」を数回に分けてご紹介させていただきます。

 キルギス共和国は、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家であり、かつてはキルギスタンと呼ばれていました。改称以降も別称として公式に認められています。
 ソビエト連邦から独立したウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、タジキスタンとともに中央アジアを形成し、独立国家共同体(CIS)加盟国であります。

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 キルギス共和国は、中央アジア5ヶ国の中で最も面積がせまい国ですが、国土全体の40%が標高3000mを超える山岳国家で、広大な山岳地帯と草原を持つ大自然の豊かな国であります。
 国土は東西に長く広がっており、中国との国境には天山山脈、南との国境に接するタジキスタンに向かってパミール高原が広がっております。

 標高3,000mほどの地域に広がる大草原には豊かな放牧地が広がり、そこに住居とユルト(移動式住居、キルギス語でボズ・ウィ)を建て、馬やヤク、牛とともに暮らしています。
 「パミール・アライ」に暮らす自分たちこそ「キルギスの中のキルギス」と自称するほど、今でも馬などの家畜とともに暮らす生活が保たれています。
 
 本来、キルギス族は一年中ユルトでの生活を行ってきましたが、ソビエト時代に行われたコルホーズ・ソフホーズ主導の牧畜の管理の結果、村に定住するようになり伝統的なユルトは夏の間だけ利用される放牧用の住居になってしまいました。

①KW2A1835(①キルギス族)
【パミール・アライにクラスキルギス族の家族】


 そんなキルギス共和国の雄大な自然と遊牧民の暮らしや文化にふれる旅である「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」では、天山山脈のベースキャンプへのヘリフライト南イニルチェク氷河上の常設キャンプでのキャンプ泊フラワー・ハイキングキルギス族の移動式住居ユルト(移動式住居、キルギス語でボズ・ウィ)での宿泊など夏のキルギスを満喫する、山岳風景や高山植物、民族の写真撮影・絵を描かれる方にもお勧めのコースです。

 第1回目の今回は「パミール・アライ山脈・レーニン峰ベースキャンプ」をご紹介します。

 日本を出発し、キルギス共和国の第2の都市であり、南の首都と称されるオシュに到着します。
 到着後はホテルで少しお休みいただいた後、キルギス族の放牧風景を眺めながら、サリタシュを経て、ツアーのハイライトの1つでありますレーニン峰(7,134m)のベースキャンプを目指します。
 サリタッシュを通過後、ベースキャンプへと続く道は未舗装道路となってしまいますが徐々に迫りくるパミール・アライ山脈の景観に心奪われ、揺れる車窓から山岳風景を楽しまれていました。
(ご安心下さい、きちんと写真タイムをお取りすることをお約束いたします。)

②KW2A1660(②パミール・アライ)

②KW2A1663(②パミール・アライ)
【パミール・アライ山脈の景観が広がり始める】


 キルギス共和国の南部には,東西方向にのびる2つの山脈があります。

 北側にはアライ山脈南側にはザ・アライ山脈(トランス・アライ山脈)があり,これらをまとめて「パミール・アライ山脈」と呼ばれており、新彊ウイグル自治区からウズベキスタンのサマルカンドまでおよそ500kmにわたって伸びる山脈です。
 
 そのパミール・アライ山脈の中で最も有名なのが、トランス・アライ山脈の中央に聳える「レーニン峰(7,134m)」で、パミール・アライ山脈の最高峰であり、パミール高原の最高峰でもあります。
 
 パミール・アライ山脈の風景に心を奪われながら進むと、徐々にそのレーニン峰の姿が目の前に現れます。山頂付近は激しい氷食をうけ,多くの谷氷河が流れているその山容は、圧巻の一言です。

③KW2A1965(③BC着前のレーニン峰)
【ベースキャンプ到着間際のレーニン峰】


 「早く写真タイムを取って欲しい」と、お客様の心の声が聞こえてきそうな景観ですが・・・
 慌てずともこのツアーでは、その迫力あるレーニン峰の麓に設置された「アチクタシュ・ベースキャンプ」に宿泊、しかも2連泊するのです。

※ここがツアーのポイント!!
 ただ、レーニン峰の景色を堪能するために宿泊するのではなく、アチクタシュ・ベースキャンプで2連泊をし、迫力のレーニン峰の景観と合わせて、周辺に咲き乱れる高山植物の観察など、レーニン峰の周辺の探索もお楽しみいただきます。


 レーニン峰のベースキャンプ滞在の中日を利用して「レーニン峰をはじめとするパミール・アライ山脈を眺めながらのハイキング」をお楽しみいただきます。
 
 朝、ベースキャンプを出発して起伏の少ないルートをのんびりと歩き、徐々にレーニン峰へと近づいていきます。

④KW2A1733(ハイキング)

④KW2A1754(ハイキング)
【周辺の山々を望むハイキングへご案内】


 皆さんの「一歩でもレーニン峰へと近づきたい」という逸る気持ちにストップをかけるのが、周囲に咲き乱れる高山植物の花々です。

 キルギス共和国は半乾燥の草原が広がり、周囲の山々からの水を受け、7月には高山植物が咲き乱れます。
 そうです、キルギス共和国は中央アジア屈指の高山植物の宝庫なのです。

 ここキルギス共和国で咲く高山植物は、後日改めて詳しくご紹介させていただきますので、お楽しみを。
 ひとまず、レーニン峰のベースキャンプ周辺に咲く花々の写真を掲載しておきます。

⑤KW2A1734

⑤KW2A1740

⑤KW2A1745

⑤KW2A1760
【レーニン峰ベースキャンプ周辺に咲く花々】


 午前中、涼しい時間帯のハイキングはレーニン峰をより迫力ある場所から望むポイントまでご案内します。
 特に決まった展望台というポイントはなく、行くところすべてが展望台と言っても過言ではありません。
 
 滞在の中日ということで時間的な余裕は十分にあるため、皆さんの体調や様子を伺いながらゆっくりとしたハイキングが楽しめるのも、このツアーならではであります。

⑥KW2A1771
【徐々に迫りくるレーニン峰(7,134m)】

⑥KW2A1774
【激しい氷食を受けたレーニン峰の山頂部】

⑥KW2A1775
【振り返るとパミール・アライ山脈を遠望】

⑥KW2A1794
【高山植物が咲き乱れるレーニン峰の麓】


 午前中、レーニン峰の景観と高山植物の花々を思う存分楽しんだ後、午後も周囲の探索へとご案内します。

 ベースキャンプ周辺にはキルギス族の方の移動型住居ユルトが点在し、馬などの家畜とともに暮らすキルギス族の方々とのふれあいもお楽しみいただけます。

 ベースキャンプで滞在できる事で、時間の経過により刻一刻と変化するレーニン峰の姿も堪能していただけます。

 テントが並ぶベースキャンプのすぐ脇にある池には、正面に聳えるレーニン峰が鏡のように映り込み、絶好の写真ポイントとなります。
 ここでは「夕焼けに染まるレーニン峰」の景観をお楽しみください。

 これだけ間近でご覧いただけるのは、当ツアーへご参加いただいた方々だけの特典です。

⑦KW2A1889(夕焼けのレーニン峰)

⑦KW2A1890(夕焼けのレーニン峰)
【夕焼けに染まるレーニン峰】


 そして、見逃してはいけないのが「夜のレーニン峰」です。
 月夜の下に聳えるレーニン峰の姿は非常に幻想的で、見逃さずにご覧いただきたい景観です。
 ※撮影好きの方は三脚をお忘れなくお持ちください。

 ダイニングテントの近くの小高い丘の上が夜の撮影ポイントとしては絶好のポイントです。

⑧KW2A1712

⑧KW2A1922

⑧KW2A1926
【夜のレーニン峰】


 トランス・アライ山脈の中央に聳えるパミール・アライ山脈の最高峰であり、パミール高原の最高峰の「レーニン峰(7,134m)」を心行くまで堪能できる「アチクタシュ・ベースキャンプ」での滞在。
 そこでご覧いただけるパミール・アライ山脈の景観、レーニン峰の雄姿は、当ツアーでしか味わう事のできない景観です。


 是非今年の夏は、キルギス共和国へ訪れてみませんか。

 次回は「パミール・アライ山脈に住むキルギス族の方々の生活について」をご紹介したいと思います。

・・・続く。

■夏のキルギスへ訪れるツアーのご紹介
「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」

■春のキルギスもお勧め!!
春のキルギスへ ワイルドチューリップを求めて
※野生のチューリップを求めてキルギスへ訪れてみませんか。

at 20:42│カザフスタン 

2016年01月18日

カザフスタンの新名所 アルティン・エメル国立公園

昨年末に発表しました「シルクロードの旅」特集パンフレットで新企画として発表しました、「近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園」のツアーをご紹介します。

■DSC_8688 シンギングドゥーン
シンギング・ドゥーン
今日はこのツアーの中で、大きな見どころとなるアルティン・エメル国立公園をご紹介します。みどころのひとつは歌う砂丘という意味をもつシンギング・ドゥーン。イリ川の右岸から約2kmの渓谷に位置し、大カルカンと小カルカンと呼ばれる山々に挟まれています。高さ150m、長さ3kmにも及ぶ大きな砂丘。カザフスタン国内でこのような大きな砂丘が見られる場所は非常に少なく、特にこのシンギング・ドゥーンは、乾燥した強い風によって、ジェット機の様な低い音を出すことがあります。世界的にもこのような現象が起こる砂丘は4つしか知られておらず、この砂丘がシンギング・ドゥーンと呼ばれる所以となりました。他の砂丘とは違い、このシンギンドゥーンはその位置や形状を変えず、2つの山の間にずっと位置しています。砂丘に登ると奥にイリ川を望む事ができます。

■DSC_8703
麓に4WDを止めて、砂丘登りにチャレンジ。150mあるので結構しんどいですが、上まで登るとイリ川の展望も広がります。

DSC_8663
夕方になると、ちょうど太陽の光の当たり方も良くなり、風紋もとても綺麗に見えます。周囲にはこの砂丘しかないのも不思議な場所です。

カトゥタウとは“過酷な山”という意味で、火山岩の浸食によってできた山です。火山岩は非常にもろく、外部からの衝撃で容易に壊れてしまいます。長い歳月の間、水や風などによって浸食され、岩は現在みられるような奇妙な形状になったと考えられています。また、古代のテチス海の名残の堆積岩がいくつかの場所に見ることができます。カトゥタウの中央部には狭い渓谷があり、非常に急な斜面を形成しています。

DSC_8806
火山岩が長い歳月の間に浸食され、現在の様な形状となったと言われています。

DSC_8834
自然の芸術品の様な岩。

アルティン・エメル国立公園最大の見所がアクタウ・マウンテン。
最初のストップは様々な色の地層が見ることができる場所です。車を降り、ハイキングをスタート。地質学者も良くこの地を訪れるらしく、ここアクタウは地質学者にとっては宝の宝庫だと言われています。下記は最初のポイントでハイキングしながら眺められる景色です。
DSC_8922アクタウ4


DSC_8998アクタウ13


DSC_9002アクタウ14


2つ目のポイントではアクタウマウンテン台地の上へと登って行きます。下から見ているととても高く、しんどそうに見えますが、足場が滑りにくく、20~30分程で山上まで上がることができます。登っている道中も景色が素晴らしく、上に上がるにつれて少しずつ風景も変わっていきます。
アクタウ17JPG


アクタウ19JPG
一番上まで登った所からの眺め。ここからは360度岩山と砂漠の風景が広がります。

DSC_9140アクタウ20
来た道とは異なる道を歩いて徐々に下山していく。景色はずっと格別です。

DSC_9176
最後のビューポイント。三色の地層が並ぶ不思議な場所。ここから麓まで山を下りていく。

また、10月は道中に胡葉をはじめとして木々が秋色に色づきとても美しい景色が広がる美しい季節です。
DSC_8863
胡葉の黄葉

当ツアーは4月、5月、10月のベストシーズンにのみ設定しております。是非、新たなカザフスタンのツアーをご検討下さい。
※5/17発、10/4発コースは、「マンギスタウ トズバイル塩湖とウスチュルト台地」から続けて本ツアーへの連続参加が可能です(アルマトイ合流)。ご希望の方、詳細な日程・料金はお問い合わせください。


西遊旅行で行く カザフスタンの新ツアー 詳細はこちら
近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園




at 18:00│シルクロード | ツアー紹介

2015年12月25日

2016年シルクロードパンフレット発表!

 皆様、お待たせいたしました。今年も「シルクロードの旅」のパンフレットが完成しました。中国の新疆からコーカサスまで、新コースを含んだ多彩なラインアップです。
 今年の新コースを、少し紹介いたします。

               「春のキルギスへ ワイルドチューリップを求めて」

4月下旬から5月上旬だけに咲くキルギスの野生のチューリップ。専属のフラワーガイドが同行し、春のキルギスの花々について詳しくご案内いたします。この季節だけ限定の特別企画です。

               
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               【4月下旬から5月上旬だけに咲くチューリップ】


               「近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園」

近年カザフスタンのツアーが増えましたが、なかなかツアーでは訪れない首都アスタナを訪問。そして、アルマトイ北東イリ川沿いに砂漠と岩山の絶景が広がるアルティン・エメル国立公園を訪ねます。人気の「神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル塩湖とウスチュルト大地」のツアーに連続参加が可能です。

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                         【近未来都市アスタナ】

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                  【絶景が広がるアルティン・エメル国立公園】

            「ペルシャから東トルコ縦断 知られざるアジャリア自治共和国へ」

テヘランからスタートし、イラン北西部を通って東トルコへ。ここからジョージアに入り、アジャリア自治共和国に抜けます。黒海沿岸のアジャリア自治共和国は、ギリシャ神話の「アルゴナウタイ物語」に登場するアルゴ―号と王女メディアの舞台であったコルキス王国のあった地です。

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                 【イラン北西部に残るゴンバデ・スルタニエ】

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                   【アジャリア自治共和国の首都・バトゥミ】

                「山岳シルクロード 世界の屋根パミールへの道」

パキスタンのイスラマバードからスタートし、途中7つの峠を越えて中国、キルギス、タジキスタンを訪れるコースです。「新シルクロード構想」によって近年外国人にも開放された国境を越え、ヒマラヤ、カラコルム、ヒンドゥークシュ、天山山脈の圧巻の山岳風景を楽しみながら、かつてのシルクロードを往く新コースです。

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                    【サリタシュから望むレーニン峰】

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                     【ムスターグ・アタとカラクリ湖】

 このブログでも、随時新コースの紹介ページを作成して参ります。
 
 すでに、ゴールデンウィークのマンギスタウのツアーは催行決定、その他のコースも沢山のお申込みをいただいています。お早目に「シルクロードの旅」のパンフレットを開いていただき、皆様のお申込みをお待ち申し上げます