2014年10月

2014年10月27日

「早春のペルシャ」発表!

こんにちは。大阪支社の中田です。

今回は、メソポタミアの聖なる都市「チョガザンビル」をご紹介させていただきます。

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紀元前13世紀の中ごろ、エラム王国の黄金時代に国王ウンタシュ・ガルの命令により
建設が開始されました。
この都市は、当時のエラム語で「ドゥール・ウンタシュ(ウンタシュ王の城塞)」と呼ばれ、
首都スーサを守る聖なる場所としての役割がありました。

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紀元前640年頃にスーサがアッシリアにより陥落し、このジグラットも破壊されます。
遺跡の中央には保存状態の良い世界最大級のジグラット(階段状ピラミッド)が
残っており、当時の壮大な姿を想像することができます。
遺跡に刻まれたエラム語の楔形文字や、世界最古と言われるアーチは今でも
はっきりと確認することが出来ます。

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1951年から1962年に実施された考古学調査によって遺跡の全貌が明らかになり、
ジッグラトが世界中のどこよりも保存のいい状態であると考えられるようになると、
1979年、イスファハンのイマーム広場やペルセポリスと共にイランで最初の世界
遺産に登録されたました。


また、この度、ベストシーズンを迎える春のイランツアーを掲載した「早春のペルシャ」
パンフレットを発表させていただきました。

ペルシャ表紙



ご紹介しましたチョガンザビルは、パンフレット掲載の全てのコースで訪問いたします。
この機会に是非、イラン旅行をご検討下さい。



西遊旅行で訪れるイランのツアーはこちら

●初めてのイランにおすすめ 「ペルシャ歴史紀行 11日間」
●イラン再訪の方におすすめ 「イラン北西部周遊」
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nakata_saiyu at 09:46|Permalink イラン | 世界遺産

2014年10月14日

リトルペトラと謳われる遺跡

皆さんこんにちは。
東京本社の荒井です。

今回は「リトルペトラ」と謳われるシク・アル・バリドを紹介したいと思います。


ツアーのメインであるペトラ遺跡はナバダイ人の宗教的な聖地としての役割を担っていた為
宝物殿や、僧院等の建築物が多いのに対して、ここシク・アル・バリドは
ナバダイ人の居住区、そしてキャラバンの宿として機能していたと言われています。

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ナバタイ人のお墓。

入口を抜けると…

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リトルペトラだけに小さいながらもシークもあります。

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こじんまりとしてはいますが、文明があった事が覗えます。

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天井画が残るとトリクリニウム。ベドウィーンの焚火の煙で黒くなっていますが
葡萄の蔦や花が美しく描かれています。紀元前1世紀頃に描かれたものと言われています。


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出入口付近にはウード(アラブ式のギター)を引くおじさんもいました。

ここペトラでは700程の遺跡が発掘されていますが、それらはペトラ遺跡の
ほんの1パーセントにすぎないと言われています。

まだまだ発掘されつくしていない未知なる遺跡に是非出かけてみては如何でしょうか?

西遊旅行で行く魅力満載のヨルダンのツアーはこちらから!

arai_s_saiyu at 09:00|Permalink ヨルダン 

2014年10月03日

カザフスタン・マンギスタウへ行ってきました。

間もなく、今年の中央アジアのシーズンが終了しますが、その前に9月にカザフスタンのマンギスタウへ行ってきました。
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白亜の大地が広がるボスジラ

今から約2億5000万年前、地球上に唯一存在した超大陸パンゲアが移動をはじめ、後にテチス海と呼ばれる海がアフリカとユーラシアの間を徐々に広がっていきました。長い歴史の中で、大陸は移動を続け、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかったことによって、このテチス海は内陸に取り残されることになりました。その後、徐々に小さくなり、現在その名残をカスピ海に見ることができます。

カザフスタンのマンギスタウ州。カスピ海に面したアクタウから内陸へ移動すると、太古の海テチス海が干上がった事で造りだされた驚きの景色が残っています。中でも驚かされるのは真っ白な大地が続く、ウシュチュルト台地。かつてこのあたりに存在したテチス海は遠浅の海で、太陽光を浴びて、円石藻という植物プランクトンが大発生していたそうです。その円石藻の死骸が海底に蓄積し、石灰の層を作り出しました。550万年前頃からの活発な地殻変動によりテチス海が内陸に取り残さ、円石藻の層が断崖となって地表に表れ、長年の歳月をかけて浸食、風化され、現在の様な絶景を作り出したのです。

■シェール・カラマウンテン
シェールとはペルシャ語で「ライオン」、カラはお城という意味です。ただ、ここではライオンではなく「トラ」を表し、トラが寝そべっている姿に見えることからこの名が付いたそうです。
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トラが寝そべっている様にみえるシェール・カラ

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違う角度からみるとユルタの様です。

■トゥズバイル塩湖
もちろんここもテチス海の名残。干上がった海水の塩分が地中に残り、塩湖を形成しています。塩湖は長さ20km、幅は7km。ここでは塩はまだ産業になっておらず、採掘はされていません。マンギスタウ州にはいくつもの塩湖が残っています。
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展望ポイントから望むトゥズバイル塩湖

ランチを食べたあたりでは太古のサメの歯や魚の骨の化石を見つけることができました。
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昼食後、トゥズバイル塩湖のビューポイントにストップしながら台地の上を移動。どこも絶景、絶景の連続です。
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塩湖では湖の真ん中付近までいくと、塩の純度も増し、結晶化しています。
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太古のウニの化石、イカの脊椎の化石だとガイドが説明してくれました。今から5,000万年も前のもので、本当に、その昔海の底だったことを実感させられます。
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■ボスジラ
トゥズバイル塩湖ともうひとつのハイライトがこのボスジラ。白亜の大地がどこまでも続く素晴らしい景色が広がっていました。白亜とは未固結の石灰岩で、円石藻の化石(炭酸カルシウムのココリス)から成っています。英語ではチョークと呼びます。日本では地層が堆積した年代から、白亜紀の語源となっりました。

まるでどこかの惑星におりたったかの様な風景。
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この風景はカザフスタンの1000テンゲ札に描かれています。比べてみると全く同じだと良く分かります。
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白亜の大地がどこまでも続く。
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今年はいったん終了となりましたが、次回は来年4月頃からの設定を予定しています。
他では見ることができない、奇跡の景観がこのマンギスタウには残っています。

西遊旅行 大阪支社 米谷健吾






yonetani_saiyu at 14:25|Permalink マンギスタウ ウスチュルト台地&トゥズバイル塩湖 | カザフスタン