カザフスタン

2016年08月02日

不思議なカザフスタンの首都アスタナ

今日はカザフスタンの首都アスタナをご紹介したいと思います。
1997年にアルマトイから遷都され、カザフスタン共和国の首都となったアスタナ。アスタナと呼ばれる前はアクモリンスク、ツェリノグラード、アクモラなどという地名でした。「アスタナ」とはカザフ語で「首都」という意味があります。人口はカザフスタンではアルマトイに次いで2番目に多く、首都となってからの発展が目覚ましい。何よりも奇抜な建築物が建て並ぶ町並みは訪れる人々に不思議な印象を与え、中央アジアにいる事を忘れてしまうほどです。このアスタナの都市計画は、1998年のカザフスタン政府主催の国際コンペで1位に選ばれた日本の建築家・黒川紀章の計画案に基づいており、現在も開発が続けられています。

まずは町のシンボルともいえるバイテレクタワーです。
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このタワーはナザルバエフ大統領の発案で、この町のシンボルとして建設されました。高さ105mの塔は展望塔になっており、展望台までエレベーターで上がることができます。バイテレクとは古代サカ族の神話などに登場する「生命の木」の事だそうです。展望台にはナザルバエフ大統領の手形があり、カザフ人がたくさん記念撮影していました。

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少し離れた場所から見るとこのように見えます。どこかSF映画の未来都市の様な印象さえ受けます。

続いては大統領府です。両脇にある黄金のタワーではなく、正面の青いドームの建物が大統領府です。バイテレクから大統領府までの間は広い公園通りの様になっており、奇抜な金色の塔とその奥に大統領府という眺められます。残念ながら大統領府には入る事はできませんが、公園通りから写真をとる事ができます。
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このピラミッドの様な建物は“平和と調和の宮殿”と呼ばれるコンベンションセンターです。イギリス人の建築家によって建てられ、会議などがない日には内部を見学することもできます。
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ハズィレット・スルタン・モスクは2012年に建てられたばかりの新しいモスクですが、内部の装飾が素晴らしい荘厳なモスクです。敷地は11ヘクタール、ミナレットは高さ77m。5000人の礼拝者を収容できます。一般の観光客も内部への入場が可能です。礼拝ホールは男性と女性用にロープで仕切られていて、ミフラーブのある所までは男性しか行くことができません。歴史のあるモスクではありませんが、、豪華絢爛な雰囲気は一見の価値があります。
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ハズィレット・スルタン・モスク外観

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荘厳なモスクの内部

カザフスタン国立博物館は2014年に開館した巨大な博物館です。展示面積が1万4000平方メートルあり中央アジアで最大の博物館です。
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4階建てで、大きく次のセクションに分かれています。黄金のホール(Hall of Gold)、古代から中世の歴史ホール(Hall of Ancient and Medieval History)、民俗学のホール(Hall of Ethonography)、独立のホール(Hall of Independent)、アスタナのホール(Hall of Astana)、近代美術のホール(Hall of Modern Art)。メインとなるのは黄金のホール、古代から中世の歴史ホール、民俗学のホールとなり、特に黄金のホールはサカ族の古墳(クルガン)から発掘されたゴールデンマン他、多くの金の埋葬品の展示があり一番の見どころ。2階にはクルガンを発掘した際の様子が再現されています。

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黄金のホールに展示されているゴールデンマン

その他にも奇抜な建物が新市街の中心部にはたくさんあります。一番西の端にあるショッピングセンター・ハーンシャティールからバイテレク、大統領府手前まで歩くと、途中に様々な面白いビルがみることができます。歩くところはずっと公園になっており、日中は治安も良く安心です。

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奇抜な建物が並ぶアスタナの中心地。どこかドバイの町並みを思わせる雰囲気です。

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波打った形のビル。

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オペラ劇場

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ハンシャティール・ショッピングセンター

アスタナという町は首都でありながらツアーで訪れることは非常に少ない都市です。弊社のツアーでは「近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園」のツアーで訪れます。昨年からアシアナ航空がソウル/アスタナ間に週一便ですが就航。まだまだ知られざる首都アスタナも是非訪れてみてください。

ツアーの詳細はこちらをクリック↓
近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園

10月04日(火) ~ 10月09日(日) 6日間 298,000円 催行間近です!


yonetani_saiyu at 09:30|Permalink

2016年01月18日

カザフスタンの新名所 アルティン・エメル国立公園

昨年末に発表しました「シルクロードの旅」特集パンフレットで新企画として発表しました、「近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園」のツアーをご紹介します。

■DSC_8688 シンギングドゥーン
シンギング・ドゥーン
今日はこのツアーの中で、大きな見どころとなるアルティン・エメル国立公園をご紹介します。みどころのひとつは歌う砂丘という意味をもつシンギング・ドゥーン。イリ川の右岸から約2kmの渓谷に位置し、大カルカンと小カルカンと呼ばれる山々に挟まれています。高さ150m、長さ3kmにも及ぶ大きな砂丘。カザフスタン国内でこのような大きな砂丘が見られる場所は非常に少なく、特にこのシンギング・ドゥーンは、乾燥した強い風によって、ジェット機の様な低い音を出すことがあります。世界的にもこのような現象が起こる砂丘は4つしか知られておらず、この砂丘がシンギング・ドゥーンと呼ばれる所以となりました。他の砂丘とは違い、このシンギンドゥーンはその位置や形状を変えず、2つの山の間にずっと位置しています。砂丘に登ると奥にイリ川を望む事ができます。

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麓に4WDを止めて、砂丘登りにチャレンジ。150mあるので結構しんどいですが、上まで登るとイリ川の展望も広がります。

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夕方になると、ちょうど太陽の光の当たり方も良くなり、風紋もとても綺麗に見えます。周囲にはこの砂丘しかないのも不思議な場所です。

カトゥタウとは“過酷な山”という意味で、火山岩の浸食によってできた山です。火山岩は非常にもろく、外部からの衝撃で容易に壊れてしまいます。長い歳月の間、水や風などによって浸食され、岩は現在みられるような奇妙な形状になったと考えられています。また、古代のテチス海の名残の堆積岩がいくつかの場所に見ることができます。カトゥタウの中央部には狭い渓谷があり、非常に急な斜面を形成しています。

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火山岩が長い歳月の間に浸食され、現在の様な形状となったと言われています。

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自然の芸術品の様な岩。

アルティン・エメル国立公園最大の見所がアクタウ・マウンテン。
最初のストップは様々な色の地層が見ることができる場所です。車を降り、ハイキングをスタート。地質学者も良くこの地を訪れるらしく、ここアクタウは地質学者にとっては宝の宝庫だと言われています。下記は最初のポイントでハイキングしながら眺められる景色です。
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2つ目のポイントではアクタウマウンテン台地の上へと登って行きます。下から見ているととても高く、しんどそうに見えますが、足場が滑りにくく、20~30分程で山上まで上がることができます。登っている道中も景色が素晴らしく、上に上がるにつれて少しずつ風景も変わっていきます。
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一番上まで登った所からの眺め。ここからは360度岩山と砂漠の風景が広がります。

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来た道とは異なる道を歩いて徐々に下山していく。景色はずっと格別です。

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最後のビューポイント。三色の地層が並ぶ不思議な場所。ここから麓まで山を下りていく。

また、10月は道中に胡葉をはじめとして木々が秋色に色づきとても美しい景色が広がる美しい季節です。
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胡葉の黄葉

当ツアーは4月、5月、10月のベストシーズンにのみ設定しております。是非、新たなカザフスタンのツアーをご検討下さい。
※5/17発、10/4発コースは、「マンギスタウ トズバイル塩湖とウスチュルト台地」から続けて本ツアーへの連続参加が可能です(アルマトイ合流)。ご希望の方、詳細な日程・料金はお問い合わせください。


西遊旅行で行く カザフスタンの新ツアー 詳細はこちら
近未来都市アスタナとアルティン・エメル国立公園




yonetani_saiyu at 20:42|Permalink

2015年05月30日

奇跡の湖 トゥズバエル塩湖

昨年より多くのお客様に大好評をいただいております「神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル
塩湖とウスチュルト台地」のツアー。
今回は、ハイライトの一つでもあるトゥズバエル塩湖についてご紹介させていただきます。

大陸の活発な地殻変動により、姿を消したテチス海。トゥズバイル塩湖は、そのテチス海の
名残です。⼲上がった海⽔の塩分が地中に残り、塩湖を形成しています。塩湖は⻑さ20km、
幅は7km。ここでは塩はまだ産業になっておらず、採掘はされていません。マンギスタウ州には
いくつもの塩湖が残っています。

トゥズバイル塩湖に水が張っているかは、その時の気象条件次第です。
突き抜けるような青空と、幸運の象徴ムフロンの角に、鏡張りの塩湖を願いながら、出発します。

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塩湖の入り口と中心で深さが異なるため、四輪駆動車を降りると、まずは塩の結晶の上を進みます。
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徐々に水かさが増していき、そこには白亜の大地を映しこんだ奇跡の絶景があります。

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水かさが深く、ボリビアのウユニ塩湖の様に鏡文字を楽しむということは出来ませんが、
青い空と白い大地に囲まれた景色に、時間を忘れて見とれてしまいます。

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昨年から大好評をいただいております当ツアー、僅かですが、残席のある出発日のものもあります。
猛暑の8月を避け、次は9月のベストシーズンに設定しています。

鏡張りの塩湖は必ず見れるものではありません。
奇跡の景色に、皆様も挑戦してみませんか?

■関連ツアー
・「神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地

nakata_saiyu at 08:00|Permalink

2015年03月30日

花咲く初夏のキルギス

東京本社の寺岡です。
日本も春らしく暖かくなってきました。この時期に思い出すのは、昨年訪れたキルギスの
大自然です。
昨年の7月初旬、「キルギス・カザフスタン天山自然紀行」に同行させていただきました。

背景に雪山を抱き広がる草原、そこにはピンクや黄色の絨毯が広がっていたり、所々に
スキタイ人の王墓(クルガン)が実は丘となって存在していたり、そしてあの深い蒼色の
イシク・クル…
強烈なインパクトがあるという景色ではないかもしれませんが、ほんわかとした美しい景色
が心に残るコースでした。

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【中央アジアはこれから夏を迎えます。草原に建つブラナの塔】


今回はキルギスのイメージを少しでも持っていただくために、いくつかのトピックに分けて
ご紹介させていただきます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

●遠いようで実は近い?キルギスと日本の関係
日本において、中央アジアの中でも知名度が低いと思われる「キルギス共和国」。
しかしながら、「日本人とキルギス人はかつて兄弟だった」「お肉が好きな民族はキルギス
に残り、魚が好きな民族は日本へ渡った」という伝承が残っているいるそうで、実はキルギ
ス人の皆さんは、かなり日本人に親近感を抱いてくれているようです。

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【ビシュケクのオシュ・バザールにて。親しみやすいキルギスの人々】


また、中央アジア5か国の中では唯一昔から、日本人が査証なしで渡航できる国です。
(カザフスタンは現在一時的に査証なしを認めています)

キルギスでバザールに行くと、日本人にそっくりな顔ばかり。
お客様の中には、「今何時ですか?」と話しかけられた方もいたそうです。


●花は草!?お花あふれるキルギスの初夏
初夏、バスの車窓からは、黄色や桃色の絨毯が見えます。道の脇にも名も知れぬ様々な
白・桃色・紫などの花が咲いています。
また、標高の高い斜面ではヨーロッパでは貴重な花とされているエーデルワイスも数多く
咲き、踏みつけてしまいそうなほど。

キルギス_スキタイのクルガン

【移動途中に、花咲き乱れるスキタイの王墓(クルガン)に立ち寄りました】


キルギスではそうした花は「花」ではなく、単に「草」と呼ばれています。
それほど、多くの花が初夏に一斉に草のように咲き乱れるということなのでしょう。
決してバラやチューリップのように大ぶりなものばかりではありませんが、見る者の心を
癒してくれます。

●遊牧民の生活~ユルト滞在体験~
季節によって移動しながら生きてきた遊牧民族。標高約3000mに位置するソン・クル湖は、
夏の時期になるとキルギス族の人々が馬・牛・ヤクなどの家畜の世話のためにやって来て、
移動型テント「ユルトを張ります。
私達はそのユルトを一部借りて、1泊ユルト宿泊体験をします。
ユルトは柳の木の枝で作った枠組みに、羊の毛で作ったフェルトの織物を巻いたテントです。
フェルトには様々な模様が鮮やかに織り込まれています。
お風呂はありませんが、夜に草原に輝く星空、明け方の清々しい空気・・・
とても新鮮な気持ちになれる時間でした。

ソン・クルのユルタ

【ユルタでは天井のフェルトを開け閉めして明かりをとります】


●琵琶の祖先楽器「コムズ」
ビシュケクにて、伝統音楽をお楽しみ頂く時間もあります。
キルギスの伝統楽器には、「コムズ」と呼ばれる三弦楽器があります。「コムズ」の歴史は
3千年と言われており、それはシルクロードを通って日本に伝えられ、「琵琶」になったようです。
その他にも、「オオズ・コムズ」という口で奏でる口琴、そして「チョポ・チョール」という土笛など、
伝統音楽の鑑賞の際は、こうした楽器が登場します。

演奏では、2つの楽器の掛け合いや、馬を駆けている様子を模した弾き方など観ているだけ
でも楽しい曲がたくさんありました。

キルギス伝統音楽の演奏

【オオズ・コムズ(口琴)による演奏風景】


●幻の湖、イシク・クル湖
模は琵琶湖の約9倍。流れ込む川は100を超えますが、流れ出る川はない不思議な湖です。
水の透明度は世界で2番目といわれています。
お天気によって、また時間帯によって、湖は濃淡さまざまな美しい青色を見せてくれました。
歴史的には、玄奘三蔵がインドに行く際にこの湖北岸を通ったとされています。
また、中央アジアを制したティムールが避暑地として訪れていたそうです。
ソ連時代は軍事基地があり外国人の立ち入りが禁じられていたため、かの井上靖氏も訪れる
ことを渇望しましたが、叶わなかった地でもあります。
南部の湖底からは集落跡が発見されており、スキタイの一派であるサカ族や烏孫族のものと
考えられています。

イシク・クル南岸より

【イシク・クル湖南岸より。湖の背景にはうっすらとカザフスタンとの国境である天山山脈が見えます】


キルギスはシルクロードという切り口でも、大変興味深い国です。
7世紀前後にこの地域に拠点を置いた突厥の都や、イスラムに改宗した初のテュルク民族の
王朝カラ・ハン朝の首都が存在していたなど、歴史的に貴重な場所もあります。
また、草原のシルクロード世界はまさにこの周辺に広がっていました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

キルギスに関するイメージが、少し膨らみましたか?
この夏、中央アジアのお花を愛でに、かつての兄弟に逢いに、広大な景色を求めて、キルギスへの
旅をしてみませんか?


関連ツアー:
キルギス・カザフスタン 天山自然紀行 
~お花の時期に合わせた季節限定コース~
6月30日~7月08日 9日間 催行間近!
7月07日~7月15日 9日間 催行間近!
7月14日~7月22日 9日間 催行間近!

天山とパミールの懐へ 夏のキルギス・アドベンチャー 
~キルギスの自然を大満喫!アドベンチャーコース~
7月01日~7月14日 14日間 催行決定
7月08日~7月21日 14日間 好評につき追加設定!
7月15日~7月28日 14日間 催行決定
8月05日~8月18日 14日間 催行間近

teraoka_saiyu at 09:00|Permalink

2014年10月03日

カザフスタン・マンギスタウへ行ってきました。

間もなく、今年の中央アジアのシーズンが終了しますが、その前に9月にカザフスタンのマンギスタウへ行ってきました。
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白亜の大地が広がるボスジラ

今から約2億5000万年前、地球上に唯一存在した超大陸パンゲアが移動をはじめ、後にテチス海と呼ばれる海がアフリカとユーラシアの間を徐々に広がっていきました。長い歴史の中で、大陸は移動を続け、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかったことによって、このテチス海は内陸に取り残されることになりました。その後、徐々に小さくなり、現在その名残をカスピ海に見ることができます。

カザフスタンのマンギスタウ州。カスピ海に面したアクタウから内陸へ移動すると、太古の海テチス海が干上がった事で造りだされた驚きの景色が残っています。中でも驚かされるのは真っ白な大地が続く、ウシュチュルト台地。かつてこのあたりに存在したテチス海は遠浅の海で、太陽光を浴びて、円石藻という植物プランクトンが大発生していたそうです。その円石藻の死骸が海底に蓄積し、石灰の層を作り出しました。550万年前頃からの活発な地殻変動によりテチス海が内陸に取り残さ、円石藻の層が断崖となって地表に表れ、長年の歳月をかけて浸食、風化され、現在の様な絶景を作り出したのです。

■シェール・カラマウンテン
シェールとはペルシャ語で「ライオン」、カラはお城という意味です。ただ、ここではライオンではなく「トラ」を表し、トラが寝そべっている姿に見えることからこの名が付いたそうです。
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トラが寝そべっている様にみえるシェール・カラ

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違う角度からみるとユルタの様です。

■トゥズバイル塩湖
もちろんここもテチス海の名残。干上がった海水の塩分が地中に残り、塩湖を形成しています。塩湖は長さ20km、幅は7km。ここでは塩はまだ産業になっておらず、採掘はされていません。マンギスタウ州にはいくつもの塩湖が残っています。
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展望ポイントから望むトゥズバイル塩湖

ランチを食べたあたりでは太古のサメの歯や魚の骨の化石を見つけることができました。
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昼食後、トゥズバイル塩湖のビューポイントにストップしながら台地の上を移動。どこも絶景、絶景の連続です。
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塩湖では湖の真ん中付近までいくと、塩の純度も増し、結晶化しています。
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太古のウニの化石、イカの脊椎の化石だとガイドが説明してくれました。今から5,000万年も前のもので、本当に、その昔海の底だったことを実感させられます。
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■ボスジラ
トゥズバイル塩湖ともうひとつのハイライトがこのボスジラ。白亜の大地がどこまでも続く素晴らしい景色が広がっていました。白亜とは未固結の石灰岩で、円石藻の化石(炭酸カルシウムのココリス)から成っています。英語ではチョークと呼びます。日本では地層が堆積した年代から、白亜紀の語源となっりました。

まるでどこかの惑星におりたったかの様な風景。
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この風景はカザフスタンの1000テンゲ札に描かれています。比べてみると全く同じだと良く分かります。
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白亜の大地がどこまでも続く。
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今年はいったん終了となりましたが、次回は来年4月頃からの設定を予定しています。
他では見ることができない、奇跡の景観がこのマンギスタウには残っています。

西遊旅行 大阪支社 米谷健吾






yonetani_saiyu at 14:25|Permalink

2013年12月27日

マンギスタウ トゥズバイル塩湖へ

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (8)

カザフスタンの知られざる「絶景」をご紹介します。
トゥズバイル塩湖。
季節によって水があったりなかったりするので必ずしも鏡のような水のはった景色が見られるわけではありません。周囲の白亜の断崖だけれも十分、素晴らしい景色です。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (1)
到着した日はお天気が悪く、それでも白亜の断崖と塩湖の縁を走るドライブは圧巻。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (2)
白亜の断崖のふもとにキャンプを設営。トゥズバイル塩湖に水があるかどうかはその年の冬季の積雪、夏の間の雨量などさまざまな要因があるため、予想することは簡単ではありません。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (3)
白亜の岩山を登り、上から見たキャンプ地。この時は水が少なく、周辺は乾燥して塩がふき固まっていました。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (4)
翌日、晴れました!水のある場所まで四輪駆動車で移動。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (5)
途中、塩がふいている場所を歩きました。風紋のような模様ができていてとてもきれい。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (6)
「あ、水」と思わず駆け出す。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (7)
連れて来てくれたスタッフ。よく、ウユニ塩湖と比較されますが、全然違います。ウユニ塩湖のほうがスケールは大きいですし鏡のような映り込み方も違います。ここは周辺の白亜の断崖や景色がこの塩湖を特別なものにしているのです。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (9)
トゥズバイル塩湖の水があるかどうかはその時次第ですが、この奇跡の光景はチャレンジする価値ありです!

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖



sawada_saiyu at 20:00|Permalink

2013年12月22日

白亜のロストワールド、ウスチュルト台地の絶景!マンギスタウ

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (6)

カザフスタン西部、マンギスタウへ旅、発表しました

マンギスタウという言葉はトュルク系の言葉で「メン・ギストゥ」=「千の村」という意味を持ちます。カザフスタンは大ジュズ、中ジュズ、小ジュズと3つの部族連合に別れますが、マンギスタウに住む部族はほとんどが、小ジュズに属するアダイ族。
「地下に石油、地にアダイ、天に神」という言葉があるほど誇りの高い民族で、そのマンギスタウには、現地の人々が巡礼に訪れる聖地が点在しています。

実際に訪れると、まさに神秘の大地。
マンギスタウの旅のハイライトが聖地ベケット・アタ廟の巡礼(訪問)とがウスチュルト台地の白亜の絶景。
絶景ポイントはいくつかありますが、恒常的に風がきつい場所。何処を訪れるか、何処でキャンプをするかなど、当日の天候などを見て決めることになります。風が強いと、絶壁に立つときは注意が必要です。
「白亜」についてはこちらのブログを参照

ツアーで訪れた絶景ポイントの写真をご紹介します。
マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (7)
ウスチュルト台地の上は真っ平ら。四輪駆動車で走っていくと断崖絶壁が現れます。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (2)
白亜の断崖の浸食が美しい奇観が見られるのがボスジラ。ボスジラは表面を石灰の層で覆われ守られていた部分と浸食された部分に分かれ、独特の景観を作り出しています。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (1)
ボスジラ付近の景色

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (3)
白亜の上を野生羊ムフロンが走っていきました。このあたりは聖地ベケット・アタに近いため猟が禁じられており、あちこちで見かけることができます。そしてムフロンをみたら幸運が訪れるとか・・・。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (4)
まるで白い海に浮かぶ船か、古城のような白亜の岩山。

台地を降りて今度は下から岩山を眺めます。
ウスチュルト台地 白亜の絶景 (7)
付近にはアンモナイトや貝の化石を見ることもできました。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (8)
天候が変わりやすく、急に雲に覆われたかと思うと、白亜の断崖に光があたります。

ボクティ
アクタウに戻る最後の訪問地がボクティ。ここで手作りのボルシチをいただき、ウスチュルト台地を堪能。

四輪駆動車とキャンプ泊でご案内するマンギスタウの旅。
ツアーでは天候も考慮した日程で絶景ポイントへご案内いたします。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖


sawada_saiyu at 14:47|Permalink

テチス海とカスピ海とマンギスタウ

マンギスタウ ウスチュルト台地 (2)

カザフスタン西部、マンギスタウへ旅、発表しました

マンギスタウへ
あまりにも知られていない地名「マンギスタウ」は、カザフスタン西部、カスピ海東岸の地域です。
旅はマンギスタウ州の州都でカスピ海に望む港をもつ町、アクタウから始まります。
アクタウとはカザフ語で「白い山」を指し、これは周囲の山の景色に由来し、街は石油産業の従業員キャンプからスタートし、現在も拡大を続け、カザフスタンの中でも成長いちじるしい都市となっています。訪問した2013年にはカスピ海の魚資源が激減したことから禁漁政策が取られていましたが、石油関係の企業誘致がと開発が進み、カザフスタンでもホットな町のひとつになっていました。

アクタウが面するカスピ海(Caspian Sea)は中央アジアと東ヨーロッパの間にある世界最大の塩湖。カスピの名前は古代湖岸に暮らしていたカス(カスピ)族に由来するといいます。流入河川130本、面積は374,000平方ロメートル(日本の面積は377,835平方キロメートルとほぼ同じ)で世界の湖の水量の40~44%を占めます。そしてカスピ海は、このマンギスタウの旅の大きなテーマ「白亜」を作り出した、古代テチス海の名残です。

マンギスタウ ウスチュルト台地 (3)
アクタウの海岸

古代テチス海って?
地球の大陸がラウラシア大陸とゴンドワナ大陸にわかれていたときにその間に存在した海がテチス海。ラウラシア大陸の活発な地殻変動の結果、テチス海は内陸に取り残され現在のカスピ海を作りました。その後も気候の変動などによりカスピ海の大きさは変化し海進海退を繰り返し現在にいたっています。その時代、一緒に内陸に取り残されたのがチョウザメ。チョウザメはシーラカンスの時代からの残存種で古代チテス海と一緒に内陸に取り残され、サメにもその他の魚にも進化しなかった古代魚の残存種と言われています(そのチョウザメも1991年のソ連崩壊後、各国が勝手にチョウザメを取り続けた結果、1991年とくらべ40分の1にまで減ってしまったといわれ、ようやく保護政策が取られました。2013年現在禁漁中です。)

ツアー中に見つけた、テチス海の跡、化石。二枚貝、巻貝、そしてアンモナイト。
マンギスタウ ウスチュルト台地 (4)

マンギスタウ ウスチュルト台地 (5)

そしてうれしいことにガイドを務めてくれたアンドレイ先生が白亜の中から見つけたサメの歯をもらいました!
マンギスタウ ウスチュルト台地 (7)


ウスチュルト台地・白亜の大地ができるまで
カザフスタン南西部とトルクメニスタン北西部に広がるウスチュルト台地。白亜と呼ばれる白い岩の層が広がる奇観を呈している台地です。この白い岩の層は、テチス海で作られたもの。ある時期のテチス海は遠浅の海で太陽光を浴びて大量の円石藻(えんせきそう)と呼ばれる植物プランクトンが発生し、長い年月をかけて大量に海底に蓄積していきました。その海底が5000万年前ごろに隆起し、その後のカスピ海の海進海退や隆起、雨・風の浸食を受け現在の光景を作り出したといいます。

マンギスタウ ウスチュルト台地 (1)

四輪駆動車とキャンプ泊でご案内する絶景への旅。
ツアーでは天候も考慮した日程で絶景ポイントへご案内いたします。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖



sawada_saiyu at 14:16|Permalink

2013年04月13日

【イシク・クル】幻の湖と呼ばれた不思議な湖

西遊旅行の近藤です。


キルギスにはかつて「幻の湖」と呼ばれていた湖が存在します。
その名も「イシク・クル(湖)」です。
今でこそ行こうと思えば行けるイシク・クル(湖)も、22年前までは旧ソ連の領土内にあり、外国人の入域が禁止されていて、そこから「幻の湖」と呼ばれるようになりました。
その幻の湖も、昨今の調査で色々なことがわかってきました。


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《イシク・クル(湖)南岸、北岸を天山山脈が走る》



東西182km、南北60km、面積の6,236km²(山口県とほぼ同じくらいの大きさです)の規模は、海を見るかのような広い湖です。
広さだけでなく、水深も668mと世界で2番目に深い大きな湖です。
ちなみに、世界一深い湖はロシアにあるバイカル湖をご存知の方は多いと思います。
「では世界第2位の深さを誇る湖は?」と聞かれ、イシク・クル(湖)と答える方は少ないと思いますし、あまりピンとこないかもしれません。
そんな、イシク・クル(湖)には様々な不思議が残されております。

イシククル湖


《高い透明度のイシク・クル(湖)》



【冬季は厳しい寒さになるにも関わらず凍結しない】
イシク・クルは「熱い海」という意味で日本で言う文字通り静岡県の熱海の役割を果たしています。
湖水浴場、サナトリウム(保養施設)には地元民やビシュケク、遠くカザフスタンやロシアからも訪れています。

【湖の周囲にある118の川から水が湖に流れるが、湖から流れて行く川は一本もない】
不思議なことは、湖から流れ出る川が無いのに、ほとんど増水、氾濫しないことです。
年中通してほとんど雨が降らず、湖面の水が蒸発する事で、水深や住民の生活を保っているのでしょう。
それでも湖面は上昇しています。

【龍伝説】
イシク・クル(湖)を通った際に玄奘三蔵は「ここには龍が住んでいる」と大唐西域記に書き記しました。
それは、深い朝もやが龍に見えたのか、それともイシク・クル(湖)の澄んだ青に目を奪われ想像を働かせたのでしょう。

【謎の生物】
謎の無脊椎動物がいるという噂もありますが、情報も無く根拠もない噂が一人歩きしている状況です。
そのような噂が流れるほど幻に満ちているのだと思います。

【湖に生息する魚は5種類のみ】
かつて新たに3種類の魚を放流しました。理由は不明ですが、何れも繁殖しませんでした。
なお、チョウザメもイシク・クル(湖)に生息しています。

【湖底に人の生活していた跡が残されている】
紀元後7世紀~15世紀に掛けての住居址と生活用品が発見されております。当時は水深が浅かったのだと考えられます。

キルギス・カザフスタン天山自然紀行 472DSC_4771








  《夏ともなれば湖水浴客で賑わいます》            《遠目からイシク・クル(湖)を見ても
                                       その大きさが伺う事ができます》


様々な不思議を残すイシク・クル湖も写真のように内陸国のキルギスの行楽地として親しまれています。
この夏、陸上から、また船上から感じてみてはいかがでしょうか。

▼キルギス・カザフスタン 天山自然紀行

kondo_saiyu at 19:11|Permalink

2011年05月30日

隠れた花の名所・カルカラ谷(カザフスタン)

大阪支社の米谷です。

今日はカザフスタンのカルカラ谷をご紹介したいと思います。
6月~8月にかけては北半球の様々な場所で高山植物の咲く季節を迎えます。
代表的な所ではインドの花の谷や中国の四娘姑山麓、ロシアのカムチャッカ半島などが有名ですが、
まだあまり知られていない花の名所がカザフスタンのカルカラ谷です。

ここは標高は高くありませんが、緯度が北緯40度ほどに位置するため様々な高山植物の観察を
お楽しみいただけます。時期は7月の上旬から中旬に限られ、非常に短い季節となりますが、
高低差のほとんどない散策で色とりどりの花々をご覧いただけます。

カルカラ谷の花畑
≪カルカラ谷の花畑≫

特にエーデルワイスはいたるところに咲き乱れ、足の踏み場に困ってしまうくらいです。
スイスなどに行くと一輪のエーデルワイスを求めて何人もの観光客が取り囲む様なこともありま
すがここではそんな心配は一切ありません。宿泊いただくカルカラ・キャンプのすぐ周辺で
無数のエーデルワイスが咲いているのです。
他にもフウロウソウやイエローポピー、カンパニュラ、トリカブトなど様々な種類のフラワー
ウォッチングをお楽しみいただけます。

エーデルワイスフウロウソウ


野花野花2


また、7月は新緑の季節となり、周囲の山々も緑に覆われ、風光明媚な景色もお楽しみいただけます。
滞在中にはカルカラ・キャンプからジャラナーシュ渓谷を訪れます。夏の間、遊牧民の人々が羊やヤギ
の放牧に訪れ、雄大な草原に放牧の景色がとても美しい所。遊牧民のユルタを訪れ、素朴な人々との
触れ合いも楽しみのひとつです。

遊牧民のテント遊牧民


これから間もなくカルカラ谷は高山植物の季節を迎えます。
お花好きの方々には是非、お勧めしたい場所のひとつです。

関連ツアー:西遊旅行で行く キルギス・カザフスタンの旅
        天山山脈・大氷河展望フライトと花の谷滞在
Web写真集はこちらへ

yonetani_saiyu at 10:00|Permalink

2011年05月02日

キルギスとカザフスタン 天山山脈ヘリフライト

こんにちは。大阪支社の米谷です。

今日は7月からシーズンを迎える「キルギスとカザフスタン」のツアーで訪れますカルカラ谷を紹介します。その中でもツアーの目玉となっている天山山脈のヘリコプターフライトについてご案内します。

ヘリコプターフライトの発着地となるのは隠れた高山植物の名所とも言える「カルカラ谷」です。この場所は国としてはカザフスタンとなりますが、地理的にはキルギスにある飛び地の様なところです。もともとはキルギス領でしたが、カザフスタンにあげてしまったそうです。キルギス人のガイドさんは「なんでこんなに美しい場所をカザフスタンにあげてしまったのか」と嘆いていました。

カルカラ谷での宿泊はカルカラキャンプ。夏の間、天山山脈での登山を楽しむ登山客で賑わうキャンプです。キャンプは常設のテントが設置されており、テント内も広くて快適。レストランやシャワー、サウナまで備わっていて快適に過ごすことができます。

カルカラ谷カルカラキャンプ
≪写真左:風光明媚なカルカラ谷≫
≪写真右:カルカラキャンプ≫

キャンプ場の所有するヘリコプターに乗って、いよいよ天山山脈の南イニルチェック氷河へ向けて出発します。ヘリフライトは天候に左右されるため、悪天候の場合には飛び立つ事ができません。しかし、西遊旅行のツアーでは2回の予備日を設けており、過去4年間でフライトができなかったツアーは一度もありません。

ヘリフライトに出発
≪ヘリフライトに出発≫

キャンプ場からヘリコプターに乗り込みます。最大20名位載れるヘリコプターです。

ヘリフライトの中からの展望







徐々に雪山の景色が広がり始めます。

天山山脈の雄大な眺めヘリフライトからの眺め

ヘリから眺める氷河













壮大な氷河、湖、どこまでも続く天山山脈の雪山世界が広がります。

氷河上のベースキャンプに着陸いよいよ氷河上のベースキャンプに到着!天気が良ければ名峰ハンテングリ(7010m)や天山山脈最高峰のポベーダ(7,439m)の展望が素晴らしい絶景が広がっています。ベースキャンプの標高は約4000mありますが、滞在時間は約30分程度なので、高山病の心配はあまりありません。




氷河上のベースキャンプからの景色













≪氷河上のベースキャンプからの絶景≫
約30分の滞在を楽しんだ後、ベースキャンプを出発。再び、絶景を楽しみながらキャンプ場へ戻ります。
圧巻のヘリフライト、氷河上のベースキャンプで絶景を堪能した後は、フラワーウォッチングをお楽しみいただきます。次回は知られざる花園・カルカラ谷をご紹介したいと思います。


関連ツアー:西遊旅行で行く キルギスとカザフスタン 2011
        天山山脈氷河展望フライトと花の谷滞在
        Web写真集はこちらへ     


yonetani_saiyu at 09:50|Permalink