キルギス天山山脈

2016年05月23日

花のキルギスへ ~色とりどりの高山植物と出会えるキルギスへ

 大阪支社 高橋です。

 春もそろそろ終わりを迎え、梅雨の始まりを予報するニュースが流れるようになってきました。

 ただ、雨は花々をキレイに咲かせるためには重要な要素の1つ。花好きの方にとっては、喜ばなければいけないシーズンなのかもしれません。

 この時期はあじさいがキレイに咲くシーズンでもあります。
 私が住むマンションの玄関にも管理人さんが手入れしてくれているアジサイが毎年キレイに咲き、楽しみの1つとなっています。

 これまで、4回に渡り紹介してきました「ブログ 夏のキルギスへ」は、ご覧いただけましたでしょうか。
 今回は、番外編として「花のキルギスへ ~色とりどりの高山植物と出会えるキルギスへ」として、昨年観察できた高山植物、花々をご紹介したいと思います。

 7月、キルギスでは高山植物の咲くシーズンを迎えます。
 半乾燥の草原が広がり、周囲の山々からの水を受け、エーデルワイスやフウロソウ、シオガマなど、色とりどりの高山植物や球根植物が花を咲かせます。

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 昨年の7月、「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」へ添乗させていただいた際には、レーニン峰ベースキャンプ周辺でのハイキング、各峠へと向かう道中、ソン・クル湖畔、カルカラ谷など、各所で高山植物の観察を楽しめ、今でもキレイに咲き誇る花々の色、可憐さが思い出として残っております。
 
 今回は、昨年7月に観察できた高山植物の花々をご紹介させていただきます。

KW2A1728(Ranunculus キンポウゲ科 キンポウゲ属)
【キンポウゲ科 キンポウゲ属/Ranunculus 】

KW2A1734(Chorispora コリスポラ  アブラナ科)
【コリスポラ アブラナ科/Chorispora】

KW2A1737(シオガマの花 ゴマノハグサ科)
【シオガマの一種 ゴマノハグサ科】

KW2A1740(サクラソウ サクラソウ科)
【サクラソウ サクラソウ科/Primula】

KW2A1747オキナグサ(キンポウゲ科)
【オキナグサ キンポウゲ科オキナグサ属/Pulsatilla】

KW2A1842(オキナグサの穂)
【オキナグサの穂】

KW2A1786(チューリップの原種 Tulipa dasystemon)
【チューリップの原種 Tulipa dasystemon】
※「春のキルギスへ」でも観察できたワイルドチューリップの1つ

KW2A1797(Bistorta タデ科 イブキトラノオ属)
【タデ科 イブキトラノオ属/Bistorta】

KW2A1858(キンバイの花 キンポウゲ科)
【キンバイソウ キンポウゲ科キンバイソウ属/Trollius】

KW2A1959(Leontopodium fedschenkoi キク科 ウスユキソウ属)
【エーデルワイス キク科 ウスユキソウ属/Leontopodium fedschenkoi】
※カルカラ谷キャンプは、一面に咲き誇っており、足の踏み場もないほどでした。

KW2A2098(Thymus  シソ科 イブキジャコウソウ属 )
【シソ科 イブキジャコウソウ属/Thymus 】

KW2A2100(Geranium pratense フウロソウ科 フウロソウ属)
【フウロソウ科 フウロソウ属/Geranium pratense】

KW2A2101
【キク科の花/名称不明ですが、キレイな花でした】

KW2A2104(phlomoides speciosa ゴマノハグサ科)
【ゴマノハグサ科/phlomoides speciosa】

KW2A2113(Campanula glomerata キキョウ科 ホタルブクロ属)
【キキョウ科 ホタルブクロ属/Campanula glomerata】

KW2A2116(ファエニキウム アブラナ科)
【ファエニキウム アブラナ科/Cruciferae】

KW2A2129(リンドウの一種 Gentiana)
【リンドウの一種 リンドウ科/Gentiana pubigera】

KW2A2135(シオガマギク ゴマノハグサ科)
【シオガマギク ゴマノハグサ科シオガマギク属/Pedicularis】

KW2A2300(Papaver croceum ケシ科 ケシ属)
【ケシ科 ケシ属/Papaver croceum】

KW2A2304(シュルマハウセニア・ニドゥランス キク科アザミ属)
【シュルマハウセニア・ニドゥランス/キク科アザミ属】

KW2A2306
【シュルマハウセニア・ニドゥランス/キク科アザミ属】

KW2A2307
【シュルマハウセニア・ニドゥランスの若葉】

KW2A2419(コドノプシス クレマティデア キキョウ科)
【コドノプシス クレマティデア/キキョウ科ツルニンジン属】

KW2A2421(コウリンタンポポ キク科・ヤナギタンポポ属)
【コウリンタンポポ キク科・ヤナギタンポポ属/Hieracium umbellatum】
※カルカラ谷の手前に群生しており、一面がオレンジ色に染まっていました。


 ご紹介した花々はキルギスの各地でご覧いただけます。私も、現場で撮影できなかった関係で、今回は掲載できませんでしたが、まだまだ紹介しきれない花はたくさんあります。

 私自身、花の観察、撮影が好きでありますので、キルギスという国は、花好きの方へいつもお勧めしている国の1つです。

 7月の高山植物が咲き揃うシーズンに合わせた「キルギスへの旅」、弊社では2コース発表させていただいております。
 もちろん、花ばかりではなく、これまでブログなどで紹介させていただきましたが、キルギスという国は、たくさんの魅力の詰まった国となっております。
 これまでのブログをご覧いただき、キルギス共和国という国にご興味が湧いてきましたら、是非この機会に「花のキルギスへ」訪れてみませんか。

<花のキルギスへ ツアーのご紹介>
■天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー
 ・06月30日(木) ~ 07月14日(木) 15日間 催行決定/残席わずか
 ・07月07日(木) ~ 07月21日(木) 15日間
 ・07月14日(木) ~ 07月28日(木) 15日間 催行決定/残席わずか

■キルギス・カザフスタン 天山自然紀行
 ・07月08日(金) ~ 07月16日(土) 9日間 催行決定/残席わずか
 ・07月15日(金) ~ 07月23日(土) 9日間 まもなく催行
 ・07月22日(金) ~ 07月30日(土) 9日間 催行決定

■ブログ 夏のキルギスへ
 ①パミール・アライ山脈「レーニン峰ベースキャンプ」
 ②パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統
 ③ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊
 ④天山山脈の絶景が広がる南イニルチェク氷河ベースキャンプ

■花の参考資料
 ・世界のワイルドフラワー (学研の大図鑑)
 ・グレートヒマラヤ 花図鑑 (講談社)
 ・山渓ハンディ図鑑8 「高山に咲く花」(山と渓谷社)
 ・現地の花専門ガイドさんからの情報 など


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2016年04月16日

夏のキルギスへ ~④天山山脈の絶景が広がる南イニルチェク氷河ベースキャンプ

 大阪支社 高橋です。

 4月中旬、桜のシーズンも終わり、続いてやってくるのは「つつじのシーズン」です。
 皆さん、つつじの名前の由来はご存じですか?
 つつじの花は、赤や白の花が連なって咲くので「つづき」、花が筒のような形状をしていることから「つつ」などと呼ばれ、それらが次第に「つつじ」になったといわれているのです。

 本日も引き続き、夏のキルギスを訪れる「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のコースをご紹介します。

 第4回目は「天山山脈の絶景が広がる南イニルチェク氷河ベースキャンプ」についてご紹介します。

 ツアー10日目、前日に到着した高山植物の宝庫である「カルカラ谷のキャンプ地」を基点として、天山山脈の名峰群の絶景が広がる「南イニルチェク氷河ベースキャンプ」へ訪れます。

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 さっそくですが

※ここがツアーのポイント!!
 カルカラ谷滞在中の3泊4日の間にカルカラ谷から南イニルチェク氷河へのヘリフライトによる1泊2日の訪問を予定しています。
 これまで、フライトが最終的に飛ばなかったことは弊社の過去のツアーではございません!!
 カルカラ谷よりヘリフライトにて天山山脈の南イニルチェク氷河を訪れ、天山山脈の最高峰であり、キルギス共和国の最高峰でもあるポベーダ峰や、聖霊の王と呼ばれるハン・テングリ峰など、天山山脈の雄大な山岳風景をお楽しみいただきます。


<ご注意>
 悪天候及びレスキュー活動などによりフライトがキャンセルや延期になることもあります。
 また、時間帯などもその日の天候や運搬スケジュールに左右されるものであることをご理解ください。


 朝、カルカラ谷のキャンプにて朝食を召し上がっていただいた後、1泊分の荷物(スポーツバッグやリュック等をご準備ください)を持ってヘリコプターへと乗り込みます。
 ヘリコプター内の中央に皆さんの荷物などを積み込み、左右の窓に背を向けるかたちで座席にお座りいただき、いよいよ「南イニルチェク氷河ベースキャンプへ向けてのヘリフライト」がスタートします。
(大きなスーツケースはカルカラ谷キャンプに預けていきます。)

KW2A2448
【カルカラ谷から出発】

 このヘリフライトは、ただの移動手段ではございません。
 狭いヘリコプター内には、小さな窓があり、その窓越しから望む天山山脈の風景また周辺に流れる氷河の風景の数々、ひと時も目を離すことのできない絶景が広がっています。
 ※昨年、ご一緒したお客様の歓声が、このブログを作成している今でも忘れられません。
 ※左右、どちらが絶景かとの疑問が出てくるでしょうが・・・答えは「どちらも絶景が広がっています」

【ヘリフライトで望む絶景の数々<往路>】
ヘリフライトの風景KW2A2464

ヘリフライトの風景KW2A2465

ヘリフライトの風景KW2A2470

ヘリフライトの風景KW2A2488

ヘリフライトの風景KW2A2494

 約40分のヘリフライトでの絶景の数々に「もう大満足!」との声が聞こえる中、この日から宿泊する南イニルチェク氷河ベースキャンプ「South Inilchek Base Camp」(標高4000m)に到着します。

<ご注意>
 到着した南イニルチェク氷河ベースキャンプは標高4,000mの地。
 ヘリコプター内からしっかりと防寒対策をお済ませの上、降機いただきます。
 また状況次第では、プロペラを回したまま急いで降機いただくため、ヘリコプター周辺に砂埃が舞うので、目やのどの保護もお忘れなく。

南イニルチェク氷河ベースキャンプに到着KW2A2502
【南イニルチェク氷河ベースキャンプに到着】


 ここから南イニルチェク氷河ベースキャンプ周辺に広がる天山山脈の絶景を堪能する1泊2日の滞在が始まります。

※ここがツアーのポイント!!
 南イニルチェク氷河ベースキャンプでは着陸体験だけで終わらず、大氷河を望むベースキャンプに宿泊します。その時々の天候や、皆さまの体調を考慮しながら、ベースキャンプ周辺の氷河を望むハイキングへもご案内いたします。合わせてキャンプ地では刻一刻と変化する天山山脈の絶景を心ゆくまで堪能していただけます。


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【キャンプ地のすぐ目の前に天山山脈の山々が聳える】

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【キャンプ地から「天山山脈の最高峰・ポペーダ峰(7439m)」を眺望】

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【天山山脈の絶景が広がるベースキャンプ周辺のハイキングを楽しむ】

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【天山山脈の最高峰である「ポペーダ峰(7439m)」】

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【聖霊の王 ハン・テングリ峰(7010m)も眺望】

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【ポペーダ峰とハン・テングル峰は南イニルチェク氷河を挟んで向かい合ってます】

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【天山山脈の山肌の「ひだ」も非常に美しい景観です】


 夕方には雲も晴れ、周囲の山々が夕焼けに染まりはじめます。

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【ポペーダ峰が夕焼けに染まる】

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【昇り龍のような雲がのびる ハン・テングリ峰】


 夜には一面雲が覆ってしまい「天山山脈・夜の撮影」を楽しめなかったのが、残念でなりません。

 以上のような景観を、1泊2日という滞在の間で、朝夕と刻一刻と姿を変えていく、南イニルチェク氷河周辺の素晴らしい景観をご堪能いただけます。 
 
ベースキャンプでの滞在後、再びヘリフライトにてカルカラ谷キャンプへと戻ります。
 その時には往路と同様に素晴らしい景観を望めるため、お客様同士で左右のお席を調整し合いながら、往路は逆方向の景観もお楽しみください。

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【復路 ヘリフライトでの景観】 

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【カルカラ谷キャンプに到着】


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【「South Inilchek Base Camp」のスタッフたち】


 数回に分けてご紹介しました「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」ですが、いかがでしたでしょうか。
 まだまだご紹介しきれない観光地もございますが、選りすぐりのポイントをご紹介させいただきした。

 これまでブログをご覧いただき、ご興味をお持ちになられた方は、是非この機会に「夏のキルギス」へと訪れてみませんか。
 7月のツアーも催行間近となっておりますので、是非ご検討いただきますよう、お願いいたします。

 次回からは、番外編として「花のキルギス」をご紹介していきます。

■夏のキルギスへ訪れるツアーのご紹介
 「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」
 ・06月30日(木) 出発 15日間:満席 キャンセル待ち
 ・07月07日(木) 出発 15日間: まもなく催行 
 ・07月14日(木) 出発 15日間: まもなく催行

■ブログ「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のご紹介
 ・【ブログ】夏のキルギスへ ~①レーニン峰ベースキャンプ
 ・【ブログ】夏のキルギスへ ~②パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統
 ・【ブログ】夏のキルギスへ ~③ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊


takahashi_saiyu at 18:12|Permalink

2016年03月31日

夏のキルギスへ ~③ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊

 大阪支社 高橋です。

 2016年、早くも4月を迎えました。我が家の近所でも、春の訪れを知らせる花々が咲き始めました。
 先日、長期の添乗より帰国し、我が家までの道中で「こぶしの花」が一輪、大きな木に咲いているのを発見しました。
 私も大阪の、現在住んでいる地域に住み始めて15年以上経ちますが、この時期が来るのが毎年の楽しみとなっております。

 本日も前回に引き続き、夏のキルギスを訪れる「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のコースをご紹介します。

 第3回目の今回は「ソン・クル湖畔での伝統的なユルトでの宿泊」についてご紹介します。

 ツアー6日目、前日に宿泊したカザールマン村(ここでは民家風ゲストハウスで宿泊します)を出発し、2つの峠を越えて、ソン・クル湖を目指すドライブとなります。

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 1つ目の峠は、正式な名称はなく、標高約2,800mの峠であります。
 この峠は、キルギス共和国のジャララバード州からナリン州に入る境界線であり、周囲は特に目立った名峰などの景観はありませんが、峠全体の景観は非常に心惹かれるものであります。
 この「名無し峠」にも、前回ご紹介した「キルギス遊牧民のユルト」が点在しており、ドライブの合間の小休止の際にはキルギス族の遊牧生活をされている方々とお話などを楽しんでいると、1人の男の子が馬に乗ってこちらへと近寄ってきて、彼が持っていた馬乳酒を少し分けていただきました。

①馬乳酒を売りに来た少年KW2A2086
【馬乳酒を売りに来た少年】

②ユルトでは女性が洗い物をKW2A2089
【ユルトでは女性が洗い物をされていました】


 この名無し峠を越えると1つの川が展望できます。それが州の名前にもなっている「ナリン川」です。
 このナリン川は、キルギス最大の河川で、天山山脈が水源であり、国土の中央を東から西へと流れるキルギスの主要な河川の1つであり、キルギス内の長さは535km、流域面積は53.7平方kmを誇る河川です。
 キルギスの国土中央に流れるナリン川は、綿花を中心とした耕作のためにソ連時代に大規模な灌漑施設が施設されており、下流方面には発電のためのダムも建設されているとの事でした。
 ナリン川を展望するポイントでは、たくさんの高山植物が咲き誇り、峠を下りながらも幾度かの花々の観賞時間をお取りしながら、のんびりとソン・クル湖を目指します。
 ※ちなみにウズベキスタンの国土に入ると名前が「シルダリア川」へと変わります。

③ナリン川が展望KW2A2095
【ナリン川が展望】


④フウロソウKW2A2100
【フウロソウ】

⑤キク科の一種KW2A2101
【キク科の一種】


 昼食の時間を挟んで、いろは坂のような道を進みながら徐々に標高を上げていき、日程6日目の最高到達点である「モルド峠(Moldo Pass/標高3660m)」を目指します。
⑥モルド峠へ続く道KW2A2110
【モルド峠へ続く道】


 このモルド峠の周辺でもたくさんの高山植物が咲き誇り、峠での小休止の際には皆さん花々の観賞を楽しまれていました。
 私が訪れた2015年7月初旬には、峠一面に「ネギの花(ネギボウズ)」が咲いており、周囲のネギを思わずネギをたくさん摘み集め、この日の夕食はキルギスねぎ入りお好み焼きを召し上がっていただきました。
 ※キルギスねぎ入りお好み焼きの材料、ネギボウズの花の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

⑦【キキョウ科の花】KW2A2113
【キキョウ科の花】

⑧【ファエニキウム アブラナ科】KW2A2115
【ファエニキウム アブラナ科】


 このモルド峠からも遠望ながら展望できますが、峠を越えると「ソン・クル湖」が徐々に近づいてきます。

 ソン・クル湖は水(湖面)と空が一続きとなっているとして水天一碧(すいてんいっぺき)とも称されるほど美しい湖です。

 キルギス共和国の首都ビシュケクの南東約120km、標高3016mに位置します。
 外周は278km東西29km南北18kmという大きさで、キルギス共和国内第2の湖で、淡水湖では最大の大きさを誇ります。
 ソン・クル湖の冬は1m以上の氷が張り、深い雪で覆われます。ガイドさんの情報では、ソン・クル湖の周辺は年間200日近く雪で覆われているそうです。
 安全にソン・クル湖へ訪れることができるのは6月~9月までのため、キルギス遊牧民の方々も、短い夏にはソン・クル湖へ移住し、家畜を放牧させているようです。

【ソン・クル湖の風景を楽しむ】
⑨【ソン・クル湖】KW2A2131

⑩【ソン・クル湖】KW2A2132


※ここがツアーのポイント!!
 短い夏に時期にしか訪れることができないソン・クル湖へ訪れ、水天一碧の景観をお楽しみいただくだけでなく、伝統的なユルトへご宿泊いただき、心ゆくまでソン・クル湖の景観をお楽しみいただきます。


 ツアー6日目は、キャンプ地「Yurt Camp in Son Kul Lake」にて、伝統的なユルトにお泊りいただきます。

 キルギス族の伝統的な移動式住居ユルトは、古来からキルギス族の言葉で「ユルト、あるいはユルタ」と呼ばれていました。現在でもキルギス遊牧民や、カザフ人が使用する移動式住居です。
 ※中国では「パオ」、モンゴルでは「ゲル」と呼ばれています。

 キルギスのユルト(ボズ・ウィ)は「灰色の家」という意味で、この「灰色」はフェルトのことを指します。

 ユルトの形状は円形で、内部は2本ある中心の柱によって支えられ、屋根部分には中心から放射状に梁が渡されています。壁の外周部分の骨組みは木材を利用しており、菱格子に組み、接合部はピン構造になっているので蛇腹式に折り畳むことができます。

 これらユルトの骨組みを羊毛で作ったフェルトを屋根、壁の部分に覆います。ユルトを覆った羊毛のフェルトは非常に丈夫で、5~10年は使用されるそうです。
 寒さが厳しいときは、フェルトを二重張りにしたりし、逆に、夏の日中暑いときはフェルトの床部分をめくり、簡単に風通しをよくすることができます。

 内部は、直径4~6mほどの空間があり、入口のある正面を南向きにして立てられ、一般的には入って左手の西側が男性の居住空間、向かって右手の東側が女性の居住空間とされています。

 中央にストーブを兼ねた炉を置かれ、寒い日は暖を取り、日常では料理をするのに使います。炉は東側を正面にするように置かれ、女性の側から扱いやすいようになっています。

 向かって正面はもっとも神聖な場所で、宗教関係の物が置かれたりしています。
 伝統的にはユルトの屋根は天と同一視され、その中心にある炉(現在はストーブ)も神聖な場所とされていたそうです。 
 ユルトの頂点部の天窓は開閉することができは換気や採光、ストーブの煙突を出すことができます。

 ここ「Yurt Camp in Son Kul Lake」のユルトは、観光客が快適に宿泊してもらうために、内部には2~4つのベッドが並べられ、中央には薪ストーブがセットされています。
 お手洗いは共同となりますが、キャンプ内に設置されており、さらにはシャワーまで設置されています。

 夜のユルトの冷え込みをご心配される方も多いですが、ベッドには寝具、さらには寝袋も準備されており、防寒のための十分な寝具は揃っており、夜には係員が薪ストーブに火を入れてくれるので、安心してお休みいただけます。

⑪【たくさんのユルトが並ぶYurt Camp in Son Kul Lake】KW2A2143
【たくさんのユルトが並ぶ「Yurt Camp in Son Kul Lake」】


⑫【宿泊用ユルトの内部】KW2A2142
【宿泊用ユルトの内部】


 到着後は、目の前に広がるソン・クル湖湖畔までお出かけになる方、撮影や周囲に咲く高山植物の観賞を楽しまれる方、思い思いの時間をお過ごしいただきます。 
 
 レーニン峰ベースキャンプ同様、ここソン・クル湖で滞在できる事で、時間の経過により刻一刻と変化する景観も堪能していただけ、伝統的なユルトも夕焼けに染まり、景観が映えるアクセントとなります。
 是非、夕焼けに染まる景観から、夜の景観もお楽しみください。
 おすすめは「夜明けのソン・クル湖の景観」です。時間の経過とともに刻一刻と変化する景観をご紹介します。

⑬トリミング要【ソン・クル湖に夕日が沈む】KW2A2161
【ソン・クル湖に夕日が沈む】

⑭【ユルトも夕陽に染まる】KW2A2166
【ユルトも夕陽に染まる】

⑮【ソン・クル湖に夕日が沈む】KW2A2181
【ソン・クル湖に夕日が沈む】

⑯トリミング要【朝日前のソン・クル湖】KW2A2276
【朝日前のソン・クル湖】

⑰【夜明け前のユルト】KW2A2292
【夜明け前のユルト】

KW2A2296
【「Yurt Camp in Son Kul Lake」のスタッフたち】


 国土全体の40%が標高3000mを超える山岳国家で、広大な山岳地帯と草原を持つキルギス共和国を、南から北へと縦断していく中で突如として姿を現す水天一碧の湖「ソン・クル湖」。
 短い夏にしか訪れることのできないソン・クル湖の景観は、忘れることのできない素晴らしい景観が広がっており、当ツアーへご参加いただいた方々だけの特典とも言える景観であります。

 次回は、ツアー後半のハイライトである「天山山脈の絶景が広がる南イニルチェク氷河ベースキャンプ」についてご紹介したいと思います。

続く・・・。

■夏のキルギスへ訪れるツアーのご紹介
「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」

■ブログ「天山とパミールの懐へ 夏のキルギスアドベンチャー」のご紹介
・【ブログ】夏のキルギスへ ~①レーニン峰ベースキャンプ
・【ブログ】夏のキルギスへ ~②パミール・アライで生きるキルギス族の生活と伝統

■春のキルギスもお勧め!!
春のキルギスへ ワイルドチューリップを求めて
※野生のチューリップを求めて、私が添乗することとなりました!!!


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2015年05月07日

天山の真珠 イシククル(キルギス)

今日はキルギスを代表する湖・イシククル湖をご紹介します。
DSC_3899
紺碧の湖と背後には雪をいただくテルスケイ山脈

イシククル湖は東西の長さが172km、南北の幅が60kmで、総面積は6,200km²。日本最大の湖である琵琶湖の9倍の大きさを持つ湖です。水深は最も深い所で約700mに達します。南側のテルスケイ山脈と北側のクンゲイ山脈が地殻の動きによって、どんどん近づいており、その影響でイシククル湖の水深は少しずつ今でも深くなっているのです。イシククルの名前はキルギス語のイシク(熱い)・クル(湖)から由来し、塩分濃度が約6%あることからマイナス20℃を超える冬でも湖は凍ることがないのです。透明度の高さはロシアのバイカル湖についで2番目。湖岸からではわからないことも多いですが、クルーズにでると透明度の高さが良く分かります。

DSC_4011
クルーズのスタートとなる港。人数に応じて船の大きさも異なります。船によってはクルーズしながら船上でのディナーもアレンジが可能です。

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クルーズをスタートして間もなくの風景、湖の水深によって色がグラデーションの様になっているのがとても綺麗でした。

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船上からみるイシククル湖とテルスケイ山脈。3,500mから4,500m級の山々が中心です。

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湖の北側に広がるのはクンゲイ山脈。山に残る雪は6月頃には全て溶けてしまいます。

DSC_4062
透明度の高さが良く分かります。水深がそれほど深くない所では湖底の砂の模様までが良く分かりました。

イシククル湖北岸の中心地チョルパン・アタ近郊には、太古の時代に描かれた刻画(ペトログリフ)が残る場所があり、野外岩絵博物館と呼ばれています。今から100万年前、山の中にある湖が地震などで崩壊し、水と共に大量の石が流された。その石が集まっている場所がこの刻画のある場所とされており、描かれている刻画はBC8世紀~AD4世紀頃にサカ族によって描かれたものと考えられています。

この場所で最も有名な刻画がこちら。
DSC_3920
主なモチーフはマウンテンゴート、ユキヒョウ、狩人が描かれ、中央アジア最大の刻画とされています。古い時代のものは人間は小さく、動物が大きく描かれたそうですが、これは動物にたいする尊敬の表れとされています。後々の壁画では次第に人間が大きく描かれるようになっていったそうです。

こちらは少し分かりにくいですが、トナカイだそうです。
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マウンテンゴートの刻画
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こちらは羊飼いと羊の刻画、時代が新しくなり、人間が大きく描かれています。
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この野外岩絵博物館は少し高台にあるため、天気の良い日にはイシククル湖の展望もとても素晴らしいです。
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夏場はロシアや地元のリゾート客で大変な賑わいをみせるイシククル湖。キルギスを訪れた際には是非とも見ておきたい場所のひとつと言えます。

■イシククル湖を訪れるツアーはこちら↓
キルギス・カザフスタン 天山自然紀行 
天山とパミールの懐へ 夏のキルギス・アドベンチャー 
天山山脈フラワーハイキングと大氷河ベースキャンプ滞在



yonetani_saiyu at 09:30|Permalink

2015年03月30日

花咲く初夏のキルギス

東京本社の寺岡です。
日本も春らしく暖かくなってきました。この時期に思い出すのは、昨年訪れたキルギスの
大自然です。
昨年の7月初旬、「キルギス・カザフスタン天山自然紀行」に同行させていただきました。

背景に雪山を抱き広がる草原、そこにはピンクや黄色の絨毯が広がっていたり、所々に
スキタイ人の王墓(クルガン)が実は丘となって存在していたり、そしてあの深い蒼色の
イシク・クル…
強烈なインパクトがあるという景色ではないかもしれませんが、ほんわかとした美しい景色
が心に残るコースでした。

CIMG2202_TERAOKA

【中央アジアはこれから夏を迎えます。草原に建つブラナの塔】


今回はキルギスのイメージを少しでも持っていただくために、いくつかのトピックに分けて
ご紹介させていただきます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

●遠いようで実は近い?キルギスと日本の関係
日本において、中央アジアの中でも知名度が低いと思われる「キルギス共和国」。
しかしながら、「日本人とキルギス人はかつて兄弟だった」「お肉が好きな民族はキルギス
に残り、魚が好きな民族は日本へ渡った」という伝承が残っているいるそうで、実はキルギ
ス人の皆さんは、かなり日本人に親近感を抱いてくれているようです。

CIMG2155_TERAOKA

【ビシュケクのオシュ・バザールにて。親しみやすいキルギスの人々】


また、中央アジア5か国の中では唯一昔から、日本人が査証なしで渡航できる国です。
(カザフスタンは現在一時的に査証なしを認めています)

キルギスでバザールに行くと、日本人にそっくりな顔ばかり。
お客様の中には、「今何時ですか?」と話しかけられた方もいたそうです。


●花は草!?お花あふれるキルギスの初夏
初夏、バスの車窓からは、黄色や桃色の絨毯が見えます。道の脇にも名も知れぬ様々な
白・桃色・紫などの花が咲いています。
また、標高の高い斜面ではヨーロッパでは貴重な花とされているエーデルワイスも数多く
咲き、踏みつけてしまいそうなほど。

キルギス_スキタイのクルガン

【移動途中に、花咲き乱れるスキタイの王墓(クルガン)に立ち寄りました】


キルギスではそうした花は「花」ではなく、単に「草」と呼ばれています。
それほど、多くの花が初夏に一斉に草のように咲き乱れるということなのでしょう。
決してバラやチューリップのように大ぶりなものばかりではありませんが、見る者の心を
癒してくれます。

●遊牧民の生活~ユルト滞在体験~
季節によって移動しながら生きてきた遊牧民族。標高約3000mに位置するソン・クル湖は、
夏の時期になるとキルギス族の人々が馬・牛・ヤクなどの家畜の世話のためにやって来て、
移動型テント「ユルトを張ります。
私達はそのユルトを一部借りて、1泊ユルト宿泊体験をします。
ユルトは柳の木の枝で作った枠組みに、羊の毛で作ったフェルトの織物を巻いたテントです。
フェルトには様々な模様が鮮やかに織り込まれています。
お風呂はありませんが、夜に草原に輝く星空、明け方の清々しい空気・・・
とても新鮮な気持ちになれる時間でした。

ソン・クルのユルタ

【ユルタでは天井のフェルトを開け閉めして明かりをとります】


●琵琶の祖先楽器「コムズ」
ビシュケクにて、伝統音楽をお楽しみ頂く時間もあります。
キルギスの伝統楽器には、「コムズ」と呼ばれる三弦楽器があります。「コムズ」の歴史は
3千年と言われており、それはシルクロードを通って日本に伝えられ、「琵琶」になったようです。
その他にも、「オオズ・コムズ」という口で奏でる口琴、そして「チョポ・チョール」という土笛など、
伝統音楽の鑑賞の際は、こうした楽器が登場します。

演奏では、2つの楽器の掛け合いや、馬を駆けている様子を模した弾き方など観ているだけ
でも楽しい曲がたくさんありました。

キルギス伝統音楽の演奏

【オオズ・コムズ(口琴)による演奏風景】


●幻の湖、イシク・クル湖
模は琵琶湖の約9倍。流れ込む川は100を超えますが、流れ出る川はない不思議な湖です。
水の透明度は世界で2番目といわれています。
お天気によって、また時間帯によって、湖は濃淡さまざまな美しい青色を見せてくれました。
歴史的には、玄奘三蔵がインドに行く際にこの湖北岸を通ったとされています。
また、中央アジアを制したティムールが避暑地として訪れていたそうです。
ソ連時代は軍事基地があり外国人の立ち入りが禁じられていたため、かの井上靖氏も訪れる
ことを渇望しましたが、叶わなかった地でもあります。
南部の湖底からは集落跡が発見されており、スキタイの一派であるサカ族や烏孫族のものと
考えられています。

イシク・クル南岸より

【イシク・クル湖南岸より。湖の背景にはうっすらとカザフスタンとの国境である天山山脈が見えます】


キルギスはシルクロードという切り口でも、大変興味深い国です。
7世紀前後にこの地域に拠点を置いた突厥の都や、イスラムに改宗した初のテュルク民族の
王朝カラ・ハン朝の首都が存在していたなど、歴史的に貴重な場所もあります。
また、草原のシルクロード世界はまさにこの周辺に広がっていました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

キルギスに関するイメージが、少し膨らみましたか?
この夏、中央アジアのお花を愛でに、かつての兄弟に逢いに、広大な景色を求めて、キルギスへの
旅をしてみませんか?


関連ツアー:
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6月30日~7月08日 9日間 催行間近!
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teraoka_saiyu at 09:00|Permalink

2015年01月30日

キルギス 天山山脈ヘリフライト 南イニルチェク氷河ベースキャンプへ

南イニルチェク氷河BC 西遊旅行

カルカラ谷から中国との国境、天山山脈に走る南イニルチェク氷河ベースキャンプをヘリフライトで訪問。
標高4,000m以上の氷河上のキャンプ、その圧巻の山岳風景。

このベースキャンプはキルギス最高峰のポベーダ峰7,439mとカザフスタン最高峰のハンテングリ7,010mの両方を望む、360度を山に囲まれたベースキャンプです。ここへ行くには時間をかけてトレッキングするか、カルカラ谷からのヘリコプターに乗るか、です。

このヘリフライト、悪天候時には飛びませんし、登山客などのレスキュー活動があるとそちらが優先されますので終わるまで待たなくてはならないなど、フライトの予備日を持つことは必須です。私たちの訪問時もレスキューが重なったため、目の前に青空があるのにまる2日も待たなくてはならない、ということがありました。

そしていよいよ、ヘリフライトの日。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (12)

カルカラ谷のキャンプを荷物用のピックアップ車が周ります。登山隊の大きな荷物が出てきます。そして搭乗者は歩いて野原のヘリポートへ。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (13)

荷物の積み込み開始です。荷物は重心を保つため中心にまとめます。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (14)

機内はこんな感じ。もちろんフリーシート。ベンチシートや荷物の上に座るような感じです。4箇所窓が開きますので写真撮影は譲り合いです。標高4,000m以上の高度のフライトで風も入り大変寒いので、しっかりとした防寒が必要です。そして標高が急に上がりますのでしっかり呼吸を。高山病の注意も大切です。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (1)

いよいよ離陸です。空から眺めるカルカラ谷。約30分のフライトです。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (15)

コックピット!

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (2)

まもなくすると天山の雪山が見えてきました。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (3)

途中、氷河が溶けて湖を作り出している場所を通過。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (4)

いよいよ着陸です。氷河が流れる様子を見ていたら、カザフスタン最高峰のハンテングリが見えてきました、もう着陸です。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (17)

着陸時にはヘリのローターの風で周囲の小石や埃を巻き上げます。乗り降り時には注意が必要です。


キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (18)

降りてきた人、これから乗る人。この日は3日ぶりのヘリフライト運行でたくさんの人が待っていました。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (19)

待っていたのはお客さんだけでなく、ベースキャンプの食料チ-ムもです。スイカがリレーでダイニングテントへと運ばれていきました。(スイカはこの日のデザートでした、なんて贅沢!)

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (7)

そしてキャンプへ。この日はあいにくのお天気。完全に曇ってしまう前にと、せっせと山の写真撮影です。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (5)

カザフスタン最高峰ハンテングリ7,010m

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (9)

キルギス最高峰ポベーダ7,439m。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (10)

ベースキャンプから登山家の慰霊碑のある高台まで歩いてみました。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (11)

ポベーダで亡くなった登山家の慰霊碑です。

そしてテントに戻るとお待ちかねの夕食の時間。ここでは朝8時、昼13時、夜19時に全員一緒に食事です。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (20)

ダイニングテントの中は「ここはどこ?」と思わせる活気とおいしいロシア料理。「まる2日ヘリが来なかったため食料がつかないか心配だったけど今日はもう大丈夫」と。

そして、自分の寒いテントへ戻り、星を眺めた後に就寝。尚、このキャンプ地、標高4,000mの氷河上に無理やり作ったような常設キャンプです、十分な防寒対策を。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子

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sawada_saiyu at 08:44|Permalink

2015年01月26日

キルギス カルカラ谷滞在 フラワー・ウォッチングとキルギス族のユルト

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (6)

キルギスとカザフスタンとの国境、カルカラ谷。ここは天山ヘリフライトのベースキャンプでもあり、天山の裾野に暮らすキルギスの遊牧ユルトの訪問やフラワー・ウォッチングが楽しめる谷です。

宿泊するカルカラ・ベースキャンプの周辺はキルギス族の定住の家が点在していますが、少し奥へ行くと、キルギス族の放牧地です。
キルギス族といえば「遊牧の民」。しかしながらキルギスではソ連時代の定住化政策、国家主導の牧畜の管理の結果、本当の遊牧の暮らしをする人たちはもういません。現在は、夏の間に伝統的な移動式住居ユルトを建て、放牧地を移動しています。

カルカラ谷のキャンプから郊外の放牧地を訪問しました。以前は山の奥まで移動して放牧が行われていましたが、今はユルトを車で運んで組み立てるため、車でいけるギリギリの場所にユルトを建て放牧しています。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (1)

谷間に放牧される、ヤギ・羊たち、のどかな景色です。


キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (2)

お日様のもと、ごろごろする馬たち。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (5)

まさにキルギスの子供!さっそうと馬を乗りこなす少女。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (4)

この家畜達のオーナー夫人が私たちをユルトへ招待してくれました。キルギスの「おもてなし」です。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (11)

中は何やら小宴会の様子。久しぶりに集まった親戚の集いでした。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (12)

私たちにももれなくクミス(馬乳酒)のおもてなし。実は苦手です。これ以上中にいるともっと飲まなくてはならないので御礼を伝えて外へ。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (3)

最後はみんな出てきて見送ってくれました。キルギスの人たちのおもてなしに、感謝です。

このユルトの放牧地からカルカラ・ベースキャンプにかけ渓谷沿いに歩いてみました。もう8月に入っていましたが、まだ野花が小川のふちを彩っていました。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (17)

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (18)


ここからはカルカラ谷ベースキャンプの紹介です。
ここは基本的にはヘリフライトで南イニルチェク氷河ベースキャンプへと向う登山者のために作られたキャンプです。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (9)

夕方のキャンプ。電気があり、夜は明かりがつくし、充電もできます。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (19)
テントの中には簡易ベッドが。この上に寝袋で寝ます。そして共同トイレ。比較的きれいにメンテナンスされていました。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (7)

ヘリポート(野原)はキャンプの横。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (10)

ダイニングの様子です。ここでは宿泊客はいっせいに、朝の8時、昼の13時、夜の19時に食事をします。時々在庫が切れますが、ビール、ウォッカもあります。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (16)

宿泊客のほとんどがヨーロッパの登山客のため、西欧・ロシア料理が基本です。ハンバーグとポテト・ピューレ。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (8)

野菜たっぷりのパスタも。昼食がたっぷり量で、夕食は少なめのロシア・スタイルです。今回の滞在はヘリフライトの待ち時間が多かったため、食事が楽しみのひとつでした。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (15)

たっぷりの昼食後は、木陰でお昼寝・・・。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子

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sawada_saiyu at 23:36|Permalink