マンギスタウ ウスチュルト台地&トゥズバイル塩湖

2015年05月30日

奇跡の湖 トゥズバエル塩湖

昨年より多くのお客様に大好評をいただいております「神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル
塩湖とウスチュルト台地」のツアー。
今回は、ハイライトの一つでもあるトゥズバエル塩湖についてご紹介させていただきます。

大陸の活発な地殻変動により、姿を消したテチス海。トゥズバイル塩湖は、そのテチス海の
名残です。⼲上がった海⽔の塩分が地中に残り、塩湖を形成しています。塩湖は⻑さ20km、
幅は7km。ここでは塩はまだ産業になっておらず、採掘はされていません。マンギスタウ州には
いくつもの塩湖が残っています。

トゥズバイル塩湖に水が張っているかは、その時の気象条件次第です。
突き抜けるような青空と、幸運の象徴ムフロンの角に、鏡張りの塩湖を願いながら、出発します。

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塩湖の入り口と中心で深さが異なるため、四輪駆動車を降りると、まずは塩の結晶の上を進みます。
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徐々に水かさが増していき、そこには白亜の大地を映しこんだ奇跡の絶景があります。

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水かさが深く、ボリビアのウユニ塩湖の様に鏡文字を楽しむということは出来ませんが、
青い空と白い大地に囲まれた景色に、時間を忘れて見とれてしまいます。

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昨年から大好評をいただいております当ツアー、僅かですが、残席のある出発日のものもあります。
猛暑の8月を避け、次は9月のベストシーズンに設定しています。

鏡張りの塩湖は必ず見れるものではありません。
奇跡の景色に、皆様も挑戦してみませんか?

■関連ツアー
・「神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地

nakata_saiyu at 08:00|Permalink

2014年10月03日

カザフスタン・マンギスタウへ行ってきました。

間もなく、今年の中央アジアのシーズンが終了しますが、その前に9月にカザフスタンのマンギスタウへ行ってきました。
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白亜の大地が広がるボスジラ

今から約2億5000万年前、地球上に唯一存在した超大陸パンゲアが移動をはじめ、後にテチス海と呼ばれる海がアフリカとユーラシアの間を徐々に広がっていきました。長い歴史の中で、大陸は移動を続け、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかったことによって、このテチス海は内陸に取り残されることになりました。その後、徐々に小さくなり、現在その名残をカスピ海に見ることができます。

カザフスタンのマンギスタウ州。カスピ海に面したアクタウから内陸へ移動すると、太古の海テチス海が干上がった事で造りだされた驚きの景色が残っています。中でも驚かされるのは真っ白な大地が続く、ウシュチュルト台地。かつてこのあたりに存在したテチス海は遠浅の海で、太陽光を浴びて、円石藻という植物プランクトンが大発生していたそうです。その円石藻の死骸が海底に蓄積し、石灰の層を作り出しました。550万年前頃からの活発な地殻変動によりテチス海が内陸に取り残さ、円石藻の層が断崖となって地表に表れ、長年の歳月をかけて浸食、風化され、現在の様な絶景を作り出したのです。

■シェール・カラマウンテン
シェールとはペルシャ語で「ライオン」、カラはお城という意味です。ただ、ここではライオンではなく「トラ」を表し、トラが寝そべっている姿に見えることからこの名が付いたそうです。
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トラが寝そべっている様にみえるシェール・カラ

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違う角度からみるとユルタの様です。

■トゥズバイル塩湖
もちろんここもテチス海の名残。干上がった海水の塩分が地中に残り、塩湖を形成しています。塩湖は長さ20km、幅は7km。ここでは塩はまだ産業になっておらず、採掘はされていません。マンギスタウ州にはいくつもの塩湖が残っています。
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展望ポイントから望むトゥズバイル塩湖

ランチを食べたあたりでは太古のサメの歯や魚の骨の化石を見つけることができました。
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昼食後、トゥズバイル塩湖のビューポイントにストップしながら台地の上を移動。どこも絶景、絶景の連続です。
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塩湖では湖の真ん中付近までいくと、塩の純度も増し、結晶化しています。
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太古のウニの化石、イカの脊椎の化石だとガイドが説明してくれました。今から5,000万年も前のもので、本当に、その昔海の底だったことを実感させられます。
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■ボスジラ
トゥズバイル塩湖ともうひとつのハイライトがこのボスジラ。白亜の大地がどこまでも続く素晴らしい景色が広がっていました。白亜とは未固結の石灰岩で、円石藻の化石(炭酸カルシウムのココリス)から成っています。英語ではチョークと呼びます。日本では地層が堆積した年代から、白亜紀の語源となっりました。

まるでどこかの惑星におりたったかの様な風景。
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この風景はカザフスタンの1000テンゲ札に描かれています。比べてみると全く同じだと良く分かります。
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白亜の大地がどこまでも続く。
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今年はいったん終了となりましたが、次回は来年4月頃からの設定を予定しています。
他では見ることができない、奇跡の景観がこのマンギスタウには残っています。

西遊旅行 大阪支社 米谷健吾






yonetani_saiyu at 14:25|Permalink

2014年05月27日

【ラウンドロック】古代テチス海を今に伝える丸い岩

こんにちは。東京本社の荒井です。
今年発表させて頂いた新企画「神秘の大地マンギスタウ」に行ってきました。

こちらのツアーでは白亜の絶景を訪れるのはもちろんのこと
未だ謎に包まれた様々なスポットにもご案内させて頂きます。

今回ご紹介させて頂くのは丸い岩が転がっている奇観群。

その岩の名前は【ラウンドロック】

沢山ラウンド
1㎞四方に数千のラウンドロックが存在します。


ラウンドロック周辺は一億年以上前はテチス海の海底でした。
遠浅で栄養豊富なテチス海は生き物が数多く存在していました。
アンモナイトもその一種です。


アンモナイトなどの生き物の死骸のまわりにカルシウムや、マグネシウム等の物質が集まって
丸く硬い塊になり、この層を中心に何層も物質が集まり形成されたもの。それがラウンドロックです。
このツアーで見ることができるラウンドロックは、海底の柔らかい砂に埋もれていたものが
海底の隆起によって地上に現れ風雨によって地表に現れたものです。


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中にはこんなラウンドロックも!!
まるで熊のようでした…。


似たような風景は、ここカザフスタンだけではなく、ニュージーランドや
カリフォルニアのボーリングボールビーチで観ることも出来ますが
その大きさ、数では世界一と言われています。

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ラウンドロックは土壌の周りに貝などの有機物が多ければ多いほど
その数や大きさが変わる言われています。
プランクトンや貝などが多く生息したテチス海のお蔭でラウンドロックは巨大化したと考えられます。


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ツアーではラウンドロック周辺にキャンプ泊し、奇岩群を思う存分お楽しみ頂けます。
キャンプサイト周辺には貝やアンモナイトの化石も多数落ちています。


大きさ、数ともに世界一のラウンドロック、また眼下一面に広がる
白亜の大地を見にカザフスタンへ出かけてみませんか。


関連ツアーはこちら

神秘の大地マンギスタウ トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地

arai_s_saiyu at 19:07|Permalink

2013年12月27日

マンギスタウ トゥズバイル塩湖へ

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (8)

カザフスタンの知られざる「絶景」をご紹介します。
トゥズバイル塩湖。
季節によって水があったりなかったりするので必ずしも鏡のような水のはった景色が見られるわけではありません。周囲の白亜の断崖だけれも十分、素晴らしい景色です。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (1)
到着した日はお天気が悪く、それでも白亜の断崖と塩湖の縁を走るドライブは圧巻。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (2)
白亜の断崖のふもとにキャンプを設営。トゥズバイル塩湖に水があるかどうかはその年の冬季の積雪、夏の間の雨量などさまざまな要因があるため、予想することは簡単ではありません。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (3)
白亜の岩山を登り、上から見たキャンプ地。この時は水が少なく、周辺は乾燥して塩がふき固まっていました。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (4)
翌日、晴れました!水のある場所まで四輪駆動車で移動。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (5)
途中、塩がふいている場所を歩きました。風紋のような模様ができていてとてもきれい。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (6)
「あ、水」と思わず駆け出す。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (7)
連れて来てくれたスタッフ。よく、ウユニ塩湖と比較されますが、全然違います。ウユニ塩湖のほうがスケールは大きいですし鏡のような映り込み方も違います。ここは周辺の白亜の断崖や景色がこの塩湖を特別なものにしているのです。

トゥズバイル塩湖 カザフスタン マンギスタウ (9)
トゥズバイル塩湖の水があるかどうかはその時次第ですが、この奇跡の光景はチャレンジする価値ありです!

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖



sawada_saiyu at 20:00|Permalink

2013年12月22日

白亜のロストワールド、ウスチュルト台地の絶景!マンギスタウ

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (6)

カザフスタン西部、マンギスタウへ旅、発表しました

マンギスタウという言葉はトュルク系の言葉で「メン・ギストゥ」=「千の村」という意味を持ちます。カザフスタンは大ジュズ、中ジュズ、小ジュズと3つの部族連合に別れますが、マンギスタウに住む部族はほとんどが、小ジュズに属するアダイ族。
「地下に石油、地にアダイ、天に神」という言葉があるほど誇りの高い民族で、そのマンギスタウには、現地の人々が巡礼に訪れる聖地が点在しています。

実際に訪れると、まさに神秘の大地。
マンギスタウの旅のハイライトが聖地ベケット・アタ廟の巡礼(訪問)とがウスチュルト台地の白亜の絶景。
絶景ポイントはいくつかありますが、恒常的に風がきつい場所。何処を訪れるか、何処でキャンプをするかなど、当日の天候などを見て決めることになります。風が強いと、絶壁に立つときは注意が必要です。
「白亜」についてはこちらのブログを参照

ツアーで訪れた絶景ポイントの写真をご紹介します。
マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (7)
ウスチュルト台地の上は真っ平ら。四輪駆動車で走っていくと断崖絶壁が現れます。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (2)
白亜の断崖の浸食が美しい奇観が見られるのがボスジラ。ボスジラは表面を石灰の層で覆われ守られていた部分と浸食された部分に分かれ、独特の景観を作り出しています。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (1)
ボスジラ付近の景色

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (3)
白亜の上を野生羊ムフロンが走っていきました。このあたりは聖地ベケット・アタに近いため猟が禁じられており、あちこちで見かけることができます。そしてムフロンをみたら幸運が訪れるとか・・・。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (4)
まるで白い海に浮かぶ船か、古城のような白亜の岩山。

台地を降りて今度は下から岩山を眺めます。
ウスチュルト台地 白亜の絶景 (7)
付近にはアンモナイトや貝の化石を見ることもできました。

マンギスタウ ウスチュルト台地 白亜 (8)
天候が変わりやすく、急に雲に覆われたかと思うと、白亜の断崖に光があたります。

ボクティ
アクタウに戻る最後の訪問地がボクティ。ここで手作りのボルシチをいただき、ウスチュルト台地を堪能。

四輪駆動車とキャンプ泊でご案内するマンギスタウの旅。
ツアーでは天候も考慮した日程で絶景ポイントへご案内いたします。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖


sawada_saiyu at 14:47|Permalink

テチス海とカスピ海とマンギスタウ

マンギスタウ ウスチュルト台地 (2)

カザフスタン西部、マンギスタウへ旅、発表しました

マンギスタウへ
あまりにも知られていない地名「マンギスタウ」は、カザフスタン西部、カスピ海東岸の地域です。
旅はマンギスタウ州の州都でカスピ海に望む港をもつ町、アクタウから始まります。
アクタウとはカザフ語で「白い山」を指し、これは周囲の山の景色に由来し、街は石油産業の従業員キャンプからスタートし、現在も拡大を続け、カザフスタンの中でも成長いちじるしい都市となっています。訪問した2013年にはカスピ海の魚資源が激減したことから禁漁政策が取られていましたが、石油関係の企業誘致がと開発が進み、カザフスタンでもホットな町のひとつになっていました。

アクタウが面するカスピ海(Caspian Sea)は中央アジアと東ヨーロッパの間にある世界最大の塩湖。カスピの名前は古代湖岸に暮らしていたカス(カスピ)族に由来するといいます。流入河川130本、面積は374,000平方ロメートル(日本の面積は377,835平方キロメートルとほぼ同じ)で世界の湖の水量の40~44%を占めます。そしてカスピ海は、このマンギスタウの旅の大きなテーマ「白亜」を作り出した、古代テチス海の名残です。

マンギスタウ ウスチュルト台地 (3)
アクタウの海岸

古代テチス海って?
地球の大陸がラウラシア大陸とゴンドワナ大陸にわかれていたときにその間に存在した海がテチス海。ラウラシア大陸の活発な地殻変動の結果、テチス海は内陸に取り残され現在のカスピ海を作りました。その後も気候の変動などによりカスピ海の大きさは変化し海進海退を繰り返し現在にいたっています。その時代、一緒に内陸に取り残されたのがチョウザメ。チョウザメはシーラカンスの時代からの残存種で古代チテス海と一緒に内陸に取り残され、サメにもその他の魚にも進化しなかった古代魚の残存種と言われています(そのチョウザメも1991年のソ連崩壊後、各国が勝手にチョウザメを取り続けた結果、1991年とくらべ40分の1にまで減ってしまったといわれ、ようやく保護政策が取られました。2013年現在禁漁中です。)

ツアー中に見つけた、テチス海の跡、化石。二枚貝、巻貝、そしてアンモナイト。
マンギスタウ ウスチュルト台地 (4)

マンギスタウ ウスチュルト台地 (5)

そしてうれしいことにガイドを務めてくれたアンドレイ先生が白亜の中から見つけたサメの歯をもらいました!
マンギスタウ ウスチュルト台地 (7)


ウスチュルト台地・白亜の大地ができるまで
カザフスタン南西部とトルクメニスタン北西部に広がるウスチュルト台地。白亜と呼ばれる白い岩の層が広がる奇観を呈している台地です。この白い岩の層は、テチス海で作られたもの。ある時期のテチス海は遠浅の海で太陽光を浴びて大量の円石藻(えんせきそう)と呼ばれる植物プランクトンが発生し、長い年月をかけて大量に海底に蓄積していきました。その海底が5000万年前ごろに隆起し、その後のカスピ海の海進海退や隆起、雨・風の浸食を受け現在の光景を作り出したといいます。

マンギスタウ ウスチュルト台地 (1)

四輪駆動車とキャンプ泊でご案内する絶景への旅。
ツアーでは天候も考慮した日程で絶景ポイントへご案内いたします。

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子

西遊旅行のマンギスタウへの旅
神秘の大地マンギスタウ 白亜の断崖ウスチュルト台地とトゥズバイル塩湖



sawada_saiyu at 14:16|Permalink