TERAOKA

2016年06月20日

奇跡の大地「ヤンギ・カラ」を目指して

こんにちは、東京本社の寺岡です。

早くも、秋のコースが催行決定してくる時期になりました。
春・秋は中央アジアのベストシーズン。次の秋のお出掛け先に、「トルクメニスタン」はいかがでしょう?

今回はトルクメニスタンの西部にある、「ヤンギ・カラ」へ行くまでの経路とその絶景をご紹介いたします。

ヤンギ・カラを臨む

【ヤンギ・カラの大地を臨む】


ヤンギ・カラに行くための最寄りの町は、トルクメンバシ。
(英語:Turkmenbashi/ロシア語:Türkmenbaşy)
カスピ海北東岸に位置する、人口約15万人の石油精製が盛んな都市です。
ツアーではヤンギ・カラの台地上にてキャンプ泊をするので、まずはこの町のバザールで食料調達です。
ドライバーたちが食料を購入し、車に積み込む間、私たちはバザールを散策。

カスピ海とトルクメンバシの町

【カスピ海のほとりにある街・トルクメンバシ】


トルクメンバシのバザール

【トルクメンバシのバザール内部】


トルクメンバシ_バザール2

【カスピ海の魚や、キャビアを売るお店も】


アシガバードのロシアン・バザールと比べると小規模でしたが、野菜・果物・魚やお肉・お菓子・日用品
など、種類豊富な取り揃えでした。魚コーナーにはキャビアもあり、さすがカスピ海のほとりの町です。
内陸のバルカナバード油田から石油パイプラインが引かれてからは、製油や石油化学工業が発達し、
今や成長真っ盛りの町なのだそうです。

さぁ、食料調達後は、4WDに乗りこみ、砂漠の大地へ向かいます!
パイプラインとトルクメンバシ

【町を出てすぐ、目立つ石油パイプライン】


カスピ海沿いにある石油関連施設の建物・パイプラインを眺めながら東へ。
ヤンギ・カラの比較的近くまで、舗装道路が続きます。
が、舗装道路の外側の地面は、土砂漠・砂砂漠とコロコロ移り変わります。
トルクメンバシからヤンギカラへ_舗装道路

【ずっと続く舗装道路】


ヤンギ・カラまでの道のり_4WD

【9月中旬、外の気温は30℃を超える】


途中、周囲の景色で木々がまばらになってきたら、薪拾いストップ。
今晩はキャンプ泊で、周りに木々も何もない台地上に寝るという事もあり、ここで燃料を調達するのです。
スタッフたちは薪の選定も慣れたもので、どこから拾ってきたのか、かなり太い枝を見つけて(折って?)
持ってきました。十分な薪を確保して、再出発です。
ヤンギ・カラまでの道のり_薪拾い

【大胆に、4WDの車の屋根に積み込む】


トルクメンバシの町を出て、約2時間半。ヤンギ・カラの入口へと近づいてきました!
下の方に、遠くに、ヤンギ・カラの層を成した台地が見えてきます。
ヤンギ・カラ_エリア入口

【どんな景色が広がるのか、ヤンギ・カラ入口にてその先を眺める】


4WDにて下の方に下がっていくと、両脇にゴツンゴツンと、ピンク・赤・白・深緑などの色が層を重ねる
台形状の所謂「台地」が、塊で近づいてくる錯覚に陥ります。その規模はあまりにも大きいので、写真
ではなかなか伝えられません・・・
ヤンギ・カラは、古代の海テチス海の海底が隆起し、長い時間をかけて浸食されて形成された大地。
赤やピンクの色は岩石に含まれるヨード、白色は石灰質の色からできています。
現在進行形で形を変える広大な大地を前に、私達人間は、本当に小さく感じました。
ヤンギ・カラ_きれいな層

【ヤンギ・カラの層は、様々な色が重ねられている】


ヤンギ・カラ_台地からの展望1

【台地上に登って、東側の大地を眺める】


いつもキャンプ泊をする高台に4WDで登ると、景色はぐっと良くなります。
自分たちが、広大な大地の中で、おもちゃのような車で一生懸命走っている・・・そんな感覚に陥ります。
台地上の東側に見える景色が、上の写真。
西側には、よく皆さんがポーズを取られるスポットがあります。
テーブルマウンテンを上から眺めているような、そしてここに他には誰もいないような写真が撮れます。
※ただし、この写真スポットはいつポキッと折れてもおかしくない場所です。
  行かれる際は十分にご注意下さい!!
ヤンギ・カラ_写真スポット

【台地上に登って、西側の景色を満喫】


西側の景色は、夕日と一緒にも楽しめます。
皆さんが行くときには、晴れるといいですね。天気は運次第。私が行った時は曇りで、強風でした。

ヤンギ・カラ_台地上テント泊の様子

【台地上でのテント泊の様子】


風があまりにも強い場合、台地上にはテントを張れません。
当日の天候によりますが、テントが張れる場合は上の写真のような感じになります。車でテント場まで
行き、一人一張、テントを設置。設営はスタッフが手伝ってくれます。地面にペグを打って、テントやフライ
が飛ばないように固定させます。
夕食のメインは、スパゲティだったり、シチューのような煮込みだったり、お魚のグリルだったり。
夜は真っ暗になるので、足元は要注意。あまり端の方に行くと、台地上から落ちてしまいますからね。
(そんなに細い場所に泊まるわけではないので、ご安心ください)

朝は、東の大地から朝日が昇ります。
時間が経つにつれて色味が変わってくるヤンギ・カラ。本当にきれいです。
ヤンギ・カラ_西側大地を臨む

【台地上からの西側の景色】


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が、最寄りの町トルクメンバシからヤンギ・カラまでの流れです。
「奇跡の大地」と命名された「ヤンギ・カラ」。
この絶景は、個人旅行でも行けます。また、添乗員付のコースですと、2コースが該当します。
時期は春か秋がオススメです!
秋は果物が美味しい時期でもあるので、より楽しめます。

トルクメニスタンの絶景を確かめに、ご計画されてはいかがでしょうか?


■地獄の門と奇跡の大地 9日間<エミレーツ航空+フライドバイ利用で再設定!>
09月03日発 催行間近・あと2名様のお申し込みで催行決定
09月17日発 催行決定・キャンセル待ち

■トルクメニスタン完全周遊
08月08日発 催行決定・残席あり
09月05日発 催行決定・キャンセル待ち
09月19日発 催行間近・あと3名様のお申し込みで催行決定







teraoka_saiyu at 20:39|Permalink

2015年03月30日

花咲く初夏のキルギス

東京本社の寺岡です。
日本も春らしく暖かくなってきました。この時期に思い出すのは、昨年訪れたキルギスの
大自然です。
昨年の7月初旬、「キルギス・カザフスタン天山自然紀行」に同行させていただきました。

背景に雪山を抱き広がる草原、そこにはピンクや黄色の絨毯が広がっていたり、所々に
スキタイ人の王墓(クルガン)が実は丘となって存在していたり、そしてあの深い蒼色の
イシク・クル…
強烈なインパクトがあるという景色ではないかもしれませんが、ほんわかとした美しい景色
が心に残るコースでした。

CIMG2202_TERAOKA

【中央アジアはこれから夏を迎えます。草原に建つブラナの塔】


今回はキルギスのイメージを少しでも持っていただくために、いくつかのトピックに分けて
ご紹介させていただきます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

●遠いようで実は近い?キルギスと日本の関係
日本において、中央アジアの中でも知名度が低いと思われる「キルギス共和国」。
しかしながら、「日本人とキルギス人はかつて兄弟だった」「お肉が好きな民族はキルギス
に残り、魚が好きな民族は日本へ渡った」という伝承が残っているいるそうで、実はキルギ
ス人の皆さんは、かなり日本人に親近感を抱いてくれているようです。

CIMG2155_TERAOKA

【ビシュケクのオシュ・バザールにて。親しみやすいキルギスの人々】


また、中央アジア5か国の中では唯一昔から、日本人が査証なしで渡航できる国です。
(カザフスタンは現在一時的に査証なしを認めています)

キルギスでバザールに行くと、日本人にそっくりな顔ばかり。
お客様の中には、「今何時ですか?」と話しかけられた方もいたそうです。


●花は草!?お花あふれるキルギスの初夏
初夏、バスの車窓からは、黄色や桃色の絨毯が見えます。道の脇にも名も知れぬ様々な
白・桃色・紫などの花が咲いています。
また、標高の高い斜面ではヨーロッパでは貴重な花とされているエーデルワイスも数多く
咲き、踏みつけてしまいそうなほど。

キルギス_スキタイのクルガン

【移動途中に、花咲き乱れるスキタイの王墓(クルガン)に立ち寄りました】


キルギスではそうした花は「花」ではなく、単に「草」と呼ばれています。
それほど、多くの花が初夏に一斉に草のように咲き乱れるということなのでしょう。
決してバラやチューリップのように大ぶりなものばかりではありませんが、見る者の心を
癒してくれます。

●遊牧民の生活~ユルト滞在体験~
季節によって移動しながら生きてきた遊牧民族。標高約3000mに位置するソン・クル湖は、
夏の時期になるとキルギス族の人々が馬・牛・ヤクなどの家畜の世話のためにやって来て、
移動型テント「ユルトを張ります。
私達はそのユルトを一部借りて、1泊ユルト宿泊体験をします。
ユルトは柳の木の枝で作った枠組みに、羊の毛で作ったフェルトの織物を巻いたテントです。
フェルトには様々な模様が鮮やかに織り込まれています。
お風呂はありませんが、夜に草原に輝く星空、明け方の清々しい空気・・・
とても新鮮な気持ちになれる時間でした。

ソン・クルのユルタ

【ユルタでは天井のフェルトを開け閉めして明かりをとります】


●琵琶の祖先楽器「コムズ」
ビシュケクにて、伝統音楽をお楽しみ頂く時間もあります。
キルギスの伝統楽器には、「コムズ」と呼ばれる三弦楽器があります。「コムズ」の歴史は
3千年と言われており、それはシルクロードを通って日本に伝えられ、「琵琶」になったようです。
その他にも、「オオズ・コムズ」という口で奏でる口琴、そして「チョポ・チョール」という土笛など、
伝統音楽の鑑賞の際は、こうした楽器が登場します。

演奏では、2つの楽器の掛け合いや、馬を駆けている様子を模した弾き方など観ているだけ
でも楽しい曲がたくさんありました。

キルギス伝統音楽の演奏

【オオズ・コムズ(口琴)による演奏風景】


●幻の湖、イシク・クル湖
模は琵琶湖の約9倍。流れ込む川は100を超えますが、流れ出る川はない不思議な湖です。
水の透明度は世界で2番目といわれています。
お天気によって、また時間帯によって、湖は濃淡さまざまな美しい青色を見せてくれました。
歴史的には、玄奘三蔵がインドに行く際にこの湖北岸を通ったとされています。
また、中央アジアを制したティムールが避暑地として訪れていたそうです。
ソ連時代は軍事基地があり外国人の立ち入りが禁じられていたため、かの井上靖氏も訪れる
ことを渇望しましたが、叶わなかった地でもあります。
南部の湖底からは集落跡が発見されており、スキタイの一派であるサカ族や烏孫族のものと
考えられています。

イシク・クル南岸より

【イシク・クル湖南岸より。湖の背景にはうっすらとカザフスタンとの国境である天山山脈が見えます】


キルギスはシルクロードという切り口でも、大変興味深い国です。
7世紀前後にこの地域に拠点を置いた突厥の都や、イスラムに改宗した初のテュルク民族の
王朝カラ・ハン朝の首都が存在していたなど、歴史的に貴重な場所もあります。
また、草原のシルクロード世界はまさにこの周辺に広がっていました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

キルギスに関するイメージが、少し膨らみましたか?
この夏、中央アジアのお花を愛でに、かつての兄弟に逢いに、広大な景色を求めて、キルギスへの
旅をしてみませんか?


関連ツアー:
キルギス・カザフスタン 天山自然紀行 
~お花の時期に合わせた季節限定コース~
6月30日~7月08日 9日間 催行間近!
7月07日~7月15日 9日間 催行間近!
7月14日~7月22日 9日間 催行間近!

天山とパミールの懐へ 夏のキルギス・アドベンチャー 
~キルギスの自然を大満喫!アドベンチャーコース~
7月01日~7月14日 14日間 催行決定
7月08日~7月21日 14日間 好評につき追加設定!
7月15日~7月28日 14日間 催行決定
8月05日~8月18日 14日間 催行間近

teraoka_saiyu at 09:00|Permalink