イルカ

2014年09月05日

乳香とムサンダムの絶景クルーズ!見どころ満載のオマーンへ!

今回はアラビア半島にある王国・オマーンの魅力をご紹介します。

まず有名な世界遺産・乳香の道に登録された南部のドファール地域の中心地サラーラへ。モンスーンのお陰で夏でも比較的過ごしやすいサラーラは湾岸諸国からの客が年間にして40万人にもなります。

マスカットから国内線でサラーラへ移動し、そこから内陸のワディドカール公園へ。標高870mのカラ山地ははっきりとモンスーンの影響を受け、5月から8月までの3ヶ月間は降雨が続きます。この山地は緑に溢れ牛やラクダ、ヤギの放牧が行われています。山地を越えてしまうと砂漠地帯。この岩石砂漠が良質の乳香を産する木を育てるのです。野生の樹齢300年の木を傷付けると白い樹液が出てきて1,2週間で固化して乳香となります。その場で燃やすと、スークで焚かれているような独特の香りが漂います。そばには政府がフェンスで管理している若い乳香の保護林もありました。

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【写真上:荒涼とした砂漠には乳香保護地域があります】

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【写真上:カラ山地はモンスーンの間の降雨で緑が広がります】

サラーラ郊外にあるアルバリード遺跡に付属の乳香博物館は歴史ホールでその入港をめぐる歴史とオマーンの航海の歴史を知ることもできます。それによると、ドファール地域でも海岸から80kmまでのエリアの、20〜38℃の気候帯でしか乳香は育たない、さらに樹齢50年から採取が可能となり、老木の方が質が良いようです。また1キロあたり20リヤル(5400円相当)の高級品(お香よりも胃薬として使うようです)から、1キロ1リヤルのものまで、等級もさまざまです。

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【写真左:サラーラの乳香市場で得意げに見せる青年】

アルバリードは500年前まで栄えましたが津波で甚大な被害を出し、現在のサラーラに人々は移りました。当時のスルタンの宮殿跡や、15あったモスクのひとつ、神学校などをカートで巡ることができます。乳香を積みインド洋へと船出していったダウ船の波止場は現在も外洋に続く水路として残っていました。

DSCF8682【写真左:かつて住民が住んでいたアルバリード遺跡】

このドファール地域では漁業が有名で、特にイワシ漁が盛んに行われています。30人がかりで投網を行い、四輪駆動車で網を引く漁を行っているのが見えました。消費しきれないイワシは干して5,6日経ったものを牛やラクダの餌としますが、干しイワシを食べ続けたラクダの乳はイワシの味がするという話です。

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【写真左:アラビア海で漁をする人々】

ホールリーリ(古名スムハラム)は世界遺産「乳香の土地」に登録されている重要な遺跡です。旧約聖書・列王記の中でシバの女王もソロモン王への贈り物としてここに2回訪れ最高級の乳香を積んでいったという話が残されています。遺跡には乳香の貯蔵庫跡などが保存され、当時港として使用された天然のラグーンが見下ろせます。丁度イタリアとオマーンの共同チームが発掘しているところでした。

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【写真上:かつてシバの女王も訪れたホールリーリ遺跡と発掘隊】

さらに北部のUAEアラブ首長国連邦の中に飛び地としてあるムサンダム半島へ。この半島で見られるフィヨルドの地形は2億年前の最後の氷河期に形成されたものです。中心であるハッサブの港から出航するダウ船クルーズも見どころのひとつです。

ハッサブはホルムズ海峡を挟んでイランのゲシュム島、ホルムズ島から65km、スピードボートで片道2時間と近距離にあります。イランの貿易港として有名なバンダレアッバースからも3時間です。物資の取引で1日の往来は通関なしでも認められています。イランからはヤギ、ハッサブ側からは服、タバコ、車部品などが取引されています。ホルムズ海峡にはウミウ、タカ以外に鳥は少ないのですが魚は多く、660種類を数えます。サメ、クジラ、マグロが獲れ、この旅行中にも2、3度イルカを見ることができました。そのうち一回は船と同じスピードでついてきてジャンプもすぐそばでしてくれました。ハッサブの海では大型漁船は許可されず、魚群探知機を使わない投網や仕掛け網、竿釣りなど伝統漁のみ行われています。

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【写真上:ムサンダム半島のダウ船クルーズと船と並走するイルカ】



クルーズの最後には、たくさんの魚やサンゴとともにシュノーケルを楽しみました。

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otomo_saiyu at 18:30|Permalink