タジキスタン

2016年07月04日

パミールハイウェイとワハーン渓谷

こんにちは、大阪支社の前川です。

6月に「パミールハイウェイとワハーン渓谷」の旅に同行させていただきました。
アフガニスタンとの国境を流れるパンジ川沿いを走り、またゴルノバダフシャン自治州からキルギスへと続く道中でご覧いただける景色をご紹介したいと思います。

タジキスタンは中央アジアに位置し、東は中国、西はウズベキスタン、南はアフガニスタン、北はキルギスと国境を接しています。
山岳国家と言われるタジキスタン、国土のほとんどが山岳地帯で、標高1000m未満の山から7000m級の山まで、様々な山があります。

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【パンジ川に架かるアフガニスタンとの橋】

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【パンジ川沿いの道を走ります】

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【川の対岸にはアフガニスタンの人々の様子も】
ハルゴッシュ峠(標高4344m)を越えると様々な高山湖もご覧いただけます。
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【ヤシル・クル湖】 ヤシル・クルとは「緑色の湖」という意味です。

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【ブルン・クル湖】 ブルン・クルは「離れた場所の湖」という意味です。

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【オク・バリク】
ここは湖ではなく、雪解け水が地下から湧き出る泉です。周りには雪を抱いたパミールの山脈群と透明度の高い泉との素晴らしい景観を見せてくれます。

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【カラ・クル湖】
カラ・クル湖は「黒い湖」という意味です。タジキスタンで最も大きな湖であり、中央アジアではカスピ海、アラル海、イシ・クル湖に次いで4番目に大きな湖です。

カラ・クル湖を最後に、キルギスとの国境へと向かいます。
キルギスに入ると夏の間は高地で放牧生活をする人々の住むユルトをたくさん見かけます。
一軒のユルトを訪問し、手作りヨーグルトや馬乳酒をごちそうになりました。地元の方とのふれあいもこの旅の大きな魅力の一つです。
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【馬乳酒】

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羊の肺を水洗いしミルクを入れてから蒸すそうです。美味しい料理になるとの事です。

8月と9月出発のコースは催行決定しております。
この機会に是非、タジキスタンへ行ってみませんか。
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ツアーの詳細はこちら↓
知られざる山岳国家タジキスタンを巡る パミールハイウェイとワハーン渓谷  

maekawa_saiyu at 21:22|Permalink

2013年05月09日

タジキスタン、その歴史とひとびと

今回は中央アジアの小国・タジキスタンを紹介します。タジキスタンは中央アジア南東部の内陸国で周りをウズベキスタン、キルギス、アフガニスタン、中国に囲まれています。中央アジアで唯一、91年の独立後に内戦を経験しています。現在の国境はロシア革命後にスターリンによって確定されたもので、この時イラン系言語であるタジク語を話す定住民国家として歴史上初めて成立しました。ほかの中央アジア諸国がトゥルク系民族の国家なのに対して、このタジキスタンのみイラン系民族です。

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【左:ドゥシャンベ郊外の農村で見かけた人々】
【右:ペンジケント郊外のひまわり畑】


タジク人が多く居住するブハラやサマルカンドは国境画定の際にウズベキスタン領となり、かつて文化的・歴史的に同じルーツを持つ重要な都市を失ったことに対して残念に思う国民が多いそうです。かつてブハラを都としたサーマーン朝もイラン系民族の国家で、中央アジアで初めてアラブのカリフから独立したイスラム国家です。イスマイル・サマーニーの王の時代にトゥルク系民族の侵入を抑えるなどして、勢力的にも、文化的にも最盛期を向かえました。世界遺産ブハラ旧市街に残るサーマーニーの霊廟は当時の建築水準の高さを知る上でよい例です。
現在の首都ドゥシャンベ独立広場に堂々と立つ彼の像は、タジク人の誇りをあらわしているようです。

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【94年に建てられたタジキスタンの英雄、イスマイル・サーマーニーの像。右手には7つの代表的な渓谷をモチーフ】


ツアーでは北部のホジャンドからドゥシャンベへ向かう時、二つの峠を越え、急峻なパミールの山々を仰ぎ見ながら深い渓谷を抜けていきます。かつてペンジケントに住んでいたソグド人が王ドゥワシティチとともにアラブの軍隊に追われこのパミールの懐に落ち延びたように、タジク人も現在の山岳地帯に国土を与えられました。しかし、各地で出会う人々と話すと、明るい笑顔の中にここを安住の地として生活しているように感じられました。荒々しい山並みと、そこに暮らす素朴な人々を訪れてみませんか。

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【左:ファン渓谷】
【右:アンゾーブ峠での景色】



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【途中出会うタジク人たち】


パミールの山々を越えてウズベキスタン南部のテルメズへ、仏教伝来のルーツを訪ねるコースはこちら。
タジキスタンとテルメズの遺産 9日間

さらにパミール山地の最奥へ、タジキスタンを完全周遊してキルギスへ抜けるコースはこちらです。
パミール・ハイウェイとワハーン渓谷 16日間

otomo_saiyu at 14:31|Permalink