天山山脈

2015年01月30日

キルギス 天山山脈ヘリフライト 南イニルチェク氷河ベースキャンプへ

南イニルチェク氷河BC 西遊旅行

カルカラ谷から中国との国境、天山山脈に走る南イニルチェク氷河ベースキャンプをヘリフライトで訪問。
標高4,000m以上の氷河上のキャンプ、その圧巻の山岳風景。

このベースキャンプはキルギス最高峰のポベーダ峰7,439mとカザフスタン最高峰のハンテングリ7,010mの両方を望む、360度を山に囲まれたベースキャンプです。ここへ行くには時間をかけてトレッキングするか、カルカラ谷からのヘリコプターに乗るか、です。

このヘリフライト、悪天候時には飛びませんし、登山客などのレスキュー活動があるとそちらが優先されますので終わるまで待たなくてはならないなど、フライトの予備日を持つことは必須です。私たちの訪問時もレスキューが重なったため、目の前に青空があるのにまる2日も待たなくてはならない、ということがありました。

そしていよいよ、ヘリフライトの日。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (12)

カルカラ谷のキャンプを荷物用のピックアップ車が周ります。登山隊の大きな荷物が出てきます。そして搭乗者は歩いて野原のヘリポートへ。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (13)

荷物の積み込み開始です。荷物は重心を保つため中心にまとめます。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (14)

機内はこんな感じ。もちろんフリーシート。ベンチシートや荷物の上に座るような感じです。4箇所窓が開きますので写真撮影は譲り合いです。標高4,000m以上の高度のフライトで風も入り大変寒いので、しっかりとした防寒が必要です。そして標高が急に上がりますのでしっかり呼吸を。高山病の注意も大切です。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (1)

いよいよ離陸です。空から眺めるカルカラ谷。約30分のフライトです。

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コックピット!

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まもなくすると天山の雪山が見えてきました。

キルギス天山ヘリフライト 西遊旅行 (3)

途中、氷河が溶けて湖を作り出している場所を通過。

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いよいよ着陸です。氷河が流れる様子を見ていたら、カザフスタン最高峰のハンテングリが見えてきました、もう着陸です。

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着陸時にはヘリのローターの風で周囲の小石や埃を巻き上げます。乗り降り時には注意が必要です。


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降りてきた人、これから乗る人。この日は3日ぶりのヘリフライト運行でたくさんの人が待っていました。

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待っていたのはお客さんだけでなく、ベースキャンプの食料チ-ムもです。スイカがリレーでダイニングテントへと運ばれていきました。(スイカはこの日のデザートでした、なんて贅沢!)

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そしてキャンプへ。この日はあいにくのお天気。完全に曇ってしまう前にと、せっせと山の写真撮影です。

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カザフスタン最高峰ハンテングリ7,010m

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キルギス最高峰ポベーダ7,439m。

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ベースキャンプから登山家の慰霊碑のある高台まで歩いてみました。

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ポベーダで亡くなった登山家の慰霊碑です。

そしてテントに戻るとお待ちかねの夕食の時間。ここでは朝8時、昼13時、夜19時に全員一緒に食事です。

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ダイニングテントの中は「ここはどこ?」と思わせる活気とおいしいロシア料理。「まる2日ヘリが来なかったため食料がつかないか心配だったけど今日はもう大丈夫」と。

そして、自分の寒いテントへ戻り、星を眺めた後に就寝。尚、このキャンプ地、標高4,000mの氷河上に無理やり作ったような常設キャンプです、十分な防寒対策を。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子

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2015年01月26日

キルギス カルカラ谷滞在 フラワー・ウォッチングとキルギス族のユルト

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (6)

キルギスとカザフスタンとの国境、カルカラ谷。ここは天山ヘリフライトのベースキャンプでもあり、天山の裾野に暮らすキルギスの遊牧ユルトの訪問やフラワー・ウォッチングが楽しめる谷です。

宿泊するカルカラ・ベースキャンプの周辺はキルギス族の定住の家が点在していますが、少し奥へ行くと、キルギス族の放牧地です。
キルギス族といえば「遊牧の民」。しかしながらキルギスではソ連時代の定住化政策、国家主導の牧畜の管理の結果、本当の遊牧の暮らしをする人たちはもういません。現在は、夏の間に伝統的な移動式住居ユルトを建て、放牧地を移動しています。

カルカラ谷のキャンプから郊外の放牧地を訪問しました。以前は山の奥まで移動して放牧が行われていましたが、今はユルトを車で運んで組み立てるため、車でいけるギリギリの場所にユルトを建て放牧しています。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (1)

谷間に放牧される、ヤギ・羊たち、のどかな景色です。


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お日様のもと、ごろごろする馬たち。

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まさにキルギスの子供!さっそうと馬を乗りこなす少女。

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この家畜達のオーナー夫人が私たちをユルトへ招待してくれました。キルギスの「おもてなし」です。

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中は何やら小宴会の様子。久しぶりに集まった親戚の集いでした。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (12)

私たちにももれなくクミス(馬乳酒)のおもてなし。実は苦手です。これ以上中にいるともっと飲まなくてはならないので御礼を伝えて外へ。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (3)

最後はみんな出てきて見送ってくれました。キルギスの人たちのおもてなしに、感謝です。

このユルトの放牧地からカルカラ・ベースキャンプにかけ渓谷沿いに歩いてみました。もう8月に入っていましたが、まだ野花が小川のふちを彩っていました。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (17)

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ここからはカルカラ谷ベースキャンプの紹介です。
ここは基本的にはヘリフライトで南イニルチェク氷河ベースキャンプへと向う登山者のために作られたキャンプです。

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夕方のキャンプ。電気があり、夜は明かりがつくし、充電もできます。

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テントの中には簡易ベッドが。この上に寝袋で寝ます。そして共同トイレ。比較的きれいにメンテナンスされていました。

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ヘリポート(野原)はキャンプの横。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (10)

ダイニングの様子です。ここでは宿泊客はいっせいに、朝の8時、昼の13時、夜の19時に食事をします。時々在庫が切れますが、ビール、ウォッカもあります。

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宿泊客のほとんどがヨーロッパの登山客のため、西欧・ロシア料理が基本です。ハンバーグとポテト・ピューレ。

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野菜たっぷりのパスタも。昼食がたっぷり量で、夕食は少なめのロシア・スタイルです。今回の滞在はヘリフライトの待ち時間が多かったため、食事が楽しみのひとつでした。

キルギス カルカラ谷 西遊旅行 (15)

たっぷりの昼食後は、木陰でお昼寝・・・。

Photo & Text by Mariko SAWADA 澤田真理子

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sawada_saiyu at 23:36|Permalink