先月 大学4回生の長女とHONOLULU MARATHON2019を走りに行ってきました。オーストラリアでワーホリ中の次女と待ち合わせをして ひさびさの家族旅行が実現いたしました。
基本的に “不便を楽しむ派” なので移動は路線バス。宿はB&Bで。
実はHonoluluMarathonは我が家のお家芸(?)だと思っています。
基本的に “不便を楽しむ派” なので移動は路線バス。宿はB&Bで。
初日はダニエル・K・イノウエ国際空港からノースショアへ。海辺に近いお家の一室に寝泊まりです。翌日は東海岸側のクアロアランチで乗馬とZIPラインを楽しみました。
初めてお馬さんに乗ったよ。
娯楽はここまで。3日目にはホノルルへ戻り出走受付。
あとは本番42.195kmなのですが 時差のせいでしょうか。。。
便通が日本を出てから3日間ありません! ん〜〜〜これはマズイです。
マラソンの際、私にとって便通はあらゆるコンディションに優先して整えなければならない条件です。
スッキリした状態でなければ走行中に必ず何度もモヨオシテしまいます。これはマズイ。
体操とかストレッチとか試みましたがウンともスンとも。
お腹に重たい物を抱えたままスッキリしないどんより気分のまま宿泊していたコンドミニアムから長女と歩いてスタート地点へ。スタートはまだ暗い早朝5時。もはや日本人だらけで異国感は全くないこのマラソンだけれども この真っ暗スタートと南国のぬるい風にはちょっと気分が上がります。花火も上がったみたいですがよく見えませんでした。アロハタワーは確か水色にライトアップされていた気がします。この時点で今回は長女をゴールさせることをミッションに切り替えて楽しもうと決めましたよ。
スタートの5時を過ぎて、ずるずると歩いてスタートラインを越えて走り出したら はい すぐに来ました! 公園の仮設トイレに並んで1回目のちょいスッキリ。ちょっと走ってまたすぐに次の公園の女子トイレへ。そこはまるで殺傷事件でもあったのかと思うぐらい凄惨な状況でした。が、しかし ここでずいぶんスッキリし、ちょうどその頃 空が明るくなってきました。
ダイヤモンドヘッド灯台
往路のダイヤモンドヘッドは早朝の清々しい空気が気持ちよかったです。とにかく長女には20kmまでは走るように激励しますが15kmを越えてからはところどころ歩きだしました。
高校を卒業してからは運動らしいことは何一つせず大学4回生となり7月に通学路で足をマムシに咬まれて5日間入院。まともに歩けるまでにひと月かかっていました。そんな彼女なので完走できれば上等と思っていましたが できるなら次女の記録(2017年HonoluluMarathon) 6時間55分は抜かせてやろうと決め、彼女の少し前を走って目標物となるように走りました。
途中、大迫傑選手とすれ違いテンションアゲ〜で頑張っていました。20kmを過ぎると周りの参加者もほとんどは歩いています。折り返してからすれ違う人は最初から歩いていた人たちかもしれません。時間制限がないのがこのマラソンの特徴ですから誰でも参加できるのが良いですね。
長女はイヤホンで音楽を聴きながら疲れて痛み始めた脚から現実逃避して頑張っていました。太陽が真上付近に来ると気温も高くなり氷水に浸かったスポンジの配布は一番ありがたいサポートでした。しかし給食が沢山ある日本開催のマラソンとは違い、給水(水か薄いスポーツ飲料)とジェルしかないので初めての6時間超えのランニングにお腹がへって減って仕方がありませんでした。ラスト10kmくらいになると住民の有志でオレンジやプレッツェルが何カ所も提供されていてホントに有難く頂戴しました。
復路のダイアモンドヘッド付近
ゴールが見えてくると皆 小走りに走り出します。次女の記録を確実に超えるためにもラストはちょっと頑張って走る必要があります。
ゴールまで50メートル
やった。完走おめでとう!
長い長い42.195kmだったけど一緒に走れて楽しかった。
長い長い42.195kmだったけど一緒に走れて楽しかった。
6時間50分12秒 よかったよかった。
私の父が43歳の頃に初めて参加して記録はサブ4
その後、私が18歳の初マラソンでサブ6 私の姉が22歳で8時間
一昨年 ひとりで参加した次女が18歳でサブ7 今回21歳の長女が6:50:12
「なにか一つのことをやりきる」ことを体験するのに この7時間は身近で有効な最少時間だと思い、これから社会人になっていく長女にぜひとも体験してもらいたかったのです。
姉妹は性格もタイプも全く違っていて今回のハワイでも喧嘩ばかりでしたがお互いのいいところ悪いところを全部わかっていてそれをぶつけ合っているので客観していて面白いです。子供の学校教育には積極的ではなかった母親ですが、体験・経験・体感 これは私なりに重要視してきた部分です。彼女たちがこれから形成していく家族でもお家芸として体験・経験・体感のひとつのアイテムとしてマラソンに取り組んでもらえたらと思っています。
もう なかなかチャンスはないけど また女3人で旅行できる日を楽しみにしています。
sunset@waikiki beach
ちなみにこのマラソンでのトイレ回数は4回。
この日の夜、今度は激しくユルイほうに襲われました。