July 18, 2008

エネルギー

今日は結論から。

バンド単位で成長するって、
個人個人が成長するのとは、また別の話なんだよね。
それは当たり前のように見えて、結構盲点だったりするのかもしれない。

個々が、たくさんバンドを組んで、
いろいろな知識、経験を手に入れて、成長していくことが、
バンドを成長させていく1つのキーであるのは確かだけど、

過去のような、、
大粒のゴロゴロとしたバンドが
いくつも存在していたサークルになるためには、

1つのバンドにどれだけ個々がエネルギーを注ぐことが出来るか、、
っていうのが大事になってくると思う。



抽象的な話になってるね。


具体的に言うと、
お客さんが見るのは、バンド単位だってことで。

「○○っていうバンドが良かった」っていう声は聞くけど、
「○○っていうバンドの■■さんがよかった」っていう声はあまり聞かない。
っていうことかな。

アカペラは一人でやってるわけじゃないからね。

つまり、個人個人が限りなく成長しても、
その人たちが集まればすぐに、お客さんに鮮烈な印象を与えるような
魅力的なバンドになれるわけじゃないよ。っていう話。


今は、
小粒で砂のようなバンドが
多数存在するようなサークルになってる。
魅力的なバンドが少ない。ってことね。

世代交代、サークル員の増加、
他にもいろいろな原因があると思う。

個人個人のLV.が低いってのもあるのかもしれないけど、
やはり、大きな原因として、
一つ一つのバンドが、あまり成長していないんじゃないのかな。



うむむ、バンドが成長し、
即席バンドには出せないような魅力を放つためには、
どうしたらよいのか。と、首をひねってみようか。



さっき、
“1つのバンドにどれだけ個々がエネルギーを注ぐことが出来るか、、”
って書いたけど、
まさにコレが大事だと思う。

練習すればするほど、息が合ってくるし、
曲は精錬されていくんだけど、

それじゃぁ、上手な人が集まったやつには
かなわないんだよね。

やっぱり、ひとりひとりが、バンドに介入して、意見して、
そして、考えて、悩んで、また、意見して……っていう、
そういう、バンドに対して「エネルギー」を使うことが、
求められるのかなぁと。

バンドについて考え込めば込むほど、
自分のバンドに対する立ち位置、立場っていうか、
「こうすればいいんだ!」的な、
“ベストポジション”がわかってきて、

自分の歌や、動きに自信が湧いてくる。

100%“以上”の力が発揮できる。

そんなことができたら、
そのバンドにしか出せない魅力を
お客さんにビリビリと伝えることが出来るよね。



苦しい理論だけど。

言いたい事はわかるかな。



今、バンドに対して、迷いや、いらだちや、不安などを抱えながら
ステージに立ってる人は多いんじゃないのかなぁと。

そういうのを取り除くためには、、
やっぱりバンドに積極的に介入する“エネルギー”が必要なんだと思う。

たくさんバンドを組みすぎて、
一つ一つのバンドに注ぐべき“エネルギー”が足りなくて、
バンドに“ついていってるだけ”の人はいないかな。

きっと、あなたは、知らず知らずのうちに
バンドのブレーキになっている可能性があるよ。


sakae_sweet at 02:52│Comments(6)clip!くねくね 

この記事へのコメント

1. Posted by きょん   July 20, 2008 01:12
あつい記事やなぁ。
なぜ魅力のあるバンドが少ないか。僕は、一人一人がアカペラをエンターテイメントとして模索・研究する熱意があったらそれがバンドを引っ張っていく力になると思う。それを諦めたら魅力なんて出ないよね。
先輩たち(特に1期生の方々)が磨いていたものは、自分たちで切り拓こうとする力だと思う。どうしたらいいかの力。それが絶大。

バンドの魅力ってのはかっこよさ・面白さ・楽しさ色々あると思うけれど、どれも、ステージでメンバー各々がそろった熱意でエンターテイメント力を発揮することだと思う。誰か一人でもがステージ上でいい意味悪い意味で目立ちすぎてはならないんだよね。

けっこうね、今のJPでの継続バンドはステージのことは何かの目標ができてから考えるってパターンが多いと思う。
とりあえずハモりたいからバンドを組むっていうスタンスがレベルの低下の一因ではないかね。
自分のやりたいことが観客の嗜好と合うとは限らないわけで、「こういう曲がやりたいから一緒にやりましょう」というのは内輪向けだからそうじゃなくて「こういうステージをやったら素敵なので一緒に作りましょう」っていうのがいいよね。
2. Posted by くねくね   July 21, 2008 00:40
そうなんですよね。

練習中だけじゃなくて、
練習以外の時間、
ひとりでいる時間に、
どれだけアカペラのことを考えて、何かを見つけようとしているか。
これがほしい。

>>とりあえずハモりたいからバンドを組むっていうスタンスがレベルの低下の一因
 
同感です。
でも、これができるのが今のJPのいいところでもあって。。これがあるから、アカペラに興味を持ってくれる人が増えるんですよね。
門戸の広さ。。よくも悪くも、とりあえず安定を求めるサークルだなぁとw
自分のやりたいことを突き詰めようとすると、
どうしてもサークルとは違った考え方になってしまうんかなぁ……というのが最近の悩み(?)。

ただ、ぼくらみたいな考え方の人が少しでも増えて、でかいことができたらなぁと、思っています。
お互いあと2年くらいありますからねw

1期の人たちのなしえなかったようなものを作り上げて、
継承させていくのが僕らの使命で、サークルへの恩返しかと。
そう思うと一番落ち着く。

3. Posted by てつろう   July 21, 2008 19:45
OBのてつろうです。
くねさん、こないだはおつかれさま。

長い記事しっかり読ませてもらいました。
こないだみんなで話したことをくねくねなりに自分に引き寄せて考えているのが、とても伝わってきます。

きょんさんと同じように「なぜ魅力のあるバンドが少ないか」を僕なりに考えてみると、
僕はいまのサークルに「お客様」がいないからだと思います。

客がいればバンドとして見られていることを自然に意識できる。
客のウケが悪ければどうしたらいいか考えられる。
客の数や反応、アンケートの結果を見ることで、自分にない視点や評価を得ることができる。
そうすればきっと自然にバンドは育つんじゃないかな、なんて思ってみたり。

じゃああとはお客さんをどうやって作るかだけど、それは間違いなくバンドのPR力や歌う機会作りに
関わってくるよね。
だから僕は「渉外を強化しろ」とか「バンドでどんどん外に出て行け」てなことを声高に行っているつもりです。
ただぼくはサークル長時代やプロデューサーをしてたころに、考えていたことがあります。
「みんな本当に人前で歌いたいとか、歌を聴いてほしいって思ってるのかな?」
ってね。

もし答がノーであれば、サークルライブなんぞ一切やるべきではない。
と僕は思います。
今年度3回サークルライブをするとききました。そこに至る気持ちが「歌いたい」だけではなく
「聴かせたい」でもあることを切に願います。

少し話がそれちゃいましたね。
また今度3人で飲みにでも行こうかw

ではではお邪魔しました。
栄スヰートのみなさんがんばってください☆
久々に夕方クインテッドがききたいてつろうでした。笑
4. Posted by きょん   July 22, 2008 23:44
あー!てつろうさんやぁーお久しぶりです。飲みたいです。あついサークル員を集めて語らねばいかんですよw

くねくねのやりたいことはなんとなくわかる気がするよ。でもそれはけっこう今のJPに求めてもしょうがないっていうか…よーするに体育会系なんだよね。みんながプライドと責任持って自分をストイックに磨き続けられたらJPは員数に比例して大きくなれるはず。
みんなうまくなることに貪欲になれ!なんてねw
5. Posted by ぽち   July 23, 2008 03:54
結局、どんなことをいったって、「やるか、やらないか」だな。あきらめたらそこでおしまい。
サークルにないなら自分から作ればいい。



お前wこの前の話し合いでオレが言ったことそのままブログやコメントに引用しやがってww
著作権の侵害だぞw


まぁまた26日に話すから聞いてくれい。



6. Posted by くねくね   July 25, 2008 01:23
てつろうさんだぁ!
なるほど、お客さんがいるっていうのはいいですよね。
励みになるというか、自己満で終わらないというか。

飲みに行きたいですねーww

ゆうがたクインテットw

きょんさん。
ぼくもよく体育会系だといわれます。
うむむ。そんなサークルになるといいですよね。
サークルというよりもむしろ部活ですねw

ぽち。
26日。話しましょう。

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