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お茶でも飲みながら・・・・今日も好日  By 馬場陽 (弁護士)

講演を聴講して

2012年1月12日、財産法人中部生産性本部2011年度企業法務研究部会第5例会に出席し、テーマ講演「労務管理上のトラブルについての法務対応」(講師 木下潮音弁護士)を聴講して参りました。過去の経験と照らし合わせ、従前の対応を点検する貴重な機会となりました。

その後の記録

①無藤隆ほか編著「発達心理学」(2010年、ミネルヴァ書房)

薄いけれどもわかりやすくて面白い本。事例がコミカル。


②森下正康「児童の心理」(2010年、サイエンス社)

著者が携わった豊富な統計が紹介されている。児童とはいいながら、その周辺の年齢層(幼児、中高生)のデータも多く掲載されている。


③岩瀬純一「司法臨床におけるまなざし」(2008年、日本加除出版)

家裁調査官の立場から代理人や調停委員、現役の調査官に望むことが書いてある。がんばらねばと思います。


④宮崎正也「事業戦略」(2011年、新世社)

経営者の皆様が何となく考えているであろうことを分析・整理するのに使えそうな本。


⑤P.F.ドラッカー(上田惇生訳)「経営者の条件」(2006年、ダイヤモンド社)

「普通の働く人たち」のための本(あとがき)。マネジメントの基本はセルフマネジメントです。


①②を読んで初めて知ったのですが、発達心理学の世界にはコールバーグという人がいて、人の道徳性は「罰と服従への志向」(第1段階)から「普遍的な倫理的原理への志向」(第6段階)に向かって発達すると考えたのだそうです。
聖書学者の関根清三氏も、人は服従的な信仰の状態から権威への懐疑を経て自律的人格を取得し、自らの意思で信仰を選びとっていく(べきだ)というようなことを書いていました(「旧約聖書の思想」など)。
そのためにどうしたらいいのかというのは、教育・宗教はもちろん、刑事司法に携わる我々にとっても共通の悩みではないかと思います。


そういうことを教えていくのが本当の法教育なんじゃないのかと私なんかは思うわけですが。

ちなみに今月読んで一番おもしろかったのは いしいしんじ「トリツカレ男」です。

セミナーと読書の記録

4月15日(金)、船井総合研究所の「オーナー企業のための評価賃金制度作成・見直しセミナー」に参加してきました。
講師は船井総研の評価制度の策定にも携わっていたチーフコンサルタントの斉藤美幸さんです。 会場は大阪で、大阪弁をしゃべる経営者の皆さんがたくさんいらっしゃいました。
講師の斉藤さんからは、評価賃金制度は業績向上のツールであるという視点から、評価賃金制度導入の狙いや評価賃金制度を作る際の注意点をいくつかご紹介いただき、大量のサンプルをお土産にもらいました。


興味がわいたので、人事管理の教科書を購入しました。

安藤史江「人的資源管理」(新世社、2007)は、日本企業の人事管理の現状がわかりやすく説明されているいい本でした。

八代充史「人的資源管理論」(中央経済社、2009)は、各制度の意義や仮説の検証にも頁が割かれていて、勉強になるいい本でした。

佐藤正男「経営人事管理論」(弘文堂、2011)は、実際の評価項目や職能資格表などがのっていて参考になりそうでした。


とくに安藤・前掲書は日本企業における採用の特徴(新卒採用が多い)とタテの人事異動の特徴(多段階ふるい分け)、賃金(年功賃金)、退職(定年制)の関係を論じて面白かったです。労働法の分野でもヨコの人事異動(企業主導型異動)と解雇制限の関係などが指摘されており(荒木尚志「雇用システムと労働条件変更法理」有斐閣、2001など)、こういう勉強をすることで業務の視野も少しは広がるのではないかと思います。
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