2015年08月08日
1982-8-11 吹田工場
初めて関西に足を踏み入れて、その日の夜から早速yuzzuの実家にお世話になった。
そのときなんとYuzzuの姉上が、わざわざ神戸市営地下鉄の新長田駅まで迎えに来てくれていた。これにはびっくり、というか、垢抜けない、薄汚れた成りでお邪魔する形だから恐縮しきり。そのとき初めて掛けてくれた言葉が今でも忘れられない。「神戸へようこそ」
こんな言葉がごく自然に出てくる人間が、RUの周囲にかつていただろうか?!
この後何泊もさせて頂いたのに、快く迎え入れてくれた。皆さん良い方ばかり。
いまさらながら感謝の念は尽きない。
さてRFを愛読していたRUは、関西に行ったら絶対見たい、と思っていたものがたくさんあった。もう、行きたくて行きたくて思い焦がれている内に、イメージばかりがどんどん大きくなって、とてもじゃないが全部見ることは出来なかったが、思わず願いが叶ったものに、吹田工場の見学があった。
もう確かめようがないが、たまたまタイミングがあったのか、あらかじめ予定を知っていて、その日程にYUZZUが帰省を合わせたのか。とにかく滞在後すぐにそのチャンスが巡ってきたのだ。興奮するなと言う方が無理というものである。
(YUZZU氏がコメントに書いているが)、当時RUは某会に参加していた。
大きく関東、関西に分かれて、各々20名以上の会員がいたが、その個性と行動力で、当時の他の趣味人と比べて突き抜けていた人たちが、驚くほどいた。そんな行動力が国鉄の大工場見学を企画させたのだろうと思う。引っ込み思案のRUから見た彼らは、お世辞抜きで時代の先端を走る存在だった。
その日フィルムに収めることの出来た車両は、クモヤ90をはじめ貴重な事業用車やきれいに復元されたクモハ52001(いまどこにいるんだろうか?)、解体線のクモニ13など。撮ったコマ数は決して多くないのだが、その印象は今でも強く濃厚のままである。
掲げた写真は吹田工場内にいたフォークリフト。密連が付いた異色機だ。
こいつが車両を引っ張っている姿が見たかった。今でも残っているかなあ。
RU
(22:52)