元騎手・坂井千明の乗り役流儀~騎手にしかわからないことが、ある。~

立ち直りつつあるダッシングブレイズ

次は、中京記念だね。

アルマディヴァンは、体は使えているんだけど、トモの蹴っぱりがイマイチ。前回(エプソムC12着)で見られた硬さは取れていても、あまりいい方に変わった感じはしないね。

カオスモスは、力強さという点ではイマイチだけど、体を使って走れている。赤白の染め分け帽を被っていたから、乗っていたのは見習いのアンちゃん。体重が軽かったにしても、テンから飛ばして最後までしっかりして走れていたあたり、この中間も順調に来ているんじゃないかな。

ガリバルディも体は使えている反面、トモの蹴っぱりがイマイチ。特に右トモの動きが物足りないんだよね。3歳で見た時は緩い感じがしたんだけど、まだしっかりしていないのかなぁ。

ケントオーの動きを見るのは4走前の阪急杯(11着)以来だけど、あの時と比べると体の使いが良くなっている。硬さがあって詰まった走りをしていたのに、今回はそういったところがなかったからね。追われて頭が上がるところはあったとはいえ、この馬なりに良くなっていると思うよ。

スマートオリオンは、体は使えているんだけど、この馬は硬さがあって詰まるような走りになるあたりが気に入らない。いずれにしても物足りない動きで、去年のこのレースを勝った時のデキにはないんじゃないかな。

タガノエスプレッソは、体を使えていたし、動きに力強さもある。追っての反応はちょっと鈍かったけど、気分良さそうに走れていたね。この馬なりに順調に来ていると思うよ。

タガノエトワールは、体は使えているんだけど、追われると頭が上がって詰まるような走りになっちゃったね。前回(マーメイドS12着)も同じような走りをしていたし、今回も特に良くなった感じはしないなぁ。

ダッシングブレイズは、体を使って気分良さそうに走れていたし、動きに力強さもある。追ってからの反応、伸びもこの馬とすればいい方だったんじゃないかな。3走前(東京新聞杯)で落馬をしたせいか最近はイマイチの競馬が続いているけど、ここに来て良くなってきていると思うよ。

ダノンリバティは、相変わらず体の使いが良かったし、前回(マイラーズC12着)に比べると力強さも出てきたね。頭は高いなりに最後までしっかり走れていたから、この馬もここに来て良くなっているんじゃないかな。

ダンスアミーガは、前回(京王杯SC14着)は硬さがあって伸びもなかったんだけど、今回は体を使って走れていたね。ただ、力強さという点ではイマイチで、グッと来るところがなかったからなぁ。全体的には物足りない動きだったよ。

ピークトラムは、力強さという点ではイマイチだけど、体を使って柔らかい走りができていたね。この中間も順調そのものといったところだろう。

マイネルアウラートは、体の使いがイマイチだったし、力強さという点でも物足りない。硬さがあるうえに頭も高く、バランスの悪い走りをしていたあたりも気に入らないね。

カレンケカリーナ、ダローネガ、トウショウドラフタ、ワキノブレイブの動きは見ることができなかった。

一番良く見えたのは、ダッシングブレイズだね。他で良く見えたのは、タガノエスプレッソ、カオスモス、ピークトラム、ダノンリバティ。5頭を挙げておこう。



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ガーシュウィンは1ハロンでも距離が延びるのはプラス

それでは早速、明日の重賞レース出走馬の追い切り診断を始めようか。まずは、函館2歳S。

ガーシュウィンは、体を使えているし、追っての反応も良かった。まだ2歳だから力強さという点でイマイチなのは、あまり気にしなくてもいいでしょう。トビの大きな走りで、1000mで勝てたのが不思議なぐらい。もっと長い距離の方が良さそうだけど、1ハロンでも距離が延びるのはプラスに出るんじゃないかな。

ザベストエバーも体を使えているし、追っての反応も良かったね。柔らかい走りもできていたから、この中間も順調に来ていると思うよ。

タイムトリップも体の使い、追っての反応共に良かったね。この馬も順調に来ているんじゃないかな。

ドゥモワゼルは、体は使えているんだけど、トモの入りがイマイチで、浮いたような走りになるのは気に入らないね。キャリアの浅い2歳だから仕方ないとはいえ、馬がまだまだ子供なんだと思うよ。この走りだとちょっとキツいかなぁ。

ネコワールドは、硬さがあって体の使い、追っての反応共にイマイチ。ドタドタしたフットワークで、全体的に走りが重いんだよね。ノボジャック産駒、ダートで勝ち上がったぐらいだから、芝よりもダートの方が良さそうな気がするよ。

バリンジャーは、体は使えているんだけど、硬さがある点はちょっと気になる。ステイゴールド産駒特有の気難しさがあるのかもしれないね。

フクノクオリアは、体は使えているんだけど、追っての反応、伸びはイマイチ。その反面、渋さはありそうだから、距離を延ばせば良さが出てくるかもしれないよ。

メローブリーズも体は使えているのに、硬さがある点は気に入らない。伸びもイマイチで、全体的には物足りない動きだったよ。

モンドキャンノは、体を使えているし、動きに力強さもある。前駆で叩くような走りをするから、洋芝も合っていそうだね。

ラーナアズーラは、体は使えているんだけど、追われるとモタついていたように、反応という点ではイマイチ。まぁ、伸び出してからの動きは良かったし、これだけ動いていれば十分じゃないかな。ただ、時計勝負になったらキツそうで、1200mの距離も本質的には短いかもしれないね。

レヴァンテライオンは、体は使えているんだけど、追っての反応、伸びはイマイチ。

ロイヤルメジャーは、体は使えているんだけど、追われると頭が上がる点は物足りない。走る気持ちというか、前向きさに欠けるあたりは気に入らないなぁ。新馬を勝った時のように、ハナを取り切ってしまえばいいのかもしれないけど…。逆にハナを叩かれるようなら、脆さが出るかもしれないね。

連闘のポッドジーニー、ラッシュアウトと、地方馬のバンドオンザラン、ピンクドッグウッドの動きは見ることができなかった。

一番良く見えたのは、モンドキャンノかな。他で良く見えたのは、ガーシュウィン、サベストエバー、タイムトリップ。条件的には厳しいかもしれないけど、ラーナアズーラも加えて5頭を挙げておくよ。


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枠順を味方に最高の競馬ができたマイネルミラノ

月曜恒例の重賞回顧を始めようか。昨日の函館記念だね。

マイネルミラノは、内めの枠を引いて、同じ逃げ馬のオツウが外めの枠を引いたのがまずは良かったよ。スタートを決めて丹内が何が何でもハナに行く構えも見せたぶん、オツウの北村(友)は諦めて控えてくれたし、すぐに先手を取れたからね。1コーナーまでに早々と息を入れられたうえに、そこからはうまくペースも落とせていた。オツウが強引にでも競り掛けて来たらこうはいかなかったはずで、逃げ馬とすれば最高の競馬ができていたよ。これからも今回のような競馬ができればいいけど、どうしても枠順、同型の出方次第になるだろうから…。それに、今回はいかにもローカルのGIIIといったメンバー構成で、相手に恵まれた感も否めない。メンバーが強くなって同じような競馬ができるかどうか、たとえできたとしても、そう甘くはないと思うけどな。

ケイティープライドは、ペースがペースだけに好位で流れに乗れたのと、インピッタリを通ってロスなく運べたのが良かったよ。もちろん52キロの軽ハンデも大きく効いた感じだけど、浜中が本当にうまく乗っていたね。ただ、次も今回と同じうまい競馬をしろと言われても、そう簡単にできるほど競馬は甘くないからなぁ(苦笑)。ロスなくズルい競馬ができたぶん、初めての二千をこなせたフシもあるから、次も走れるかとなると何とも言えないところだね。

ツクバアズマオーは、中団よりも後ろからの競馬で、今回のペースからすると位置取りが後ろ過ぎ。インコースを通ってロスなく運べた反面、前の馬が止まらない展開になったぶん、直線でゴチャついた所にも入ってしまったしね。まともに追えたのは残り100mぐらいで、そう切れる脚を使えないこの馬にはキツい競馬になっちゃたよ。まぁ、スムーズさを欠く危険性があるのを承知のうえで、インでロスを抑える競馬を選択したのかも。人気もないことだから、(吉田)豊は一発狙うつもりでイチかバチかの勝負に出たのかもしれないから、こればかりは仕方がないんじゃないかな。逆に外を回ったら回ったで、距離ロスが出てキツくなるかもしれないし…。この馬も次も走れるかとなると、どうだろうね。

マデイラは、1番枠から労せずして内ラチ沿いの経済コースを取れたうえに、ペースがペースだけに前々で運んだのも良かった。いずれにしても絶好の1番枠を最大限に生かして、最高の競馬ができていたんじゃないかな。52キロの軽ハンデでも4着が精一杯だから、完全な力負けとし言いようがないよね。まぁ、最近の成績からすれば良く走っている方で、シンガリ人気でこれだけ頑張れれば上等でしょう。

バイガエシは、いくら何でも位置取りが後ろ過ぎだろう。大事に乗ろうとする気持ちもわからなくもないけど、せっかく内めの枠を貰ったうえに1番人気に推されていたんだから、もっと積極的な競馬をしてほしかったなぁ。外からマクる競馬をして圧勝したとはいえ、あくまでも前走は1000万の条件戦。あの時とは相手が全然違うだけに、同じ競馬をしたらさすがに苦しいよ。まぁ、まだ1600万条件に出られるわけで、徐々にステップを踏みつつ力を付けていけばいいんじゃないかな。

ネオリアリズムは、ハミを噛んで折り合いをつけるのにひと苦労。あんなに短く手綱を持って上から引っ張ったら、うまくなだめられるわけがないよ。ティータンは初めての日本の競馬、しかも洋芝の函館のペースを掴み切れていなかったのかな。リズムの悪い走りになりながらも最後までバテていなかったから、気分良くスムーズに運べれば変わってきそうだね。

レッドレイヴンは、バイガエシほどではないにしろ、位置取りが後ろ過ぎだね。池添はハナから前に行く気がない感じだったけど、今回のようにペースが遅くなれば苦しくなるのは当然のこと。後ろからの競馬に固執しないで、スタートしてから他馬の動き、ペース次第で位置取りを決めればいいのに…。いずれにしても池添らしくない競馬で流れに乗れていなかったから、今回の結果は度外視でいいんじゃないかな。

ファントムライトは、スタートしてサッと好位を取れたのに、3~4コーナーではアラアラの手応え。そこからはズルズル下がる一方で、あまりにもだらしない競馬だったなぁ。調教では体の使いがイマイチだったし、当日はプラス14キロの馬体重。その辺が響いたのか、雨で渋った洋芝に脚を取られたのかも。この馬に限らず、道悪を苦にした馬は他にもいそうだね。


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