最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

【坂木より】
2016年6月2日開設。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。今後ともよろしくお願いいたします。当ブログが他の人にもお勧めしたいと思って頂けるなら、記事の下にある『旅行ブログ』等のアイコンをクリックして頂ければ、多くの人の目に触れやすくなります。でも連打しても一日一回しかカウントされません。悪しからず。

台南のお粥の名店・阿堂鹹粥とお粥についてのとりとめのない話

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 小吃(私的に訳すとB級グルメ)が豊富な台湾。中でも『食は台南にあり』と言われるほど、台南の街は様々な食の宝庫である。写真は、そんな台南で評判の粥のお店、阿堂鹹粥。

 日本も同じく白米を主食としているが、日本で粥のお店を見かけることは多くはない。しかし中華圏において粥は普段でも食べる一般的な食事の一つだ。朝食として頂くことも多い。ホテルで朝食がバイキング形式になっているようなことがあれば、大抵粥は置いてあると思う。

 場所や店によって粥は色々バリエーションがあるようだ。味がほとんどついていなくて、自分で調味料や具材で味付けをする場合も多いが、初めから店で色々なバリエーションで味付けしたものを売っている場合もある。全く塩気がないことも多いが、塩辛くてたまらないほどの粥が出てきたこともある。米の形もある程度残っているものや、ほとんど形を残していないようなものまで様々なようだ。また皆さんご存じの方も多いと思うが、油条(中華風の揚げパン)を浸して食べるスタイルも、中華圏では一般的に見かける。


 ところで、現代の日本に於いて、粥は普段から食べる食事ではなく、離乳食あるいは病人食のイメージが強いように思える。なぜだろう。

 色々昔の文献などを読んでいても、ある程度粥を一般的に食べていたのだろうということは容易に推測できる。また七草粥などの慣習、あるいは精進料理にも粥は欠かせないといったことからも、今に比べて粥は日本人にももっと普段から食べられていたのであろうと想像する。

 ではいつ頃から、粥は普段の一般的なメニューからは外れて、離乳食や病人食のイメージが強まったのか。なぜ中華圏は異なるのか。

 減反しなければならないほど米が豊富に獲れるようになったことと関係があるのか、あるいは炊飯器の発達・普及と関係があるのか…。考えれば色々な想像が浮かぶのだが、なかなか仮説を立てても検証するのが難しい。詳しい方がいらっしゃったら、是非伺いたい。

 思考の垂れ流しに過ぎず、とりとめもないので、とりあえずこの辺で。

【写真】2012年1月
【文章】2017年3月
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夕日に照らされた愛車のバイク

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 京都の西山を散歩する際、家から歩いてでも行けなくはないのですが、街歩きを省略するためバイクでちょいと里山付近まで行って、そこから山に入っていくことも多いです。

 今日も善峰寺の近くまでフラリとバイクを走らせ、少しばかり山の中を散策。

 バイクのところに戻ってきたら、夕日に照らされてバイクが輝いてました。なんだか綺麗だな、と思ったのですが、技術やセンスがなくて、イマイチ良い写真になりません。

 現在、家には愛車が2人乗りの自動車、バイク400cc×2、原付の4台…2人家族なのですが、無駄が多いとは思っています。ま、趣味のものですからね。

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台湾のクリスマスデコレーションの消防車

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 台南は、台湾の中でも歴史のある街である。その街の中心近く、ちょうど国立台湾文学館の道を挟んで向かい側に消防署があった。

 一台のレトロな外観の消防車は、キラキラとラッピングされていた。クリスマス用かと思ったのだが、通りかかったのは、ちょうど大晦日の12月31日の夕刻である。クリスマスはとうに過ぎている。

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 だが逆側を見ると、サンタクロースらしきデコレーションが…。やはりクリスマス用のラッピング車両らしい。

 以前の記事にも書いた通り、この向かいの国立台湾文学博物館の前にも、巨大なクリスマスツリーが鎮座していたくらいだから、これだって不思議ではない。

 日本ではクリスマスが終わればすぐにお正月がやってくるので、慌ただしく模様替えが行われる。しかしグレゴリオ暦の正月を、とりたてて節句として祝わない台湾や中国などでは、急いで模様替えをしなければいけないわけでないようだ。

 そういえば。逆に、なぜ日本がグレゴリオ暦の日付で節目の行事を行うのか不思議ではある。旧暦をベースとした日に行うものもあるが、そうでないものも多い。採用した瞬間に時節がズレてしまうはずなのだが、明治時代初期には節句などの季節の行事の大半が既に形骸化していた、ということなのかも知れない。単なる私的な推論だが。

【写真】2011年12月
【文章】2017年3月
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人口が二都市に集中している地方はどこ?データで検証してみた

昨日の記事の続きです。引き続き2015年の国の調査結果データを基にしています。

元々、京都府以外に一都市に人口が集中している都道府県がどれくらいあるのか調べてみたくてデータマイニングをしてみたのですが、更に続けて分析してみると、なかなか興味深いことがわかりました。

まずは昨日と同じ各県の人口一位の都市の人口が占める割合を表したグラフに、薄青の部分で各県の人口二位の都市の占める割合を付記したのが下のグラフです。



 人口二位の都市まで足した『二極集中』の度合いを見ても、そもそも一位の京都市の占める割合がダントツで大きすぎる京都府が一番になるのはわかります。

 では『一極集中』の京都を除き、県内人口1位+2位の都市で占める割合が高い、すなわち『二極集中』の度合いが高いのはどこだ、ということで上位5県に★を付けてみました。



 ★のついたデータは隣のデータより明らかに飛びぬけているのがわかります。最大都市の人口割合と比較して、これらの県では2番目の都市にも人口が集中しているということを示しています。

 1位岡山県、2位鳥取県、3位広島県、4位神奈川県、5位島根県…。
 そう、神奈川を除いて、すべて中国地方なのです。

 これは単なる偶然でしょうか。さすがにこれだけ偏っていると、何らかの理由があるような気がします。

 グラフを眺めている限りでは、他に二都市集中の度合いが高そうなのが北陸、四国、九州。東日本は少なそうに見えます。そういったところの共通点ってなんでしょうかね。

 地形的な条件もありそうな気がしています。海岸線の長さとか、平野部と山間部の面積対比とか。そういった仮説に基づいてデータを引っ張ってきて相関の有無を調べてみると、また新たなことがわかるかも知れません。

 というわけで、また続編があるかどうか…少なくとも明日には無理だと思います

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あまり知られていないと思う京都府の日本一

 私は京都生まれの京都育ち、現在も京都に住んでいますが、社会人になって以降、十数年は関東で過ごした結果、京都にずっと住んでいたらわからなかったことや、当たり前に思っていたけれど外から見たら不思議なことが色々見えるようになりました。

 旅行でも同じようなことがありますよね。自分としてスタンダードあるいはコモンセンスだと思っていたことが、外に出るとそうではなかったことに気付かされたり。だから世の中は広くて、面白いのだと思っています。

 さて、そんな京都の、私にとっては普通だったけれど、あまり知られていないように思う日本一のお話しです。国の調査結果をダウンロードして、簡単にデータマイニングしてみました。

 まずは以下のグラフをご覧頂きましょう。


2015年の国の調査結果

 一見で何のグラフかお分かりの方は少ないのではないでしょうか。

 値が百分率で示されていますので何らかの比率なわけですが、多くが20~40%の間ですね。京都府だけが半分の50%を超えてダントツのトップとなっています。

 ちなみにこのグラフには東京都が含まれていません。特殊なので入れるのが難しいのです。これでピンとこられる方はいらっしゃるかも知れませんね。


 このグラフ、都道府県の人口に占める最大都市の人口の割合、なんです。
→最大の都市の人口/都道府県全体の人口

 つまり上位にあるほど、その都道府県で一つの都市に人口が集中している『一都市集中型』の都道府県、下位にあるほど『複数都市分散型』の都道府県だということになります。

 東京がグラフ内に記せなかったのは、特別区の23区の扱いが難しいからです。23区を一つの都市としてみればダントツトップ(69%程度)ですが、23区の各区は政令指定都市の区とは異なり、行政区分としては市とほぼ同等です。各区を市としてみれば人口最大の世田谷区でも東京都人口の6%程度、ダントツ最下位になります。とりあえず東京は行政区分が特別なので、いったん外して考えます。

 京都府の最大の都市は京都市ですが、京都市は府の人口の50%を超えます。つまり京都市以外の府内のすべての市町村の人口を足しても京都市に満たないということです。ちなみに京都市の人口は約147万人。二位は宇治市で18万人。順位は私が子供の頃(数十年前)から変わっていないと思います。

 中央集権も地方分権も一長一短だと思いますし、私的にはどちらも否定するものではなく、バランスを取っていくものだとは思っています。とはいえ、日本で唯一、一つの都市で過半数を超える京都府の状態は異常と言えなくもありません。極端な例えですが、府議会議員数が人口と比例しているなら、府としての政策は京都市だけに利益のあるものだけが賛成過半数、京都市に利益がないものはすべて却下、となりえるわけです。つまり府の政策や予算は京都市に集中させるだけで、過半数の支持を得てしまうことになってしまいます。いわゆる『数の暴力』の典型的な例ですね。

 とはいえ、繰り返しますが、これは極端な話です。負の面だけに目を向けてもいけないと思っています。ただリスクは抱えているし傾向もある、ということです。


 ついでに。

 県庁のある都市≠県内最大人口の県は、2015年の統計結果で5県ありました。静岡県、山口県、群馬県、福島県、三重県です。以前から有名なところが多いですが、合併などで私の持っているイメージと変わっているところもありました。

 この5県のうち4県は県庁所在地が県内二位の人口ですが、福島県の福島市だけはいわき市、郡山市に次ぐ県内第3の都市になります。

 これらの県では大きな県庁所在地の都市の他にも大きな都市がある、ということになりますので、当然ながら複数都市分散型となり、上記グラフの下位に集中します。

上記グラフの最下部だけ抜出

グラフ1-1

 統計数値などをマイニングして、その理由を考えたり、仮説を立ててみたりするのも結構面白いものです。

 実はもう少し細かいマイニングにより、さらにマニアックで興味深い結果も出ているのですが、長文になりすぎますので、また明日以降に…。


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大空のシュプールのような二本の飛行機雲

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 昨日のお散歩中の空。
最近、飛行機雲を良く見るような気がする。

綺麗に二本並んで、
空にシュプールを描いたよう。


英語ではairplane-cloudじゃなくて、
contrailって言う。
少し前の同名のドラマで覚えたのだけれど。
trailって航跡などの通った後の痕跡のことだよね。

当ブログの名前の最後は『足跡』だけれど、
直訳的なfootprint / footmarkのことではなくて、
いわゆる日本語の比喩的表現。
旅の記憶のtrailを表していることは
理解頂いていると思う。

いずれ儚く消えていく記憶のtrailは
確かに飛行機雲と似ているのかも知れない。


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5年半で大きくかわった台湾・羅東駅東側の光景

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 以前に撮った写真を見たりしつつ、Googleのストリートビューで旅の記憶を辿ったり、旅の途中で興味を持ったことを調べたりするのも楽しいものだ。これは以前にも紹介した通りである。

 大抵はストリートビューで見る光景も記憶と少々変わってはいても、どことなく雰囲気や面影は残しているものだ。しかしたまに数年で大きく変わってしまっていて、驚くこともある。

 写真は台湾東部の宜蘭県の羅東駅。比較的大きめの駅であるが、バスで着いた時には駅前の寂れように驚いたものだ。実は着いたのは駅の東側で、駅の西側には街が広がっているのだが、到着したばかりの時は当然ながら知らなかった。

 ここをストリートビューで見ると驚いた。
 Googleストリートビューへのリンク

キャプチャ

 私が撮った写真は2010年のお正月。このストリートビューは2015年の10月とのこと。

 わずか5年半ほどであるが、変わりようには驚いた。一見しただけでは同じ場所と思えなかったのだが、良く見ると正面の道の向こうのほうで左側に見える建物、確かビジネスホテルだったと思うが、これが同じと認識できるので、かろうじて同じ場所らしいとわかる。

 左側の大きな建物は、新しくバスターミナルができているらしい。道路の右側の雑多なお店や駐車場(?)などは一掃されている。恐らくこのストリートビューの光景からも1年半経っているので、色々開発されて更に変わっているのだろうと思う。

 以前にも当ブログでは何度か述べているが、こういうのを見ると、やはり旅の風景は一期一会、訪れた時の一瞬だけを切り取ったものなのだと思わされるのだ。時が止まっているかのような遺跡であっても風景は変わるし、ましてや主要駅の駅前などは変わって当然とも言えるかも知れない。

 だからこそ、見たものや聞いたこと、色々な体験は大切なものなのだろう。歳をとって記憶が薄れてきていることが、なんとも切ない。

【写真】2010年1月
【文章】2017年3月
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プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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