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 以前の記事にも書いたが、活火山桜島を抱える鹿児島市は降灰と戦う街である。だが、よく考えてみれば、中国の黄砂でさえ風に乗って、遠く日本まで飛んでくるのである。この灰もまた風に乗って結構遠くまで飛ぶであろうことは容易に推測できるのだろうとは思う。

 しかし、桜島からはまだ結構離れている場所だと思っていたホテルで、一夜明けて自分のクルマに降り積もった灰を目にしてみた時には、やはり驚いたものだ。

 これは宮崎から鹿児島方面へ車を走らせていた時の話だ。夕刻に宮崎県の都井岬に辿り着き、そこから鹿児島方面に走らせた。いつも通りの気ままな放浪旅である。

 鹿児島県に入った辺りでとっぷり日も暮れた。車を走らせているうちに、手頃なビジネスホテルを発見したので宿をとることになった。まだ志布志の少し北の辺りだ。


 ご覧の通り、桜島のすぐ目と鼻の先にある鹿児島市街とは異なり、桜島からは数十キロの距離があるところだ。それでも一晩でこのようになるというのはなかなか驚きだった。屋根をオープンにして走っても特にすぐにドロドロになるわけではないが、埃っぽくなってくる。鹿児島にはオープンカーは不向きだ。

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 ちなみにこの宿も正直のところ、名前も場所も通った道も全く覚えていなかった。覚えていたのは志布志周辺、鹿児島市方面に向かう道の左側にあった白い建物、ということくらいだ。宿での写真もこの2枚しかなかった。

 どうやって辿り着いたのかというと、ヒントはすぐ上の写真のボンネットの先っぽに映りこんでいる文字だ。どうやら緑でホテル、そのあとに赤文字で二文字、おそらく漢字で書いてあるようだ。拡大しても何が書いてあるかは確認できない。

 そこで、鹿児島に入った辺りから、鹿児島市に向かう道を地図で辿って、ホテル○○という名前を見つけたらストリートビューで確認する、という手段で、映り込みと建物と文字を発見した。本当に便利な世の中である。

【写真】2010年5月
【文章】2017年5月
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