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 阪急電車の嵐山駅は、嵐山線の終点だ。嵐山線は、京都本線の桂駅を起点に上桂、松尾、嵐山、と3つの駅からなる短い支線である。全線が単線だ。

 訪問した時には向かい側のホームが工事中であった。私が以前に来たのがいつだったのかはもう思い出せないが、少なくとも数十年は経っている。昔はレトロというかオンボロ駅舎だった気がするが、今は立派になっていた。しかしホームやその周辺はあまり大きく変わっていないような気もする。

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工事中のホームの外側にもう一つホームのようなものがあるのがおわかりになるだろうか。これは戦前に嵐山への観光客増加を見込んで大きな駅を作ったにも関わらず、予想よりも客が少なかったため駅を縮小したのだが、その際に使われなくなったホームの残骸である。現在では植樹されている。


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 この終点のマークに、なにかしら旅情を感じたりするのも旅人の性だろうか。これについては以前のチェンマイ駅の記事でも記した通りだ。

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 嵐山線の車両も綺麗になっていた。私が子供の頃から大人になってからも、京都本線で特急車両として使われていた6300系がやってきた。今ではどうかは詳しくないが、京都本線の特急は当時の阪急では唯一のクロスシートだった。京都の大宮から大阪の十三まで止まらなかったので、なかなか乗る機会も少なく、子供の頃には一種の憧れ的な存在であった。大学時代は通学にも使っていた懐かしい車両でもある。

 思えば子供の頃(1970~80年代)の嵐山線は、当時からしてもレトロと思える車両が走っていた。正確に何系とかは覚えていないし、外観も今となってはうろ覚えだ。当時はもちろんカメラなんて高価なモノは持っていなかったし、写真もないのが残念に思える。

【写真】2017年7月
【文章】2017年9月
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