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 こちらは台湾東部の花蓮で開かれていた路上の市で見かけたスターフルーツ。しかしスターフルーツは台湾に限らず南国では比較的よく目にする果物だと思う。

 南国フルーツは糖度が高く、それ故に味も濃厚なものが多いが、スターフルーツは味自体は薄く、水分を多く含んでおり、非常に酸味が強い。ただし、私はレモンを苦も無く丸かじりするほど、酸っぱいフルーツは好きなほうなので、スターフルーツも全く苦手ではない。

 更に特徴的なのがその外観である。その名の由来は切り口が星形に見えることであろうことは容易に想像できる。日本語では五歛子(ゴレンシ)と言うそうだ。たぶんこれも五が付いているので、形状から付けられた名前だとは思うが、歛とはなんだろう。この字は、収斂(シュウレン)という単語でしか見たことがないような気がする。これから推測すると『集まる』という意味だろうか。

 中国語でも昔は五歛子と呼んだらしい。ただし今は楊桃あるいは洋桃と呼ぶのが一般的だ。読みは両方ともヤンタオで、イントネーション(声調)も同じである。音ありきで、後で文字を当てはめたということなのだろうか。確かにイメージからは離れた字が使われている気もするが、これもよくわからない。私にとっては色々な意味で謎多き果物である。

【写真】2009年12月
【文章】2018年1月
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