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 近年は改善されつつあるようだが、中国では店の店員や窓口に座る銀行員や公務員まで、とにかく態度が悪いと感じることが多かった。お釣り等を投げて渡すのも決して珍しい話ではなく、当初は驚いたし、失礼だと思ったものだ。しかし、別に彼らに悪意があったわけではなく、良し悪しは別としても、それがモラルなのだとすぐに気が付いた。

 客がいない時の店員や警備中の警官なども、我々の基準からするとだらしなく怠惰で、やる気なさそうに見えることが非常に多い。ただし歩哨中の兵士はさすがにもう少し緊張感がある。

 考えてみれば、日本でも『お役所仕事』と言えば、融通が利かない悪い印象の言葉である。役所の窓口の態度が横柄だったり、たらい回しにされたり、ということは日常的であった。そういった批判の声が高まり、数十年前から各所で改革が行われた結果、今では役所や公的機関の窓口に於いてもとても懇切丁寧な人が多いと思う。しかしそれが常識となるまでに多大な努力や時間を要したのだろうと思う。

 中国の常識やモラルがどう変わっていくのかはわからないけれど、訪れるたびに細かいところが徐々に変わっているのを感じる。こういった観察は、ある程度の期間を置いて同じ国や土地を訪れるリピーターならではの楽しみ方なのかも知れない。

【写真】2015年1月
【文章】2018年5月

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