女性社会起業家育成講座

‐‐‐自分磨きとキャリアアップ講座‐‐‐ 自らの意識と能力を生かし、自立した個人として社会に一歩踏み出して行く力(エンパワーメント)を養うことで、女性が自分らしく、生き生きと過ごせるようになるための10回連続養成講座。人はみな生まれながらにみずみずしい個性、感性、生命力、能力、美しさを持っています。エンパワーメントとは、女性一人ひとりが誰でも潜在的にもっているパワーや個性、自分らしさを受容し、自分の大切さ、かけがえのなさを信じる自己尊重から始まります。10回の講座の中で多彩な講師陣を迎え、NPOママネットが、女性1人ひとりの想いの実現をお手伝いします。

2012年02月

事例6 外国籍住民支援事業

■外国籍住民に対する日本語教育事業

〔地域課題〕企業等が受け入れる外国人労働者問題。地域外国人との共生問題。

〔地域力〕県営住宅自治会。日本語教師の資格を持つ市民。

〔事業〕ものづくりの国愛知は、多くの企業が外国籍労働者を受け入れている、しかし、この企業が受け入れる外国籍労働者が地域の外国籍住民問題になっている。問題の多くが言語によるコミュニケーション問題である。 外国籍住民集中居住地域である県営住宅自治会や外国人との共生を考える会との連携・協働により、地域公民館で日本語教育を実施。

〔実績〕 愛知県国際課 平成17年、18年度の外国籍児童生徒教育支援事業を継続採択

事例5 食と環境を繋ぐ旅行事業

◆ゆっくりずむ北海道
 
http://yukkureism.com

〔地域課題〕北海道のエゾシカによる農林業被害は年間約30億円。生息数約60万頭。毎年約7万頭を害獣として駆除。

〔地域力・地域資源〕 フードコーディネータ。エコツアーコーディネータ。害獣駆除されたエゾジカ。

〔事 業〕北海道固有の動物であるエゾシカの保護と共生を探りつつ、エゾシカとの共生が続く限り提供される無限の地域資源として活用事業。エコツアー・エクスカーション等旅行業。食育、フードコンサルティング。

〔実 績〕2009年環境省主催 第5回エコツーリズム大賞 特別賞受賞 http://www.ecotourism.gr.jp/event/2009/12/5.html

事例4 留学生翻訳・通訳事業

留学生翻訳・通訳プロジェクト

〔地域課題〕地域の国際化。外国籍労働者問題。外国籍住民との共生問題。

〔地域力・地域資源〕留学経験を持つ大学生。海外からの留学生。

〔事業〕愛知県では、中部国際空港の開港、2005年愛知万博の開催、加えて県は国際交流大都市圏構想を挙げており、多くの外国籍住民が居住する国際都市化が進んでいる、行政情報、観光情報、緊急被害時に向けあらゆる日本語情報の多言語化が必要となる。一方愛知県には6,000人以上の留学生が苦学している。 学生と留学生が連携協働し、有料ボランティア翻訳ネットワークを構築することで翻訳サービスを提供。

〔実 績〕2004年 長久手町e-ラーニングシステム翻訳。

2005年 日本博覧会(愛・地球博)での市民プロジェクト翻訳、メディアの万博取材通訳派遣。

2010年 生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議(COP10)での翻訳・通訳・同時通訳

事例3 未利用農業資源の活用事業

◆三州フルーツ工房:イチジク生産農家 鈴木誠氏
 
http://sanshu-fruits.jp/

〔地域課題〕イチジク生産における農業廃棄物問題。

〔地域力・地域資源〕廃棄イチジク、イチジク生産農家。

〔事 業〕日本一のいちじく産地である愛知県三河地方で、流通規格に合わずに廃棄される未利用イチジクの資源化事業。おもちゃ花火の泥薬の乾燥技術の転用し廃棄イチジクのセミドライ加工により新製品を開発。

〔実 績〕ブラザー株式会社が主催する東海若手企業家育成塾の5人に選ばれる。

20093月、若手農家の全国的な組織である4Hクラブの全国大会で発表。

平成2311月 農林水産省の六次産業化事業計画とし認定。

事例2 廃棄網リュース事業

■エココミュニティ研究所

〔地域課題〕漁村部の漁業廃棄網問題。都市部の鳥獣被害問題。農山村部鳥獣(鳥・猪・鹿など)による農林業被害問題。

〔地域力・地域資源〕海苔養殖産業から出る産廃網、 漁業から出る廃棄漁網。

〔事業〕愛知県三河湾の海苔養殖業や漁業から出る産廃網を、都会のゴミステーションのカラス被害や鳥糞公害や農山村部の鳥獣(猪・鹿)農林業被害に、リユース防鳥・防獣ネットとして提供する「海・山・都会を再生網で繋ぐ環境コミュニティービジネス」を実施。

〔実績〕 平成1617年 環境コミュニティ・ビジネスモデル事業継続採択

事例1 託児事業

 特定非営利活動法人 NPOママネット 託児事業
 http://www.npomama.net/ 

〔地域課題〕女性の社会参加。子育てに悩むお母さん。

〔地域力・地域資源〕元保育士、幼稚園教論などスキルを持つお母さんたち。地域企業

〔事 業〕地域企業と連携し、託児ルーム キッズママ 3店舗(西尾店、半田店、安城)を運営。元保育士など資格を持ちながら、時間でしか働けないお母さん23名を雇用。受益者負担により年間事業費約1200万円。年間延べ約6000人の託児を実施。地域のお母さん(保育士の有資格者等)達が、企業と連携し、女性の社会参加のチャンスを作るための託児施設の運営。

〔実 績〕平成20年 愛知県 コミュニティビジネス優良モデル事業者表彰制度で受賞。

メンター(Mentor)とは

 女性社会化育成講座では、このメンターは重要なワードとなります。

 メンター
は、トロイア戦争後のオデェッセウス(Odysseus)王の流浪を歌ったホメロス (Homer)の叙述詩『オデュッセイア(The Odyssey)』の登場人物である「メントール(Mentor)」という男性の名前にその語源があります。このメントールという男性は、オデュッセウス王のかつての僚友であり、王の息子テレマコス(Telemakhos)の教育を託された賢者でした。メントールは王の息子にとって、良き指導者、良き理解者、良き支援者としての役割を果たした人物のことです。 この由来に基づき、メントールが、英語では、メンター(Mentorと言われるようになりました。

帝王学や人を導き、指導・支援するスキルが、語り継がれて、現代ではメンタリングと言われるようになりました。その指導法・支援法は、歴史が古いからと言って、中身が古臭いことを意味しません。現代では、正に必要とされる普遍的な部分を指しており、昔から語り継がれたものを集大成し、権威を示して従わせるより、人間力を重視した支援型のリーダーシップ手法の集大成とも言えます。

まず、メンターとして重要な点は、成功体験を実現するためのお手本をロールモデルとして、他に見せ、目標達成のイメージを明確にし、成功した時の楽しさ、やりがいを「語る」ことで、仕事のやる気を高めることです。自分の体験を教えるだけでなく、現状把握を通して、どのように対応するべきかを自分で考える支援をします。

この点は、コーチと大きく違う点です。 コーチングは、相手の潜在的可能性を見出し、いかに育成することを視点に支援をする点は、同じですが、成功体験、専門知識、お手本(ロールモデル)を自分が示すことを必ずしも要求されないため、プロセス管理に重点をおく傾向があります。また、メンターは、メンティの中長期的なキャリア支援をすることで、やる気を高め、業務の達成を通して、人間的な成長も支援します。社内外で必要な人脈を構築し、それらの人を必要に応じて、引き会わせたりします。支援者としての尊敬信頼を勝ち得る必要があります。

また、メンターの活躍する分野は、とにかく広いものがあります。困っている人に対しては、対価とは関係なく、支援の手を差し出す人です。支援が生きがいの人でもあります。ベンチャーの起業に大きな支援の手を差し延べたスタンフォード大学工学部の教授は、メンターと呼ばれ、シリコンバレーの発展に大きく貢献しました。ダイバーシティ(多様性)の高い社会では、メンターの存在が社会への同化には不可欠であり、女性や少数民族の人達が、社会に溶け込み、リーダーとして活躍するには、メンターの支援が大変重要な役割を果たします。企業の中では、社員の育成から始まり、重要取引先・顧客の支援をするのも、今では、メンターの役割です。会社の継続的な発展を実現するために、メンターは、重要な役割を担っているのです。

日本では、新入社員の早期立ち上げがよく知られていますが、その他、次世代人材の育成プロフェッショナル人材の育成、更には、女性リーダー、海外の人材への支援も、メンターの重要な役割になります。


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