社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)が立ち上げるコミュニティービジネス(ソーシャルビジネス)の特徴は、「事業が営利性をもち、高い公益性を生み出す効果を持つものでなければならない。」とされていますが・・・これだけでは、どのようにプランニングしたらよいか解らないですよね!

 1つ事例を挙げて説明しましょう。
■ 富士山の麓に町のお話です。
 あなたは社会起業家として、二つの団体から相談を受けることに・・・
 ① 緑豊かな町にしたいという目的で植林を進めるボランティア団体から・・・
 植林がしたいが苗木を買うお金が集まらない。植林をしてくれるボランティアが集まらない。
② 音楽で豊かな町にしたいという目的で活動を吹奏楽団が・・・
 演奏会を開催したいのだが、会場を借りる資金が無い。開催しても多くの人に告知する広報費が無い。

 一般的には、地域行政や企業に支援依頼をする。しかし、バブル期なら社長や議員さんも「よっしゃ!ヨッシャ!」と支援してくださる方も居たでしょう。しかし、経済は失速し、税収が落ち込み財源が少なくなった行政や企業から支援を頂けなくなっています。
 さあ、あなたならどうします?

 社会起業家は、下記のプランを立ち上げます。
 昼間 植林をし、夜 森の中でコンサートを聴く旅行プランを作り、地域旅行会社へ持ち込みます。
○ 旅行社は、受入れ環境が整った旅行プラントを手に入れ、旅行者を募ります。
○ 旅行者は自ら苗木を買い、植林をし、自分たちの植えた苗木が将来こんな森になるとイメージを抱きながら森の中でコンサートを聴き、「良い旅行だった!」と帰っていきます。

 プランに参加する地域セクターのメリットは
① 植林を進めるボランティア団体には、自ら苗木を買い、植林をしてくれる人たちが提供される。
② 吹奏楽団には、演奏会場と多くの聴衆が提供される。
③ 地域旅行会社には利益が・・・

 そして、地域への効果は
 ① 植林が進み、緑豊かな町が・・・
 ② 音楽で豊かな町であることがピーアールされ
 ③ 地域には交流人口と経済効果が・・・

 この時、地域に旅行社が無ければ、新たに作る旅行会社が、収益性と公益性を同時に生み出すコミュニティービジネスプランとなります。

 上記プランは、あくまでも一プランです。その他にも様々な実施可能なプランが有るかもしれません。 あなたならどんな事業プランを立案しますか?