まちづくり活動を進めるときに、コンサルから「長浜の黒壁」や「湯布院」がまちづくりの先進事例とし、紹介されたり、見学に連れて行かれたりします。しかし、「なるほど!」「素晴らしい!」と言う感想を得るだけで、地域のまちづくりには多くの場合何も生かすことができません。 これは、ビジネスモデルを参考にするときも同じです。

 先進事例は「梅に鶯」

梅の花に鶯(ウグイス)が止まり「ホーホケキョ」と鳴く。良い図ですね!しかし、梅の木が無い地域に梅の木を植え、鶯が生息しない地域で鶯を買ってきて止まらせても、花は咲かず、鶯はどこかに飛んでいってしまいます。これを聞いて「当たり前だ」と思われるかも知れませんが、日本中でこの様な努力がされているのです。



 参考にすべきは「梅に鶯」に内存する機能。

 何故!梅の花に鶯は止まるのか?
絵には描き込まれていないけど・・・梅の花の蜜を求めて集まる虫を食べるために止まるのではないだろうか?・・・食欲

 何故!鶯は「ホーホケキョ」と鳴くのか?
絵には描き込まれていないけど・・・どこかに雌の鶯が?・・・雌へのアピール?生殖行動?

絵には描き込まれていないけど・・・どこかに雄の鶯が?・・・雄に対する主張?テリトリー?


 では、どうすれば「梅と鶯」を地域で実現させられるか!

 鶯を梅に止まらせるには・・・鶯を梅の木に止まらせるには、虫を放す。

 鶯を鳴かせるには・・・雌と雄の鶯を鳥篭に入れ置く。



 梅の木や鶯がいない地域では

 地域の樹木調査。

 地域の生息鳥調査。


 多くの場合、地域にある木に地域にいる鳥を止まらせたほうが良い結果となる筈です。東京で成功したビジネスモデルを、そのままコピーして地域で起業しても多くの場合失敗します。文化、人口密度、消費行動など、全てが地域によって違うからです。