2008年03月22日

尊いのは足の裏である

95a79aab.JPG  1

尊いのは
頭でなく
手でなく
足の裏である

一生人に知られず
一生きたない処と接し
黙々として
その努めを果たしてゆく
足の裏が教えるもの

しんみんよ
足の裏的な仕事をし
足の裏的な人間になれ

  2

頭から
光が出る
まだまだだめ

額(ひたい)から
光が出る
まだまだいかん

足の裏から
光が出る
そのような方こそ
本当に偉い人である

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2008年03月21日

ねがい

8151667d.JPG見えない
根たちの
ねがいがこもって
あのような
美しい花となるのだ


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2008年03月20日

真美子へ

f9c25297.JPEお前が生まれたとき
わたしは喜ぶと同時に悲しんだ
そんな年齢だったし
また体も弱っていたので
とてもお前の成人式までは
生きていないだろうと思った
ところがありがたいことに
きょうお前は
大学を終えた証書を持って
帰ってきたのだ
わたしはまず父母の位牌の前に供えた
わたしがこうして生きているのは
全く父母のおん守りの
おかげだからである
また茜(あかね)の霊にお礼を言った
こうしてわたしたち一家が
無事でいるのも
この子の救いのゆえだからである
真美子よ
見えないもろもろのおん力のおかげで
生きていることを知ってくれ
一つの卒業証書のなかに
どんなに多くの祈りがこめられているか
そのことを思ってくれ
そしてこれからの
新しい人生に向かって
元気で進んでいってくれ

*茜さんは幼くして亡くなった真民さんの娘

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2008年03月19日

幸せの帽子

5144e8dc.JPGすべての人が幸せを求めている
しかし幸せというものは
そうやすやすと
やってくるものではない
時には不幸という
帽子をかぶって
やってくる
だからみんな逃げてしまうが
実はそれが幸せの
正体だったりするのだ
わたしも小さい時から
不幸の帽子を
いくつもかぶせられたが
今から思えば
それがみんな
ありがたい
幸せの帽子であった
それゆえ神仏の
なさることを
決して怨んだりしてはならぬ

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2008年03月18日

老いること

a04d3983.JPG老いることが
こんなに美しいとは知らなかった
老いることは
鳥のように
天に近くなること
花のように
地に近くなること
しだれ柳のように
自然に頭のさがること
老いることが
こんなに楽しいとは知らなかった

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2008年03月17日

悟り

ee1fed34.JPG悟りとは
自分の花を
咲かせることだ
どんな小さい
花でもいい
誰のものでもない
独自の花を
咲かせることだ

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2008年03月16日

一切無常

039e1ae2.JPG散ってゆくから
美しいのだ
毀(こわ)れるから
愛しいのだ
別れるから
深まるのだ
一切無常
それゆえにこそ
すべてが生きてくるのだ

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2008年03月15日

地球の悲しみ

f30f67e2.JPG地球ほど
人間の極悪さを
知っているものはあるまい
時には造られた神さえ
憎んだこともあろう
とにかく地球の悲しみを
もっと知らねばならぬ
もっと聞かねばならぬ

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2008年03月14日

会いたき人あれば

2b4a5509.JPE会いたき人あれば
一輪の花にも
こころときめき
一羽の鳥にも
むねをあつくす

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2008年03月13日

やってごらんなさい

5e2af152.JPE振りあげたこぶしを
二度とない人生だで
さっとおろしてしまう

どなろうとした声を
二度とない人生だで
ぐっとおさえてしまう

どうしてもがまんできないのを
二度とない人生だで
じっと辛抱する

もうすこし寝ようとするのを
二度とない人生だで
すくっと起きあがる

そのほかいろいろありましょう
それを二度とない人生だで
処理解決してゆく

やってごらんなさい
ああよかったと
人生の意味がわかるように
なるものです

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