2008年03月22日
2008年03月21日
ねがい
2008年03月20日
真美子へ
わたしは喜ぶと同時に悲しんだ
そんな年齢だったし
また体も弱っていたので
とてもお前の成人式までは
生きていないだろうと思った
ところがありがたいことに
きょうお前は
大学を終えた証書を持って
帰ってきたのだ
わたしはまず父母の位牌の前に供えた
わたしがこうして生きているのは
全く父母のおん守りの
おかげだからである
また茜(あかね)の霊にお礼を言った
こうしてわたしたち一家が
無事でいるのも
この子の救いのゆえだからである
真美子よ
見えないもろもろのおん力のおかげで
生きていることを知ってくれ
一つの卒業証書のなかに
どんなに多くの祈りがこめられているか
そのことを思ってくれ
そしてこれからの
新しい人生に向かって
元気で進んでいってくれ
*茜さんは幼くして亡くなった真民さんの娘