2008年03月20日

真美子へ

f9c25297.JPEお前が生まれたとき
わたしは喜ぶと同時に悲しんだ
そんな年齢だったし
また体も弱っていたので
とてもお前の成人式までは
生きていないだろうと思った
ところがありがたいことに
きょうお前は
大学を終えた証書を持って
帰ってきたのだ
わたしはまず父母の位牌の前に供えた
わたしがこうして生きているのは
全く父母のおん守りの
おかげだからである
また茜(あかね)の霊にお礼を言った
こうしてわたしたち一家が
無事でいるのも
この子の救いのゆえだからである
真美子よ
見えないもろもろのおん力のおかげで
生きていることを知ってくれ
一つの卒業証書のなかに
どんなに多くの祈りがこめられているか
そのことを思ってくれ
そしてこれからの
新しい人生に向かって
元気で進んでいってくれ

*茜さんは幼くして亡くなった真民さんの娘

sakamura_shinmin at 23:17│Comments(1)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by 花姥   2008年06月23日 22:50
5 こんばんは
はじめまして
真民さんの詩を検索していて、お邪魔しました。
茜さんの事を書かれたお地蔵様の詩を読みました。
そしていまこの詩に出会いました。
真民さんが伝えようとされている事がひしひしと胸の奥に伝わり、素通り出来ませんでした。
ご両親のこと、茜さんのことを少しばかり存知あげていましたので、真民さんのすべての詩に感慨深く大きな意義を見いだすことが出来ました。
こんな素適な詩をご紹介下さってありがとうございます。どの詩を読んでも胸が熱くなります。

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