三原の息吹

八丈島樫立「富次朗商店」のオカミが、三原山の散策記などをお伝えしています。

2013年09月

P9231389
今まさに タマゴ茸が生まれようとしています
強烈な赤い色はびっくりするほど鮮やか
白い殻も赤い色を引き立てています
枯れた土色の上の赤と白のツートンカラーキノコは
可愛らしさ100パーセントです

P9191362
黒天に滲むように 光を放つ丸い月
あの月は細く長い光の出口
穴の中は金色に輝き果てしなく続く
P9191366
果てしなく伸びる光のトンネルは
彼岸と此岸のまじ会う道 涙の川の流れる処
涙で滲んだ光の先で 出会った喜びの餅をウサギはつくのです

P9231378
林のなかに咲く白いひまわり
隠花のひまわり
太陽の明るい陽は きらい
木々の間より差し込む木漏れ日も きらい 
P9231380
隠花の白いひまわりは
薄暗い曇り空が 大好き
白い花が白く際立つ薄明かりが 大好き

P9191356
碧い空から 青い光を浴びて 
すすきの穂は さわさわと秋を彩る
ゆれる穂先は 秋の足音

P9021335
大きく開いた傘を 子供に差し掛け じっと立ちつくす
これから傘開く子供も じっと動かず前を見つめている
 風の音が止み 一瞬静まり返った林の中
 親子の小さな話し声が聞こえる
   今日は風もなく 雨もなく静かな日だね
   ぼうや 母さんの立ち姿をよく見ておくんだよ
P9021337
   母さんは もう力が尽きていくけれど
   ぼうや あなたはこれから力が満ちてくる
   雨や虫に気を付けて 完全な立ち姿をするんだよ
       
    母さん ぼくね虫さんも雨さんも大好きだよ
    お友達になって ぼくを助けてもらうの
    そしたら 立派な傘が開けるよ

このページのトップヘ