September 24, 2017

20171028ootsukaaisan このブログでは、過去に何度も大塚愛さんのことを取り上げてきました。3.11の福島第一原発の事故の後、私が真っ先にお話を伺いたいと思った人の一人が、大塚愛さんでした。福島県の獏原人村で自給自足的な自然生活を送っていた愛さんが、使ってもいない原子力発電の災厄よって住処を追われるという苦悩。そこからさまざまな紆余曲折を経て、いま愛さんは岡山県議会議員として活動をしています。

 愛さんのすごいところは、一見常識外れの途方もない行動力を持ちながら、なおかつごくごく普通の生活者の視点で物を見て語れるというところだと思います。県議になった今の状況についても、議員活動と子育てとの両立に苦心している様子を、愛さんらしい言葉で表現してくれます。

 そんな大塚愛さんを、みどり福山の学習会にお招きします。当日も愛さんは15時半にきっちり終わって帰宅されます。ぜひそんな愛さんのお話を聴いてみてください。


ここから、いっぽ。
―原発移住をした私が議員になった理由(わけ)―

  • 日時2017年10月28日(土)13:30〜15:30
  • 場所福山市市民参画センター4F会議室
     住所:福山市本町1-35
  • お話大塚 愛さん(岡山県議会議員)
  • 参加費:500円
  • 主催:みどり福山
     TEL:090-9115-3317
     メール:soseisha◆mx52.tiki.ne.jp(◆→@)

<おおつか あいさん プロフィール>
 1974年、岡山生まれ。1999年より農業研修のために福島県へ。自給的農業を営みつつ、4年間の大工修業の後、自宅を建て大工としても働く。2011年3月、福島第一原子力発電所の事故により一家で避難。岡山で「子ども未来・愛ネットワーク」を立ち上げ、避難移住者のサポートや保養受け入れなどを行う。2014年ドイツ・シェーナウ市から「フクシマの母代表」として名誉賞。2016年、岡山県議会議員に初当選し、1期目。詳しくは「みどり岡山」サイト(http://midori-okayama.org/)をご覧ください。



sakatakouei at 18:20 
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September 23, 2017

 福島第一原発の事故をいまだに収束できていない東京電力が、原子力規制委員会によってなんと再稼働のお墨付きを得ました。世界一の原発密集地帯である柏崎刈羽原発の6、7号機について規制委は、耐震工事などをすれば「適合」と判断したのです。一説には田中委員長退任前の「駆け込み合格」ともいわれています。

 世界中に放射能をまき散らした東電は、その責任をほとんど果たしていません。処理費用を税金や電力料金から吸い上げる一方で、経営者が牢屋にぶちこまれることもありません。そして再稼働OKの判断… これが前例となれば、今後も「事故し放題」になるでしょう。

 そもそもの問題は、放射能汚染が公害として法的に定められていないことにあります。そこで必要となるのが「放射能汚染防止法」。今その制定運動が広がっています。「放射能をまき散らしてはいけない」「まき散らした会社は責任を取らなければいけない」という当たり前の法律を日本に作りましょう。


放射能汚染防止法制定学習会

  • 日時2017年9月30日(土)14:00〜16:30
  • 会場尾道市中央図書館2F大会議室
     住所:尾道市東久保町4-1
  • 講師高橋直己さん・上田三起さん(放射能汚染防止法を制定する岡山の会)
  • 主催・お問合せ:フクシマから考える一歩の会
     TEL:090-5705-6491(大住元)


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September 21, 2017

 解散総選挙へと浮足立つなか、もういちど安倍政権がどんな政策を進めてきたかを検証する必要があります。安倍さんがとりわけ力を入れていたのが「教育を変える」ということで、その1つが道徳の教科化でした。これについて、「戦前の修身を復活させるものだ」という反発があります。修身とはいったいどんな教科だったのでしょうか。

shushin 戦前に学校で教えられていた「修身」という教科には、教えるべき徳目が掲げられていたそうです。例えば明治37年(1904年)の教科書では、「祖先」や「兄弟」など学校で教える必要のなさそうなものから、「忠義・忠君」など戦前らしい項目まであります。

 ところで、安倍首相自身が「修身」の授業を受けたら、どれぐらいの得点が取れるのでしょうか。3代目のボンボンなので「勤勉・勤労」の点は低そう。「自立・自営」より野党の政策を丸呑みするほうが得意なのでこれも低得点。森友・加計学園の問題を見る限り「公益」や「規律・法令」「誠実・正直」の徳目も不充分でしょうし、北朝鮮への対応からは「沈着」を感じさせません。普段はお友達と高級なお食事を召し上がっている様子なので「倹約・勤倹」に気を遣っている様子はなく、国会でのヤジを見ると「度量・寛大」「忍耐」も全然ですね。唯一、高得点が取れそうなのは「朋友」か…

 これを読んで「お前の主観だろ!」と怒った、あ・な・た。そうです。そうなんです。道徳とか修身とかって、結局は採点する人の主観によるところが大きいということです。主観で点数が左右されるようになると、子どもは先生を「忖度」し、先生は教育委員会を「忖度」し、教委は文科省を「忖度」し、文科省は官邸を「忖度」することになっていくでしょう。

 それでいいのか。いいと思えばどうぞ与党に投票を。


道徳の教科化に反対する
〜再び軍国少年を生みださないために〜

  • とき2017年9月23日(土)14:00〜
  • ところ福山市市民参画センター 5F会議室2
     住所:福山市本町1-35
  • 講師渕上和俊さん(福山地区退職教職員の会副会長)
  • 参加費無料
  • 主催・連絡先:日本軍「慰安婦」問題を考える会・福山
     TEL:084-924-4435/090-3748-9840


sakatakouei at 17:22 
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September 20, 2017

 やれやれ、本当に解散する気なんですか安倍さんは。Jアラートぶっぱなして、支持率が回復したから解散って、どんだけ節操のない「仕事人内閣」なんだよ。まさに「必殺仕事人内閣」ですなぁ。野党側も、いくら「大義なき解散」「憲法違反の可能性」なんて言ったって、衆議院選挙に付き合わないわけにはいかないので、やるしかありませんね(もちろん解散の正当性を問うことはすべきですけど)。

 衆議院の解散には、2つのケースがあります。1つは憲法第69条に基づく解散。「内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、 十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」とここにはあります。内閣総理大臣は国会で選ばれているので、その国会(衆議院)から不信任が突き付けられたら、自分が辞めるか、衆議院の議員を辞めさせるか(つまり解散して総選挙させるか)、ということになります。

 もう1つは、憲法第7条に基づく解散です。憲法は1〜8条までが天皇条項。第7条は、「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」とあり、その第3項に「衆議院を解散すること」とあります。別に天皇が「衆議院議員なんて辞めちまえ」などと意志を持って解散するはずはありません。天皇の国事行為は内閣の助言と承認に基づくので、内閣が「衆議院を解散してはどうでしょうか」てな具合で助言すれば、国事行為がなされ、衆議院はめでたく解散となるのです。なんだか屁理屈みたいですが、今まで何度もそうやって、内閣総理大臣の好きなタイミングで解散が行われてきました。

 日本はいちおう三権分立国家で(最近は怪しいですが)、国会(立法)・内閣(行政)・最高裁判所(司法)の中では国会が上位にあるとされています。でも、内閣の長たる内閣総理大臣は、国会の衆議院を自由に解散できるということになるのです。明らかな内閣上位です。これはどう考えても法的な欠陥じゃないでしょうか。

 海外では、首相の解散権が法的に制限されている国もあるそうです。日本もそうすべきですが、いざ与党になったら、この解散権をみすみす手放したくはないのでしょうね。



sakatakouei at 22:24 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

September 18, 2017

hakobunehaippai02 台風の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。台風の被害を防ぐために様々な警報や呼びかけが行われることは、程度の是非はあれども必要なことだと思います。そして、自然は猛威を振るうものだというのを前提に、開発や都市計画が行われることを強く望みます。

 一方で、ミサイル騒動をさも自然災害かのように扱うのはおかしいと思います。「北朝鮮ミサイル」と題してテレビに青枠が入り、文字情報が流れる様子を見ると、そりゃみんな身の危険を感じますよね。でも実際は過去に何度もあったこと。しかも自然災害ではなく外交問題です。さすがにあれは煽り過ぎだと思いました。

 これだけ煽ったので、私も周りでもついに「核シェルターを造ったほうがいいんじゃないか」と言い出す人が現れました。それだけリアルな恐怖を感じているということに初めは驚きましたが、でも、そういう人に対して現実的な思考を取り戻してもらうには、核シェルターというのはちょうどよい思考訓練なのではないかと考え直しました。

 例えば、「核シェルターが必要だ」と考えている人がいたら、そこに自分が入れると思っているのかを尋ねてみてください。「1億2000万人を収容できるような核シェルターが、現実に造れると思いますか? 」と。財源はどうするの? 場所はどこに造るの?  シェルターまで無事に移動できるの?  何年をそこで過ごすの?  食料は?  安全な水は?  ストレスの高まる中、密閉空間で何が起きると思いますか…

 そうなると、「うむ、これはどうやっても無理だ」と誰もが気づくはずです。 となると、「この核シェルターには全員は入れません」となるのは明らかです。

hakobunehaippai01 であれば、次の課題が生じます。 すなわち、「核シェルターに入れる人をどうやって選別するのか」 という課題です。

 ここで恰好の参考文献があります。藤子・F・不二雄のSF短編『箱舟はいっぱい』。地球に彗星が激突するという不安が世界を取り巻く中、地球脱出ロケットが開発されたという。ただしそのロケットは定員が決まっており、どうやら隣人がその権利を得たようだ。それまで仲が良かった隣人との亀裂。日本中が、「箱舟に乗れる人」と「乗れない人」に分断されていく…

 ただし、この作品は自然災害がきっかけですが、今回の出来事はあくまで外交問題だということを忘れてはいけません。それだけ事態は滑稽でもあり、深刻でもあるのです。

 「核シェルターでも造ったら」という皆さん。あなたはそのシェルターに入れるんですか? そう、「箱舟」ができたそのとき、この国では「選ばれた人」と「選ばれなかった人」の分断が、始まるのです。



sakatakouei at 18:16 
おすすめ作品 | 政治・社会

September 17, 2017

20170916finland01 9月16日(土)に福山市立大学で行われた講演会「フィンランドのネウボラシステムと日本版への学び」を、知人のススメで受講してきました。

 ネウボラとは、フィンランドで行われている子育て支援の仕組みと、それに携わる人の呼び名です。といっても「子育て支援」という表現は不十分で、妊娠が分かってから出産、育児、そして就学に至るまでの継続した支援システムのことをネウボラと言います。1920年にこれを始めたフィンランドでは当時、乳児死亡率の抑制が課題になっていて、アルコールや薬物の使用を減らしメンタルケアや虐待防止を進めるというのが目的だったようです。

 この日は、福山市立大学の正保正恵先生がナビゲーターとなり、ゲストにマリア&マルクス・コッコ夫妻を迎えて講座が行われました。マルクスさんはフィンランド大使館の参事官で、マリアさんは民間企業のビジネスコントローラー(っていうらしい)で現在育児休業中。夫妻は2人の子どもを会場に連れてきていて、マリアさんが話す間はマルクスさんが下の子にミルクをあげたりあやしたり。これぞまさにフィンランドという感じの光景でした。

 以下、マリアさん、マルクスさん、そして正保先生のお話から、フィンランドのネウボラについて印象的だった内容を羅列してみます。

  • ネウボラとは「アドバイスのための場所」という意味。ネウボラの支援員は「ネウボラのおばちゃん」みたいに呼ばれている。妊娠から子育て中にわたって継続的に同じネウボラのおばちゃんに係るため、個人的で継続的な関係性が作られる。
  • 「母子支援」にとどまらない、両親・家族の健康と福祉を守るための「家族支援」。
  • ネウボラの養成は大学で行われる。助産の学士で4.5年間270単位、看護の学士で4年間240単位(つまり助産師か看護師のような職種のようです)。
  • ネウボラは健康診断のようなチェックだけでなく、母乳指導や親になるためのガイド、産後うつになっていないかなどの確認も行う。
  • 丁寧な支援によって早期に問題を発見することができるので、長い目で見て社会的コストが抑制される(経済的メリット!)。
  • 現在、フィンランド国内に300あるネウボラの施設が、18に統合されようとさいている。統合後は歯科医、プール、アスレチック、サウナ(これぞフィンランド!)を兼ね備えた「総合社会福祉センター」のような場所になるという。
  • フィンランドの父親の育児休暇取得率は47%(日本は2%!)。男女平等と父親による育児、そして「子どもは社会が育てる」という意識が国全体で共有されている。

20170916finland02 特に印象的だったのは、マリアさんのプレゼンの中で「discusshons 〜」という表現がされていたこと。ネウボラの「指導を受ける」ではなく、ネウボラのおばちゃんと「話し合う」というニュアンスなのは、支援をする側と受ける側の対等関係を感じさせました。また夫婦関係も対等で、「女性であろうと男性であろうと仕事のキャリアや人間関係は大事」と話すマルクスさんは、2日おきに夕食を作っているそうです。

 さて、私がひっかかったのは、この「ネウボラ」という呼び名を日本で使うことへの違和感でした。特に福山市は、枝広新市長が誕生してからやたらとネウボラという言葉を使うようになり、さも先進的かのようなイメージを振りまいています。ですが、当事者や関係者から聞いた限りでは、フィンランドとはかけ離れた実態が垣間見えるのです。例えば、相談に来た当事者がDV被害者っぽいと分かった途端にDVの窓口にたらい回ししたり、単なる母子手帳の交付や子育てスペースの利用の際の声掛けを「相談件数」としてカウントして件数をカサ増ししたりといった話を聞くことがあります。目標にするのは悪いことではないのですが、この現状で「ネウボラ」を自称するのは誇大広告ではないかとJCに訴えたくなります。

 とはいえ、福山市だけを責めるのも酷なのかもしれません。フィンランドは男女平等教育の機会均等福祉の充実など、どこをどう見ても日本より進んでいます。出産・子育て支援の部分だけを切り取って日本に当てはめようとしても無理が出るのは当然です。フィンランドのようなネウボラがいいと思うのであれば、その背景・前提も含めて日本に取り入れていかなければいけないのでしょう。「日本版への学び」とは、突き詰めるとそういうことなのでした。



sakatakouei at 14:57 
行事報告 | DV・ジェンダー・子ども

September 15, 2017

20170926okayama 国政では女性議員を制度的に増やそうと、いよいよ「クオータ制」(割当制)が検討され始めています。日本の女性議員の数は世界の中で下から数えたほうが早いぐらい、日本はまだまだ男女平等後進国なのです。

 子育て支援が政治課題の中心になって久しいのに、いまだに「保育園落ちた」問題すら解決できないのはなぜか。法律や制度をつくる国会・自治体議会に、子育てに関わってきた女性の視点が足りないからではないでしょうか。しかも女性議員が妊娠・出産すれば、もうそれだけでバッシングの対象になるなんて、そりゃいつまでたっても解決なんて無理に決まっています。

 超男性社会の議会の中で、あるいは有権者の意識の中で、女性議員には様々なしんどさや不便さがあるでしょう。議員だって一人の人間。そんなお話も含めて、いろいろとお聞ききできると思います。


みんなの自治講座・特別編
子育て真っ最中
女性議員たちと語る未来

 日本の女性議員の比率は、191か国中142位(IPU調べ、2017年1月現在)と残念ながら少ないのですが、そんな中でも、子育てしながら日々議員活動をがんばっている女性たちがいます。
 今回は、そんな3人の女性議員にお話をしていただきます。
 「なぜ議員に挑戦しようと思ったのか」「子育てしながらの議員活動で苦労したことや良かったこと」「それぞれの関心テーマや今伝えたいこと」など…。
 女性議員たちと参加者の皆さんをまじえながら、未来への希望が感じられる時間にしたいと思っています。
 ぜひご参加ください。

  • 日時2017年9月26日(火)13:30〜16:00
  • 場所岡山国際交流センター7F多目的ホール
     住所:岡山市北区奉還町2-2-1
     JR岡山駅西口から徒歩3分
  • 話題提供植田まき(高松市議会議員)、太田あゆみ(高松市議会議員)、大塚愛(岡山県議会議員)
  • コーディネータ鬼木のぞみ(岡山市議会議員)
  • 参加費無料
    *なるべく事前にお申し込みください(飛び入りも歓迎です)
    *子どもスペースが会場内にあります
  • 主催・お申込み:みどり岡山(大塚愛・鬼木のぞみ事務所)
     TEL:086-244-7721
     FAX:086-244-7724
     メール:info◆midori-okayama.org(◆→@)


sakatakouei at 14:31 
行事案内 | DV・ジェンダー・子ども
「蒼生舎」(そうせいしゃ)とは?
■「蒼生舎」は、市民活動・まちづくりを支援する市民SOHOです。

■「蒼生舎」は、広島県福山市を拠点に事業を展開しています。

■「蒼生舎」へのご連絡は、下記までメールをください。
 Eメール: soseisha@mx52.tiki.ne.jp
ギャラリー
  • 10/28(土)大塚愛さん学習会「ここから、いっぽ。―原発移住をした私が議員になった理由(わけ)―」@福山
  • 9/23(土)学習会「道徳の教科化に反対する」@福山
  • 藤子・F・不二雄『箱舟はいっぱい』
  • 藤子・F・不二雄『箱舟はいっぱい』
  • フィンランドのネウボラから学べること
  • フィンランドのネウボラから学べること
  • 9/26(火)子育て真っ最中 女性議員たちと語る未来@岡山
  • 満員御礼!中村敦夫『線量計が鳴る』福山上演
  • 満員御礼!中村敦夫『線量計が鳴る』福山上演
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  • 線量計を鳴り響かせよう
  • 線量計を鳴り響かせよう
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  • 「前原民進党」を私は歓迎します
  • 「できる限りモノを持たない」ダウンシフター高坂勝さん
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