December 03, 2016

 安倍さん、カジノやるってよ。って、マジで? もうイカれすぎてて、わけがわからない。野党は、国民は、衆参で3分の2をとった勢いという現実をまざまざと見せつけられています。TPP、年金削減、そして今回はカジノ法案です。国会でもほとんど審議がないまま、次々と採決されていきます。

 座間宮ガレイさんは「与党が衆参で3分の2を取るということは、変化が激しくなって、不安定になるということ」と説明していましたが、まさにそんな感じです。与党のやりたい政策が審議なしにどんどん採決にかけられ、可決される。野党には止めるすべがありません。

 ただし、このカジノ法案には、さすがに自称・保守勢力でも賛否あるようです。政府寄りで知られる読売新聞が、カジノ法案に批判的な学識者の分析を掲載しています(「巨大カジノ」で日本経済は本当に良くなるのか?)。

  • カジノ大国の米国アトランティックシティでは、カジノ収益の半減により市経済が破綻に瀕している。
  • ノーベル経済学賞受賞者のポール・サミュエルソンは『経済学』で、「新たな価値を産み出さない無益な貨幣の移転」でしかないと書いている。また、ビジネスとして行われるギャンブルは企業側が必ず勝つ仕組みであることから、所得の不平等を拡大していくこともギャンブルの本質であるとも指摘。カジノの収益は、消費行為における所得(購買力)の移転でしかなく、カジノ収益の増大は、顧客の他の消費支出減少というカニバリゼーション(共食い)をもたらすという。
  • 成功例として挙げられるシンガポール、香港、マカオなどは海外観光客が収益をもたらしているが、日本の場合は日本人客をあてにするしかない。海外からのアクセスに有利な東京・大阪でさえ、7割は国内客とみられている。アジアのカジノ市場は今や飽和状態に突入しているので、状況はますます厳しい。
  • 収益を国内に求めた場合、国内でのカニバリゼーションの発生、カジノ依存の経済財政構造の形成、ギャンブル依存症拡大の社会的コストの負担、外国資本が参入した場合のリスクなどが降りかかってくる。

 問題点として挙げてあったものを羅列しました。なるほど、思っていた以上に日本のカジノは困難を極めそうですね。

 原発やTPPの議論でも基本的に同じなのですが、「コストか倫理か?」という選択ではなく、「コストも倫理もダメ」なのがカジノだということです。それでもやるのか? なぜやるのか? そんな疑問に誰も答えてくれないので、私にはもはやイカれているとしか思えないのです。



sakatakouei at 16:22 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

December 01, 2016

 安倍さん、もんじゅ辞めないってよ。ってマジかおい! イカれている、とか、トチ狂っている、とかいう言葉しか思い浮かばないのは、私の語彙力が貧困だからでしょうか。安倍政権はもんじゅの後継炉をつくり、核燃料サイクル推進を堅持するつもりだというニュースに、ただただ驚き、あきれ、おののいています。

 これまで1兆円がつぎこまれてきた高速増殖炉もんじゅ。事故を起こして20年以上停止していますが、停止中も1日あたり6400万円の維持費が垂れ流されています(詳しくはこちらに)。

 原発コストの専門家である立命館大学の大島堅一先生も、「事業性のない開発に巨額を投入する余裕など果たしてあるのか、と納得がいかない国民がいて当然」とコメントしたうえで、「2004年に政府が試算した、その先核燃料にかかる総事業費は、18兆8千億円にも上っていました」(朝日新聞)と述べています。ただしこれですら政府試算ですから甘く見積もられているでしょう。もし本当にこのまま続ければ、それこそ日本という国が破綻しかねないほどの巨額の費用がかかるのではないでしょうか。

 きっともんじゅを推進する人は、日本国に相当な恨みがあるのかもしれません。政府をだまして国を破滅させようとしている工作員か何かなのでしょう。うん、きっとそうです。でも、そのミッションはインポシブルですから。



sakatakouei at 18:56 
さかたこうえいの「時々通信」 | 環境

November 30, 2016

 去る11月2日、みどり福山の学習会「みんなで考える 福山駅前の将来」を開催したのですが(すいません、まだ報告記事がアップできてません^^;)、その場で話題になったのが、福山市がこの数年取り組んできたまちづくりワークショップ「フクノワ」でした。

 2012年から始まったこのフクノワは、福山駅周辺の中心市街地の活性化を進めていくため、行政が音頭を取って市民有志を集め、ワークショップを通じてアイディアを出し合い、その企画を実際にやってみるという取り組みでした。その一部は今も継続しているようです。

 が、しかし… それに参加していない一市民としては、「そんなのあったんだ〜」ぐらいの認識度でした。企画運営している皆さんは頑張っているのだと思いますが、例えばオープンカフェをやるならカフェのプロがやるほうがサービスは断然いいわけですし、市民が参加する意義はそこにあるのだろうか、などと思っていました。

 とはいえ、よく知らないで決めつけてもいけないので、実際にワークショップに参加してみるのもいいかもしれません。


フクノワ ワークショップ 第1回
福山の魅力と課題



sakatakouei at 11:04 
行事案内 | まちづくり

November 28, 2016

20161127otakejutaku 先日、海外から広島に留学している方と一緒に鞆の浦に行ってきました。鞆には心ある人の力で保存されている古い町屋がいくつかありますが、その中でも代表的なのが「太田家住宅」です。江戸時代に保命酒の蔵元として栄え、幕末の「七卿落ち」の舞台にもなった屋敷は、20年ほど前に修復され、現在は1階部分が公開されています。

 この太田家住宅の案内をする中で、留学生の方が特に興味を持ったのが「床の間」でした。「床の間とは何をする場所か?」と尋ねられ、「うーん、フォー・デコレーション…??」とは言ったものの、適した答えが浮かびませんでした。とにかく足を踏み入れたりしない場所だと言うと、今度は「なぜ人が入れないスペースを家の中に作るのか?」と尋ねられ、さらに答えに詰まりました。

 こういう質問に「どうせ外国人には分からない」というような返事はしたくありません。この留学生の方は決して悪気があって質問しているのではなく、とても関心を持っているのです。なのでぜひ答えたい。でも、簡単ではない。おそらくその答えには本が一冊書けちゃうようなレベルの質問だと思いました。

 恥ずかしながらWikipediaで検索すると、「ハレの空間である客間の一角に造られ、床柱、床框などで構成されている。掛け軸や活けた花などを飾る場所である」と書かれています。なるほど、あながち間違っていなかった。もともと掛け軸をかけたり置物を置いたりするスペースだったものが、茶の湯の発展とともに現在の形に近づいたようです。

 日本文化の特徴だと言ってしまうとそこで思考が止まってしまいそうですが、一種の聖域(サンクチュアリ)だと考えれば、それは世界各地の文化に見られることです。とはいえ、それを家の中につくってしまったというのは、かなり興味深い現象のような気もします。

 効率性だけを考えると実に無駄なスペースです。でも、遊び、あるいはゆとりの空間であり、日本文化の特徴である「」を象徴しているようでもあります。床の間はもしかしたら、生活すべてを効率性に捧げてしまわないよう、私たちの心の遊びとゆとりを守っているのかもしれません。おお、まさに聖域ではないか。「聖域なき撤廃」がよしとされる時流に抗いたい気分なので、余計にそう思うのかもしれませんが。



sakatakouei at 16:14 
旅行紀 | 歴史・文化

November 27, 2016

 ここだけのハナシ、私は年金を払っていません。えっ、年金未納!? そうなんです、これがバレると公職につけないので内緒です(笑)。最近、頻繁に督促状が来るんですが、自営業をいいことに無視を続けています。でもいつかは差し押さえられるのかな。

 さて、そんな年金未納の私には一見、無関係な話題ですが、衆議院では先日、年金減額法案が自民・公明・維新の賛成で可決されました。「将来年金3割カット法案」だとして反対した民進党に対し、安倍首相は「こんな議論をやってたんじゃ、何時間やったって同じですよ。確かに、そうやって非難すれば、年金に対する、我々の法案に対する不安をあおるかもしれませんが、皆さんだって、決して皆さんの信用は上がることはないですよ。はっきりと申し上げておくけど、民進党の支持率が上がるわけではないんですよ」と貴重なアドバイスを垂れて、強行採決しました。

 もともと少子高齢化すれば年金制度は破綻するだろうと思っていたのに加えて、「消えた年金問題」が起きた時点ですでに手の打ちようのない段階になったと私は考えていました。なので、今回の顛末は決して安倍政権だけのせいだとは思っていません。

 ですが安倍政権だって、アベノミクスの成功を演出するために年金を株に突っ込んで、こともあろうに巨額の損失を出しているわけですから、その落とし前はつけなきゃいけないはずです。

 うんと将来的には、年金や生活保護を再構築してベーシック・インカム(基礎所得保障)に切り替えていくことで、全体の負担と支出は抑える仕組みを作る必要があると思います。問題は移行期ですよね。たくさん年金を支払ったのにもらえない世代が出てきます(たぶんそれは私たちの世代)。そこへの説明がちゃんとできない限り、延々とこんな茶番を続けるしかないのでしょうね。



sakatakouei at 12:33 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

November 25, 2016

Addams-family-header 「感謝祭」(サンクスギビングデー)と聞くと、映画『アダムスファミリー』を思い出します。サマーキャンプに参加することになったウェンディが、「初めての感謝祭」という劇で先住民ポカホンタスの役をさせられることになりました。主役は白人の美少女。彼女が語る偽善的な「感謝」のセリフの後、ウェンディは突然、白人の開拓者たちが自分たちの先祖の土地を奪い、殺戮や残虐行為をおこなった、などと台本にないことをしゃべり始めます。そして「我々の神は告げた。開拓者どもを信用するな。我々はこのキャンプを焼き払う」と宣言。演劇は一瞬にして惨劇となるのでした…

 もともと感謝祭の知識もない少年期の私は、このウェンディのセリフにいたく感動。以来、感謝祭というのは偽善と差別に満ちたアメリカ白人の自己満イベントという印象を抱くことになりました。

 実際の感謝祭がどんなものかは、正直よく知りません。欧米人が集まる知人のお店ではささやかな感謝祭のパーティがあったそうですが、単に集まって飲むきっかけという感じです。もちろん、先住民と同じモンゴロイドの日本で広まる要素はほとんどないでしょう。

 ですが、こういうニュースを聞くと、やっぱりこれが感謝祭だよなぁ、と思ってしまいます。

*「まぎれもない戦争行為」感謝祭の最中、アメリカ先住民のデモ隊と警察が衝突(ハフィントンポスト)
 http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/24/dakota-pipeline-protest_n_13197362.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

 アメリカで、先住民の聖地を汚染する石油パイプライン計画に反対する人々を、警察が弾圧したというニュースです。かつては自分たちの土地を広げるという「侵略」がありました。現在は経済的な理由での「侵略」が行われているということでしょうか。

 アメリカの先住民対策は複雑です。政府が先住民を保護する「居留地」を定め、そこを例外的なカジノ特区にしたことで、先住民の一部がカジノ産業に従事し、格差や貧困、カジノ依存や犯罪の増加など、様々な問題が発生しています。偽善や差別が政策化したらどうなるかという見本のような気がします。

 日本の部落問題との相違点を比較すると興味深いのでしょうね。もちろん、日本の先住民問題とも地続きです。可視化されていないぶん、日本の先住民問題のほうが根深いかもしれません。



sakatakouei at 17:47 
さかたこうえいの「時々通信」 | 歴史・文化

November 24, 2016

 アメリカの新大統領トランプは、選挙期間中から何度もTPP(環太平洋経済連携協定)を批判し、離脱を表明してきました。対抗馬のヒラリー・クリントンもそうです。ヒラリーのほうが当選後に軌道修正する可能性が高かったと思いますが、トランプは案の定、当選後も一貫してTPPに否定的です。オバマ大統領も任期中のTPP議会承認を断念しました。TPPはもはや死んだか、少なくとも現状の形では残らないでしょう。

 それなのに、安倍首相はわざわざアルゼンチンで記者会見をやって、TPPの重要性を強調しました(NHKはそれをわざわざ生中継しました)。海外からは「トランプがTPP離脱を言ってることを日本政府は知らないのか」「いや、もしかしたらトランプが大統領になることを知らないんじゃないか」と笑われる気がしますけど。

 どうして安倍政権はTPPにこだわるんでしょう。輸出型の重厚長大産業が名を連ねる経団連が安倍首相のパトロンだから、というのが一つ。もう一つは、「TPP対策費」と称する多額の補助金がばらまかれることになり、すでに関係者は口を開けて待っているからという、なんとも本末転倒な理由からです。

 TPPを支持する人の中には、「自由貿易を加速すれば全体としてはみんな豊かになるんだから、いいじゃないか」という楽天的な人もいるかもしれません。私も自由貿易そのものを否定する気はありません。外国のビールも飲みたいし、日本のすぐれた技術を世界で生かしてほしいとは思います。

 とはいえ、それも程度の問題です。経済学者リカードは、各国が得意な産品を生産し輸出すれば全体としてコスト削減になり豊かになるという「比較生産費説」を提唱しました。もしそれが極限まで有効なら、植民地化された地域で多く行われたプランテーション農業は、その地域を豊かにするはずですよね。でも、そうなっていないのはみんな知っています。貧困と飢餓の主な原因は、輸出のための作物ばかりを作らされ、自国の民の主食すら輸入に頼らざるを得ないこと。つまり自由貿易をやりすぎると貧困や飢餓を生み出すということではないでしょうか。

 さらにTPPは多国籍企業の権利を認めすぎています。審判より選手の意見が通っちゃうサッカーって、本当に面白いんでしょうか。自国の民を守るための規制は「非関税障壁」として多国籍企業に訴えられ、政府は負けるわ田畑は荒れるわじゃ、まさに「国破れて山河なし」です。

 商品開発のセオリーは、まず「困っていること」を発見すること。日本が困っているのは、食料自給率の低さ、耕作放棄地の多さ、都市と地方の格差。これって自由貿易が限界に達していることの表れでは? その答えが「TPP」というのは、なんとも見事な皮肉です。



sakatakouei at 19:26 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会
「蒼生舎」(そうせいしゃ)とは?
■「蒼生舎」は、市民活動・まちづくりを支援する市民SOHOです。

■「蒼生舎」は、広島県福山市を拠点に事業を展開しています。

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 Eメール: soseisha@mx52.tiki.ne.jp
ギャラリー
  • 床の間という聖域
  • これが感謝祭だよなぁ
  • 12/11(日)香山リカさん講演「いま改めて人権の大切さを考える」@三原
  • 12/3(土)『終わらない戦争』上映会@福山
  • 11/23(水)福嶋浩彦さん講師に「地方自治ってなんだ?」@岡山
  • 11/23(水)東田トモヒロLIVE@KitchenNatty
  • 意見を言うことは大事だが…福山市議会報告会
  • 11/20(日)『日本と原発 4年後』上映会in福山
  • 11/20(日)『日本と原発 4年後』上映会in福山
  • 自衛隊「駆け付け警護」任務付与の閣議決定に抗議します
  • 大塚愛さんが地元テレビで特集
  • 11/19(土)戦争法発動反対!福山行動
  • 「トランプ大統領」誕生!支持者が魅かれた3つの要素
  • 11/13(日)「保養・原発」テーマに長田浩昭さん講演会@福山
  • 天下一の大阪城を見て『真田丸』大坂の陣へ
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