June 25, 2016

 イギリスのEU離脱を受けて、為替・株式市場が動揺しています。友人は「ともかくこれでアベちゃんは喜んでるだろう」と言っていました。サミットで「リーマンショック級」と言って大恥をかいたのが、想定外の形で本当になってしまったからです。と同時に、経済政策の失敗をすべて「イギリスのせい」にすることもできますからね。

 参院選の行方について、新聞各紙の世論調査では、改憲勢力で3分の2を超える勢いだと書かれていました。このままいけば、選挙後の遠くない時期に改憲が発議されることになるでしょう。

 では、憲法を変えることによって、自民党はいったいどんな日本を目指しているのでしょうか。複数の人が冒頭のネット映像を紹介してきました。ちょっと出所が分からないので紹介するのをためらいましたが、登場している人物はホンモノのようです。登壇しているのは、安倍首相の盟友・衛藤晟一氏や、安倍首相が後継指名しそうな気配の稲田朋美氏たちです。

国民主権、基本的人権、平和主義、この3つをなくさなければ本当の自主憲法にはならないんですよね(拍手)」
「日本にとっていちばん大切なのは皇室であり、国体である」
「いま奪われている領土、取り戻しましょうよ。尖閣、軍事利用しましょうよ

 この映像を見て「ショックを受けた」と知人は言います。そうですか? 私には、安倍さんが選挙では表向き言えないような内容を、代わりに言ってあげているだけのように見えました。これが自民党議員たちの本音でしょう。そして選挙が終われば、「選挙で信任を得た。ってことは、国民は了解済みだよね〜」と言われて、粛々と改憲が進むのだと思います。

 経済は確かに大事です。選挙の争点になってしかるべきだと思います。実際に私はアベノミクスへの審判を有権者がきっちり下すべきだと思っています。けれども、たとえ自民党の経済政策が仮に素晴らしくても、それと引き換えにこんな国になっていくのであれば、私は経済が多少悪くなっても今の憲法のほうがいいです。

 皆さんはいかがですか? このまま改憲勢力(自民・公明・おおさか維新・日本のこころ)に3分の2の議席を与えますか?



sakatakouei at 14:54 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

June 24, 2016

20160623nhk 「大丈夫?」という遠方の知人からの電話やメールで、初めて私の住んでいる福山市が全国ニュースになっていることに気づきました。ご心配をおかけしていますが、私や私の周辺は今のところ大丈夫です。

 とはいえ、こんなに広範囲で水につかった映像を見ると、「これは本当に福山なのか」と目を疑います。浸水した家の後始末、トイレの逆流、道路の冠水による流通経路の遮断など、あれこれ想像するとそれだけで憂鬱になります。

 普段テレビのニュースを見る習慣がなく、家や職場近くはさほど被害が出ていなかったので、これほどの被害が出ているとはよもや思いませんでした。フェイスブックに友人がアップしている冠水の画像を見てまず驚き、知人からの安全確認連絡でさらに驚き、あわててネットで被害状況を確認する始末でした。結局のところ、地元かどうかにかかわらず、災害情報はメディアからしか得られないんだということを改めて痛感します。

 それにしても、どうしてここまで大変なことになったのか。福山には芦田川という一級河川があり、その他の支流はほとんど芦田川に流れ込んでいます。どうやらこの芦田川の水量が増したために、支流の水が流れ込まなくなり、限界を超えて堤防が決壊したようです。

 しかし、そもそもの原因は、気候変動による極端な雨量や、地表をコンクリートで固めたことによる吸水力の低下が考えられるかもしれません。また、かつて田んぼが広がっていた低地が軒並み住宅地になっていることも、被害を大きくしているのだと思います。過去の経験があまり参考にならない、きわめて現代的な課題なのでしょう。

 また雨が強くなってきました。どうぞ皆さん、お気をつけて!



sakatakouei at 10:31 
さかたこうえいの「時々通信」 | まちづくり

June 23, 2016

 2016参院選がスタートしました。公示日の6月22日を、私は島根県美郷町という山奥の自然豊かな町で迎えることにしました。というのは、島根県・鳥取県選挙区から立候補している福島浩彦さん(無所属)が、ここ美郷町の粕淵駅前を第一声の場所に選んだからです。

 粕淵駅前には10時ごろからすでに大勢のマスコミがスタンバイし、11時を前にして続々と支持者が集まってきました。11時すぎに選挙カーが到着し、福島浩彦さんが登場。その第一声の演説のすべてをスマホで録画しました(途中ぶれているのは知り合いに声をかけられたため・笑)。約11分ですので、ぜひ一通りご覧いただきたいと思います。余すことなく福島浩彦さんらしさが表れている演説ですので。

20160622fukushimasan01 演説は、第一声に粕淵駅前を選んだその理由から始まり、アベノミクス・格差問題地方自治TPP憲法・安保など主要課題すべてに及びました。この中で特に福島さんらしいと思ったのは、次の2点です。

 1つは、一括交付金について。民主党時代の片山善博総務大臣(前鳥取県知事)が決めた、使い道を自治体にゆだねた交付金ですが、「地方創生」を唱える安倍政権はこれを廃止しました。結果、自治体は「国のオメガネにかなう事業」にばかり交付金を使うようになりました。こんなまやかしの地方創生はやめて、一括交付金を復活させよと福島さんは訴えます。千葉県で3期12年間、我孫子市長を経験し、自治体政策情報センター「虹とみどり」のセンター長も務めた「地方自治のプロフェッショナル」としての、見事な着眼点です。

 もう2つは、まさにご当地である「合区」の問題です。今回の参院選から、人口の少ない島根県・鳥取県の選挙区はまとめられ、1回の選挙で選出される議員は合わせて1人になりました。福島さんは、人口の少ない県を基準に定数を見直し、同時に議員報酬や国会経費を削減することは可能だと訴えました。確かにその通り。国会をスリム化するというと議員定数削減ばかりが議論されますが、国会全体の経費はさほど減っていません。マスゾエ的議員は減らないくせに、議員定数を減らしたので有権者の声は届きにくくなるなんて、本末転倒ですよね。

20160622fukushimasan02 粕淵駅前で演説を終えた福島浩彦さんは、その足で廃線が取りざたされているJR三江線の電車に乗って、次の遊説場所へと消えていきました。単線の電車で移動するなんて、さすが福島さんらしいですね。

 対する自民党の青木一彦候補は、自民党で「参議院のドン」といわれた青木幹男氏の長男。絵に描いたような二世議員で、正直めちゃくちゃ強いです。加えて石破氏が鳥取県、自民党原子力ムラの元締め・細田氏が島根県を牛耳るというお土地柄。改革派元市長の福島浩彦さんがどれだけ健闘するか注目です。



sakatakouei at 10:38 
政治・社会 | 行事報告

June 21, 2016

20160525gogreen 6月22日(水)から参議院選挙がスタートします。投票日は7月10日(日)。有権者は2票持っていて、全国比例区(政党名か候補者名を書く)と都道府県選挙区(候補者名を書く)にそれぞれ投票できます。18日間に及ぶ長くて短い選挙期間を、候補者も有権者もぜひ悔いのないように過ごしてほしいと思います。

 右上の画像は、緑の党グリーンズジャパンが発行しているニュースレターです。ここに参院選のイチオシ候補が出ていますので、どうか参考にしてください。

 この参院選で「どう選ぶか」のポイントは、私が思うに、およそ5つあります。

 まず1つ目は、憲政史上初めてといってもいい、都道府県選挙区のすべての1人区で野党統一候補が立つことです。それだけ、今の安倍政権(自民党・公明党)やおおさか維新の会がヤバいという危機感の表れです。

 ポイントの2つ目は、そのヤバさです。安倍政権は去年、憲法違反の安保法制を強行採決しました。憲法は時代に合わないからといって、憲法を無視して法律を作ってしまったのです。私たちは今回の選挙で、「護憲か?改憲か?」以前に、「憲法を守る気があるか?ないか?」を問われていることになります。

 そして3つ目は、争点のトップとなるであろう経済政策です。経済成長最優先だったアベノミクスは、ふたを開けてみれば、経済成長率で民主党に完敗しています。内閣府経済社会総合研究所の調べではこうなっています(日刊ゲンダイ参照)。

<実質GDP伸び率>

  • 2009年7-9月期〜2012年10-12月期(民主党政権時代)…5.7%
  • 2012年10-12月期〜2015年7-9月期(安倍政権時代)…2.4%

2016saninsen02 おやおや? どういうことなんでしょう。安倍政権下の政府が出した統計ですけど、ごまかし忘れですかね。実際、アベノミクスへの評価も高くありません(毎日新聞の世論調査を参照)。世論はおおむねアベノミクスに懐疑的なのです。争点は経済政策だというなら、それに失敗した安倍政権を継続するか否かで投票すればいいわけです。

 ポイントの4つ目は、しかしどうして、安倍内閣の支持率はほとんど下がらないということです。この謎には、いろんな人がいろんな理由を考えます。「民主党はひどかったから」「アベノミクスでよくなったから」。でも上記のような結果ですけど。「野党は魅力的な政策を出せてない」。いや、確かに打ち出し方は地味ですが、共通して格差是正・再分配を訴えているのは妥当です。でも支持率があまり伸びません。

 つまり私たち有権者は、理屈ではない何かで安倍政権を支持している。私が思うに、その正体はノスタルジーです。先行き不透明だから、なんとなく過去の成功例にすがりついているのです。高度経済成長よもう一度、「坂の上の雲」よもう一度、ついでに大日本帝国よもう一度…

2016saninsen01 ポイントの5つ目は、そのノスタルジーはファンタジーですよ、ということを見抜いて投票するかどうかです。過去の成功体験にすがりついていれば、ズルズルと悪くなります。経済成長による豊かさから、人生を楽しむ豊かさに切り替える必要があるのではないでしょうか。しかし野党も、そこまで踏み込んだ政党はほとんどありません。それを言ったところで、有権者に見向きもされないというのも現実でしょう。

 人間の体に例えたら、日本はもう大人の体になったのです。今までのように身長がどんどん伸びるわけじゃない。なのに、成長剤や筋肉増強剤を投与して巨大化し、内臓疾患で体調が悪くなっている状態です。そうではなく、ストレッチをし、健康を整え、適度に休み、培った知性と経験を生かしてクリエイティブに働く生活に移行すべきです。でも、そこまで踏み込んでいる野党がいないのであれば、まずは「これ以上悪くする」だけの薬剤投与はストップすべきです。

 ですので、少なくとも「これ以上悪くしない」ための選択を呼び掛けます。ファンタジーを振りまく安倍政権では、あとあと痛い目を見ます。一方の野党は必ずしも処方箋を示せていませんが、少なくとも安倍政権よりマシ。そういうシビアな選択を、私はオススメします。



sakatakouei at 10:44 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

June 20, 2016

okayama1pon01 参院選の野党共闘の動きで全国から注目を集めている県のひとつが、実は岡山県です。ここでは「おかやまいっぽん」という市民団体が立ち上がり、野党共闘を進め、ついに黒石健太郎さん(民進党)を野党統一候補と決めました。

 何がいいかって、まず名前がいい。「おかやまいっぽん」。技ありです。それにチラシが素敵です。「野党共闘」を前面に出したかっこいいバージョンと、「READY GO」というほんわかバージョン。それぞれに狙う層を変えていて、ビジュアル重視の姿勢が徹底されています。有効です。このまま本番の選挙で「いっぽん勝ち」を目指していただきましょう。

okayama1pon02 ちなみに黒石健太郎さんは、リクルート退職後に起業を促進する仕事をしていたベンチャー起業家です。年金を株に突っ込むだけのアベノミクスとは異なり、自らの経験に基づいて新興産業の育成と経済成長を提案しています。私自身は経済成長にはこだわりませんが、バラマキ依存の地域経済が自律循環するために必要な政策を、黒石さんは持っていると感じます。

 さぁ、みんなで、おかやまいっぽん!

*おかやまいっぽん
 http://okayama1pon.net/

*黒石健太郎さんHP
 http://k-kuroishi.jp/



sakatakouei at 17:19 
政治・社会 | さかたこうえいの「時々通信」

June 17, 2016

20160616sasaishonin インドは仏教発祥の地ですが、その後仏教はインドでは消滅したと歴史で習います。しかし第二次大戦後、ガンディーとともにインド独立を成し遂げ「インド憲法の父」と呼ばれたアンベードカル博士が、インドで仏教を復興しました。インドのカースト制度で「不可触民」と呼ばれる最下層の出身だった博士は、ヒンドゥー教徒のなかでは根強いカースト制度から脱却するために、数十万人の不可触民とともに一斉に仏教に改宗をおこなったのです。

 そして、アンベードカル博士が創始した新たなインド仏教は、すでに信者1億人を抱える一大勢力となっています。そんな現在のインド仏教の最高指導者が、日本出身の佐々井秀嶺上人です。

 6月16日(木)、尾道で佐々井秀嶺上人の講演会が開催されました。すでに80歳となり、歩くのもやっとの状況ですが、東日本大震災以降、毎年日本に帰国されているそうです。それにしても、わざわざ尾道まで来られるとは極めて貴重な機会だと思い、足を運んでみました。

 佐々井上人は、時折聞き取りにくくなりながらも、お腹から発する力強い声でお話をされました。佐々井上人が現在、取り組んでいる事業は主に2つ。1つはマンセル仏教遺跡の調査で、これは大乗仏教でいわれる「南天の鉄塔」ではないかということで、佐々井上人自らが発見し、調査を進めています。

 2つ目は、仏教発祥の地ブッダガヤの奪還運動。釈迦が悟りを開いたとされるブッダガヤは、仏教最大の聖地でありながら、ヒンドゥー教徒が管理しています。これを仏教者の手に取り戻すべく、裁判や陳情などの平和的手段を尽くしています。このブッダガヤ奪還運動に対しては、日本の仏教教団は一部を除いて無関心だというから驚きです。

 質疑応答の時間となり、私は「インドから日本を見ると、どのように見えますか?」とお尋ねしました。佐々井上人は「母国を悪く言いたくはないが…」と前置きしながら、「亡国の相が出ている!」と喝破。「都会では人が電車に詰め込まれ、ビルに詰め込まれ、機械と仕事をし、朝から晩まで働いて、疲れて家に帰って、テレビを見て寝て、朝起きて電車に詰め込まれ… 何も考えない! 田舎には人がいない。学校には子どもがいない。亡国の相が出ている」と指摘しました。

 なんと、私の漠然とした質問に対し、私がモヤモヤと感じていた思いをズバリ的確に、しかも独特の表現で指摘されたので、私は驚きました。実におっしゃる通りだと思います。通勤に人生に捧げる、思考停止の人々。水や食べ物を生み出す田舎を荒らしても、経済成長を優先する社会。こんな国が長続きするはずがありません。まさに亡国の相です。

 佐々井上人の見事な観察力に脱帽しつつ、インドでの今後の活躍を見守っていきたいと思いました。



sakatakouei at 11:43 
行事報告 | 歴史・文化

June 16, 2016

 舛添都知事が電撃辞任して混沌極める東京ですが、都知事選より前に行われる参院選の東京選挙区は、立候補予定者が多くてさらに混沌とした状況です。

 定数6(6人が当選する)に対し、現在、立候補表明をしているのは、自民党(2人)、民進党(2人)、公明党、共産党、社民党、おおさか維新の会、新党改革、国民の怒りの声、日本のこころ、6月14日に立候補表明をした三宅洋平さん(無所属・山本太郎応援)、そして無所属市民派の佐藤かおりさんです。

satokaori そんな混戦模様の中、今回私は佐藤かおりさんに注目をしています。日本最北の地・北海道稚内の出身である佐藤さんは、派遣社員として勤務した大手通信会社でセクハラ被害を受けました。このとき、当事者としてセクハラ労災行政訴訟をたたかい、2015年に勝訴。その経験を生かして、パープル・ユニオン執行委員長、女性と人権全国ネットワーク共同代表、性暴力禁止法をつくろうネットワーク運営委員、NPO法人全国女性シェルターネット前事務局長などを担っているスゴ腕です。

 私の周囲でも、DV被害者支援活動のメンバーが積極的に応援するなど、全国に支援の輪が広がっています。また、緑の党グリーンズジャパンも応援しています。

 安倍首相は「女性の活躍」を掲げながら、その周囲からは「早く結婚しろ」「女に奨学金を出してもどうせキャバクラに行く」など女性を揶揄したり蔑視したりする発言が後を絶えません。女性の権利のために当事者としてたたかってきた佐藤さんが国会に行くことが、真の女性の活躍の第一歩になるでしょう。

*佐藤かおりさんHP
 http://satokaori.jp/



sakatakouei at 13:24 
政治・社会 | DV・ジェンダー・子ども
「蒼生舎」(そうせいしゃ)とは?
■「蒼生舎」は、市民活動・まちづくりを支援する市民SOHOです。

■「蒼生舎」は、広島県福山市を拠点に事業を展開しています。

■「蒼生舎」へのご連絡は、下記までメールをください。
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