July 2012

July 31, 2012

 話が前後しますが、7月29日の国会大包囲の前に行われた「緑の党キックオフイベント!希望の未来をつかもう」を簡単に報告しますね。

 といっても、内容はドイツ、オーストラリア、アジア各国の緑の党の方々のご挨拶、加藤登紀子さんやマエキタミヤコさん、田中優さんや辻信一さんからのビデオメッセージ、中沢新一さん・上原公子さん・鎌仲ひとみさんのお祝いスピーチなど、本当にどれも省略しがたい貴重な内容でした。特に、山本太郎さんがサプライズで登場し、「バラバラじゃダメでしょう!」と脱原発勢力の糾合を呼び掛けるサプライズのスピーチをしたのは印象的でした。

 その後、音楽や踊りなどがありましたが、わずかですがその途中からIWJの映像を見ることができます。Yae(ヤエ)+真砂秀明のミュージック、福島の原発訴訟原告団長・武藤類子さんからのメッセージ、「民衆の怒りと祈り」を体であらわす会津地方のかんしょ踊りなど、どれも胸を打ちます。司会の私のあわてぶりも含めて、よかったらご覧ください(笑)。



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sakatakouei at 13:07 
行事報告 | 政治・社会

July 30, 2012

 7月28日に結成された「緑の党」のキックオフイベントが、翌日の7月19日に開催されました。私は司会進行役を務めさせていただきました。途中、山本太郎さんが登場して、けっこう痛いところを突くコメントをいただきました。国内外からのメッセージあり、歌あり踊りありの、盛りだくさんの内容でした。

 が、それは後日の報告に譲るとして、この日はその後の国会大包囲の体験をここで紹介させていただきます。

20120729midori01 緑の党キックオフイベントを終えた参加者たちが、国会前で記念写真を撮りに行こうということになり、行列で国会へ向かったのですが、これがすでにデモ状態(笑)。「再稼働反対」などと言いながら国会前にたどり着くと、すでに夜の「国会大包囲」アクションに参加する人々で埋め尽くされていて、なんとか写真を撮って解散に。「結成したばっかりなのに解散かぁ」とか冗談を言いながら、私は引き続き国会大包囲のほうに参加することにしました。

 参加者はその後も次々に増えていき、歩道がはちきれんほどの人数にふくれあがっていきました。夜7時からキャンドルを灯し始めて、ドラムが景気よく鳴り響く中、国会前では国会議員などがスピーチをしていたようですが、まったく近づけない状態でした。

20120729midori03 すると、途中からなんと、警察の封鎖を突破して、人々が車道へ溢れ出し、国会前の大通りが歩行者天国状態に!

 後はもう「お祭り」です。楽器を奏でる人、シュプレヒコールを叫ぶ人、さらに原発建家に見立てた巨大な箱を持ってきて壊す人まで現れての、まさにお祭り。再稼働反対、原発廃炉などをそれぞれ訴えるだけ訴えていましたが、驚いたことに、時間が来たらあっさりとみんな帰っちゃうんですね。「警察の皆さん、お疲れ様でした〜」「また来ま〜す」とか言いながら(笑)。むしろその凄みを感じてしまいました。つまり、日常生活の一部として国会前に来た人たちなんですね。帰り際に、スタッフと間違われた私は「来週は金曜日?」と何人もの人に聞かれました。毎週来るつもりの普通の人たち! 確実に社会が変わりつつあると感じました。

20120729midori02 私は、政治が変わらなければ脱原発は不可能だし、脱原発が可能になるということは政治が変わるということだと思っています。国会前の人たちがすんなり緑の党の支持者になるとはもちろん思いませんが、自分たちの要求を通すには最後は政治家を取り替えなければいけない、ということに、この人たちは気づいているのだろうと思います。

 今後、このエネルギーが既成の政治家に都合良く利用されるのではなく、新しい動きになっていけるかどうかが問われている。まさに緑の党の出番だと、私は思いました。



sakatakouei at 00:23 
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July 29, 2012

20120728midori03 2012年7月28日、緑の党」が日本に誕生しました!

 脱原発経済成長至上主義からの脱却社会的公正非暴力、そして参加民主主義を実現していく「緑の党」が、日本にもつくられました!

 中学時代、典型的な優等生だった私は、生徒会長になって初めて「民主主義とは何か?」「権利とは何か?」ということを考えるようになりました。生徒会は本来は生徒の権利を守るための組織で、生徒が自治をするための民主主義の場であるということに、生徒会長になった後で今さらながら気づいたのです。

 そのきっかけとなった書物の一つに、わずかですが「緑の党」が触れられていました。「ドイツでは学生運動が盛り上がった後、緑の党に結実した」。えっ? 日本はそうじゃないんだ! それが私の「緑の党」との出会いでした。

20120728midori01 あれから20年。日本の「緑の党」結成の瞬間を、緑の党結成準備委員として迎えるとは、20年前は想像もしていませんでした。そして、新しくできた「緑の党」の全国協議委員の1人に選任していただきました。ただただ驚くばかりです。

 結成総会は、相当にいろいろな議論が交わされました。人によっては不十分な審議だったと思うかもしれませんが、それでも、あれだけ平場で多くの議論が尽くされる政党は他にないと思います。総会準備をした皆さん、当日発言をした皆さん、準備委員の皆さん、議事を見守っていた皆さん、そして今日に繋がる様々な運動の歴史に関わってきた皆さんに、心から敬意を表します。

20120728midori02 そして今日から大変な日々が始まります。

 まずは7月29日、「緑の党」キックオフイベントで、私は司会進行役をするのでした。まったくのぶっつけ本番… これから大変な日々が始まるということを、思い知らされそうです。

 とにかく、応援いただきありがとうございました。これからも、いやこれからこそ、よろしくお願いします!



sakatakouei at 01:23 
行事報告 | 政治・社会

July 27, 2012

20120728midori いよいよ日本に「緑の党」が誕生します!

 3.11以降、脱原発を求める大きなうねりの中で、「脱原発の、その先」をめざす緑の党を日本にもつくろうという機運が高まりました。長年、その準備をしてきた「みどりの未来」が中心になり、ついに日本にも緑の党が結成されます。

<結成総会>

  • 日時7月28日(土)11:00〜18:00
  • 場所YMCAアジア青少年センター(東京都千代田区猿楽町2-5-5)

<結成イベント>

  • 日時7月29日(日)13:00〜16:30
  • 場所星陵会館(東京都千代田区永田町2-16-2)

*ホームページ
 http://greensjapan.blogspot.jp/

 私は総会前日の「緑の党結成準備委員会」から参加します。10代の頃その存在を知った「緑の党」。その日本での結成に、まさか自分がこんなに深くかかわることになろうとは、当時は想像もしていませんでした。

 「参加民主主義」を掲げる緑の党ですから、総会当日は議論百出になることは間違いありません。初めて参加する人がその様を見たら、意見の相違や対立ばかりが目につくかもしれません。しかし、その大激論の過程で、意見の相違を調整し、対立する人々を説得し、合意へと導く力を身につけていくことが、緑の党の精神を日本に根付かせる第一歩になるでしょう。

 市民がゼロからつくる初めての国政政党に成長できるかどうか、その真価が問われるのはこれからです。皆さんの眼でしっかりと確かめていただいて、ぜひご参加いただけたらと思います。



sakatakouei at 11:00 
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July 26, 2012

20120726shomei 昨年の3.11後、広島県内の子どもを持つお母さんたちが中心になって結成された市民グループ「繋がろう広島」が、7月26日(木)、福山市に給食の放射能測定などを求める署名を提出しました。

 原発事故以降、幼・保小学校給食の放射能汚染が懸念されていることから、「繋がろう広島」は4月ごろから署名集めをスタート。この日までに集まった署名は全部で2309筆、うち福山市内は1704筆でした。

 署名では、

  1. 内部被ばくゼロを目指して、放射能汚染の可能性のある食材を使用しないでください。
  2. 給食の放射能測定を実施し結果を公表してください。
  3. 食材の産地をホームページや献立表で公開し、お弁当の持参を許可してください。

の3点を要請しています。「繋がろう広島」のメンバーの一人は、「一部の食材からはきわめて高い汚染値が出ています。給食は子どもが毎日食べ続けるものです。ぜひ対策をお願いします」と要望し、署名を提出しました。

 これに対して、受け取った福山市教育委員会の担当者は、「基本的には地産地消ですが、市場に出回っているものは安全という前提で考えており、個々の検査は今のところ考えていません。また復興という観点から、被災地の食材を外すよう業者に言うこともしていません」と話していました。

 市場に出回っているものでも高い汚染値のものもあり、それを明らかにしてきたのはどれも市民による放射能測定です。決して市場に出回っているものが安全というわけではありません。

 また、「検査を厳しくすれば復興が遅れる」という的外れな批判もありますが、被災地でも涙ぐましい放射能対策をしている農家や食品業者がたくさんありますが、安易に検査を避けるだけでは、かえってその人たちの努力をないがしろにすることになります。しっかり検査し、数値で安全を証明していくほうが、長い目で見れば復興支援になるのではないでしょうか。

 今後、さらなる働きかけが必要になるでしょうが、今回の署名が大きな一歩になることを願っています。ご協力いただいた方、ありがとうございました!



sakatakouei at 16:34 
食・健康 | 行事報告

July 25, 2012

DSC03472 山口県知事選の投票日が、いよいよ29日に迫っています。いまのところ、現職後継候補の山本繁太郎さん(自民・公明推薦、事実上の原発推進)と、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さん(無所属、脱原発)の一騎打ちの公算です。大飯原発のフル稼働が確認されるなど日本全体は原発推進へとUターンする中、山口の上関原発がどうなるか、注目されるところです。

 と思っていたら、ここにきて、オスプレイ問題が山口県知事選を直撃しています。岩国基地に陸揚げされて、関心の薄かった山口県民も、さすがに他人事とは思えなくなったのではないでしょうか。しかも、当初は無いとされていた中国山地での訓練ルートが、実際は計画されていたことが明らかになりました(山口県知事選をにらんで隠していたのか??)。「未亡人製造機」の異名を持ち、世界各地で事故が絶えないこの垂直離着陸輸送機が、中国山地を戦場に見立てて60メートルの低空飛行訓練をするようです。

 山本繁太郎さんは、世論の動向を見ながら「不安が除去されない限りオスプレイは反対」と言っていますが、県民の不安はぬぐえていません。そこで自民党が、危機感をあらわにして次々と応援弁士を送り込んでいます。オスプレイ熱烈推進の自民党が熱烈応援するのだから、山本さんの当選後は自民党の圧力にあらがえるはずがありません。当選のあかつきには選挙中の発言そのものが「除去」され、「不安が除去されたのでオスプレイ容認」になると私は見ています。

 上関原発につづいてオスプレイと、全日本的なテーマが県知事選に持ち込まれています。失礼な言い方ですが、こんなに面白い知事選はめったにありません。山口県の皆さんの一票が日本の行方を左右するともいえます。非常に期待しています!

*山口県の選管が選挙公報をHPにアップしています。
 http://www.senkyo-yamaguchi.jp/



sakatakouei at 07:57 
さかたこうえいの「時々通信」 | 政治・社会

July 22, 2012

 現在、政府の「エネルギー・環境会議」が、将来の原発の割合についてパブリック・コメントを募集しています。パブリック・コメントというのは、要は意見箱のようなものですが、問題はその選択肢が、

  1. 2030年段階で原発ゼロ
  2. 2030年段階で原発15%
  3. 2030年段階で原発20〜25%

の3つしかないことです。徐々に減らしていくパターン上関などの原発を新増設するパターン(古い原発は廃炉になるので)、原発をむちゃくちゃ増やすパターンです。

 「今すぐゼロにしてほしい」という人は、「1」を選んだうえで、意見の欄にそれを書くしかありません。もし、1〜3が均等だったら、「じゃぁ真ん中で」となって「2」が選ばれて、上関原発建設強行の言い訳にされるかもしれません。皆さんもパブリック・コメントをじゃんじゃん出してください(締め切りは8/12)。

*パブコメで未来を変えよう
 http://publiccomment.wordpress.com/

 「どう書いたらいいかわからないなぁ」「もう少し詳しく勉強したい」という人は、ぜひこちらのイベントに参加されてはいかがでしょうか?


「エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論」広島セッション
“エネカフェひろしま”を開催します

 6月29日、政府の「エネルギー・環境会議」から「エネルギー・環境に関する選択肢」が提示され、7月5日には「エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論の進め方について」が、発表されました。

 「みんなのエネルギー・環境会議 広島」を開催した経緯もあり、この「国民的議論」に呼応した場をつくりたいと思います。これからのエネルギー、環境、暮らしについて、意見や情報を共有しながら、一緒に考えませんか?

 進行は、広島連塾Sus☆テラスで行い、ご参加の皆様にもご発言いただくワークショップ形式で進めます。

  • 日時7月28日(土)13:30〜16:30
  • 会場EPOちゅうごく(環境省中国環境パートナーシップオフィス)
     広島市中区八丁堀16番11号 日本生命広島第二ビル2階
  • 参加費無料
  • 定員:30名
  • 「エネルギー・環境に関する選択肢」の解説・ポイントの提示
     内閣官房 国家戦略室、広島連塾Sus☆テラスより
  • ゲスト・コメンテーター
     安藤 忠男 さん(広島大学名誉教授)
     武本 洋一 さん(備前グリーンエネルギー株式会社社長)
    ※その他数名、調整中です。
  • 主催・お問合せ:広島連塾Sus☆テラス
     広島市中区広瀬北町3-11-413
     so@Rビジネスポート4F オフィス碧内  
     http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-for-sustainability
     Email :meec_hiroshima◆yahoo.co.jp
     (◆→@)


sakatakouei at 14:04 
行事案内 | 環境

July 21, 2012

20120805hiroshima ヒロシマは今年も8月6日を迎えようとしています。

 去年は、3.11後の初めての8.6ということで、「原爆と原発が実は同じ問題である」ということを発信できるかどうかが焦点になりました。原爆(核兵器)を作る装置である原子炉を、さも電気を作る機械のように偽装したのが原発(核発電所)です。そのことを広く理解してもらうことが、ヒロシマにとって重要なことでした。

 加えて、原爆の放射能被害を米軍が「軍事機密」として隠ぺいし、ヒバクシャをサンプルとして研究対象としたABCC→放影研の流れをくむマッドサイエンティストたちが、今、フクシマに子どもたちを閉じ込め、人体実験まがいの調査をしています。これはヒロシマの歴史を繰り返すものであり、許されないことだと、ヒロシマの市民たちは訴えました。

 そして、2012.8.6です。今年は、その先へ行こうという思いを込めて、8月5日に「ヒロシマから反被曝の思想を」というテーマで平和へのつどいを開催します。8月5〜6日はぜひヒロシマにお集まりください。


8.6ヒロシマ平和へのつどい2012
核・原子力と“生きもの”は共存できない
ヒロシマから反被曝の思想を!

  • 日時8月5日(日)17:00〜20:00
  • 場所広島市まちづくり市民交流プラザ
     住所:広島市中区袋町6-36
  • 参加費1000円
  • 主催:8.6ヒロシマ平和へのつどい2012実行委員会
  • お問合せ:事務局
     TEL:090-4740-4608
  • HPhttp://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/2012/2012page1.html

<第1部(17:00〜19:00)内容>

  • ヒロシマから
     木原省治(被爆二世)
  • ナガサキから
     平野伸人(全国被爆二世団体連絡協議会前会長)
  • 国家補償に基づく被爆者援護を
     渡辺淳子(ブラジル被爆者平和協会常任理事)
  • 伊方原発を廃炉に。大分から
     池田年宏(ピースサイクル全国ネットワーク)
  • オスプレイの沖縄・岩国配備を許さない
     田村順玄(岩国市議、ピースリンク岩国世話人)
  • ヒバクシャーわれらみな核の風下の人々
     豊崎博光(フォトジャーナリスト)
  • 2015年世界核被害者大会へ
     田中利幸(当実行委員会代表)
  • 生命の母・海からの警告
     湯浅一郎(当実行委員会前代表)
  • 市民による平和宣言2012採択
  • 8月6日の行動提起

<第2部(19:00〜)>

  • 記念講演:「被爆者・被曝者の連帯のために−3.11後の地平−
  • 講師高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)

<8月6日の行動予定>

  • 7:00〜 「市民による平和宣言2012」等配布行動
  • 7:45〜 グラウンド・ゼロのつどい(原爆ドーム前)
  • 8:15〜 ダイ・イン(原爆ドーム前)
  • 8:45〜 「8・6広島デモ 原発も核兵器もない世界へ
    (→中国電力本社前。脱原発座り込み行動に合流)


sakatakouei at 16:37 
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July 20, 2012

 いじめの問題をメディアが報じています。周囲の話題にもときどき上ります。

 でも私は、新聞の該当記事をあまり読まないでいます。テレビのほうはニュース自体を見ていません。理由は単に、本質的な問題が現れてくることはないだろうという確信があるからです。

 被害者は何を感じていたのか、何が自死の原因なのか、いじめはあったのか、あったとしたらどの程度なのか、加害者は誰で、どう感じているのか、いじめはなくなるのか…。そんな本質的な問題は、現れてきているのかもしれませんが、ほかの雑多な周辺情報や思い込みに基づいた主張にまみれて、埋もれてしまうだろうなと思います。

 なのに自分の意見を書くのはおかしいのですが、まったく触れないのも不自然だと思いますので、ここは一般論としての「いじめ」に対する私の見方を書きます。

  • 大人のほとんどは、子どものいじめを見抜けない。だから、「なぜいじめを見抜けなかったのか」などと批判できる資格のある人間はほとんどいない。いじめられている子どもに尋ねても「平気だよ」「プロレスごっこしてただけ」などと、いじめを否定することが多い。アンケートをしても浮かび上がらない。普通はそれ以上踏み込めないし、踏み込むと後で余計にいじめがエスカレートすることもある。簡単には介入できない。(尾木直樹さんが見極めるポイントを適確に挙げているが、それでも相当に事例をこなさないと難しい)
  • 「子どもを守るのは家庭だ」と簡単に言えない。DVパパ、虐待ママのもとに引きこもらされるより、学校に行きたいと思うかもしれない。家庭で「力と支配」が横行する状況で育つと、学校での人間関係でも「力と支配」の関係に陥りやすいという傾向もある。家庭に責任を押し付ければ、問題は悪化する。家庭、学校以外の「居場所」が必要だ。
  • 担任教師を安易に責めても有益でない。ただでさえ、今の教育現場は、教員同士の協力関係が希薄になっている。学校現場に「評価主義」「自己責任論」がまかり通っていて、役割分担をして連携したり教育方針を批判しあったりする余裕がない。そのような状況で担任だけを責めるのは、結果的にいじめを助長しているのと同じだ。
  • 新聞紙面でいじめについて書く大人のほとんどは、なぜか自分が「いじめられていた」体験を書く。それが本当だったかウソだったかは問題ではない。なぜ「いじめた」体験を書く大人が少ないのか? 自己批判ができない人が多いからか、あるいは、いじめた体験のある人は「いじめられるヤツが悪い」と思っていて、そんな意見は紙面に載せにくいのだろう。この人たちは「もっと強くなるべきだ」「やられたらやり返せ」と言うかもしれない。そういう大人は現在進行形でいじめをしている可能性がある。
  • 大人の社会にもいじめがある。パワハラ、セクハラなどの言葉で言い換えられるが、「力と支配」の構造であることは同じだ。自分の現在の問題を直視しないで、子どものいじめを「対岸の火事」としてあれこれ論評するのは無責任な気がする。他人事ではない、あなたの問題だ。
  • 話し上手な人は多いが、聞き上手な人は少ない。カウンセラーが職業として増えたのは、聞き下手な人が多いことと、人の話を聞く時間的余裕がなくなったからだろう。しっかり話を聞いてもらった経験の少ない子どもの多くは、人の話を聞くのが苦手だ。人はされたことをする。されなかったことはしない。
  • ニュースは、ときどき河川が決壊したようにいじめの報道をする。しかし報道がなかった時期も、いじめは日常的に起きていたし、悲しいことだが自死も起きていた。今に始まったことでもないし、別のニュースに話題が移っても、いじめの現実は続く。ニュースになったときだけ話題にするのは、居酒屋のおっさんの酒のつまみのように扱っているということだ。このブログも例外ではない。

 社会のしくみを変えることはもちろん必要です。もっとゆる〜くて、穏やか〜な世の中になることで、ある程度いじめは減るという確信はあります。ですが、一方で私は、私の目の前で起きているかもしれない「いじめ」と、向き合えるようになりたいと思います。あれこれ論評するより、そのことのほうに意味があると思いました。



sakatakouei at 22:41 
さかたこうえいの「時々通信」 | DV・ジェンダー・子ども

July 19, 2012

 地元経済誌『経済リポート』7月20日号に、次のような記事が掲載されています。

世羅町に震災がれきを投入予定
大型最終処分場を確保
完光興業「復興支援に一役買いたい」

20120720report いわゆる産廃業者が、世羅町に大型処分場を確保したうえで、岩手県釜石市の震災がれき約30万立方メートルを投入する準備を進めている、という内容です。ただし世羅町、広島県はいずれもこの計画について「未確認」とのこと。添付した記事画像をご覧ください。

 どこまで話が進んでいるのかわかりませんが、これは急を要する事態です。

 震災がれきの広域処理は、賛成の人が多いと思いますが、「被災地は広域処理を望んでいる」というのは大きな誤解です。被災地ではすでに大部分のがれきが予想以上のスピードで処理されており、残りのがれきも地元で処理したほうが雇用創出とコストダウンになるといわれています。

 それなのに政府が広域処理を推進するのは、莫大な税金が「復興」と称して産廃利権に流れ込む仕組みになっているからです。

 詳しくは私の過去のブログをご覧ください。広域処理は必要ないばかりか、むしろやるべきでないことが、理解していただけると思います。
 http://blog.livedoor.jp/sakatakouei/archives/51416826.html

 この件については、どう対応するべきか、すぐにでも検討したいと思います。ご意見、ご提案があればお願いします。



sakatakouei at 15:43 
さかたこうえいの「時々通信」 | 食・健康
「蒼生舎」(そうせいしゃ)とは?
■「蒼生舎」は、市民活動・まちづくりを支援する市民SOHOです。

■「蒼生舎」は、広島県福山市を拠点に事業を展開しています。

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  • 伏見町、三之丸、AREA INN FUSHIMICHO… 福山の街が面白くなりつつある
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