September 05, 2012

3号機は本当に「水素爆発」?

20110314fukushima1-3 9/5(水)朝日新聞朝刊で、2011年3月14日の福島第一原発3号機の「爆発」について、東電テレビ会議の記録が詳しく検証されています。

 読んでいて非常に気になったのは、3号機の爆発の直後の、こういうやりとりです。

  • 11:01 3号機で爆発
  • 11:09 本店社員や小森常務が核分裂反応の際に出る中性子に言及。「ガンマ線は変わらないけど、中性子がちょっと出ている」。小森「中性子がちょっと……」。本店社員「なんか、でかいな。あれ。1号機の時より
  • 11:29 高橋明男フェローが「保安院が水素爆発と言ってるからもういいんじゃないの。水素爆発で」と提案。清水正孝社長が「はい。いいです。スピード勝負」と了承

 3号機の爆発は明らかに1号機より大きい。加えて中性子が出ている。なのに、保安院は「水素爆発」と発表し、東電も否定しなかった。うーん、このやりとりを見ると、3号機が水素爆発ではなく「核爆発」だったのではないかと思えてなりません。どうなんでしょう、詳しい方、教えてください。

 ともかく、このテレビ会議のやり取りは、3つのことを明らかにしました。

 1つ目は、東電は原発を制御する能力がないということです。現場の方は命がけですが、統治機構が腐っています。無責任と事なかれ主義で貫かれているので、すべてを現場に押し付けて、本店はひたすら「どう発表するか」しか考えていないように見えます。

 2つ目は、しかし「東電のミスで事故が起きた。だけど女川や東海第二が大丈夫だったんだから、原発は安全だ」とはならない、ということです。今回のような地震・津波・電源喪失・爆発への対応策ができても、ちょっと違うタイプの災害が起きれば、おそらく同じようにパニックになるでしょう。女川や東海第二は、「当然」大丈夫だったのではなく、「奇遇にも」大丈夫だった、ということです。

 そして3つ目は、こんな危険な原発を続けるにはどう考えても情報隠ぺいをするしかない、ということです。このテレビ会議のピー音をとれば、きっと恐るべき内容が明らかになるのだと思います。ピー音の多用は、それだけ原発が事故をすると危険であり、情報を公開できないということの現れです。

 さぁ、これで再稼働しますか?



sakatakouei at 15:38 
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