December 25, 2014

多様性を包摂する装置

20141224mass クリスマスには毎年「ミーハー・クリスチャン」に大変身し、教会のミサに足を運ぶことにしています。「仏教徒がそんなことしていいの?」と聞かれますが、私は「ラーメン屋の大将がカレー屋に行っちゃダメなの?」と切り返しています。

 それはいいとして、今年のミサは地元のカトリック教会に行ったのですが、日本語だけでなく、英語、スペイン語、さらにベトナム語で聖典の朗読が行われるという多言語の空間に感動しました。福山にはたくさんの外国籍市民が住んでいます。近年は在日外国人に対する日本人の不寛容な態度が目立ち、日本のよさを損なっていますが、ここでは多様性を包摂する装置として教会が機能しているようです。

 神父さんの説教も印象的でした。「宗教をよく知らない人は言う。宗教が原因となって戦争が起きていると。しかし神は愛と平和を説いている」というような内容だったと思います。そして、繰り返し繰り返し、戦争や貧困がこの世からなくなるよう祈りが行われました。

 今年はイスラム国のニュースが話題になったわけですが、イスラム教のジハード(聖戦)だって、本来は自分の課題に取り組むという「日々の闘い」のことであるといいます。それを、誰かが資源を独占しようとしたり、誰かが武器を供給したりすることで、それまで良き隣人だった異教の人々が、ある日を境に憎悪に満ちて敵対してしまうこともあります。そのきっかけに宗教が利用されるのは、とても皮肉な、悲しいことです。

 多様性を包摂する装置として宗教が機能するためには、宗教が時々の政治や経済に安易に利用されてはいけないのです。そのことを宗教者自身が気を付けなければなりません。時代を超えて続いてきた宗教には、きっと何らかの普遍性があるはずです。自滅ではなく人類存続のための叡智が、きっとあるはずです。

 何はともあれ、フェリス・ナビダード! あるいはメリー・クリスマス!



sakatakouei at 12:21 
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