December 26, 2019
秋元逮捕で考えるカジノ利権のカードの裏側
それでも答えは「着実に進めていきたい」ですか。そうですかそうですか。カジノ関連法案を強行採決したときの委員長で、カジノ事業を所管する副大臣まで務めた「信念を貫く男」秋元司衆院議員が逮捕されても、菅官房長官の答えはブレません。一般論として収賄罪の立件は難しいって言いますし、検察もはたして立件までいけるかどうかイチかバチかの賭けに出たということかな、なんてね。
さて、細かい前置きは抜きにして、いきなり私の妄想を披露してみたいと思います。だって不自然だと思いませんか? 現役国会議員の逮捕は10年ぶりですよ。7年も続いた事実上の独裁政権下で、まさか国策に反するような逮捕劇があると思いますか? なので、これはこれでそれなりの裏があると思うんですよ。
まずカジノ利権の大雑把な勢力図は、「中国企業=二階派」vs「アメリカ企業=安倍・菅」という構図だと思います。中国が触手を伸ばしたのが沖縄や北海道などの僻地で、田舎といえば二階派が強いですよね。二階派の秋元議員も沖縄や北海道に行ってたわけだし。一方、アメリカ企業の本命は横浜、対抗は大阪だと思います。だって横浜は菅さんの地元だし、東京が近いし、なってったって安倍さんはトランプの言いなりだし。
なので今回の秋元逮捕は、おそらく中国(=二階派)の参入をつぶして、アメリカ企業に有利になるように仕向けたのではないかと。検察もこのご時世、さすがに胴元(アメリカ)の意向を無視して動くなんてありえないと思うんですよね。
ただ、安倍さんと菅さんがこのごろ「ワンチーム」じゃないんです。安倍政権はもはや末期。次は安倍さんから岸田さんへの禅譲か? それともたたき上げの菅さんか? 手元のカードは2枚。そう考えると、安倍チルドレンの白須賀議員が捜査されてるって話も納得がいきます。カジノ参入をめぐる前哨戦は、つまるところ「菅カード」の勝利に終わったということ。となるとやはり、カジノ候補地の本命は横浜ということになりそうですね。
はい、妄想はここまで。秋元議員も容疑を否定していますのでね。マカオ企業メルコリゾーツが横浜を狙ってるなど、上記の妄想にはそぐわない情報もいろいろあります。いずれにしたって、そもそも日本のカジノ導入におけるフィッシュ(=カモ)は日本国民であるということに変わりありません。え? 知らなかった? カジノの世界じゃ「水族館ではお静かに」って言うらしいですよ。