2018年08月07日

夏にキリッとグレイスワインを天ぷらと @つな八

所用で東京に出たついでに松屋銀座で開催されている企画展「甲州 三澤農場のワイン」を見学してきました。
(2018年8月13日まで開催)
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グレイスワインのラベルデザインを手掛けている原研茂氏のプロデュースで、こじんまりしたギャラリースペースでしたが三澤社長や彩奈さんのインタヴュー画像などもあり、グレイスワインへの注目度の高さをあらためて実感しました。


で、本当の目的はこちら。
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ギャラリー開催期間中、天ぷら・つな八さんでグレイスワインの飲み比べが出来るんです。

リストはこちら
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それにしてもカウンターで揚げたての天ぷらを頂くのにグレイスの甲州ほどマリアージュする酒は無いんじゃないの?、と思わせるくらい至福のマリアージュでした。

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甲州はDWWA金賞受賞の茅ヶ岳と樽熟成の鳥居平畑プライベートリザーブ、キレッキレの酸が爽やかな茅ヶ岳と力強さのある鳥居平、甲州でもこんなに味わいの差があるんだと実感できる差異があります。
いずれにしても塩で頂く天ぷらにはどちらも文句なくぴったり合います。

ロゼは香り華やかで食前酒にぴったりですね。でも意外と赤ワインらしさもあってヤワな味ではないんです。
昼飯に合わせるワインとしては非常に秀逸な1本でしょうね。

茅ヶ岳の赤もありましたが今回は出番がなかったような・・・、天つゆとも相性いまいちで食後酒的に楽しませて頂きました。

結論としてはプロが揚げる天ぷらは、しかも揚げたては美味い、さらにグレイス甲州と合わせると間違いなく旨い、ということが再確認できました、ということで・・・。




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sakayaa2000 at 00:37|PermalinkComments(0)

2018年07月28日

シャトー・ドゥルカ白 ペサックレオニャン 2002 15年熟成のボルドーはカマスのヒラキに合うだろうか?

近年人気のシャトー・ド・フューザルが所有するボルドーはペサック・レオニャンの白ワイン、十分熟成した2002年モノが入荷しました。


シャトー・ドゥルカ 白 2002 @1980(税別)
 Chateau D'hurcat Pessac-Leognan 2002
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色合いやや濃いめのゴールド、蜜蝋、ハーブ、わずかに柑橘、黄色〜オレンジ色の果実的酸、ほんのり熟成感はありますが、いわゆる「森の下草」的枯れた印象はなく、むしろ2002年とは思えない若さを感じさせます。

2杯めのトップノートにアプリコット、味わいに凝縮感があります。
オレンジのニュアンスが特徴的、といっても最近流行のオレンジワイン的な酸化のニュアンスはありません。

旨味が凝縮している感がありますので昆布〆した白身魚に合わせてみたいですね。

が、しかし、残念ながらそんな上品なおかずはありませんでしたので、試しにカマスのヒラキに合わせてみました。
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皮の焦げ臭とほんのりした熟成香が意外と良いマッチングを示しました。

ワインの旨味がヒラキのしょっぱさを覆い隠して意外と好印象、酸のキレが魚臭さもマスキングしてくれます。

「白飯を食わない」という前提でしたらカマスのヒラキに熟成したボルドーはしっかりマリアージュしました。

あんまり試す機会はないかと思いますが参考にしていただければ・・・・。



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sakayaa2000 at 21:34|PermalinkComments(0)

2018年07月24日

Cfaバックヤードワイナリー ワインの「日本化」を目指して

栃木県足利市にあるCfaバックヤードワイナリー。

Cfa


醸造コンサルタントの増子敬公(ますこ・よしひろ)さんが実家のラムネ工場の「バックヤード」に立ち上げた新興ワイナリーです。

増子さんといえば、ココファームの立ち上げをはじめ、山崎ワイナリーやシャトー酒折など多くのワイナリーの醸造コンサルタントとして活躍してきた「カリスマ・ワインメーカー」、満を持して自分のワイナリーを設立しました。

現在自社ぶどう園は無く、主に山梨の契約栽培農家からぶどうの供給を受けています。

Cfaとは「温暖湿潤気候帯」、すなわち日本を意味しており、ワインの「国産化」から一歩進めてワインの「日本化」を目指しているそうです。

特に酵母にはこだわりがあり、同じぶどうでも酵母の違いで幾つものキュヴェを造り、アッサンブラージュの可能性を広げているとのことです。
(シャンパーニュは多くのキュヴェを造り最後にアッサンブラージュするという点ですごく参考にしているとのことです。)


では早速試飲してみましょう。

Cfaバックヤードワイナリー オープニングアクト甲州 2017 @2000円(税別)
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色合いかなり濃いめ、ほんのりオレンジ色を帯びている、トップノートはおとなしめ、口当たりは酸がしっかり、アプリコットのフレーバー、後口にはほんのり残糖が感じられました。

柑橘系薫るクリアな甲州とは一味違う味わいです。

数種の酵母で仕込んだキュヴェを瓶詰め前にアッサンブラージュしたものだそうです。

寿司屋さんで試飲したんですけど「サバの西京焼き」にマッチしました。

Cfaバックヤードワイナリー オープニングアクト甲州オールドファッションド 2017 @2300(税別)
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色合いは上記甲州よりも濃いめでオレンジ色を帯びています。こちらもトップノートはおとなしめです。
口当たりに厚みがあり飲み応えのあるボディです。
アフターにほのかなビターさの余韻が残ります。

このワインは48時間スキンコンタクトさせたもので果皮のニュアンスが色濃く感じられます。
70年代の甲州の作り方に現代のエッセンスを加えて作ったので「オールドファッションド」。

ワインには合わないはずの厚焼き玉子にとってもマッチしていました。


Cfaバックヤードワイナリー オープニングアクト ロゼ 2017 @2000(税別)
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色合い鮮やかなピンク色、キャンディ香が華やかに薫りベーリーAを主張しています。

口当たりは華やかにして軽やか、キンキンに冷やしてのむ夏ワインにはぴったりです。

若干の残糖を感じますが酸がキリッと効いていて後口を引きしめています。

ラベルもかわいいし女性ウケがよさそうなワインだな〜っと感じました。


Cfaバックヤードワイナリー オープニングアクト マスカットベーリーA 2017 2000円(税別)
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色合いはやや薄め、ほんのり赤系ベリーの香りがあります。 口当たりは酸が支配的、タンニンはかなり軽めに感じます。

15度くらいでサーヴしましたがもっと冷やしたほうがキリッと飲めてよかったかもしれません。

香りが派手すぎずタンニンも軽快なので赤身の寿司にもよく合います。
ワインの「日本化」ってこういうことを意味してるんでしょうか?


山梨以外の甲州はあまり試したことがありませんでしたが趣のかなり異なった個性的な味わいでした。
「同じ甲州を山梨と同じような作りで仕込んでも足利でやる意味はない、我々は実験的なことをやっていこうと思っています」とはオーナーさんのお言葉。

山梨産じゃない甲州、ベーリーAも魅力的ですよ!



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sakayaa2000 at 14:13|PermalinkComments(0)

2018年07月22日

塩山洋酒醸造訪問記 伝統と革新の融合

6月某日、雨の山梨に塩山洋酒醸造さんを訪れました。
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塩山洋酒醸造さんは昭和32年4月山梨県塩山市(現在甲州市塩山)において、果実生産者組合を母体に 果樹栽培の振興と農産物加工を目的として設立されました。

以前はサントリーさんに葡萄を供給していたこともあるそうです。

醸造所は住宅地に位置しており、看板はあるものの「本当にここでいいの?」というような場所にあります。
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正直製造設備はかなり「クラシック」な感じです。
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元々コンクリートタンクであったところをくり抜いて樽熟庫等に使用していました。
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発酵タンクはやや小ぶりで小仕込みに対応できるものでした。
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現社長の萩原弘基さんによると「最新式の設備じゃなくても美味いワインは作れるんだ、ということを示して行きたい、デブルバージュやハイパーオキシデーションを丁寧に行うことで当社なりの個性を発揮して行きたい」とのことでした。


地元密着のワイン造りを大事にしておられ、現在でも一升瓶ワインの比率が半分以上とか、一升瓶ワインこそ輸入マストを使用していますが、基本的には日本固有の品種で勝負して行きたいということで、塩山洋酒さんでは欧州系品種は作っていません。

さらにボトルも720mlなので「750mlに切り替えないんですか?」と伺ったところ「一升瓶があって四合瓶がある、そんな日本の伝統を大事にしたいんです」「欧米への輸出には適しませんがアジア圏でしたら720ml瓶でも問題ありません」というお答えでした。

さて、「ここだけは新しく作った」ショップ兼試飲ルームでテイスティングさせて頂きました。
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塩山洋酒 重川(おもかわ)甲州 2017 1600円(税別)
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今や塩山葡萄酒の「看板商品」ともいえる「自社所有単一畑」の甲州、15aの畑から約2500本程の生産量です。

萩原社長によると「糖度は16度以上あれば十分、ウチとしては酸がしっかりのっていることが重要なんです。」とのことでした。

シトラスの香り高く確かに酸がビシッと通っていて凛とした味わいです。
「近所のお得意様には当初『こんなに酸っぱいのは飲めない』と言われていたのですが、今ではこの重川が一番人気なんです」とのこと。

このワインを造ってみて「テロワールってのは確かにあるんだな」と再確認したそうです。


Salz Berg(サルツベルグ) 2017 1800円(税別)
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ザルツベルグ=塩の山、塩山って意味でなかなか洒落っ気のあるネーミングですね。ラベルもかっこいいスタイリッシュなボトルです。

このワインは契約栽培の甲州を使用、樽貯蔵したキュヴェをブレンドしているのが特徴です。
いわゆる「樽香」ではなく「樽の甘み」が欲しかったためフレンチオークではなくアメリカンオークを使用しているそうです。

2017年の樽熟キュヴェ比率は約28%、2016年が18%でしたのでちょっと多めですが、2017年は酸が良く出た年だったのでバランスを取るため多めにしたんだそうです。

「重川はテロワールのワインですから自分じゃなくてもだれでも作れます、が、ザルツベルグはブレンドのワインなので『自分しか作れないワイン』として今後主力商品に育てて行きたいです。」と仰っていました。


では、赤ワインも試してみましょう。
前述の通り、欧州品種は無く、国内改良品種のみ作られています。
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塩山洋酒 マスカット・ベイリーA 2017 1600円(税別)
キャンディ香強く出ており白同様、しっかりした酸が効いています。
50%程樽熟成させていますが「ワイン自体に甘い香りがありこれ以上の甘みは必要ないため」アメリカンオークではなくフレンチオークが使われています。

現段階では香りの強さがポイントとなっていますが、ビシッと効いた酸により長持ちしそうなので、しっかり熟成させてヤレて来た時にどう変化するか楽しみなワインでもありました。 

塩山洋酒 ジャパニーズ・ブレンド 2016 1980円(税別)
ブラッククイーン、ベリーアリカント、マスカットベイリーAの国内で交配された代表的な3種をブレンドした「一番力を入れている」ワインです。

アメリカンオークで樽熟成8か月、ブラッククイーンからはしっかりした酸味を、ベリーアリカントからは色合いの濃さを、マスカットベイリーAからは香りと甘さを、それぞれ引き出しています。

2年後位が飲み頃ということでしたが、今の段階で調和が良く、繊細で出しゃばったところのないとても心地よい飲み口で「確かに日本のワインだ」といった感じの味わいでした。


■塩山洋酒 ベリーアリカント 2017 1850円(税別)
マスカットベイリーA、ブラッククイーン同様、川上善兵衛によって交配された品種、果肉まで赤いのが特徴で通常着色用にブレンドされることが多く単一品種で仕立てられることはほとんどありません。(おそらく塩山洋酒さんのこのワインだけだと思われます)

香りは穏やか、口に含むと小豆のようなニュアンス、若干残糖を感じさせどことなく山ブドウワインを連想させます。 確かに色が非常に濃いのですがタンニンは控えめで柔らかなタッチです。

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近年日本のワイン業界は世界市場に打って出てその地位を高めたい、といった動きが顕著ですが、塩山洋酒さんはあくまでも地元重視の姿勢を守っているという印象でした。

ワインの価格も非常に割安なので「もう少し値上げして設備投資に回しても良いのでは?」という質問に「地元のお客様が日常的に楽しんで頂ける価格を可能な限り維持して行きたい。」というお答えでした。

日本ワインファンの皆様、こんなにありがたいフィロソフィーをもってワイン造りに取り組んでいる塩山洋酒さんを応援しないのは罪です、ぜひ一度は体験してみてください!!



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sakayaa2000 at 12:06|PermalinkComments(0)

2018年07月20日

グレイス茅ヶ岳・赤 2016 そろそろ味がのってきたかな? 

デカンター・ワールドワイン・アワードで日本ワインのトップ、96点で金賞を受賞したグレイス茅ヶ岳・白(甲州)にくらべ少々影の薄いマスカットベーリーAを主体にしたグレイス茅ヶ岳・赤、まもなく2017年がリリースとなりますが、あえて2016年を試してみました。


グレイス茅ヶ岳・赤 2016 @1980円(税別)
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日本一日照量の多いミサワワイナリー周辺の契約栽培マスカットベーリーAを主体にカベルネソーヴィニオン、メルローを加え樽熟成させたもの、グレイスの赤ワインでは最もリーズナブルプライスなワインです。

「アスリート」なワインを目指すグレイスワインの中にあっては位置づけが微妙なワインですが(三澤社長はベーリーAはあまりお好きではないようです)決して手を抜いているわけではありません。


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トップノートはベリーA系のキャンディ香、スワーリングするとカベルネ的落ち着いたフレーバーが出てきます。
口当たりは酸が主体、2杯めからウッディなニュアンスがでてきました。

リリース直後だとベーリーAのニュアンスが支配的でフレッシュ感が前面に出て複雑さだとかがマスキングされてしまい、「あ〜、ベーリーAね」で終わっちゃうワインなんですけど1〜2年熟成させることによりカベルネやメルローのニュアンスが出てきて、かつウッディさも併せて落ち着いた飲み口に変化してきます。


試しにチキンカツ(チーズ挟み)に合わせてみました・・・。
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チーズの甘さと果実の甘さがマッチするものの、ウッディさはビターなニュアンスとなって少々邪魔かも、ベリーAだからチキンかと思ったのですが、カベルネとメルローのニュアンスが出てきた2016は豚肉の方があったかもしれません。

あと5〜6年してヤレて来たとき、どんな味わいに変化するか経過観察してみたいんですけどもどうでしょうねぇ。 ベーリーAが上手く熟成するとまるでブルゴーニュワインのように変化しますから楽しみではあるんですけどそこまで持ってられないだろうな〜。





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sakayaa2000 at 23:45|PermalinkComments(0)

2018年07月13日

カオールのワインは「黒い」のか? シャトー・ルレ・モンペザ 

マルベック種を主体とした南西地方はACカオールのワイン、色合いが非常に濃いのが特徴で、別名「黒いワイン」とも呼ばれています。

本当に「黒い」んでしょうか?


■シャトー・ルレ・モンペザ 2012 カオール 750ml @2480円(税別)
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マルベック80%、タナ10%、メルロー10% 樽熟成  アルコール14%

確かに非常に濃い色合いです、向こう側が透けて見えないほどで、確かにこれは「黒いワイン」って呼ばれるだけはあります。

※グラスの画像を取り忘れたのは痛恨のミス・・・。

香りにも凝縮感がありますが、ブルーベリーやプルーン系の香り、ちょっと蒸かした大豆っぽいニュアンスもあり、カベルネやメルローとは大分趣が異なります。

口当たりも非常に濃厚で凝縮感ある果実味がありますが、タンニンはなで肩でパワフルではあるもののどこか優しさのある味わいです。

ベルベットのカバーをしたふっかふかの布団に包まれているような舌触りとでも申しましょうか、

合せるとしたら鶏肉料理が定番でしょうが、生憎用意が無く「エア」で合わせてみましたが、ホワイトミートにはよく合うことでしょう。


余談ですがこのシャトーオーナーの兄がデンマーク女王の夫だそうで、デンマーク王室御用達のワインです。

シャトー専用のロゴの入ったヘヴィボトルを使用しており見た目にも高級感たっぷりです。


焼き鳥屋さんにラインナップされていたらものすごーくうれしい1本です。
全国の焼き鳥屋さん、「秘蔵のワイン」として1本如何ですか?


そうそう、カオールは確かに「黒いワイン」でした。



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sakayaa2000 at 19:14|PermalinkComments(0)

2018年07月12日

プピーユ2014 あの「伝説」は本物か?

プピーユの最新ヴィンテージ2014が入荷しました。

プピーユと言えばもう耳にタコができるほど聞かされていることとは思いますが、さるブラインドテイスティングによるコンテストであのシャトー・ペトリュス(ボルドーで最も高価なワイン)と互角の勝負を繰り広げて一躍ライジングスターとなったワイン。

そして今年、あるデパートの企画で再度ペトリュスと対決したんです。

その結果が
プピーユ
輸入元HPより転載

「う〜ん、本当かな〜?」というのが偽らざる感想です。

公平を期すためにヴィンテージを合わせたのでしょうが、2014年のペトリュスを2018年に開けて、さてどれほど実力を発揮していた事か・・・、おそらく味わいが閉じた時期だったんじゃないかな〜?、と思います。

往時のプピーユは樽香の効いた濃厚な味わいでしたが、現在のプピーユはオーガニック栽培となり過度な濃厚さのないナチュラルな味わいを目指しています。

そんな状態も方向性も違うワインを比べることに意味はあるのか?

な〜んつっても「販売促進」としてはこれほど興味深い企画は無いでしょうし、自分もぜひ参加してみたかったというのが本音です。

多分有料試飲だったんでしょうけど幾らでテイスティング出来たんでしょうね〜、ペトリュス・・・。


というわけでペトリュスの試飲はできませんがプピーユのテイスティングノートなど、

プピーユ 2014  3500円(税別)
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色合いは中位のガーネット、トップノートに樽香はあまり出ておらずフレッシュな果実味が感じられます。

口当たりには酸がしっかり感じられ濃厚な感じはありません。

オーク樽熟成28か月、そのうち新樽比率が60%ですからかなり樽が効いているはずですが、過度なバニラ香はなく、「そういえば樽の風味もするかな?」程度、あくまでも果実の風味を重視した味わいの設計になっています。

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かつての凝縮した果実味と濃厚な樽香とはずいぶん違ったナチュラルで気負わない味わいです。

ビオロジックですがビオ臭は全く感じませんでした。

ちょっと前まではブラインドで試しても「こりゃビオだな」ってすぐわかりましたが、ここ数年ビオロジックでの醸造の経験値があがり技術が確立してきたのか以前ほどビオ臭が目立たなくなってきました。

ワインの味わいのトレンドが濃厚系からよりナチュラルな味わいに移行している現在、プピーユの味わいもトレンドの先駆けとなる味わいになっているようです。



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sakayaa2000 at 16:16|PermalinkComments(0)

2018年07月11日

癒しの味わい 蔵王ウッディファーム カベルネフラン2016

2016年が初ヴィンテージ、カベルネフラン単一セパージュのワインが届きました。

蔵王ウッディファーム カベルネフラン 2016 3500円(税別)
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一文字短梢仕立て、樹齢8年のカベルネフランを全房発酵、古樽で11か月熟成させたものです。

アルコールは10.7%とやや控えめです。

仕込んでみたらわずか1.5樽分(ボトルにして450本)、他とブレンドするかどうかかなり迷ったそうですが、出来が良かったこともあり単独で瓶詰めすることになったそうです。


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色合いは若干薄めのガーネット、ほのかにピーマン臭が漂い「誰が飲んでも」カベルネフランって味わいです。

まだ若いヴィンテージですがタッチが柔らかくタンニンも尖ったところがありません。

力強さではなく「はんなり、しっとり」広がる旨味といった感じでいかにも「日本のワイン」的味わい。
アルコール度数の低さが良い方向に作用しているような感じでしょうか?

ワイナリーさんのコメントに「飲み手を疲れさせない癒しの味わい」とありましたがまさにその通りの味わいと思いました。

カベルネフランファンの方にはぜひお試しいただきたいですね!




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sakayaa2000 at 14:31|PermalinkComments(0)

2018年07月09日

夏は爽快な泡モノで 福祝 純米スパークリング

このところ人気上昇中のスパークリング清酒、福祝さんからも満を持してリリースされました。


■福祝 一段仕込み純米スパークリング 500ml 1200円(税別)
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秋田県産 酒こまち100% 精米歩合60%の純米酒。

シャンパン同様の「瓶内二次発酵」で泡を造っていますから炭酸ガスを後入れしたスパークリング清酒に比べてきめ細かい泡立ちが特徴です。

ガス圧はけっこう強め、底に沈んだ澱を混ぜようと2〜3回瓶を上下にさせた程度で開栓時にかなりガスを吹きます。

栓を開けるときはよ〜く冷やして(要冷蔵です)少し開けてはガスを逃がし、少し開けてはガスを逃がし・・・という作業を数回やった方がよさそうです。

さて、味わいの方ですが、ほんのり甘酸っぱくわずかに柑橘の香りが感じられる爽やかな飲み口です。

カクテルっぽい飲み口ですがアフターにほんのり日本酒らしいフレーバーが感じられるのは純米酒の意地でしょうか?

アルコール約10%で500mlですから2〜3人で飲みきれるお手頃サイズです。

食前酒に、また、甘すぎませんから食事を通して楽しめるスパークリングです。



夏季限定、実店舗で絶賛発売中です!




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sakayaa2000 at 16:46|PermalinkComments(0)

やっぱ愛山は濃い〜いな〜、福祝 愛山55純米吟醸

久留里の蔵元、藤平(とうへい)酒造さんからとっておきの酒が届きました。

■福祝播州愛山55純米吟醸 720ml 1800円(税別)
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「愛山」は戦前に兵庫県で交配された品種、心白が大きく高品質な反面、米粒が大きく背も高いため倒伏し易く栽培の難しい品種です。
そのため長い間灘の剣菱酒造のみが契約栽培で使用していた「幻の米」でもありました。

一説によると阪神大震災で剣菱が被災したため一般にも徐々に広まったという話もあります。

生産量が限られているせいか価格の面でも山田錦をしのぎ最も高価な酒米の一つ。

溶けやすい特性から味が多くなりやすく濃厚な酒に仕上がる傾向があります。
実際今まで自分が経験した愛山の酒はどれも非常に濃厚であった印象があります。

福祝さんの愛山も例外ではなく、味わいの詰まった濃厚な酒でした。

立ち香は控えめ、口に含むと「縦方向」に広がる味わいの凝縮したボディ、一歩遅れて酸味が現れてきます。

後口まで一貫して凝縮感が持続しヘヴィなコクが余韻として続きます。

ちょっと重すぎるな、と感じた場合は氷を浮かべてロックにしてみてください。
冷やすことで味わいが引き締まり、溶けた氷で味わいも優しくなります。

香りが派手すぎないので日本酒ヘヴィユーザーのかたにおすすめです。


実店舗で絶賛発売中です!


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sakayaa2000 at 14:17|PermalinkComments(0)