アキモト酒店  走る大地 踊る農業 歌う酒 −秋田県

秋田の地から、日本酒と農業、自然にまつわる話題を、日々のコラムと写真を交えながらお届けします。豊かな大地、その大地に育まれた米、そのエキスであるおいしい日本酒に関わる話を、酒屋の日常の中から紡いでいきたいと思います。 mail@akimotosaketen.jp TEL.0187-72-4047

2010年09月

常きげん山廃純米酒  入荷!

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10月第2週の出荷といっていた『常きげん 山廃純米酒』が入荷しました。

NHK「プロフェッショナル」で放送以来、火入れ熟成商品が軒並み完売というイジョー事態から半年余り。

「山廃純米ひやおろし」も第1回予約分で完売となり、通常商品の発売を待つ声におされて、早めの出荷となったようです。

ひやおろしは冷蔵して一回火入れですが、通常品はタンク貯蔵ですので、この夏の暑さで熟度も例年よりかなり早まったとことも関係しているようです。

地元産五百万石65%精白、完全発酵をうながした後にアルコール度数16,5度、日本酒度+3、酸度1,8というスペックです。

まさにこれぞ山廃!のがっしり・どっしりの風情。乳酸系の不思議ななまめかしい香りと、米の旨味に発酵の生命力が加わって、フルフルボディです。

しかし、喉ごしをすぎると、この旨味の洪水がさ〜っと引いていきます。

常温か、ぬる燗で、または常温のお酒をグラスに注ぎ、手の中で暖めていくくらいの温度もはまります。




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左の写真は、秋田出身の作家、塩野米松さんが書いた濃口杜氏の本「魂の酒」の出版記念ラベルです。

当店では、720MLは「魂の酒」ラベルにしています。


常きげん 山廃純米酒
 1,8L ¥3,045
720ML ¥1,522



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10月の休業日のお知らせ

10月1日(金)は、当店決算棚卸しのため、
店舗は閉めておりますが、仕事はしておりますので、
発送などのご注文・お問い合わせはお気軽にご連絡ください。

10月3日(日)は、急なことで申し訳ありませんが、お休みさせていただきます。

10月17日(日)は、第3日曜日で定休日とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

やまとしずく 稲刈り体験会

稲刈りウィークとなるはずだった19日からの週は、雨続きとなり、やっと晴れた25日(土)、大仙市南外地区の「出羽鶴」酒造の裏側500mほどの佐藤賢孔杜氏の田んぼで「やまとしずく」に使われる、美郷錦の稲刈り体験会を行いました。

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左の写真は、真ん中、田んぼの状況を説明する佐藤賢孔杜氏、左が伊藤洋平専務、右がお手伝いの佐藤杜氏の奥さん。

鎌で刈った稲をわらで束ねるのが難しいんです!

柔道の投げ技のように稲をひっくり返してクイッと結ぶのが難儀で、佐藤杜氏や奥さんからみんなレクチャーを受けています。




春に手植えした田んぼですが
(クリックすると田植えの記事に飛びます)、今年の天候不順が山里のちょっと日照の少ない田んぼのためいくぶん生育に影響が出て、今年は収量は減収となりそうな・・・。

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伊藤専務は一家で参加、子供たちや保育園の友達も稲刈りに参加ですが、鎌が危ないので、大人数人がつきっきりです。

自身も酒米を作っている営業の齊藤部長も、稲の束ね方をみんなにレクチャー。

後半は「俺たちが刈るから束ねるのはプロにお願い!」(笑)というスタイルになっていきました。

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稲刈りというのは本当に大変な作業で、手で刈ったのでは、午前2時間の作業で、鎌10本程度で五畝も刈れなかったかもしれません。

田植え作業の3倍以上の労力ですね。

残したところは、後で杜氏に機械で刈ってもらいます(笑)。




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懇親会まで残ったのは少人数でしたが「やまとしずく」のひやおろしとまもなく発売となる「生もと純米」、それと秋田の秋のうまさが詰まっている「晴田 美山錦」をじっくり味わっていかれました。

香りがパ〜んときて、じゅっとくる味わいの「やまとしずく ひやおろし」と、いろいろなうまさが詰まっている香り穏やか、ジューシーな「晴田 美山錦」は、本当におすすめです。

やまとしずく 純米吟醸ひやおろし
 1,8L ¥2,940
720ML ¥1,470

晴田 美山錦60純米
 1,8L ¥2,520
720ML ¥1,260



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半径5キロの自然観察日記
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26日(日)朝、姫神山(太平山)にまた登ってきました。

松山公園からのロングコースにしましたが、今年5月に登ったときの半分の時間で登れるようになりました。

朝夕の冷え込みが厳しくなり、朝の最低気温は10度以下!

雄物川からの水蒸気が上がり、川霧が神宮寺地区を包んで雲海のようです。

これから、寒暖の差がついてくると、山の木々がどんどん色づき、紅葉が楽しみになります。

カネよりも大切なもの それは“米”

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23日(木)の夜は、25回目の『豊田勇造ライブin羽後町』でした。

100923,2京都生まれの勇造のファンクラブは、羽後町中山道にあり、その事務局の土田博夫さんが25年欠かさず、毎年この時期にライブを主催しています。

1年に一度、ブルーズのスピリットを生音で味わって、しっかりリフレッシュできる瞬間です。


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ここ数年は、PA無しの生音で、普段のライブでは聞けない、コアな曲も演奏してるらしいとの評判も広がり、今年は京都、東京、宮城などからの遠来のお客さんも見受けられました。

ライブの最後の曲は、今年は“米”。

遠来の数人を前に呼んで急造バンドです。
勇造さんのとなりの理恵ちゃんは、宮城県の鬼首に移住して、米作りをしています。




翌日の24日(金)、横手市山内の果樹農家、高橋弘さんから連絡が入って、洋ナシ、ブドウ(巨峰・キャンベル・スチューベン)、そしてうちでツリーキープ(?)している黄桃がそろったというので、急いでもらいに行きました。

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高橋さんの家の前はリンゴ畑になっていて、津軽が色づいてきたところでした。

ブドウ栽培では、天皇賞受賞多数、今は全県の栽培指導に歩く県内では指折りの果樹農家です。


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これは高橋さんのではありませんが、一面ブドウ畑の広がる左奥には「阿櫻」の酒蔵が建っています。

東一 秋の分が入荷しました

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九州・佐賀の地酒の雄「東一」の山田錦仕込み純米吟醸と純米酒の秋分が入荷してきました。

基本的な情報は7月14日付けブログで書きましたので、ご参照下さい。
http://blog.livedoor.jp/sakeakmt/archives/65383014.html

香露直出しの熊本酵母株を自家培養した、これぞ熊本酵母!という神髄のようなスタイル、山田ならではの奥行きのある味、日本の純米吟醸・純米酒のメルクマールです。

一夏過ぎて、また味の丸みが出てきました。

そこそこの量を確保しましたので、冬に向けて定番品としてラインナップできそうです。

ぜひ、お試しください。

東一 山田錦仕込み純米吟醸 49%精白
1,8L ¥3,675

東一 山田錦純米酒 65%精白
1,8L ¥2,625

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秋のお祭りも終わり、周辺では稲刈りが始まっているのですが、うちの裏庭の「美郷錦」は、まだまだ葉が青くて、こんな感じです。

後から後から出穂してきて、思ったより籾がつきましたが、鳥にねらわれて、けっこうダメージを受けています。






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ちょっとイモチも見えますが、玉の水やりだけの放任農業で、まあまあ育ったのではないでしょうか?

稲の奥には、青シソが盛んに花を咲かせています。
今年の夏は、ホントにシソ、いっぱい食べました!

右は、オクラの花。
ずっと暑かったので、次から次と摘んで食べてました。



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夕方になって、料理用のお酒をちょうだいといわれ、倉庫の奥に眠る売れ残りをあさりにいって、一番奥からおもむろに引き出したらなんと、懐かしや「刈穂吟醸酒」が出てきました。

ご存じの方はいるでしょうか?
なんとこのお酒は「刈穂 吟醸 六舟」の前身なのです!

京都の料理店「梁山泊」の橋本憲一さんが刈穂を訪ねてきて、当時お店の常連で大の刈穂ファンだった小説家の水上勉さんが、当時でも珍しかった6つの槽をもつ蔵の姿に感動し「六舟」という名前を活性純米酒につけていただき、その名前を吟醸酒にも使わせてもらうこととなったのですが、その頃から「刈穂」は一気に銘醸蔵へと駆け上がっていったのでした。

肩ラベルには、二級表示が。

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写真ひどくてすみません。
製造年月は1992年2月と表示されています。

18年前ですか・・・。
仕込み期間になると、朝・昼・晩、馬鹿みたいに蔵に通っていた頃です。

封を切ってみると、見事に色づいています。

醤油っぽさがましてますが、元来きれいな酒質だったので、味はくどくなく、穏やかです。これ、ブレンドに使ったらおもしろそうですね。

それとも、もう10年置いてから開けても良かったかもしれないなぁ。

久々にちょっとタイムスリップしてしまいました。



八幡平3大眺望制覇!(?)トレッキング

19日(日)の定休日は、10月に本格的な山登りのお誘いがかかっているので、足慣らしをしようと岩手県・八幡平リゾートホテルの主催する『八幡平3大眺望制覇!「茶臼岳・源太森・畚(もっこ)岳」八幡平眺望トレッキング』に参加してきました。

参加者は最低催行人数の4人。ガイドと合計5人です。

100919,6ホテルからの送迎ワゴンで30分以上登り、、アスピーテラインの茶臼岳登山口からトレッキング開始です。

ちょっと肌寒く、雲も厚くかかっていましたが、雨は落ちてこないのでまぁ、ヨシとしましょうという感じです。

いきなりそこそこの急坂が1時間弱続くのですが、旧松尾鉱山跡などを見ながら快調に登ります。

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色づき始めたナナカマドやリンドウなどもちらほら。





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ところが、今年は写真左のように葉が赤くならずに黒くなるものが目立ちます。

ガイドさんによると、例年だとこの時期には紅葉が始まって数日で終わるというのが一般的らしいのですが、猛暑の影響か、明らかに葉の色づきが悪いようです。

右は、キヌガサソウが咲いた跡とか。例年6月いっぱい雪の着くこの斜面では、6月末から7月に見られるそうです。

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1時間弱で最初の眺望地「茶臼岳」1,578mの頂上。

ガスがかかって、まったく景色が見えなくなりました。






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茶臼岳から、がれきだらけの道をだらだら下り「黒谷地湿原」の木道に出ました。

私はガイドのすぐ後ろを歩き、絶対に離れないように(笑)しっかりついていきます。

「黒谷地湿原」に入ると、いくらか草紅葉が始まったような感じです。

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いつもならこんなもんじゃないのにと、ガイドさんも残念そうです。

夫婦でトレッキングされていた方に、シャッターを押してもらってガイドさんも入って5人で記念撮影です。

この「黒谷地湿原」から「八幡沼」「八幡平山頂」を歩くコースは、見事に整備されていて、誰でも容易に身軽に見ることが出来ます。



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そのコースから少し登ったところにあるのが「源太森」。1595m。

ここもすばらしい眺望が望めるはずでしたが、まったく景色を見ることは出来ませんでした。

「源太森」山頂では、2種類のナナカマドが群生していると教えてもらいました。羽先がとがっているのと、羽先が丸く実が大きいのと、確かに違う株です。

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「源太森」から整備されたコースに戻って「八幡沼」沿いを歩き、途中の山小屋「陵雲荘」で昼食。昼食はホテルで用意してくれるおにぎり弁当。ガイドさんは2Lの水を担いでいて、味噌汁とコーヒーを沸かしてくれます。

1時間弱の休憩後、出発しようとしたら何と雨!!

あわててカッパに着替えて「八幡平山頂」1613mへ向かいます。

山頂といっても、ここは眺望が良くなく、5mほどの高さの眺望台がありました。

秋田との県境にあるアスピーテラインの駐車場から、ビニールのカッパをかぶったバス旅行の団体さんがつながってきます。

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八幡平頂上の駐車場を横断し、樹海ラインを2km下って、今度は「畚(もっこ)岳」1578mをめざします。

裏八幡平縦走コースの起点となるコースですが、登山道は雨で削られて地表から1m以上もくぼんでいたり、最後の登坂200mが、この日一番の急坂でしたが、しっかりガイドさんから離れずに登ることが出来ました。

ここが実は一番景色が良くて、360度見渡せるビューポイント!ということでしたが、雨・風にさらされてしまいました。



「畚岳」を下りてきて、ホテルの車にピックアップしてもらう予定でしたが、予定より30分以上早かったので、立って待っていると汗が冷えて寒くなるので、またまた樹海ラインを歩いて下り、しばらくしてからピックアップしてもらいました。

携帯の歩数計を見ると、24,000歩余り、平地だと13〜4km歩いたことになりますが、10kmない程度ということでした。茶臼岳登山口からの標高差は260mほどで、全行程4時間半ほどでした。


景色が見られなくて残念と、ガイドさんが気を利かせて「八幡平ビジターセンター」に連れて行ってくれて、大画面モニターで実はこの景色が見えるはずだった(笑)と解説してくれました。

ホテルの温泉に入ってツアー終了でしたが、何と、このツアー、朝食・温泉・保険、そしてプロのガイド付きで何と参加費が1人¥3,500なんです!!

信じられない安さ、そしてツアーの品質です。

トレッキングのご興味のある方、本当にお薦めです。
これからも季節も、いろいろ盛りだくさんのようですよ。

ちなみに、ブログで使用した写真の中で、集合写真の5枚はガイドさんのカメラで撮ったものをメールで送っていただいたものです。ありがとうございました。

最後に、あの雨の中、ゴアテックスのカメラカバーをしていたので安心していたら、カバーの中ですっかりカメラが汗をかいてしまい、動かなくなってしまいました(泣)。修理にはどんだけかかるんだろう・・・




晴田  純米酒 美山錦60  

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晴田(せいでん)は、「出羽鶴酒造」が立ち上げた新しいブランドです。

晴天の空の下、田んぼが広がる蔵周辺の風景から名づけられました。

今回、ご紹介する「晴田 美山錦純米」は、元々「出羽鶴秋上がり純米酒 晴田」として昨年まで販売されていた「晴田」のルーツとなるお酒です。

「晴田」シリーズ、このブログではきちんとご案内できていなくて、大変申し訳ありません。

近々、ブランドの成り立ちや酒の素性をご案内したいと思っています。

さて、この「晴田 美山錦」ですが、地元産美山錦60%精米、9号系酵母でオースドックスに、これぞ「秋上がりの秋田の酒の姿」を体現した形に仕上がっています。

派手すぎることのない落ちついた米由来の香味、口に含むとジュルジュルと米の旨味が伝わります。

美山錦らしい芳醇な旨味の中に渋味やちょっとした苦みなど、絶妙なバランスで秋上がりの酒の旨さを伝えます。

フルーツのような香り、すっきりした甘味など、単調なわかりやすいおいしさに目がいきがちですが、苦み走ったいい男、ビールは苦いからうまいなど、大人の味覚も失いたくないものです。

本当に、絶妙に仕上がった秋ならではの大人の味です。

「やまとしずくひやおろし」よりもざっくり・ふっくら・じゅわっと違うおいしさを体感いただけると思います。

晴田 純米酒 美山錦60
 1,8L ¥2,520
720ML ¥1,260

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やまとしずく稲刈り体験会のご案内

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写真にあります5月30日(日)に田植えをした、大仙市南外地区にある「やまとしずく」の佐藤賢孔杜氏の美郷錦を植えた田んぼで、来週25日(土)、稲刈り体験会を行います。

稲刈り作業は午前10時から正午までの予定ですが、稲刈り終了後、温泉に入って汗を流した後“刈穂”の蔵にて、懇親会を行います。

やまとしずく・刈穂・晴田のお酒を味わいながら、酒米を調理したパエリアなど、料理にも少し工夫を凝らして、楽しんでいただきたいと企画しています。

電車で来られる方のために、大曲駅までの送迎をいたします。

ぜひ、ふるってご参加下さい。
案内が遅れて申し訳ありませんでした。

やまとしずく稲刈り体験会 要項

・日 時  9月25日(土)  午前10時稲刈り開始

      電車の方  午前9時15分  大曲駅西口広場集合

      現地集合の方 午前9時45分 大仙市南外及位地区
               やまとしずく蔵元 伊藤社長宅前集合

      正午    稲刈り終了
             終了後、神岡の温泉「嶽の湯」に移動します。

      午後1時   温泉に入ったら「刈穂」蔵に移動し、
             懇親会を行います。

      終了後、駅などへ送迎します。

・会 費  2,500円(懇親会時、集金します)

・携行品  作業しやすい服、着替え、タオル、手ぬぐいなど
      (雨天の場合は雨着などもお持ち下さい)
      *長靴・ゴム手袋などは主催者側で準備します

・参加をご希望方、またはお問い合わせはアキモト酒店までお気軽のおたずね下さい。

ご用命・お問い合わせは
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定休日のご案内
9月19日(日)は、第3日曜日につき、お休みさせていただきます。
連休の最中でご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。

「刈穂そば会」のご案内

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10月1日(金)、大仙市神宮寺の“刈穂蔵”で「刈穂そば会」が行われます。

そば打ちの日本の第一人者である高橋邦弘氏ご一行をお迎えし、10数年ぶりの開催となります。

高橋邦弘さんは、片倉康雄氏の「一茶庵」で修行の後、東京・東長崎でそば「翁」を開店。自家製粉の出来る環境を求めて山梨・長坂に移転します。

この間、たくさんの弟子を育て、日本を代表するそば職人として名声を得ましたが、広島の山中に新しい店「達磨」を建て移住。土日営業のみで、後はそば打ち指導中心の生活を奥手おられます。

この日は全国のそばの産地を視察、新そばの状況を確かめながら、各地でそば会を開催できるように改造バスにそば打ち道具一式を積み込んで来秋されます。

極上のそばを堪能いただけますので、ご興味のある方は、ぜひ、お早めに当店までお問い合わせ下さい。

  刈穂そば会の開催要項

・日時  10月1日(金)

     桜の席   11:30〜12:30 定員50名
     松の席   12:30〜13:30 定員50名

・場所  刈穂酒造(株)内 「桜松蔵」
     大仙市神宮寺275  TEL.0187−72−2311

・会費  ¥2,000 (料理のみ)(お酒の注文は別料金となります)

ご参加希望の方は、 今月23日(木)まで
当店にご連絡下さい。

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定休日のご案内
9月19日(日)は、第3日曜日につき、お休みさせていただきます。
連休の最中でご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。

神宮寺のお祭り

快晴、天晴れな秋晴れの中で当店のある神宮寺地区、八幡神社のお祭りが15日(水)行われました。

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御神輿さんが練り歩く前に「旗背負い(はたしょい)」がやってきます。

江戸時代、この地域一帯に疫病が流行った時、地域の若者が川原の石を拾い、旗を立てて町中を練り歩き、お祓いをしたというのが、今でも残って受け継がれています。

旗を背負っているのは、うちのすぐ向かいの農家の鳥羽さん。

田んぼをやり、牛を飼い、いつもお世話になっている枝豆生産組合のメンバーです。

当店のある交差点の頭上には、右往左往に電線が張り巡らされ、それをかわしながら進むのは大変です。





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臨時休校となった小学生らに引かれた御神輿の前方では、やっこふりがいます。

配達や来店のお客さんに追われている間に、やっこふりも御神輿さんも行きすぎてしまいました。(笑)





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これは宵宮14日(火)の夜に行われた花火大会を、うちの裏の車庫の2階から撮ったものです。

花火が打ち上がって、一刻人の波に切れ間が出来た時、さっとあわてて撮ったものです。

電柱やサッシも映っていますが、ご愛敬ということで・・・

花火会場の雄物川河川敷までは、当店から300m以内。

地面にも響く大音響に、花火の苦手なうちの柴犬「クリ」は、事務所の隅にある私のパソコン机の下に避難しています。

まんさくの花 & 雪の茅舎 ひやおろし

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9月入ってすぐ日入荷していたのですが、ご案内のくれていた「まんさくの花 美郷錦純米吟醸」を生詰め瓶貯蔵し、9月を迎えて出荷したことで「ひやおろし」タグをつけて発売となりました。

父方「美山錦」、母方「山田錦」の掛け合わせで秋田で開発された酒造好適米の「美郷錦」ですが、倒伏しやすく、収量が上がりにくいため「あきた酒こまち」に駆逐され欠けていますが(笑)、何人かの心ある生産者によって栽培が保たれています。

精米は50%で、山田の豊穣感と美山の独特な酸や五味の出方が融合した、奥行きのある味わいです。

瓶燗瓶貯蔵の生詰めで管理が行き届いているため、まだまだ酒に若さも残っています。

キリッと冷えた残暑の季節感も味わえますし、やや常温に戻してゆるっと酒の味わいを戻してから、盃でサンマを肴に味わうのも季節感たっぷりです。

まんさくの花 美郷錦 純米吟醸ひやおろし
1,8L ¥3,150






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こちらも「まんさくの花」から届いた「初呑みきり限定酒」です。

当店でいただいたのは、美山錦55%精白、自社酵母仕込みの分です。

「まんさくの花」では、8月2日にpre呑み切りをして、猛暑の中で酒の健全度、熟成度をチェックし、その際にその呑み切りで選んだ一押しの酒!を「初呑みきり限定酒」としてご案内いただいていました。

一度ビン火入れ、瓶燗貯蔵と盤石の管理の下で、味と香りの調和が絶妙で華やかさの中のまとまりが、いかにも「まんさくの花」らしい逸品です。

バナナや桃のような香りがあるので、処暑のこの時期、オン・ザ・ロックでも水割れ感がなく、落ちついて呑めます。

本数、わずかですので、お早めにお問い合わせ下さい。


まんさくの花 初呑みきり限定酒 純米吟醸21−26号
1,8L ¥2,850




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こちらは9月9日発売の「雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし」です。

高橋杜氏オリジナル配合の自家培養酵母で、麹米山田錦、掛け米あきた酒こまち55%精白の仕込みです。

秋田どころか、全国でも名前をとどろかせている高橋藤一杜氏の名人芸で、香りも味も何もかも「THE 雪の茅舎」そのものです。

定番の「雪の茅舎」純米吟醸よりも、キリッとしながらキレのある仕上がりです。


雪の茅舎 純米吟醸ひやおろし
1,8L ¥2,940


ご用命・お問い合わせは
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TEL.0187−72−4047
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半径5キロの自然観察日記

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左は11日(土)の早朝にとった「刈穂」の裏側にあたる雄物川河川敷の中川原公園です。

14日(火)に当地区のお祭りに合わせて、ここで花火大会があるので、堤防下の平らな芝生の上には、花火観戦のために杭とロープで場所取りしているのがわかるでしょうか?

こんな野放図でいいのか?心配になりますが、毎年の風物詩です。

右はお寺近くの栗の木。実りの秋が近づいています。

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この緑の草むらのようになっているのは、当店の裏庭に植えた「美郷錦」です。

ちまたの田んぼはすっかり枯れて登熟も進み、今にも稲刈りが始まりそうな様相ですが、うちの稲は、うっそうと茂り、まだまだ登熟が進んでいます。

気持ち、緑がうすくなってきた感はありますが、こんなに青々していていいのか、心配になります。

味も雀にいくらかやられて、さみしくなってしまいました。

稲刈りは10月に入ってからでしょうか?

定休日のご案内
9月19日(日)は、第3日曜日につき、お休みさせていただきます。
連休の最中でご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。
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