第七回

・TRPGとは、テーブルトークRPGの略で、ゲーム機の代わりにゲームマスターがシナリオを作って、プレイヤーが役になりきりながらプレイして楽しむもの

・ソードワールド2.0を使用

多治比(ゲームマスター)(前回までのあらすじ。妹を探して旅を探していた照と、仲間の菫は、なんやかんやで亦野・尭深・淡と合流した。前回はフェンディル王国への手紙を依頼されるも、途中で襲撃を受けて手紙を奪われてしまう)

照 

種族 人間…能力値は低い(照はサイコロに恵まれたため例外)も、一日一度サイコロを裏返せる運命変転という特徴がある

技能(職業みたいなやつ) グラップラー(拳闘士)6 プリースト(神官)

戦闘特技 魔力撃(ダメージに魔力を上乗せできるも、回避などが下がる) 追加攻撃・投げ攻撃(グラップラー固有) 両手利き+二刀流(一部の片手武器をペナルティなしで両手で使える) →合計で三回攻撃可

HP35 命中10 追加ダメージ8(威力決定の際に上乗せ) 回避10 防護点2 魔力4



種族 ドワーフ…命中>回避、体力>知力という傾向 炎ダメージを受けない

技能 シューター6 レンジャー(時々役立つ)

戦闘特技 武器習熟(ボウ) 防具習熟Ⅰ・Ⅱ(金属鎧)

HP37 命中9 追加10 回避0 防護点9

※…武器習熟は使える武器が増えて、ダメージが増える。防具習熟は使える防具が増えて、防護点が増える


淡 

種族 ナイトメア…能力値が高く、通常金属鎧を装備すると魔法使用時に受けるはずのペナルティが0になる異貌という形態をとれる。申し訳程度に弱点を持つ

技能 ソーサラー(真語魔法)5 ファイター(戦士)1 コンジャラー(操霊魔法)

エンハンサー(錬体士)

戦闘特技 魔法拡大数(同じ魔法を複数の対象に使える) 防具習熟(金属鎧)Ⅰ・Ⅱ

HP35 MP45 命中3 追加4 回避1 防護点12 魔力8

(真語魔法レベルが4になったので使い魔が出現)

尭深

種族 エルフ…魔法職向き。戦士系をやると、命中回避が高い

技能 プリースト(神官)5 セージ(学者)

戦闘特技 魔法拡大数 魔法誘導(一部の魔法の誤射をなくす)

HP27 MP38 命中0 追加0 回避0 防護点4 魔力9


誠子

種族 シャドウ…前衛向き。魔法は弱いが、魔法耐性あり

技能 フェンサー(軽戦士)5 スカウト(斥候。先制判定などで使う)

戦闘特技 武器習熟(スピア) 両手利き・二刀流

HP29 命中8 追加9 回避9 防護点3

多治比「はい、今回は依頼失敗なので敵を倒した分の経験点と戦利品を売却した分のお金のみです。まあ成長してください」

淡「MPが一点伸びた」

照「不景気だ」

多治比「えー、ではラーゼン・エルシャレードとの面会は明日です。しばらく観光をどうぞ。この国は魔法文明時代の知識を継承していて、その独特な文化が織り成す芸術品は高値で取引されています」

尭深(ゲームマスター説明書読みすぎ)

多治比「あと近くにルーンフォークの里があるのでルーンフォークが多め」

ルーンフォーク……人造人間。HPをMPに変換するMP変換という能力を持つ

多治比「そんなわけでルーンフォークたちがいろんな芸術品を売ってます」

照「またあのぼったくり観光地土産か……」

多治比「あれのおかげでサキュバス倒せたくせに何言ってるんですか」

多治比(ていうかルールブックにないオリジナルアイテムでそんな強いアイテム作るのもどうよ。まあでもせっかくだし、趣向を変えてみる?)

エンジェルリング(3000)…頭につけてる間中ずっと眠っている

レッサーオーガの首飾り(3000)…つけると、一瞬で特定の男性の姿に変化する。ただし、誰がつけても変化する姿は同じ

チェストトラップビースト(3000)…実在する魔物。宝箱に擬態している。開こうとすると襲ってくるが、これは商品なので開かないと襲ってこない

アンチマジックポーション(3000)…魔法ダメージを6ターン-3

菫「なるほど、魔法文明時代に作られたルールブックにのってる商品を安くして売ってるわけか」

尭深「今回はパスかな」

多治比「しゅん」

誠子「そうは言っても、やっぱり高いなあ」

多治比(まあいいか。変にオリジナルアイテム作ってゲームバランス壊すのもあれだし。まあでもちょっとした伏線ぐらいにはなるかな)

照「次に行こう。何か観光地的なところに」

多治比「じゃあこの国は遺跡と芸術で栄えているので大きな図書館があります。本は観光ガイドみたいなものから、魔法文明時代の値打ちのある古書まで様々です」

淡「やった!私魔法文明語読める」

多治比「では真語魔法と操霊魔法の両方を使える淡は自分がウィザードであることを発見します。ウィザードとは、真語魔法と操霊魔法の両方を使える魔導師です」

多治比(一応ウィザード専用の魔法があったりするけど、今回はプレイヤー側についてはルールブック改訂版Ⅰ~Ⅲのみのルールを適用するからウィザードの魔法はなしで)

淡「ほう。私ってすごいんだ」

多治比「経験点を100点どうぞ」

淡「やっほい!」

照「ずるい」

多治比「じゃあ他は……尭深はセージ技能持ちなので、価値のある本とか分かります。報酬に500Gをどうぞ」

尭深「わーい」

誠子「いいなー」

多治比「そんな風にみなさんが図書館にいるとですね、」

菫「私たちは何もないのか」

多治比(目をそらして)「外から悲鳴が聞こえます。何かアンデットが出たとかいう悲鳴が混じっています」

淡「さて、助けにいきますか」

照「えー、私のイベントは何もないの?」

多治比「ないです」

菫「仕方ない、行くか」

多治比「外に向かうと、軽いパニックが起きています。さて、みなさんが情報を集めながらアンデットが出たというほうへ向かうと、市民の中にグールメイジが混じっています。グールメイジはアンデットの中では人間に近いアンデットです。それが三体も」

尭深「セイクリットウェポン!照・菫・誠子を強化」

照「じゃあ早速一匹目を倒す。魔力撃三連発!」

多治比「あ、早速一匹死んだ」

誠子「次は私が。クリティカル!クリティカル!」

菫「シャープシュート!」

淡「普通に殴る」

多治比「もう一匹死んだ。みんな強くなりましたね。あと神官いるからアンデットは相性悪いのかな。とりあえず一匹生きてるから淡でも殴ってみようか。あ、攻撃が当たってるのにダメージが通らない」

淡「まあこのパーティーで一番堅いからね」

照「とどめだ!」

多治比「一瞬ですねえ。で、そんなみなさんの戦いぶりを見て近寄ってくる人がいます。先王のラーゼン・エルシャレードその人です」

ラーゼン「なるほど、お前たちが腕の立つ冒険者というのは本当のようだな」

淡「そうです。そんな私たちから手紙を奪い取るなんてさぞかし強い敵だったんでしょうね」

ラーゼン「とはいえそれだけで信用するわけにはいかない。だから我が屋敷に封印されているある魔神を倒せば認めてやろう」

照「出た、RPG特有の強ければ何とかなるという風潮」

ラーゼン「まあ弱い冒険者に手紙は託さないだろうからな」


ラーゼン屋敷地下

尭深「あの、すいません。戦う前にMPを回復したいんですが」

ラーゼン「ふむ。いいことを思いついたぞ。この屋敷の地下は入ってすぐに見張り要員に雑魚の魔神を配置している。そいつらを倒すと魔神を封印している聖なる泉がある。その泉の水を飲めばMPは回復するだろうから、それまでMPを使ってはならない」

尭深「え?」

淡「まあ私は相手次第ならMPなしで何とかなるかな」

ラーゼン「というわけでがんばってこい」

照「よし、行こう」

菫「そんな縛りなんてないも同然」

誠子「大丈夫、自分を信じて!」

尭深「MP使わない組は元気だね」

多治比「じゃあ皆さんは暗い部屋に下ります」

尭深「じゃあ手空くし松明でも持つよ」

多治比「すると早速、魔神が二体現れます」

誠子「よし、先制とった」

尭深「ギルドレック(6レベル)か。堅いのと、連続攻撃を持ってる。でも弱点見抜いたから命中+1」

照「魔力撃!」

誠子「よし、クリティカル五連続!」

菫「やばい今日の誠子はサイコロの出目が良すぎる」

多治比「うっそ、一ターンで魔神一匹倒れた」

淡「私はもう一匹の前に立ちふさがる。私の防護点なら大してダメージは通らないはず」

多治比「一応6点通した」

菫「よし、今いく」

照「くらえ!」

多治比(やばい、早くも6レベルの魔神二体死んだ。MP封印させてるのに。ていうか前回7レベルで苦戦してたからいけるかと思ったんだけどな。もうボスをすごく強くするしかないか)

尭深「やった、泉の水でMP回復」

淡「これからMP使い放題だね」

多治比「では魔神を封印していた泉の水が飲まれたので封印されていた魔神が目を覚まします」

尭深「あれはダルグブーリー!8レベルで、純粋に命中回避が高いうえに攻撃が命中すると連続で攻撃を当ててくるという連続攻撃を持つ!しかも特殊能力影渡りで自由自在に移動できる」

誠子「ひとまず先制はとった」

尭深「フィールドプロテクション」

淡「ファナティシズム」

菫「よし、できるだけ最初のターンでダメージを与えよう、あ、外した」

照「ええー。まあ私が何とかする」

ダルグブーリーHP86→61

誠子「無理っす」

照「さっきのあの連続クリティカルは何だったのか」

多治比「ではダルグブーリーはにゅるっと姿を消して突如防御の薄い尭深の前に現れます。連続攻撃」

尭深HP27→10

多治比「死なないのか……」

尭深「じゃあお返しに特殊神聖魔法ドランク!」

多治比「あ、酔った。うーん、ダルグブーリーは酔わされて寝ちゃいました」

淡「寝てる間にエンチャントウェポンとプロテクションをかけておく」

尭深「私は自分を回復させる」

多治比(うわー、これは終わった。やっぱパーティー全員そろうと8レベルじゃ無理か)

照「じゃあ寝込みを襲う」

菫「攻撃!」

誠子「くらえ」

ダルグブーリーHP61→17

多治比「どうしよう、まさか眠らされるとは思わなかった。一応誠子あたりにダメージを与えてみよう……あ、酔ってるからかわされた」

照「じゃあさようなら」

ダルグブーリーHP17→0

多治比「うわー、瞬殺過ぎた」

ラーゼン「ふむ、あの魔神を瞬殺するとは、やはりただものではないのかもしれない。ではそれと分かったところで用件を聞こうか」

照「現在ロシレッタはダーレスブルグとの対ルキスラ同盟を持ちかけられていますが、対応が定まっていません。そこで豪商のダン・シャイロウさんはとりあえずフェンディルと仲良くしようと私たちを使者に出したのです」

ラーゼン「ふむ。実際この国でもルキスラとの関係は課題だ。だがロシレッタの対応が定まらないというのは頼りないな。いっそロシレッタを飛ばしてダーレスブルグと結ぶか、それともルキスラと結ぶか……何にせよ、ダン・シャイロウには友好の手紙を送っておこう」

照「これでとりあえず依頼成功ということなのかな?」

多治比「そうなりますね。さて、ルキスラ帝国の狙いは何なのか。ロシレッタの意思決定はまともに機能するのか。フェンディル王国はどう動くのか。今回はいろいろと伏線を張って終了ということにしたいと思います」

五人「お疲れ様」

多治比「お疲れ様」

多治比(次回はもっと強い敵を出そう)